須坂高校には「同窓会林」があり、約14ヘクタールの敷地にカラ松をはじめとした木々が生い茂っています。

この同窓会林は80年前に多くの先輩方によって植樹されたものであり、現在まで引き継がれています。100周年実行委員会では、100周年に向けて同窓会林の伐採を計画しました。伐採作業に向けて、1014日の午前中に、100周年実行委員会の生徒が同窓会林の視察に行ってきました。実際の作業は長野森林組合の皆さんにより、11月中旬以降に行われる予定です。

         
        視察の様子です。抱きかかえるほどに成長した木々に、生徒も驚いていました。

        以下のリンクからも視察の様子を見ることができます。ぜひご覧ください。

                    https://www.facebook.com/rindoukai

同窓会林の歴史

 須坂高校創立から15年ほどたった頃、日本は戦争に向けて準備を進めていました。その中で木材資源の重要性が高まり、須坂高校でも国策協力の一環として学有林候補地の選定が行われました。この選定作業は第3代横内校長と第4代岡田校長によって行われ、1941年に当時の小県郡長村渋沢区(現在の上田市)の原野14町歩を50年間借り入れる契約が結ばれました。

 1941年の510日から1週間、植林のための宿泊集団作業が実施されました。参加したのは校長以下8名の教師と3年生131名であり、16日までの6日間にわたり植林作業を行いました。雨天により作業ができなかった日もありましたが、毎日平均8000本以上を植林し、合計で40000本以上の苗木を植えることができました。

 その後、在校生が下草刈りなどの整備を行っていましたが、1959年に学有林委員会が設置され管理を行うことになりました。当初の委員会は同窓会・PTA・学校によって運営されていましたが、後には同窓会が学有林を管理することになり、同窓会林となりました。


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