1,基本方針
小学部(小学校)における教育をさらに発展拡充し、生徒個々の障がいの状況や実態 に応じた教育課程及び指導により、望ましい姿で生活自立・社会自立していく生徒の育成を目指す。指導・支援にあたっては、生徒一人ひとりが楽しく、安心して学校生活を送れること、生徒どおしの関わり合いを大切にした集団作り、生徒の興味関心や、「できた、わかった」を大切に主体的に活動に取り組める姿を目指していく。
『友とかかわりながら、自ら求めていく生徒』
〇気持ちのよいあいさつと職員全員で作り出す安心できる生活の場
〇「興味・関心」「できた、わかった、楽しかった」を大切にした授業作り
〇わかりやすい教材提示と連続性のある学習
〇集団化と個別化の視点による授業つくりと見届け
2,指導の目標
ア.個々の発達段階と、キャリア教育の視点にもとづき、一人一人の教育課題を的確にと
らえ指導・支援に あたる。
イ.個々の教育課題が達成されるような教育課程および学習環境作りをしていく。
ウ.生徒個々の実態に沿って、心身の発達が健康かつ安全であるように、日常的に支援・援助して
いく。
エ.生徒個々の願いを大事にし、学習を展開する中で、主体的に活動に取り組む姿を目指す。
3,指導方法ア.学級編成
ア.学級編成
同年齢により編成する学級と「健康の保持」と「身体の動き」に特に配慮した学級としてしらかば組を設
置する。しらかば組は小学部「すみれ組」、高等部「あおぞら組」とほかほかグループを編成して学習を
行うが、同年齢の学習集団も大切に考え教育課題や学習内容、健康面を考慮し、授業や行事を合同
で行う。
イ.個別の指導計画の作成
生徒や保護者の願いを中心としつつ、客観的な指標、適切な実態把握を踏まえた個別の指導計画を
作成し、保護者とともに常時見返し修正を行っていく。その場として連絡帳や懇談会を大切にしていく。
ウ.教育課程
生活単元学習を中心とした教育課程と、自立活動を中心とした教育課程、在籍時は訪問教育による
教育課程から編成する。必要に応じ、部全体、学年学級、学年を越えた縦割りグループにより学習グ
ループを形成する。
・指導形態
1 日常生活の指導
(個別に特設、または学校生活全領域で)基本的な生活習慣などを養う。
2 朝の活動
部全体で集まり運動等を行い、生活リズムを整える。
3 学級の時間
朝の会 帰りの会 学級指導 係活動 学級活動
4 生活単元学習
主に学級を活動の中心にして、生活の中から生まれる学習内容を
個々の生徒の願いや教育課程を大切にして 行う。また、行事に
関する内容等を部全体で行ったり、作業的な学習に縦割り班で取
り組んだり、グループ化して行うこともある。
※学級の実態や生徒個々の実態に応じて柔軟に対応。
5 音楽・体育の時間
部全体での学習
水木金は体育を中心に、月曜日は音楽を中心に学習する。生徒の実態に合わせ
内容やグループ編成を柔軟に対応する。(火曜日は特設の自立活動「このゆびと
まれ」)
6 課題別学習
月~木は課題別学習、金曜日は月1回程度生徒会活動を実施。
個別の教育課題に沿った学習内容を個別対応で行う。教科学習、遊びの指導、
自立活動等、共通した課題をもつ生徒でグループ学習も行う。
7 自立活動(教育活動全体を通して行う指導、特設の時間の指導)
生徒の発達段階に沿った内容を工夫し、自立を目指した主体的な取り組みを促
す教育活動。これをもって心身の調和的発達の基盤を培う。
8 その他
性教育、人権教育、道徳は学校生活全領域で行う。さらに性教育は特設に授業
を組んでいく。
4 キャリア教育
教育活動全体をとおしてキャリア教育を行っていく。ワークキャリアの視点からは作業的生活単元学習や自己の責任、役割を果たすような内容を学習に位置づける。またより充実した生活を築けるよう、余暇活動の視点も大切にし、生活単元学習を中心に興味関心の幅を広げるような学習も行う。小学部からの積み重ね、および一人ひとりが豊かな生活を切り開けるよう、主体的に活動に取り組む姿を大切にする。
5 中学部の主な行事
4月 入学式 始業式 1年生を迎える会 家庭訪問
5月 全校参観日(PTA総会) 宿泊学習
6月 学校公開 部午後の参観日(自主通説明会・寄宿舎説明会)
中3高等部参観 2・3年職場体験(~7月)
7月 終業式 個別懇談
8月 始業式 水泳参観週間 セイジオザワ松本フェスティバル(1年)
9月
10月 すわよう祭 1年職場体験(~12月)
11月 修学旅行(3年生)
12月 個別懇談 終業式
1月 始業式 どんど焼き 高等部入学検査 新入生1日入学
2月 参観日 3年生を送る会
3月 終業式 卒業式
※生徒の生活は三学期制、評価については前期後期制