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農業科TOPICS

研究フィールドは無限!農業科は今

2016.9.1
北信濃コットンプロジェクト 草を取って、支柱をたて、トンボを捕って!? (農業科 経営情報クラブ・作物クラブ・作物[C]コース)

台風一過青空が広がった8月31日。須園キャンパス内にあるコットン圃場にいくと棉が花を咲かせていました。雨をもらった雑草は勢力を増していたので、まず生徒達は除草から。 この除草はオーガニックコットン栽培における管理作業最大の課題といってもいいでしょう。マルチングが一定の役割を果たしていて株下の雑草発生は抑えられていますが、通路についてはまだまだ工夫が必要です。

この時期、棉は丈伸ばし、コットンボールも形成されることから地上部の重量は増大しています。倒れないように支柱をたてました。これも栽培上の課題です。

「この指とまれ!」は何かのおまじない・・・ではありません。トンボを指にとまらせようとしているのです。支柱や棉で一休みするトンボは秋がそこまで近づいていることを思わせます。収穫の秋にむけて作物や学業の成果があがるといいですね。 なお、草は上手に取れましたがトンボは捕れなかったようです。

2016.8.31
ひろめよう風さやかプロジェクト 企画って難しいね (農業科 作物クラブ・[C]コース)

来る9月17日(土)・18日(日)に長野市のとあるホテルで私たちが商品化した「風さやか」の3合パックを販売します。高校生マルシェと銘打ったイベントでの販売実習。県下高校選りすぐりの商品が並ぶはずです。 その中で、私たちのつくった「風さやか」をPRし売上につなげられるかは企画にかかっています。いま私たちは原価計算を終えてラベルやポップを企画しています。「これはいいかも」でも「面白くないね」「これなら誰でも思いつくかも」多くのアイデアが浮かんでは消えていきます。 販売する場所によってお客様の層は違います。それに合わせその都度販売方法は企画されなければいけません。企画の難しさを改めて実感しつつ販売実習の成功を目指し活動しています。

2016.8.29
信州すざか農業小学校豊丘校 地域の伝統行事を学ぼう (農業科 野菜花卉クラブ)

8月20日(日)付記事。夏休みも残りわずかになってきました。今日のテーマは「地域の伝統行事を学ぼう」です。豊丘地区にある多くの名所のうちの一か所を散策しました。園里ホールをスタートし、片道30分。歩いている時に、小学生の子供たちと話していると、「まだ、宿題が終わってないから大変なの」と言っている子が、 夏休み中の思い出を話してくれました。聞いていて、私の小学校時代をとても懐かしく思い出しました。また、「豊丘に住んでいるけれどこんなところがあるとは知らなかった」と言う保護者もいました。

今回散策したのは、洞入観音堂、松葉地蔵尊などを巡り、そこに伝わるお話をみんなで聞きました。 帰るときには、小雨が降り始めまて蒸し暑かったけれど、「気持ちいい」とか、「涼しい」と、子供たちは楽しそうでした。園里ホールに到着したら、御射山祭の伝統のススキのお箸作りました。子供でも簡単に作れるので何膳も作っていたり、 長さを工夫したりと凝っている子もいました。その箸でおやつ担当のおばあちゃんたちが作ってくれた小豆飯と豚汁、農家先生が家で作っているミニトマトとキュウリを頂きました。 たくさん歩いて、お腹もすいていたこともあり、おかわりする子がいつもより多く見受けられました。ご馳走様でした。ちなみに、なぜ小豆飯を食べるのかというと、赤色が魔除けの効果があるとされていたからと農業小学校の校長先生がおっしゃっていました。

たくさん歩いて、たくさん食べて、たくさん話して、たくさん笑って、伝統行事を通して、地域を改めて知る良い機会になったと思います。子供たちが、夏休み明けも元気に笑って過ごしていると嬉しいです。 私たちも暑さに負けず、頑張っていきたいと思います。 (文:ゆ)

2016.8.26
植える ハクサイ  (農業科 農業と環境 1年)

夏休みに入ってクラス毎に登校して播種しておいたハクサイが、夏休み中に大きな苗に育って定植の時期を迎えました。露地栽培(外で栽培)ゆえ雨あるいは雨上がり直後では定植が出来ません。苗の状況から定植のタイミングは限界でした。来週の天気も良くなさそうなので、 今日の授業で1組~3組が一斉に定植を決行することになりました。

1年生はいままでの枝豆に続いて、これからハクサイの生理生態そして栽培を学習します。最終的にはレポートにまとめることで、2年次からの専攻コースでのプロジェクト学習・研究活動に備えます。 こうした経験を十分に積んでいくことは、農業クラブ各種競技において北信越、 そして全国大会への出場を果たせるような基礎力となります。  

雨上がりですが太陽が照りつける日中なので、ハクサイの苗はグッタリしています。教える立場としては十分説明をしましたが心配な点もあります。苗を置く前に十分に水をやったか?、ポットから取り出した苗の根を崩さないで、適度に押さえ付けられたか、最後に上からかもう一度水をやったか・・・など、心配は絶えません。このハクサイは10月下旬頃には大きく結球し収穫をむかえます。学校や須坂駅周辺で「振り売り」実習をする予定です。生産から販売までを通して体験します。

2016.8.23
決めた!農業クラブ全国大会出場  (農業科 作物クラブ・[C]コース)

私たち作物クラブは去る8月19日富山県富山市(富山市民プラザ)で開催された農業クラブ北信越ブロック大会プロジェクト発表会(Ⅰ類)に出場しました。 北信越ブロックの各県大会を勝ち上がってきた代表間で競われたこの大会において、私たちの「風さやかがおこす稲作の新しい風」は最優秀賞を受賞し10月に開催される全国大会(大阪)への切符を手にしました。 これも地域の皆様のご指導とご支援のおかげです。本当にありがとうございました。全国大会では農業クラブ員約9万人の頂点を目指し、新しい風をおこしてきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

2016.8.12
広めよう風さやかプロジェクト 県庁に行ってきました (農業科 作物クラブ・[C]コース)

8月10日、作物クラブ員3名は風さやか推進協議会の会議に出席するため長野県庁に行ってきました。 会場にいくと聞いたことのある企業の方、大規模生産者、そしてJAや長野県農政部の方達が出席されていて、席に着いたとたん私たちには変な汗が...。 大好きな風さやかを私たちのできるというより私たちだから出来る方法で推進していくことを会議の中で確認しました。会議後生産者の方から「頑張ってね」と声をかけて頂きました。

地域が生んだ水稲品種「風さやか」、そして長野県農業に貢献できるように私たちは活動を続けていきます。

2016.8.9
夏休み コース実習他(農業科)

夏休みも2週間が終わりました。農業科では、1・2・3年共にそれぞれの活動をしています。ギラギラの太陽の元校内圃場で頑張っているのは、3年野菜コースの6名です。伸びなくても良いのにと思いながらの草取りと、 伸びてほしいと願いながらのパッションフルーツのツル仕立てです。続いて、ハウスで育てたペチュニアを運び出して一鉢一鉢花の手入れをしているのは、2年の野菜花きコースの8人です。 続いて、ハクサイの播種の続きを行っているのは1年です。先週に種まきポットは既に二葉の子葉が出てます。4人は今日種蒔きしましたが、先行している苗に追いつけるでしょうか?  3年生はエアコンの効いた2教室で、進学の学習と、就職試験に向けて願書の準備などに真剣に取り組んでいます。

2016.8.8
ひろめよう風さやかプロジェクト 炎天下でも調べる(農業科 作物クラブ・[C]コース)

8月5日、中野の2圃場と須坂圃場あわせて3圃場のサンプリングに行ってきました。うだる暑さのもと汗をタオルでぬぐいながら草丈と茎数を調べ、サンプルを採取しました。

中野1圃場目、風さやかは明日にも出穂という状況でした。草丈は低いが穂は大きめの印象でした。

中野の2圃場目では農家先生から状況をお聞きすると共に差し入れまで頂きました。研究圃場に使わせて頂いている上に本当にありがとうございます。圃場の管理が行き届いていて無効茎が少ない印象をうけました。品種はコシヒカリですがじっくり育っているという言葉が当てはまる稲の姿でした。

須坂圃場では、餅米が出穂していました。風さやかはあと2日後にも出穂という状況でした。中野の風さやかに比べ草丈は10cm程度高く収穫が楽しみです。ここまでくると疲れはマックスに。けれど持ち前のチームワークでなんとか乗り切ることが出来ました。暑くても寒くても雨が降ろうが学校が休みだろうが生き物は生長を続けます。 あわせて私たちの取り組みも続きます。

2016.8.3
農業クラブ第一地区会 峰の原高原にて(農業科 農業クラブ)

長野県須坂青年の家(須坂市仁礼峰の原)にて、平成28年度長野県学校農業クラブ連盟 第1地区研修会が開催されました。 参加したのは、北信地区の農業高校(下高井農林高校、更級農業高校、須坂園芸・須坂創成高校)3校の農業クラブ員46名です。

午前中の研修では3分科会に分かれ、「産業活性化に向け農業クラブ員が貢献できること」、「農業クラブの活動を活性化するためにどのようにしたらよいか」、「耕作放棄地や災害で農業が行えなくなった土地に対してできること」をテーマに、KJ法やブレーンストーミング法により意見を出し合い、 解決策について話し合う機会を持ちました。

昼は、皆でカレーを作って交流を深めながらの昼食会となりました。午後には、ディスクゴルフを行って、互いの親睦や連帯を深めました。

2016.8.3
信州すざか農業小学校豊丘校(野菜花卉コース)

7月30日(土)朝の打合せの段階で、「今日の朝は涼しく、日差しが強くないから作業がしやすい日だね」と市役所の方とお話しして、久しぶりの農業小学校が楽しみでした。 (前回の7/2(土)は、農業クラブ長野県大会に出場していた為に、園芸高校の生徒はお手伝いに来ていませんでした。)

今日は子どもたちの人数が少なかったのですが、ジャガイモ・トウモロコシ収穫と、そばの種まきをしました。 ジャガイモは鍬を使い、みんなで協力して掘り起こしました。鍬を使っての収穫で、ジャガイモを傷つけないように掘り起こすのは大変そうでしたが、 子どもたちは優しく掘り起こしていたので傷ついたジャガイモがそんなに出なくて良かったです。そして、たくさんのジャガイモが収穫できました。 校長先生が、今年は種イモの20倍のジャガイモが収穫できたとおっしゃっていました。

ジャガイモの収穫が終わっておやつの時間になり、蒸したジャガイモと、甘くしょっぱく煮つけられたジャガイモと、ゆでたトウモロコシと、 きゅうりの浅漬けを食べました。おやつの時間が終わり、そばの種まきとトウモロコシの収穫です。

そばの種まきは、畝を作り筋蒔きをしました。子どもたちが鍬を使って畝を作るのはとても上手で驚きました。

トウモロコシは生長が遅く小さいのもあったので、大きいものを3つずつ収穫していました。 トウモロコシの収穫は、ひげが茶色く大きいのが良いことを子どもたちは知っていて、すごいなーと思いました。

農業小学校で経験していることは、ちゃんと子どもたちの成長に繋がっていて、スムーズに作業が進んでいることに驚きます。 畝を作るのが上手なのにとても驚き、そして、笑顔で野菜を収穫している姿を見て、とても嬉しく思います。これからも子どもたちの成長を見届けていきたいですし、私たち野菜クラブも頑張っていきたいです。(文・奈)

2016.8.2
夏休み(須園キャンパス)

生命を育む農業科。その大変さや意義は長期休業中にも実感できます。1年生は「農業と環境」の授業の生育観察の第2弾で、ハクサイを育てます。 夏休み入ってから各クラスが順番に登校して、播種と、苗が育った後の定植先の畝を作っています。9:00から先ずは播種。その後、畝作りです。 マルチを掛ける作業はほとんど初めて。鍬の手さばきの方は、まずまずの上出来でした。普通の農家では一休みの時間に当たる暑い日中でしたが、元気にやりました。 生徒達が種を蒔いたポットは、ハクサイの品種と日付が書かれた木製の縦型ラベルを刺してきれいに並べてありました。  

3年生は、小型移動式クレーンの資格取得に向けて基本操作の練習を始めました。日頃は全く使ったことがない機械なので、十分に練習して8/17-18の試験に挑戦します。 今年の挑戦者は男子だけのようです。  

パッションフルーツの生育の研究に取り組んでいる3年生の女子は、日が傾いてもノートを片手に校内圃場で研究調査をしていました。もう夕方ですよー。

2016.7.28
広めよう風さやかプロジェクト sampling (農業科 作物クラブ・[C]コース)

暑い。湿気を帯びた熱風が容赦なく私たちの体力を奪っていきました。夏期休業中の今日、中野圃場と須坂圃場のサンプリングツアーを実施しました。 同日に2圃場を回ってみると稲の生育差に気づきます。この原因はどこからくるのかとか疑問はつきません。現場で実物を観察していなければ課題がなにかすらわからない。 インターネットでなんでも視聴できる今日。音楽、絵画etc・・・足を運んで実物・本物を見聞きすることが大切だと思うのは私だけでしょうか。

2016.7.27
夏休みに入ったはずですが...(須園キャンパス 農業科)

夏休みに入った静かなキャンパス。農業情報処理室へ向かうと中には人の気配が。入ってみるとパソコンとノート教科書を無言でみつめる生徒達の姿があって少々びっくりしました。 勉強している面々は農業鑑定競技の全国大会出場が決まった生徒達です。秋に向けて夏休み中勉強を重ねるそうです。よく周りをみれば他にも3年生がほぼ全員いるではありませんか。秋から始まる就職・進学者の補習です。

情報処理室から別の教室にいくと、「にゃ~」とか弱い声が聞こえてきました。幼い猫が迷い込んだようです。子猫も夏休みでしょうか?

2016.7.25
広めよう風さやかプロジェクト samplingと商品開発 (農業科 作物クラブ・[C]コース他)

夏らしい天気が続いた先週の末、須坂圃場と中野圃場のサンプリングをしました。水田は強い日差しを遮るものがなく夏場は全身汗だくの実習が定番です。ちょうど稲は栄養生長から生殖生長に転換するステージにあります。葉しょうに守られるように幼穂原器が現れる時期です。

須坂圃場の風さやかの生育は今のところ順調です。一方の中野圃場。現地につくと水田に全く水がありません。現地の用水は中干し期間中結構ながい期間水がこないのです。稲の姿をみて毎年心配になります。

中野圃場のサンプリングと同時並行で長野県農業試験場では風さやかをつかった商品のアドバイスを頂きました。試験場の先生から論文を紹介していただきました。今後の活動に生かしていきます。

私たちの取り組みを全面的にバックアップしていただいている県農業試験場並びに農政部の皆様いつもありがとうございます。

2016.7.25
小麦の収量調査 農業試験場にて (農業科 作物クラブ・[C]コース他)

先週末、小麦の収量サンプルを長野県農業試験場(作物・育種部)に持ち込み収量調査を実施しました。

試験場の先生からあいさつをいただき実習に取りかかりました。

まずは、脱穀から。機械を使うので安全第一の慎重作業。脱穀を終えた小麦には麦わらやゴミが混入しています。それらを取り除くために唐箕にかけました。この工程をおえても中身がない子実があるのでそれを篩にかけて除きます。そして網の上に残った子実の重量を量って収量としました。重量測定したサンプルを屋内にはこび、千粒重と容積重を測定し今日の収量調査は終了。

試験場の先生はいつも優しくしかもわかりやすく説明をしてくれます。そのおかげでいつも実習はスムーズに進みます。試験場の皆様、本日もありがとうございました。

2016.7.22
「動」=外の実習= と 「静」=教室内の思考= の様子 (農業科)

梅雨明け宣言は無いものの、長野県の北信地区は真っ青な青空となりました。外では、野菜花きコースの生徒が花の生育調査を行い、微生物バイオコースの生徒がワイン用ブドウの仕立てを行いました。 いずれも放っておくと伸び放題になってしまいます。こちらの意図したとおりに伸びてくれると良いのですが、植物にこちらの意図は通じません。また、緑地計画コースの生徒は、垣根の修理の為に青竹を切り揃えていました。今後の実習時間で、垣根を仕上げていって垣根作りの体験をしていきます。

一方、放課後は、過日の 校内農業鑑定競技 で上位に入った3種の区分各7人による「決戦農業鑑定」が行われました。 各設問に20秒間取り組んでは次の問題へと歩みを進めます。問題を見つめる20秒間、「静」の時間が流れます。競技を終えた生徒からは、「3問目からとたんに難しかった。」「どこかに書かれていた記憶はあるけど、 注釈だったような気がする。」などの感想が聞かれました。流石は「決戦」だけあって、相当に骨のある問題であったようです。  結果は来週発表されます。この中の4人が農業クラブ全国大会「大阪大会」へ出場することが出来ます。1年の時に「決戦農業鑑定」を勝ち進み全国へ、そして、2年の時も全国へ、そして、 今年3連覇がかかっている生徒がいます。はたして3連覇なるか?!

2016.7.20
あんずジャム製造 (農業科 加工クラブ)

過日の実習 「いちごジャム」 に続いて、今日は杏(あんず)を加工して「あんずジャム」を作ります。仕入れた杏は生徒も驚く150Kg。

先ずは人海戦術で、選別、洗浄、除核まで。スライスは機械を使い、ブランチングで色合いを保持します。そして、いよいよ、蒸気釜へ入ります。 蒸気釜なので「オコゲ」は出来ないものの、撹拌が大事です。ここも人力作業です。温まって水分が飛び始めたら、杏の海に南極大陸が出現・・・。 グラニュー糖です。  溶液の糖度が上がると、浸透圧の関係で溶液の濃度を下げようと、杏の細胞から水分が出てきます。(化学っぽい!) この現象を利用して濃厚なジャムに仕上げていきます。引き続き撹拌をして水分を飛ばして、目標の糖度へと追い込みます。 人力作業!糖度45度で完成です。  熱いですが、素早く瓶詰めして完成です。今日は、150Kgのうち100Kgを加工しました。あと50Kg残っています。 500個出来そうです。

今日の「あんずジャム」と先日の「いちごジャム」の販売は、各学校行事で行う予定です。

2016.7.19
広めよう風さやかプロジェクト 学会発表 北陸作物・育種学会 (農業科 作物クラブ・[C]コース 経営情報クラブ)

7月15・16日の2日間、長野県(長野市トイーゴ)で開催された北陸作物・育種学会に参加しました。本会における作物クラブの講演は今年で6度目になります。

初日には公開シンポジウムを拝聴し北陸地域における農業の現状と課題について学びました。専門用語が飛び交うなか、生徒達のメモをとる熱心な姿が見られました。 様々な農業関連機関の連携がこれからの地域農業には必要であると感じました。そして本校もその一端を担えるよう活動を進めていきます。 シンポジウムの終わりに、情報会計クラブが長野県農業試験場で育種された小麦や地域の特産品で商品開発した”ゆめラスク”と”どらりん”を紹介し、遠路よりお越しの皆様に振る舞いました。

2日目、いよいよ作物クラブの講演です。演題は「水稲品種風さやかの栽培法について」。発表が近づくとクラブ員の緊張はマックスに。けれど始まってしまうと臆することなく堂々と発表できました。 専門家からの質問にも適切に答えていました。

大人の前でプレゼンテーションすることは普通の高校生にはなかなかできないことです。このような機会を与えてくださったPTAならびに長野県農政部、農業試験場の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

2016.7.14
広めよう風さやかプロジェクト 何を創っているのかな (農業科 作物クラブ・[C]コース)

左上の写真は何かわかりますか?これは地域の伝統野菜八町キュウリです。作物クラブでなぜキュウリなのか不思議ですよね。 クラブ員達が創っているのはキュウリの浅漬とぬか漬(風さやかのぬか使用)の2種類。これが作物に関係あるあるモノの中身になるようです。今日もクラブ員がぬか床作りをしていました。何ができるのか楽しみです。

2016.7.8
野菜科学コースの3年生&森上小学校6年生2クラスの児童が、「森上小学校給食用タマネギ」を収穫しました

6月29日(水)野菜科学コースの3年生と本校のお隣の森上小学校の6年生とで、タマネギの収穫を行いました。この共同作業の例年の流れは、    11月に森上小5年が苗を植え付け → タマネギは冬を越して → 春に小さい球根状態から緑の芽が伸びて生育して → 大きな玉になった6月に進級した6年生が収穫する という流れで行って来ています。本来なら5年生の時に一緒に植え付けて、 この時期に高校生と一緒に収穫する予定だったんですが、秋の時期に天候不順で双方の都合が合わず、高校生が苗を植えておきました。今日の小学生は苗の植え付けの体験をしていません。一貫した体験が出来ず、かわいそうですね。  今年は全国的にタマネギが不作のようです。本校のタマネギも同様に不作でした。しかも、例年より季節が進んでいて、収穫時期を大幅に遅れてしまいました。 でも、タマネギはいつもより大きいものがたくさん収穫できました。  タマネギの根を切ったり、乾燥させるためにハウスに運んでもらったり、たくさん手伝ってくれました。予定時間内にすべてが終わり助かりました。。  みんな一生懸命手伝ってくれたのでお土産にタマネギのプレゼントです。家で食べてもらえればと思います。今日収穫してもらったタマネギは、給食に使われる予定なので、美味しく食べてくださいね。。

2016.7.4
農業クラブ67th長野県大会にて 最優秀賞を受賞 (農業科 作物クラブ他)

7/2(土)農業クラブの県大会が下伊那農業高校で行われました。 県下の農業高校11校それぞれから代表として選ばれた生徒達が、意見発表の3分野、プロジェクト発表の3分野、クラブ活動発表会で競いました。  

本校からは、全分野(7分野)にエントリーして、1分野で最優秀賞、3分野で優秀賞を受賞することが出来ました。今朝は、参加した生徒達が校長室に集まって報告会が行われました。 先ず、受賞した生徒それぞれからの報告がありました。続いて校長先生からは、本校の代表としての出場の労をねぎらうお言葉と、北信越大会への激励のお言葉がありました。 また、県大会には審査員として参加されていたので、長野県全体としての発表力について審査員の立場からの講評もお話して頂きました。受賞の内容は次の通りです。  

意見発表会 分野Ⅰ類(生産・流通・経済)  『Vision』 戸谷さん(園芸科3年)  :優秀賞 及び JA賞  

意見発表会 分野Ⅱ類(開発・保全・創造)  『親の製あん所』 手塚くん(農業経済科3年):優秀賞  

プロジェクト発表 分野Ⅰ類(生産・流通・経済) 『風さやかがおこす稲作の新しい風 ~普及活動と一葉が示すその成果~』 作物クラブ(7名) :最優秀賞 →北信越大会へ  

プロジェクト発表 分野Ⅱ類(開発・保全・創造) 『地域に根差した緑化活動Part2 ~産学官と連携した環境創造への取り組み~』 造園クラブ(9名):優秀賞  

クラブ活動発表会  『須高地域の耕作放棄地に対し須坂園芸・須坂創成の農業クラブ員が行っていること』 農業部(4名) 優秀賞

2016.7.1
いちごジャムの加工実習 (農業科 食品科学科)

今週の食品科学科は、3年・2年共に「いちごジャム」の加工実習です。午前の3年の実習で80個、午後の2年の実習で80個作りました。
安曇野から仕入れた県内産イチゴを、先ずは選別。(仕入れたイチゴがすべてジャムに変身出来れば良いのですがねー。) 続いてヘタ取りと洗浄。イチゴの重量を計測したら、完成品の糖度を予想して加える砂糖の量を計算します。先生の「勘」も係数に入れて、電卓をパチパチ。その後は蒸気釜に食材を入れて、ひたすら煮詰めていきます。大きな勺で混ぜながら水分を蒸発させます。気長な作業ですが、 人手があるので交代であたります。粘度を腕で感じながら時々糖度計で計測し、計算上では最後になるハズの砂糖を加えて、かき混ぜます。 「だいぶ重い!」が、浸透圧でイチゴから水分が出てきて「ちょっと軽く」なります。最後の糖度計での計測では、想定ドンピシャの糖度になって、 完成です。  熱っいジャムを手早く瓶に詰めて、ふたを閉めて、完成となりました。殺菌は先生に任せて、今日の実習は終わりです。
今日の「いちごジャム」は、リンゴジュースや、農業経済科で作った小麦で出来たパンなどと共に、園芸祭などで販売する予定です。 再来週は「あんずジャム」150kgに挑みます。

2016.6.30
朝練 続編 (農業科)

文化祭を間近に控えた今朝、複数の教室から生徒達の声が聞こえてきました。文化祭での出し物の練習かな?と思い声の聞こえる教室をのぞいてみると、どうやらそうでは無いようです。 今週末にある農業クラブ県大会にむけての練習でした。「学校代表としてはずかしくない発表をしたい」そんな意気込みが皆さんから伝わってきました。練習の成果がでるといいですね。 農業科の朝練でした。

2016.6.29
作物の一番の肥やしは人の足音 (農業科 作物/環境クラブ)

中野市の農家様にご協力を頂き研究を行っています。発酵竹粉とケイ酸・鉄肥料が水稲の生育収量に及ぼす効果を実証しようとする取り組みです。中野市といっても普段サンプリングをしている圃場とは違う場所です。 バスを降りて、両サイドに水田がひろがる農道を歩いていくと、所有者がちがうのでしょうか、田んぼは田んぼでも一枚一枚それぞれ個性がみられました。しばらくして、試験田に到着。よく管理されたその水田を眼前に、農家先生から、地域農業の歴史や現状と課題、水田の立地条件、経営等についてご自身の幼少時のエピソードを交えながら講義をしていただきました。
試験田と近隣の水田とを比較してみると、試験田には藻があまりみられず土がみえた(写真右上)のに対し、他の圃場では藻が田面を覆っていました(写真右下)。 これは環境クラブが実施した、ポット試験における発酵竹粉の効果と一致します。足を踏み入れ稲の生育をみても茎の数や体つきが他に勝っていました。検証を必要としますが、ケイ酸や鉄の効果がでているものと推察されます。
農家先生は研究熱心です。毎日圃場に足を運び様子をみながら課題をみつけ、その解決策を探っています。効率化が叫ばれる現代農業にあっても忘れてはならない農業技術者の姿をみた、そんな実習でした。 それにしても、この農家先生、どこかでお見かけしたような・・・。

2016.6.27
小麦調整中です (農業科 作物[C]コース・クラブ)

先週収穫を無事終えた小麦は今乾燥機の中にあります。収穫時からからに乾いているようにみえた小麦も、はかってみると結構水分を含んでいました。 適正水分に達するまで乾燥調整します。だいたいの収量は乾燥機についている目盛りでわかりますが、昨年に比べるとよさそうです。 調整中のユメカオリというこの品種はパン用の硬質小麦です。 見た目には濃い茶色が品質的によいとされていますが、後日予定されている農業試験場での収量調査の結果が楽しみです。

2016.6.24
北信濃コットンプロジェクト (農業科 作物[C]コース・クラブ)

オーガニックコットンを須坂高山地域(耕作放棄地を含む)に定着させる取り組みが進められています。 先週末の校内綿花圃場には、たくさんの雑草が生えていました。これではいけないと6月21日(火)に除草しました。 オーガニックということで除草剤や殺虫剤の使用は大きく制限されます。必然的に手で物理的に雑草の始末をしました。狭い面積の除草にも多くの労力がかかります。 写真にもあるとおりマルチング(ビニールフィルムで土を覆うこと)は雑草対策の有効な手段です。それにもかかわらず土が露出しているところには雑草がはびこります。 アブラムシなど病気を運ぶ害虫もついていました。栽培上の課題ですが試行錯誤しながら解決に向け研究を進めていきます。

2016.6.23
ひろげよう風さやかプロジェクト 調べる 3 (農業科 作物[C]コース・クラブ)


「先生タニシ元気ですか?」
「元気ですよ!」
先生はまだ幼い自分の子供のためにタニシを自宅で育てているそうです。こんな会話から始まった今日のサンプリング。 小雨がぱらつく中野圃場に「32本ね」「35cm!」、はかった数値を記録者に伝える生徒達の声が響きます。 稲は今、栄養生長期にあり指数的に生長しています。幅広に見えていた株と株の間も今は狭く感じます。 足を踏み入れるとブチブチと根の切れる音がして、地下部も生長していることがわかります。 雨をもらったせいかオタマジャクシも元気に足下を動き回っていた今日のサンプリングでした。

2016.6.22
鳥の分はもういいよね 小麦の収穫 (農業科 作物[C]コース・クラブ)

今年の天候は作物の生育を早めているように思います。小麦も例年に無く収穫時期が早まりました。 昨日鳥よけの網を外し、鳥にもすこしおこぼれをあげたので今日はいよいよ収穫です。まずは試験区の坪刈りから。 処理区毎に収量調査に必要なサンプルを刈り取りました。梅雨の晴れ間らしいじっとしていても額に汗がながれる不快な環境の中黙々と作業が続きます。 処理区それぞれ小麦の姿が違い結果が楽しみです。全体的に今年の出来はなかなかのようです。 坪刈りがおわると、今度はコンバインで収穫。はじめて乗るじゃじゃ馬?を生徒達はなんなく乗りこなしていました。   こうして収穫した小麦をどんな姿に変えてゆくのか。皆さんの発想に期待します。

2016.6.21
ひろげよう風さやかプロジェクト 調べる 2 (農業科 作物[C]コース・クラブ)

冷たいものが空からふってきた朝。サンプリングができるか心配しましたが、時折太陽が雲の隙間からのぞく天気となり予定通りの実施とあいなりました。 調査はチームプレーで、測定する人と記録する人の息が合わないとうまくいきません。なかなかのコンビネーションで無事調査終了。 田植えから4週間ほどたった稲は、茎の数を田植え時の3倍程度に増やしていて生長の度合いが大きいことを感じさせました。

2016.6.21
サツマイモの植え付け・豆の播種 信州すざか農業小学校 (農業科 野菜花卉クラブ)

[6月18日(日)分記事]今日は日差しが強く、とても暑い日でした。そんな中、さつまいもの植え付けと豆(大豆・くらかけ豆・あおばた)の種播きをしました。 子どもたちは暑い中でも一生懸命で、楽しそうに活動していて私たちも頑張ろうという思いになりました。  さつまいもの植え付けでは、苗を横にして植え付けるのですが、子どもたち全員上手にできていて驚きました。 豆の種まきも2粒ずつ置いていて、丁寧に一つ一つの作業ができていて凄かったです。 暑い中の作業でしたが体調不良になる人がいなくて良かったです。  畑の作業が終わり、次は旧園里学校の見学に行きました。移動は子どもたちと一緒にお話をしながらで楽しかったです。 旧園里学校に着くとおやつの時間で、にらせんべいとくらかけ豆のひたし豆を食べました。子どもたちは笑顔で美味しそうに食べていて、 かわいくて畑仕事の疲れが吹っ飛びました。おやつの時間が終わり、旧園里学校に入りました。 二階の奥の部屋で、紙芝居を農業小学校の校長先生がお話してくださいました。この地域にまつわるお話で「首なし地蔵」というおはなしです。 そのおはなしは、娘が首を切られてしまうところがあり、子どもたちにとっては怖いんじゃないかなと思いました。 紙芝居が終わった後、子どもたちに「怖かった?」と聞くと「怖くなかった~」と言っている子がいて驚きました。  そのさとホールまでの帰り道、あっちむいてホイ!などしながら楽しく帰り、今日の農業小学校が楽しく終わりました。 子どもたちと過ごす時間は本当に楽しく、私たちに笑顔と元気を与えてくれます。子どもたちに感謝です。(文:奈)

2016.6.20
おめでとう 日商簿記検定2級合格! (農業科 作物[C]コース・クラブ 経営情報クラブ)

農業科の生徒達にとって取得が難しい資格。企業が求める資格ランキングで常に上位にある日本商工会議所主催簿記検定の合格発表が本日ありました。 昨年の竹内さんに続き、2級に安藤さん(農業経済科3年)が合格しました。同日実施された同検定3級には6名(同学科3年)が合格。 毎朝、放課後そして自宅での学習の成果が形となって現れた日でした。
学科連携授業で簿記を選択し学んでいる2年生の皆さん。先輩に続くよう頑張ってください。
そして合格した皆さんおめでとうございます!

2016.6.20
租税教室 (農業科 作物[C]コース・クラブ 経営情報クラブ)

関東信越税理士協会長野支部の鈴木健一先生と(株)福澤商店代表取締役の福澤吉晃先生を講師にお迎えし租税教室が開かれました。 鈴木先生にはこの国の財政の状態やこれから予想されることをふまえ、税の意義や大切さについてわかりやすく説明して頂きました。 福澤先生には社会人として一生懸命働くことが税をとおし社会をよいものにしていくという講義を頂きました。 資料を見つめ先生の講義に耳を傾けノートをとる生徒達の真剣な姿がありました。お忙しいところ私たちのためにご講演頂いた講師の先生方、本日はありがとうございました。

2016.6.17
いまでは珍しいものを組み立てました (農業科 作物[C]コース・クラブ)

校内の隅のほうにある車庫に生徒達は向かいました。農業機械の実習ではありません。収穫期を迎えた小麦を調整するため平型乾燥機の組み立てるためです。 いまでは殆どみられなくなったこの乾燥機。いまだ本校では主戦力です。農機具を移動し車庫内の清掃をすませ組み立て作業に入ります。 4枚のスチール板で枠をつくり、中に網をいれて目地をガムテープでふさぎました。そして本体にヒーターを取り付けて組み立て終了。あとは中に入る小麦を待つだけです。今年の出来はどうかな?

2016.6.15
須坂市からの依頼で須坂駅の花の管理をしています (農業科 野菜花卉[B]コース・クラブ)

須坂市からの依頼で、須坂駅前の陸橋のプランターの管理を以前から行ってきています。今は工事の為に陸橋にはプランターを置いていません。 今年4月からは須坂駅のホームと通路に花のプランターを置き、管理しています。 園芸3年生・創成2年生が実習の時間を合間をぬって、給水と花の管理に出かけています。今はカンナが真っ赤に、赤・ピンク・白のペチュニアが綺麗に咲いています。 今日は生徒の実習に同行しました。駅の通路を通る町の人から「ご苦労さんだねー」とねぎらいの声を掛けて頂く場面もあり、 一般の市民からの感謝の気持ちを直接聞く事が出来て、暑い中の作業でしたが生徒達はニコニコ喜んでいました。

2016.6.14
農業鑑定競技 校内一次予選大会 (農業科 日本学校農業クラブ)

須園キャンパス第1体育館。30秒間隔で鳴る電子音にあわせて農業科の生徒達は一歩右へ立ち位置をかえていきます。 これは全国大会に通じる農業鑑定競技校内一次予選大会の様子です。 日本学校農業クラブ主催の農業鑑定競技は、展示物が何であるか、また与えられた情報を元に計算を行い答えを導くなど、農業に関する実物鑑定能力を競うものです。 腰をかがめ展示に顔を近づける人、天をあおぎ記憶を呼び戻そうとする人・・・生徒達の姿は一様ではありません。けれど、ひとつだけ共通点がありました。 それは真剣に競技に挑む姿勢です。
今日の成績優秀者は校内決戦農業鑑定に駒を進めます。全国大会出場を目指し頑張れ!

2016.6.14
草花の販売実習 (農業科 野菜花卉[B]コース・クラブ)

6月12日(日)にドリームモータースクール須坂主催の「ドリームセーフティフェステイバル」で鉢花の販売実習にフラワーデザインコース・野菜花きコースの6人が参加しました。 当日は天気に恵まれ、家族連れが多い中での販売でした。生徒の「お花いかがですか」の声が辺りに響き渡りました。

今が旬のラベンダーの苗や鉢ものの売れ行きが好調でした。お買い上げいただきましてありがとうございました。

2016.6.13
とるぞ!造園技能検定 (農業科 環境造園科・クラブ)

造園科の3年生が全員で受験する造園技能検定の3級。様々な技能検定のなかでも、最も過酷であると言われる造園工事は、 規定時間2時間、打ち切り時間2時間半という短い時間のなかで竹垣の作成から、縁石・飛石を敷設し、植栽を植え、整地までを行います。 昨年の合格率は8割でした。 今年の造園科41名が、コース実習で合格に向けて猛練習中。一連の流れを覚えた現在は、北信造園組合から業者先生に来ていただき、 合格に向けて最後の詰めのご指導を頂いています。今年の実技試験は6月18日・19日です。みんながんばれ!

2016.6.10
学校農業クラブ 意見発表・プロジェクト発表 校内予選大会 結果発表(農業科)

意見発表の部
「農業に支えられて」 竹内君(3年)
「Vision」 外谷さん(3年)
「親の製あん所」 手塚君(3年)  

プロジェクト発表の部
「風さやかがおこす稲作の新しい風 普及活動と一葉が示すその成果」  作物クラブ
「地域に根差した緑化活動Part2 ~産学官と連携した環境製造への取り組み~」  造園クラブ
「耕作放棄地再生プロジェクト ~小麦の地産地消・綿生産の実用化を進めよう~」  経営情報クラブ

2016.6.08
学校農業クラブ 意見発表・プロジェクト発表 校内予選大会 (農業科)

8月に大阪で行われる農業クラブ全国大会への挑戦権を選考する「校内発表会」が、体育館で行われました。 農業クラブ全国大会への道は遠く、 学校代表に選ばれた後は、県大会、北信越大会、そして、全国大会へと進むことが出来ます。 今日は、その序盤、先ずは学校代表として県大会への出場権を掛けます。 午前中は、「プロジェクト発表」の部。10のコースでプレゼンテーションが行われました。 どの発表も、先輩から引き継いで研究を深めてきている長年の歴史があります。昨年のちょうどこの時期に先輩から引き継ぎました。 先ずは、これまでの研究内容を理解し、さらに継続調査をする、工夫の余地を見つけ改善する、または、異なった見方からのアプローチをして違う切り口を試みる、 などの挑戦が報告されました。 午後は、「意見発表」の部の選考となる各クラスからの代表による発表が行われました。その意見発表も、練習の成果がにじみ出るような流暢な発表でした。 家族と自分に係わる身近な話題、本校への進学によって拓けた自分の農業への道筋、これまでの自分の体験から今後に目指す農業への夢、など、 体育館の聴衆は7分間聞き入ってしまいました。 最後に、審査委員長でもある学校長から話された講評の中では、堂々たる発表に感動した、研究内容は今後の農業を変革していくだろう、 自分の体験に基づいた説得力ある意見発表であった、長時間であったが聴衆の姿勢も立派であった、などお褒めの言葉がありました。 気になる結果は、6/10(金)朝に発表になります。

2016.6.07
全国植樹祭 会場を彩る私たちが育てた花 (農業科 野菜花卉[B]コース他)

6月5日長野市にあるエムウエーブ。主要幹線道路の至る所に規制がしかれ、上空を旋回するヘリコプターの音が響きます。 物々しい雰囲気を和ますかのように全国植樹祭記念式典会場に私たちが育てた花が並びました。 この花は4月下旬に受け入れたペチュニア800ポット。当日に開花するように管理されてきました。 ピンポイントで時期に花を咲かせる技術は並大抵のものではありません。それをやってのけた生徒の皆さんお見事でした。

2016.6.03
朝練 (農業科)

朝もう少しで8時になろうとしている頃、とある教室でノートをとる数名の生徒の姿がありました。 机は教室の壁に沿って並んでいてその上には植物の種や肥料などが置いてあります。 生徒達はそれをスケッチしたり、説明を書き取っているようです。これは今月予定されている農業鑑定競技にむけた学習です。 農業鑑定競技は、農業に関係する展示物が何であるかを答え実物鑑定能力を競うもので、校内予選で優秀な成績を収めると全国大会に出場できます。 農業科特有の朝練風景でした。

2016.6.02
ナガノパープルのジベレリン処理 (農業科 果樹科学[A]コース・クラブ)

衣替えの6月1日、校内にあるぶどう園にて種なしブドウにするためジベレリン処理を行いました。 ジベレリン溶液は処理したことが分かるよう赤に着色してあるので生徒達の手も赤くなります。 このあとしばらくは、「花ぶるい」(花が落ちて果粒が少なくなる現象)が起きないよう祈るだけです。

2016.6.01
調べる-1 ひろめよう風さやかプロジェクト (農業科 作物[C]コース・クラブ)

バスに揺られること30分。中野圃場に着いた一同は昨日との気温差にまずは驚きました。 なんでも、この時期としては今世紀最大の寒波が日本上空にきているとかで、北風が冷たく半袖では厳しい陽気のなか調査を始めました。

稲は葉が立ちはじめ根張りが進んでいる状況でした。田んぼに張られた水に手をいれると、生徒は「わぁ、あたたかい。」と気温とのギャップに驚いていました。 水は気温変動の緩衝役を果たしていることを実感できた実習でした。保温折衷苗代、幼穂形成期の深水管理はこの現象を利用した技術です。

今後定期的に調査が行われます。移りゆく季節ともに変わりゆく稲の姿をつぶさに観察していってほしいものです。

2016.6.01
土間コン打ちと平板作り (農業科 環境造園科 造園クラブ)

5月31日午後、うだるような暑さのなか長野県建設業協会の皆様を講師にお迎えし土間コン打ちとコンクリート平板を作成する実習を行いました。 はじめにあらかじめ掘削、型枠施工されてあったところと平板用型枠に配筋しました。鉄筋が交差する部分を針金で止めていくこの作業。指導のもと、すぐになれた生徒達は職人さながらに作業をすすめていました。 配筋が終わるといよいよコンクリート打設です。ミキサー車からコンクリートを運び型枠に流し込みました。同時に平板作成用の型枠にもおなじようにコンクリートが流し込まれていきました。 バイブレーターで締め固め、さらに表面を平らにして施工終了。

造園施工に必要不可欠なこれらの技術。みなさん自分のものにできたでしょうか。
講師の皆様お忙しい中ありがとうございました。

2016.5.31
学生公開アイデアコンペ表彰式! (農業科 環境造園科 造園クラブ)

『公益社団法人日本造園学会平成28年度全国大会』 学生公開アイデアコンペ【高校生部門】 『最優秀賞』 を受賞しました。 信州大学松本キャンパスにて、5/28(土)、平成28年度全国大会 学生公開アイデアコンペの表彰式が行われ、 本校から出展した作品が【高校生部門】において 最優秀賞 を受賞することが出来ました。 出展した計画図は、造園科3年緑地計画コースの5名による共同作品です。 今年のデザインコンペのテーマは「文化財を活かしたランドスケープ・プランニングと地域創生」とし、 国宝に指定されている松本城周辺の文化財や古くからの景観を生かした都市計画が課題とされていました。  製作に取り掛かる前の今年の3月に、生徒達は現地を訪れ、現地調査を行い、そこから1か月間、ゴールデンウィークの休日も返上して製図に取り組みました。 その努力が報われて、今回の受賞につながり、生徒たちには笑顔が溢れていました。 なお、今回の応募作品は、審査経緯、審査結果、講評等をまとめた「学生公開アイデアコンペ」の報告として学会 HP 、 ならびに、学会誌「ランドスケープ研究」に掲載予定です。 また、6月初旬から中旬に松本城内の松本市立博物館において作品が展示される予定となっております。機会がありましたら、 ホームページや学会誌、松本市立博物館でご覧ください。

2016.5.31
どろだらけになったよ 田植えのあとはひんのべで・・・ 信州すざか農業小学校 (農業科 野菜花卉クラブ [B]コース)

[5月29日記事]田植えのシーズンです。もちろん農業小学校でも田植えを行います。モチヒカリというもち米です。最初にクラブ員はもち米とうるち米違いをクイズを交えて説明しました。 また、田植えの方法をイラストを使って説明を行いました。この日はテレビの取材が入っていたので緊張気味でした。 さて、水田に行くと農家先生が、「糸に沿って苗を植えてくださ~い。」「(植え終わったら)糸を張りまーす。2歩下がってくださ~い。」「(糸が張れたら)苗を植えてくださ~い。」と拡声器を使って指示を出しながら田植えは進んでいきました。 親子で田植え行い、子供も大人も泥んこになっていました。 途中休憩では、ひんのべ(すいとん)がおやつに出されました。これが本当においしいんです。これを楽しみに参加している生徒もいるくらいです(という私もそうです)。 3~4杯食べて休憩終了。食べすぎてふくれたお腹を抱えながら田植えを再開。みんな徐々に慣れてきて気づいてみれば、例年より30分ほど早く終わったような気がします。 きれいな四角ではない水田の一部に最後に植えた苗を「これはスズメの分」と言っていた農家先生が印象残った今日の農業小学校でした。

2016.5.28
ちょっとだけ大学生気分に! 信州大学に行きました。  (農業科 野菜花卉クラブ [B]コース)

コース週間の中日(5/27)に野菜科学コースは、信州大学繊維学部にある養蚕の研究施設の見学と先進植物工場研究教育センター(SU‐PLAF)へ見学に行きました。 蚕と最近話題の植物工場の見学です。午前中は養蚕と棉について茅野先生から説明を受けました。ここでは蚕の餌となる桑を480品種育てているそうです。 目的は遺伝資源の保存ということでした。桑だけでもこれだけの品種があることに驚きました。 桑の用途は、蚕の餌のほか、実を収穫する、紙の原料、染色の染料、お茶など多岐にわたるようです。 蚕を育てているところは、近代的な施設でしたが、糸を吐き出させるところなどは、昔の農家を思わせるどこか懐かしい感じの施設でした。変わらないものもあるんだなぁと思いました。 昼食は学食で取ったので少しだけ大学生気分です。生徒はすごく学食が気に入ったようです。また、学食に高校生がいることが珍しいようで大学生の注目を集めていました。 午後は先進植物工場研究教育センター(SU‐PLAF)長の野末先生からは植物工場について講義を受けました。なぜいま植物工場なのかいうことが良くわかりました。 その後は、光量や光の波長を調べる簡単な実習や施設見学を行いました。 1日信州大学にいたのでちょっとだけ大学生になった気分だったようです。「大学生になりたいなぁ」なんて思った生徒もいたようです。充実した1日でした。

2016.5.27
現場に学ぶ  (農業科 微生物バイオ・食品製造クラブ [D・E]コース)

食品科学科では、コース週間を利用して普段実施できない学習を行いました。

24日に実習を行った角藤農園は、「長野県ワインブドウ作りのカリスマ」と呼ばれる方が管理している農園で、 高山村にあり、8.5haの広大な農地をもつ県内でも有数ブドウ園です。 この日は、ブドウ栽培の概要についてお話を聞き、摘葉(葉摘み)の実習を行いました。 高山村は、近年ワインブドウの栽培が盛んになっており、本校も「高山村ワインぶどう研究会」に所属し、 一緒に良質なワインブドウ栽培について研究をしています。 地域の先進的な取り組みを知り、体験することで多くのことを勉強することができました。

26日には、長野県工業技術総合センターの食品技術部門に視察研修に行きました。 このセンターでは食品についての分析や研究を行っており、様々な食品製造機器も導入されています。 この日は、センターの方から味噌についての講義を受けたのち、センターに導入されている機器の見学を行いました。 先進的な研究や食品製造機器を視察することで、今後の課題研究の展望が開けた生徒もいたようです。

27日には、飯綱町にある株式会社サンクゼールさんへ視察に伺いました。 ワインブドウの管理と醸造を担当されている方から、ブドウ圃場でワインぶどうに関する説明を受けた後、 ワイン醸造の施設の見学をさせていただきました。 午後は、結婚式にも使われているチャペルで、会社の理念や、近年のワイン生産の動向についてのお話を聞きました。 お話の終盤にはサプライズゲストとして、一昨年、本校の食品製造コースを卒業し、 現在サンクゼールでワイン製造の仕事をしているた先輩に登場いただき、後輩たちに熱いエールをいただきました。

2016.5.27
地域を花一杯に フラワーロード整備 (農業科 野菜花卉クラブ 野菜花卉[B]コース)

5月25日・26日の二日間、須坂インター線と県道349号線沿道に花の苗を植えました。過去十数年にわたって続けられている活動です。
最高気温が30℃に達した初日(25日)には、須坂インター線沿いにサルビアの苗を定植しました。ハウスから苗をトラックに積み込むところから実習は始まりました。 現場に運ばれた苗を汗まみれになりながら約2キロにわたって植えました。
初日とはがらっと変わって涼しくなった2日目(26日)。「真田丸」のオープニングで登場する米子大瀑布の付近を通る県道349号線沿道で実習を行いました。 人里離れたこの場所も花で彩りを加えました。地域を花一杯にする取り組みを私たちはこれからも続けていきます。

2016.5.26
失敗は成功のもと 北信濃コットンプロジェクト 農業科 経営情報クラブ 作物(C)コース

正門をくぐり一番奥にすすんだところに人目をはばかるようにコットン試験圃場があります。そこで栽培試験が着々と進められています。 マルチが張られた8本の畝には先日蒔いた綿が50cm間隔で顔を出していました。圃場の片隅には「白」などのラベルが貼られた鉢がならんでいました。

実験を担当する生徒達によれば、本校と高山村での綿の生育比較をするとか。そして標高差と摘心位置の関係も調べるそうです。 これらは、北信濃でのコットン栽培の貴重な資料になるでしょう。 ポットでは何をしているのか気になるところ。なんでも昨年の失敗を逆手にとって色目の面白いコットンボールを創るんだとか。 失敗に思えることも実は既成概念を変える新しい事実であるなんてことも世の中にはたくさんあります。いろんなことにチャレンジする姿に期待です。

2016.5.25
植える ひろめよう風さやかプロジェクト(農業科 作物クラブ 作物[C]コース)

週間予報では雨だった今日。心配だった雨もなく予定通り田植えが行われました。

田んぼに足を踏み入れると伝わってくる独特な感触に「キャー」、次は跳ねるカエルに「ギャー」・・・こんな奇声のなか田植えが始まりました。 慣れない手つきで、泥に足を取られながら少しずつ苗を植えていきました。普通教科の先生も途中参戦し、田植えレース?はヒートアップ。
試験区の設定は先輩と後輩とペアで実施。こうして様々なことが引き継がれていきます。
田植えも終わりに近づくと、植える姿もさまになり、始めた頃頭に浮かんだ「今日中に終わるのかな」という心配は杞憂に終わりました。 みんなの協力で無事田植えが終わりました。これでさなぶりを迎えられます。皆さんお疲れ様でした。

2016.5.24
地味だけどこれが大事 リンゴの摘果(農業科 果樹クラブ 果樹科学[A]コース)

学校から南へ車で5分。そこに本校の果樹園があるのをご存じですか。第2農場と呼ばれるこの圃場では、炎天下もくもくとはさみを動かす生徒の姿がありました。 たくさん実をつけたなかから中心果を残し他はすべて切り落とす地味な摘果作業。でも、これをしないと店先に並んでいるような立派なリンゴにならないのです。 見えないところで地味な作業が続きます。こうして私たちの元においしいリンゴが届くのですね。

2016.5.23
こねる ひろめよう風さやかプロジェクト(農業科 作物クラブ 作物[C]コース)

コース週間初日の今日。水が湛えられた圃場に作物クラブ員は向かいました。 今日のメニューは代掻きです。苗を植えやすくする、肥料を水に親和させる、漏水を防ぐなど代掻きは多くの役割を持つ技術です。 ちょっと水が多めだったので、どこまで代掻きをしたのかわかりにくかったけれど、目標をさだめトラクタをまっすぐ進ませました。 北海道ではGPSを使って代掻きするので、こんな悩みはないのですが・・・。GPSにも負けないテクニックで作業をおわらせました。 それでも、トラクタが旋回する部分はでこぼこになるので、最後は人力で仕上げ。 上手な田植えは、それ以前の作業にかかっています。二日後には移植が控えています。 田植えの良否はいかに。楽しみです。

2016.5.20
山林実習(農業科3・1年)

今日、農業科の3年生と1年生は須坂市仁礼にある学校林で山林実習を行いました。 木漏れ日をうけて光る清流を横目に現地をめざしひたすら登山。昨年整備した通路は雨や雪で痛み、所々倒木のトンネルができていました。 息を切らしながら現地に到着。使い慣れていない道具を使って、下草刈りや通路の階段を整備しました。「ここまで登ってくるのはつらいけど、実習は楽しい、毎日でもいい。」なんて声も。 いつになく張り切って実習する生徒の姿に感心しきりの先生もいました。そして澄んだ空気のなかで食べる昼食は格別だったことでしょう。 予定通り実習を終え山を下ります。今度は膝が笑ってしまいました(筆者だけかもしれません)。
山に入ることがほとんど無くなった私たちにとって、山林の役割や管理をする意味について考えるよい機会でした。

2016.5.17
施肥 今度は須坂! ひろめよう風さやかプロジェクト (作物クラブ 作物[C]コース)

予報通り朝方からの雨。今日中に須坂圃場の施肥をしなければ日程的に厳しくなります。やきもきしながら時間だけが過ぎていきます。 願いが通じたのか午後には雨が上がり(これも予報通りですが・・・)、水田に向かいました。昨日までの暑さは息を潜め上着がなければ肌寒い、そんな中での実習でした。 巻き尺とポールを使って区画し、そこに決められた量の肥料をまきました。3枚のうち、一番小さな水田にはちょっとしたおまじないをしてみました。効果ははいかに、こうご期待あれ。 段取りよく実習を終えた一行は20分ほどかけて徒歩で帰校。車からは見えない沿道に咲く花をながめながら歩くのもたまにはいいものです。

2016.5.17
桜の樹勢回復実習 臥竜公園にて   (造園クラブ)

「臥竜公園桜樹勢回復事業」(主催:須坂市臥竜公園管理事務所)に、須坂園芸高校の造園クラブ16名が参加しました。(2016.5.12 11:15-12:30)
当クラブは「臥竜公園桜守りの会」とともに、臥竜公園竜ヶ池周辺の桜樹勢回復事業に加わり、「臥竜公園」の桜樹勢回復を進めて来ています。 この実習は、都市公園の植生調査学習の一環としての学習活動でもあります。 実習は今年で9年目になりますが、ソメイヨシノの様子を見ると、明らかに効果が現れています。
雲一つない快晴の今日、「日本さくら名所100選」で有名な臥竜公園のソメイヨシノ約150本のコスカシバ対策を実施しました。 まず、開会式で山岸所長からご挨拶を頂き、「臥竜公園桜森の会」会長の羽生田氏から説明をうけ、いざ作業開始。 脚立を用いて、およそ2~3mの高さに、性フェロモン剤入りチューブを木の4方向へ5・6本ほど巻きつけました。 同時に、前年度に麻ひもで縛りつけたチューブを取り外しました。
過去8年間の効果が現れて、コスカシバ幼虫による被害は激減しています。 被害状況を調べたところ、2か所以上のコスカシバ虫ふんを確認した樹木数は確実に年々減少しています。 今後更に、サクラが元気になるように見守っていきたいです。 

2016.5.12
施肥 ひろめよう風さやかプロジェクト (作物クラブ 作物[C]コース)

雲ひとつ無くすがすがしい陽気になった今日、学校から車で20分ほど北に位置する中野圃場で施肥を行いました。

巻き尺をはり区画をつくり、所定の場所に昨日用意しておいた肥料を施肥しました。ときおり顔を出すカエルや大空を舞い鋭い視線で獲物を探すトンビに驚きながらの実習でした。

昨年この圃場で収穫された風さやか。その評価は非常に高く、今年も昨年以上を目指して研究を進めていきます。

それにしても、雄大な山々を望みながらの実習は気持ちいい!

2016.5.12
量る ひろめよう風さやかプロジェクト (作物クラブ 作物[C]コース)

5月12日作物クラブはプロジェクト研究用の肥料を量りとりました。2ヶ月ほどかけて立てた計画をもとに、はかりとにらめっこしながら間違いの無いように作業が行われました。 ある肥料には特別なにおいがあって、生徒達はちょっと渋い顔をしながらそれを扱っていました。風さやかは長野県が生んだ新しい水稲品種です。この品種がもつ特性を生かした栽培方法、特に施肥法を私たちは追求しています。それに数年前から研究対象と注目しているある成分があります。今年はどうなるかたのしみです。 地域の稲作に少しでも貢献したい、そんな思いで研究を進めていきます。

2016.5.11
農業小学校の後は (野菜花卉クラブ)

5月7日の農業小学校の後に学校にある野菜クラブの圃場で野菜を植え付けました。もちろん自分たちが食べるため。トマト、ミニトマト、スイカ、シシトウです。他にも農業小学校で栽培しているものも栽培しますが、まずは自分たちの食べたいものからです。楽しみながら野菜を栽培してます。

2016.5.11
信州すざか農業小学校豊丘校 (野菜花卉クラブ)

5月7日(土)2回目の信州すざか農業小学校豊丘校がありました。いつものようにそのさとホールに行くと「あれ?なんで?」今年の3月に卒業したOGが参加。自転車で2時間かけてここまで来たとのこと。ということは…朝6:00には家を出た!そこまで彼女をさせるのはなんなんだろう。農業小学校の魅力なのかなぁ。ということで農家先生はじめみんな大歓迎でした。 さて、今日の作業は、ネギ・トウモロコシの植え付けです。いつものようにネギやトウモロコシに関するクイズを出しながら作業の説明をしました。ネギは葉、茎、根のどこを食べているのか?トウモロコシの実でない色は黒、赤、青などの問題です。「えーっ!」という反応があると思わずガッツポーズをしたくなります。作業は野菜クラブ員が一緒になって行い順調に終わりました。 作業後の離山散策。同じ須坂市内にある臥龍山は雌の龍。この山は雄の龍といわれています。この山の龍の口といわれているところからの眺めはなかなか良いです。この山の入り口と頂上の標高差は約100mです。山の中には綺麗なツツジが咲いていました。そんな中セミが鳴いている。「何でこの時期に?」今年はやはり季節が進んでいるのか、はたまた地球が暖かくなっているのか…。 今日も充実した農業小学校でした。

2016.5.10
JR長野駅前にて、緑の募金活動を行いました  (農業クラブ)

5月4日(水)JR長野駅前で農業クラブ員4名が緑の募金活動を行いました。本校の他に、長野清泉女学院高校、更級農業高校、屋代南高校の高校生も参加しました。 本校の生徒は、JR長野駅前で募金への協力を呼びかけました。 JR長野駅を利用する一般の皆さんに、チラシや花の種子を配りながら募金を呼びかける内容ですが、 大きな声出せるかなぁ? 緊張しているのかなぁ? と心配しましたが、それは無用でした。 初めから大きな声を出して募金への協力を呼びかけていました。 ただ、途中でテレビや新聞の取材を受けた時は、やや緊張していたようです。 今回の募金の一部は熊本地震の被災地の緑化に役立てられるそうです。募金してくださった沢山の方、ご協力ありがとうございました。

2016.5.9
「さなぶり」にむけて ひろめよう風さやかプロジェクト 流通経済コース 作物(C)コース

「さなぶり」は東北や関東地方で行われる、田植えが無事終わったことを祝う風習です。 数年前から長野県農業試験場(須坂市)で育種された風さやかにスポットを当て、その普及をめざし研究が進められています。
今年もいよいよ田植えの準備がスタートしました。5月6日、学校から少し離れた水田にバスで向かい実習を行いました。 ねずみなどの小動物に穴を開けられた畦を補習し、逆に土砂や枯れ草で埋まった水路や水の入り口(水口)、出口(水尻)を掘り起こしました。 単純ですが一作の管理のしやすさのために省くことができない重要な作業です。 ときおり顔を出す、ミミズや蛙にびっくりしながら、また先の管理のことまで考えながらの実習でした。休憩時には四つ葉のクローバー探しに夢中になる姿も・・・いいことあるかな?。 そして整備された圃場や私たちは「さなぶり」がむかえられる日を待ちわびています。
なお、機材のない私たちに畦塗機を貸与してくださった農業試験場様には本当に感謝しています。いつもありがとうございます。

2016.5.9
苗半作 北信濃コットンプロジェクト 情報会計コース 作物(C)コース

5月6日、信州大学繊維学部茅野先生と現地生産法人の山本先生をお招きし綿の播種を実施しました。播種の前に教室で茅野先生より講義をしていただき、綿についての理解を深めました。場所を屋外に移し、ポットへ綿を播種しました。
苗半作という言葉があります。これは苗の良否が栽培の半分を左右するという意味で、すべての作物に共通することです。 苗の良否は播種に始まりその後の管理によります。講師の先生方のアドバイスのもと、まずは安定した出芽をめざし実習が進められました。今後の生長が楽しみです。
講師の先生方ありがとうございました。

2016.5.6
善光寺花回廊ながの花フェスタ2016 野菜花卉(B)コース他

5月3日~5月5日の3日間に渡って善光寺花回廊ながの花フェスタ2016が開催されました。本年度は花回廊が15周年目ということで北信の高校3校(下高井農林高校、須坂園芸・須坂創成高校、更級農業高校)の総勢145名で協力してタペストリーガーデンを作成しました。デザインは昨年度1月から2月上旬にかけ下高井農林高校と共同でねられたもので、今回みごとに善光寺参道に花開きました。それが道行く人たちにどのように映ったか、説明は不要でしょう。

2004年に初めて参加して以来、今年が須坂園芸高校フラワーデザインコースとしては最後の花回廊。コース全員の花回廊にかける思いが一つになった時でした。フラワーデザインコースとしてはこれで終わりましたが、タクトは創成高校の後輩達に託され、さらに発展してゆくことでしょう。参加した生徒の皆さん、お見事でした。そして、お立ち寄り頂いた皆様ありがとうございました。

なお、この取り組みは特集記事として後日掲載予定です。

2016.5.2
今年も大盛況!『園芸フェア2016』 ありがとうございました

恒例の須坂創成高校(農業科)『園芸フェア』を行いました。毎年の事なので、地元の皆様には苗を中心に待ち望んで頂いています。今日も10:00販売開始に向けて、関係の生徒達は朝8時頃から準備を行いましたが、9時頃から大勢の方々に行列を作って待っていただきました。 苗に係わる生徒は園芸科野菜科学コース(B.野菜・花卉コース)の生徒達ですが、毎年「新人」です。今日の為に「新人研修」を行ってはいますが、慣れた頃には閉店になってしまいます。 また、販売する苗は生徒が「実習」として発芽させたり接ぎ木したものなので、市中のお店のように大量にはありません。不手際があったり、希望の苗が購入できなかった方も いらっしゃいましたが、ご容赦ください。情報会計コース(C.作物コース)の生徒達は、加工品の販売を行い、盛況でした。生徒達が地元で育てた小麦を使ったパン、学校農場で収穫したリンゴから絞ったリンゴジュース、国内産大豆から仕込んだお味噌が テントに並びました。さて、フラワーコース(B.野菜・花卉コース)の生徒+有志のチームが、明日からの『善光寺花回廊』タペストリーガーデンに参加します。運動部の生徒達は練習試合などで、 GWはほとんどの生徒が学校外で活動します。

2016.4.28
今年もやります 園芸フェア2016 (2B野菜花卉 3B野菜 2C作物 3G情報会計他)

5月2日(月)10:00~12:00 恒例の園芸フェアを開催します。

須坂園芸高校・須坂創成高校(園芸キャンパス)にて本校産の野菜・苗物・パン・加工品を販売します。苗を持って帰る箱をご持参下さい。なお、苗が売り切れ次第終了とさせて頂きます。お問合せは 026-245-0103 まで。

          

2016.4.27
「ゆめかおり・ゆめきらり」はじめました (2C作物・3G 経営情報クラブ)

本校で栽培された小麦「ゆめかおり・ゆめきらり」からできた小麦粉の出荷がはじまりました。「ゆめかおり・ゆめきらり」両品種ともに長野県農業試験場で誕生したパン用、麺用の小麦です。パンや麺以外にもお菓子などでも問題なく使える優れた品種です。昨年作物クラブが企画したどら焼きにも使われています。二人が持っている商品は5月2日の園芸フェアでも販売予定です。地粉はなかなか手に入らないものですので是非お買い求めください。小麦は地域でも問題になっている耕作放棄地を減らすための作目として栽培をはじめたものです。いくら作っても行き先がなければ問題は解決しません。小麦粉やパンなどの商品はいわば出口にもあたるものです。私たちは生産から販売までを見据えた取り組みをしています。

2016.4.27
はじめて情報処理室へ 農業科1年

農業科新入生にとって入学後はじめての情報処理室での授業。足を踏み入れた新入生は興味津々でちょっとした歓声があがりました。これまで農業情報処理の授業は、情報関係のモラルをテーマとしホームルーム教室で展開されていましたからこの状況も不思議ではありません。
レポート作成や資格を取得して進路に生かすなどこれからの学校生活に欠かせない情報関係のスキルをこの場所で身につけていきます。電子黒板をはじめ整った学習環境のなかで、新入生のみなさん学習に励みましょう!

2016.4.25
実習だけじゃないんだね 作物(C)コース

農業科では、2年次からコース授業があります。7つ用意されたコースから自分にあったコースを選び学習をしていきます。外からのイメージとしては、専門高校の授業イコール実習ではないかとおもいますし、事実学習の中心であることに間違いはありません。 けれど実験実習は綿密に練られた計画や体系的な知識の上に成立するものなのです。座って講義をうけたり、室内でディスカッションしたりする時間もあるんですね。写真は作物コース2年生が経営の基礎を学んでいる様子です。

2016.4.25
北信濃コットンプロジェクト(2C作物・3G 経営情報クラブ)

雲行きが怪しい4月25日午前中、須園キャンパス校内にある圃場では綿花栽培の準備が進められました。
北信濃コットンプロジェクトは産・学・官の連携のもと、高山村や須坂市に綿花栽培を根付かせ地域の発展につなげる取り組みです。須坂園芸高校経営情報クラブ(3Gコース)、須坂創成高校農業科作物クラブ(Cコース)は、栽培研究と製品企画を担当しています。 今日は、栽培試験圃場の準備をしました。計画にそって畝(うね)たて・マルチングを実施し、コットンが生活する舞台が整いました。コットンの苗は、ポットで育てられある程度大きくなってから今日の場所に植付けられます(定植)。
北信濃にはどんな品種や栽培法が適するのか?など、ほとんどが謎のベールにつつまれているのでこれからが楽しみです。

2016.4.21
段取り八分といいますが 野菜・花卉クラブ・造園技術クラブ

連休中イベントが目白押しです。「園芸フェア」「善光寺花回廊」に向けて、野菜・花卉クラブは準備を進めています。イベントの成功には他クラブや他校生とのコミュニケーションが不可欠です。でもそれは、各自与えられた役割を果たした上での話です。お客様に満足してもらえる苗を育てる、人に感動を与えるタペストリーガーデンを企画するなど、私たちは準備を進めています。
少し先になりますが6月には環境造園科の生徒が受ける「造園技能検定」があります。練習に励み合格を目指します。
段取り八分、備えあれば憂い無し、いましていること、そのすべては成功への架け橋です。

2016.4.16
信州すざか農業小学校 入校式&ジャガイモ植付

今年で12年目になる「信州すざか農業小学校」の入校式です。入学生は21名です。昨年も少なかったのですが、さらに人数が少なくなりました。ちょっとさみしい気もしますが、 その分、仲が深まれば良いなと思います。農業小学校の小林校長先生から「ノートも教科書もない授業。手と足を使う授業を楽しんでほしい」という挨拶がありました。 三木須坂市長からは、 「楽しく、ためになる授業を楽しんでほしい」という言葉を頂きました。 児童代表の挨拶の中では、「昔からの文化を学びながら、友達と一緒に美味しい野菜を作りたい」と言っていました。 私たち野菜クラブも、とにかく楽しんでほしいと思っています。一緒にがんばりましょう。
ということで、今年の最初の授業もジャガイモの植え付けでした。恒例のクイズを交えて作業説明をおこないました。ナスやトマトがジャガイモの仲間(同じナス科)と聞いて驚いていました。作業が始まると、小学生は慣れない鍬を使って溝を掘り、競うように種イモを植え、肥料を与えていました。収穫するときには30倍になっているはずです。7月下旬の収穫が楽しみです。なお、園芸高校の生徒がパネルを使って説明している場面や小学生がジャガイモを植え付ける場面を、SBCテレビ局が取材を行いました。

2016.4.10
田中本家博物館の「開館記念 お客様感謝デー」にて販売実習 加工クラブ・草花クラブ

4/10(日)に須坂市の田中本家博物館で例年行われている「開館記念 お客様感謝デー」にて、加工クラブと草花クラブが販売実習を行いました。 須坂地区は天気に恵まれ、多くの観光客が来館される中、10時からの販売は好調に始まりました。草花クラブではパンジー・ビオラのポット苗を、加工クラブではリンゴジュース・みそ・イチゴジャムを販売しました。両クラブの生徒の「お花いかがですか―」、 「加工品いかがですかー」という声が元気よく響き、賑わった販売実習となりました。また、軒を並べた隣のブースでは、統合校の須坂商業高校が自校ブランド『くまずぎ』のオリジナル開発商品の販売実習を行いました。これまで伝統的に、 須坂園芸高校と須坂商業高校がそれぞれ田中本家博物館からお誘いして頂いて来ましたが、2高校としての参加はこの3年生で最後となります。来年度からは、須坂創成高校として一つの暖簾(のれん)の下、販売実習をさせて頂くことになります。

2016.4.1
緑化推進特別強調月間初日キャンペーンに参加

本校の農業クラブ員が、長野県緑の基金の国土緑化運動の普及・啓発を目的とした「緑化推進特別強調月間」の初日キャンペーンへの協力をしてきました。 内容は、長野県庁へ行き、知事と副知事に募金の協力の呼びかけをお願いするために訪問しました。また県庁内で募金活動を行ってきました。 本校の他にも、長野西高校、更級農業高校、屋代南高校の高校生が参加していました。

本校の生徒が代表して、阿部知事、太田副知事、中島副知事に募金の趣旨説明を行い、募金の呼びかけをお願いしました。 知事から協力していただける旨の言葉を頂きました。

その後、高校ごとに募金活動を行いました。本校の生徒は、県庁内の林務部、環境部、教育委員会事務局で募金活動を行いました。 みなさん快く募金に協力していただきました。ありがとうございました。

2016.3.18
耕す、磨く、未来のために

昨日も今日も天候に恵まれて、新2年生・新3年生は専攻コース毎に圃場での実習が始まっています。 丁度1年前には、須坂創成高校の第1期生として入学を決めた中学生だった生徒達が、この1年間に自分の専攻コースを決めて今では立派な高校生に成長しています。 食品科学科の生徒は、ワイン用のブドウに施肥する土が相手の力仕事でしたが、男子も女子もパワーで頑張っていました。また、環境造園科の生徒達は壁泉の掃除を行って 始業式に備えました。

2016.3.4
卒業証書授与式 

春が感じられる暖かな天候に恵まれて、須坂園芸高校の第68回卒業証書授与式を行うことが出来ました。在校生、保護者、来賓のみなさまの拍手に迎えられて卒業生が入場し、 担任から一人一人が呼名されて、149名が卒業を迎えました。学校長式辞、来賓祝辞には、心温まる激励の言葉が込められていました。在校生送辞、卒業生答辞には、 双方の心が通う言葉が込められていました。

厳粛な卒業式に続いて、保護者・来賓の見守る中、生徒会が主催する「3年生を送る会」が和やかに行われました。 先ずは、恒例の新旧生徒会長の帽章の引き継ぎ式をステージで行い、伝統の帽章が卒業する松本君から2年菅沼君に引き継がれました2年生の新執行部が心を込めて作った恒例の 「映像で振り返る3年間」を鑑賞し、続いて、大壁画が披露されました。この卒業式に向けて全校生徒が参加して作った「桜の絵」です。ピンクの桜の花びらは、全校生徒の手形で出来ています。 最後に、新旧の応援委員が音頭を取って エールの交換が行われ、体育館での卒業式と「3年生を送る会」を終えました。

3年の各HRでは、保護者が見守る中、一人一人に卒業証書が手渡され、涙あり、笑いありの最後のLHRが行われました。 卒業生たちが輝く目をして担任を見つめる姿をみていると、充実した高校生活を送ったことが伺えました。みなさん、卒業おめでとう。

2016.3.4
活躍した生徒の生徒表彰と卒業式予行

これまで本校では、校外活動などで活躍して賞状を頂いた生徒には、全校生徒の前で受賞を讃えて来ています。 今日の卒業式予行の中で、秋の収穫祝以降に受賞した生徒と、各専攻コースの成績優秀者の生徒表彰を行いました。

①産業教育関係学校優良卒業

産業教育振興会中央会表彰 丸山 魁斗

産業教育振興会県表彰  竹内 裕香

②全国農業高等学校校長会表彰

園芸科 果樹科学コース 阿藤 詩織 野菜科学コース 小山 愛美 フラワーデザインコース 内堀 克海

食品科学科 微生物バイオコース 丸山 茅紘 食品製造コース 山﨑 里菜

農業経済科 流通経済コース 松本 伊織 情報会計コース 小平 達也

造園科 環境工学コース  三宅 諒介 緑地計画コース  中村 春香 造園技術コース  松尾 怜菜

③長野県学校農業クラブ連盟表彰  

須坂園芸高校農業クラブ会長  池田 聡

④大会・コンクール関係

*全国造園デザインコンクール入選 3年髙橋 奎吾 佳作 2年小宮山 桃加

*全国高校生バイオサミットin鶴岡 審査員特別賞 3年北澤 由紀 

⑤資格取得関係

*全国経理教育協会 成績優秀者表彰 2年 安藤 彩 2年 山本 華子 2年 宮尾 綾乃

*日本漢字能力検定2級 2年 武田 美咲

⑥全国農業高等学校長協会アグリマイスター認定表彰

*ゴールド 3年中村 春香 3年丸山 茅紘 3年北沢 直也

*シルバー(25名) 3年 志川 涼太 ,宮川 こずえ,阿藤 詩織,小林 礼奈,坂野 なるみ,樋口 ひまわり,藤本 友香,松木 彩夏,山崎 智佳良,湯本 勝哉,阿部 柊真,市川 まゆ,北澤 由紀,月岡 凜,藤牧 聖奈,宮坂 真実,宮澤 桃花,山﨑 勇門,小林 祐斗,田中 雅大,丸山 魁斗,宮川 みいな,宮澤 滉太,目黒 颯人,湯本 紗弓

授業以外でも色々と活躍した3学期でした。卒業式の予行を終えて、明日はいよいよ卒業式です。成長した生徒達が立派に巣立つおめでたい日ではありますが、寂しさも感じてしまいます。

2016.2.28
フォークリフト運転技能講習

3年生は自宅研修中ですが、毎日登校して資格取得に挑戦した生徒も居たので紹介します。

『フォークリフト運転技能講習』に挑んだ13人の生徒は、自宅研修に入ってからも毎日登校して学科の勉強や15時間の事前実技実習を行い、 一週間前の日曜日には学科試験に挑戦し、今週の月曜日には最終の実技試験に挑みました。教習センターの検定員が来ての試験だったので、緊張の実技試験でしたが、 受験した13名全員が合格出来ました。このフォークリフト運転技能講習に挑戦した生徒は、長野県農業大学校への進学する生徒もいますが、やはり造園業や工場への就職が内定した生徒達が多く、職場に入ってからの即戦力として働いてくれることと思います。

2016.2.18
「社会に出る前に」講話拝聴

専門学科のまとめとなった課題研究発表会を終えて、2/5から自宅研修に入っていた3年生の今日は、登校日でした。フォークリフトの講習会で毎日登校していた生徒もいましたが、 3学年が全員集まるのは久々です。LHRの後は、学年集会を行って、「社会に出る前の」講話をお聴きしました。講師には、上田市の上田情報ビジネス専門学校の比田井校長先生をお迎えして、パワーがあり、元気の出るお話をお聴きしました。生徒達は、最初に『幸せってなんなろうか?』、『幸せな生活ってなんなろうか?』と問われました。講話の中で、『この話は2年前もしたよね!』。うなずく生徒に『よーく 覚えていたね。』と比田井先生はにっこり。『同じ話だけれども、感じ方は違うと思う。』各自が高校での成長を確認することが出来るようなお話をして頂き、生徒達は、社会に巣立つことが不安に感じていた面もあったかもしれませんが、 今日の講話をお聴きして、比田井先生が狙ったとおりに勇気が湧いたことと思います。

卒業式は3/5(土)。ハレの日までにまだまだ十分に時間があります。この自宅研修中には、じっくり自分を見つめて有効に時間を過ごしてほしいものです。終わり良ければ、全て良し!です。

2016.1.9
野菜クラブ すざか農業小学校 米粉でまゆだまをつくったよ

信州すざか農業小学校豊丘校(16回目)

期日:平成28年1月9日(土) 9:00~12:00

場所:須坂市豊丘 そのさとホール 

内容:米の粉でまゆだまを作ってみよう!

本校参加者: 野菜クラブ3名

例年になく雪が少ないのです。しかし、今日はたまたま雪が降りました。予報では雨かもしれなかったのですが、一面の銀世界。 農業小学校が行われるところでは、市街地と雪の量が違います。

今回の農業小学校は、米の粉でまゆだまを作ってどんど焼きで焼いて食べるということです。今年は小学生にもどんど焼きのやぐらを作ってもらいました。 小さなやぐらと大きなやぐらで、どんど焼きです。

今回のまゆだまづくりには、米粉を使います。米粉を練って蒸して、まゆの形にするのですが、子供たちはみんな思い思いの形はに作ります。お正月ということでコマを作ったり、 花を作ったりと自由です。

どんど焼きが始まると、みんな火の回りに集まるのですが、だんだん離れていきます。思った以上に熱いのです。なかなか炎に近づくことができません。 パンパンと竹の爆ぜる音も大きいので、びくびくしながら近づきます。ちょっとした度胸試しですね。

焼きたてのまゆだまはとてもおいしいです。今年もこれで無病息災。今年も健康で過ごせることでしょう。

2016.1.9
緑地計画コース 全国造園デザインコンクールにむけて

新年を迎えて3学期が始まったばかりですが、造園科緑地計画コースの生徒達は、お正月返上で取り組んできた「全国造園デザインコンクール」 へ出品する作品の最後の追い込みに取り組んでいます。明日からの3連休も、自分の作品に最後の微調整をします。締切は1/14。

これまでの先輩は毎年一生懸命に取り組んで、本校の歴史に残る成果を上げています。今年の生徒達も全力で取り組んでいます。発表は1/25。 これまでの努力が実りあるものになることを祈っています。

2015.12.17
進路状況

3年生の進路状況も大詰めを迎えています。全員が順調に進路実現を果たしています。

・進学 4年制大学に11名 短期大学に11名(東京農業大学 農学部・地球環境科学部、東京農大短期大学部醸造科など)

・就職者希望者47名全員内定。長野県警に男子1名が合格。

・地元の機械製造系、食品製造系の企業に多数内定。(例:アスザック(株)・アスザックフーズ(株)・オリオン機械(株)・オリオン精工(株)(株)遠藤酒造場・(株)鈴木・テクノエクセル(株)・長野興農(株)・(株)みすずコーポレーションなど)

・1次就職試験の内定率は94%、10月下旬には全員内定をしました。(4年連続して内定率100%を達成しています。)

2015.12.3
もりもり給食DAY 今日はせんせいだ

須坂市北旭ヶ丘保育園へ野菜科学コースの3年生5名が、実習で栽培しているレンコンの説明にいきました。『もりもり給食DAY』は、須坂市が主催している食育の一環で、今日の給食では、 須坂市内のすべての保育園で、園芸高校の生徒が育てた小麦で作ったパンとレンコンが給食として出されました。

はじめに、問題を出しながらレンコンに関する説明を行いました。

「レンコンの穴は何のためにあいているのかな?」

「レンコンはどこにできるのかな?」

などのクイズです。それが終わると、レンコンが育つまでの過程を簡単に説明しました。みんなしっかり聞いてくれました。最後には、質問する園児まで出てきて、レンコンに興味を持ってくれてよかったです。

説明の後は、園児と一緒に給食を食べました。(椅子や机がとても小さくてびっくりです。当然といえば当然なのですがね。)レンコンはレンコンチップスになってサラダに入っていました。なかなか食べてくれない子がいて、おいしくないのかなぁと思って恐る恐る聞いてみると、 「おいしいのは最後に食べる!」と言っていました。とてもうれしい一言です。また、最後には、保育士さんからも「説明がとても分かりやすくて良かった」と言っていただき、うれしくなりました。

給食は小学校以来なので、久しぶりに給食を堪能した高校生たちでした。

2015.12.3
野菜クラブ すざか農業小学校 ぺったんぺったんもちをつこう!

信州すざか農業小学校豊丘校(15回目)

期日:平成27年12月12日(土) 9:00~12:00

場所:須坂市豊丘 そのさとホール 

内容:「ペッタン ペッタン」もちをつこう!

本校参加者: 野菜クラブ2名

確か農業小学校の餅つきは、雪降りか、とても寒い中で行われてきたような気がします。今年は異常な暖かさ。ちょっと気持ち悪いです。今日の餅つきのもち米は、もちろん農業小学校で作ったお米です。それを杵と臼でペッタン、ペッタンと餅つきをします。その横には、お米を蒸すための竃があります。 もちろん薪を燃やしてお米を蒸します。だから薪割もしました。杵を振り下ろす動作と斧をひり下ろす動作は、一緒。薪割で振り下ろす動作を練習をしてから、餅つきです。薪割が上手にできた子は、餅つきも上手です。薪がきれいに割れるととても気持ちがいいので、 餅つきよりも薪割を一生懸命する子もいました。つき終ったお餅には餡子(あんこ)やきな粉やゴマをつけて食べました。自分たちでついたお餅はとても美味しかったようです。みんなおなかいっぱい食べていきました。

今年の農業小学校もこれでおしまいです。天候のせいか、全然年末の気分がしない農業小学校でした。

2015.12.3
クリスマス そして年の瀬 フラワーデザインコース他

本校恒例のクリスマスイルミネーションが、栃並木を入った前庭に現れました。本物のモミの木に飾り付けた全高5mの本格的なクリスマスツリーです。 (昨年は、工事の関係で、前庭に飾ることができませんでしたから、今年はリバイバル。)

園芸高校の2・3年生の園芸科が専攻する『フラワーデザインコース』では、様々な空間で展示物を引き立てるディスプレイデザインを学習しています。 その一環として、『フラワーデザインコース』の生徒がこの時期に、クリスマスイルミネーション装飾を例年行って来ました。 恒例のクリスマスイルミネーションは、夕方の生徒達の気持ちを和ませてくれるとはいえ、教育面からしても節電も考えなくていはいけないので、発光体はLED、 点灯時間はタイマーで設定して、生徒が帰った18:30には消しています。

なお、今年の4月からは新たな「須坂創成高校 農業科」として学科改編を行い、現1年生は『フラワーデザイン』コース専攻はありません。 したがいまして、今のような形でリスマスイルミネーションを飾り付けるのは、残念ですが来年が最後になりそうですが、また、新たな取り組みに期待するところです。

2015.12.2
租税教育推進協議会長賞受賞 農業経済科Fコース(創成園芸農学科Cコース)

本校では例年、農業経済科3年生の学科必修科目「農業経営」の授業の中で、長野税務署の方等を講師に招いて「租税教室」を開催し、 租税及び税金の使い道等について学ぶ機会を持ち、今年度は6月30日に開催しました。

租税教室を受講した後、受講者全員が税を題材にした作文を書き、国税庁 「第54回 税に関する高校生の作文」 へ応募しました。

その結果、農業経済科3年 竹内さんの応募作文 「税の勉強をして」 が、「長野税務署管内租税教育推進協議会長賞」をして、本日12月2日(水)に、 長野税務署副署長さんより、竹内さんへ賞状が授与され、記念品が贈呈されました。竹内さんは各方面に全力で打ち込んでおり、今回も、数多くの応募があった中で選ばれ、 賞を頂くことができて、とても達成感を味わうことが出来ました。

2015.11.28
野菜クラブ すざか農業小学校 そば打ち体験と大豆の脱穀

信州すざか農業小学校豊丘校(14回目)

期日:平成27年11月28日(土) 9:00~12:00

場所:須坂市豊丘 そのさとホール 

内容:そば打ち体験・大豆の脱穀

本校参加者: 野菜クラブ3名

今朝は、周りの景色が見渡せないほどの霧が濃く出ていました。本格的に冬が始まりそうです。

生徒は昨日までテスト期間中だったため、作業説明の準備ができなかったようです。ですが、小学生に「大豆から作られているものは何でしょう?」と問いかけて、 答えを小学生と一緒に出し合っていました。答えとしては、醤油、味噌、豆腐など様々な答えが出てきていました。改めて考えてみると、大豆から作られているものは沢山ありますね。

そば打ち体験です。まずは、製粉です。今年度は、昔ながらの「石臼」を用いて、製粉しました。そば打ちで使う粉をすべて石臼で製粉することは難しいので、全てではありませんが、 とても楽しそうに石臼を使っていました。次は、そば粉6に対して小麦粉4の割合でそば打ちをします。一般的には8:2で打つようですが、そば粉が多いと繋がりにくいようなので、農業小学校では6:4で打ちます。 最後の練りは、小学生はまだ力があまりないので、ビニールに入れ、足で踏みつけて、そばを練りました。そして、そばを切りますが、やはりなかなか難しいようで、様々な太さの麺が出来上がってしまいました。大人が麺をゆでている間、小学生は大豆の脱穀を行いました。そして、脱穀後は全員でそばを頂きました。薬味に使われている大根やネギも農業小学校で収穫したものです。みんな美味しくいただきました。そば打ちに加えて、脱穀も行ったので、少し忙しい農業小学校でした。

2015.11.20
野菜クラブ すざか農業小学校 秋野菜の収穫

信州すざか農業小学校豊丘校(13回目)

期日:平成27年11月14日(日) 9:00~12:00

場所:須坂市豊丘 そのさとホール 

内容:秋野菜の収穫

本校参加者: 野菜クラブ1名

今日の農業小学校は、焼き芋と秋野菜の収穫です。雨と強風の心配をしながらの作業となりました。雨は何とかなりましたが強風はどうにもならず、予定していた焼き芋はできませんでした。秋野菜の収穫は、ダイコン・ハクサイ・長ネギ・野沢菜です。ハクサイと野沢菜は、包丁を扱うので農家先生が収穫をして小学生が運びました。 ダイコンと長ネギは小学生が担当です。なかなか抜けず、みんな苦労していました。ダイコンを抜いている様子を見ていると「大きなカブ」という絵本を思い出しました。 「うんとこしょ、どっこいしょ。まだまだカブは抜けません」という掛け声が浮かんでくるような光景でした。長ネギも同様です。 途中で切れないように、折れないように慎重に静かに抜くのですが、なかなかうまく抜けません。小学生には長ネギン収穫は難しかったみたいですね。

焼き芋ができなかったので、おやつは簡単にフライパンで焼いたサツマイモと漬物でした。いろいろな漬物が出てきておいしかったです。 小学生も漬物をおいしそうに食べていたので、「最近の小学生でも漬物を食べるんだなぁ」ってちょっと思いました。

2015.11.11
園芸塾 玉ねぎ苗の定植

須坂市民大学校園芸塾  (10回目)

期日:平成27年11月11日(水)13:30~

場所:本校

内容:タマネギ苗の定植

塾生: 7名

今日の園芸塾は、タマネギ苗の定植を行いました。毎年、タマネギ苗の定植が「野菜の分野」の最後日となりました。

時期的にだいぶ寒くなってきているので、「まだ大丈夫なんですか?」という質問が・・・。大丈夫ですよ。だからできるのですけどね。 そして、この後の定植作業で機械で土をかけていくと、今度は「これで大丈夫なんですか?」という質問が・・・。 根にちょっと土がのっているだけですからね。でも大丈夫なんです。毎年こんな感じで終わります。

大勢で行うので、すぐ終わってしまいました。最後にまとめをして解散になりました。次回からの園芸塾は造園科で物作りです。

2015.11.10
実りの冬?? ハクサイの収穫

夏休み明けに定植したハクサイが見事に育って結球し、収穫の時期になりました。夏休み中の実習に交代で潅水してポットで育てていた苗を学校の圃場に定植し、 成長の様子をを観察して教材となったハクサイです。 今日の2時間続きの授業では、収穫しながら一袋に2個(小さい物は3個)ずつ入れて¥200とし、各人が売り物2袋を作った後、街頭へ販売に出かけました。 前回の1時間の授業では、生育のデーターを取った後、自分の育てたハクサイを持ち帰りました。家の食卓にのり、家族で学校での実習の様子を話しながら食事が進んだと思います。

ハクサイを収穫し終えると、畑にはタマネギが残るだけになります。タマネギは冬を越して、来年の初夏に、お隣の森上小学校の6年生徒と一緒に収穫となります。

2015.11.6
野菜クラブ すざか農業小学校 玉ねぎ定植とソバの脱穀

信州すざか農業小学校豊丘校(12回目)

期日:平成27年11月 1日(日) 9:00~12:00

場所:須坂市豊丘 そのさとホール 

内容:タマネギ定植・ソバの脱穀

本校参加者: 野菜クラブ3名

今日は今シーズン一番の冷え込みでした。ここ標高約600mの畑には霜が降りていました。すっかり秋が深まっています。

今日はタマネギの定植とソバの脱穀です。タマネギの苗は少し小ぶりですが、大きすぎると春に抽苔(ちゅうだい)するので、少し小さいほうが良いかもしれません。 みんな15㎝間隔で植えていきます。およそ小学生の握りこぶし2個分です。約2,000本の苗も大勢で植えればあっという間に終わりです。

次にソバの脱穀をしました。棒で叩いて実を落とします。楽しそうに棒を振っていました。人をたたかないように見て回るのが野菜クラブ員の仕事です。 落ちたソバの実を唐箕にかけます。これで実とごみを分けてくれます。みんなで順番に唐箕のハンドルを回します。この加減がなかなか難しいです。 強すぎるとゴミと一緒に実も飛んでしまうのでね。弱すぎると実と一緒にゴミが入ります。農家先生が、うまく調節しながらやってくれました。4~5回唐箕(とうみ)にかけて終わり。 約6㎏のソバの実が収穫できました。

帰りはダイコンのお土産つき。次回はハクサイの収穫です。やっぱり『収穫の秋』ですね。次回も楽しみです。

2015.10.30
野菜や花が買えちゃう高校 コース説明会にて

『くくり募集』で入学している1年生の農業科の生徒は、この時期に2・3年次に専攻するコースを決定します。1年生は先週から各コースの見学や体験を行っています。 今夕は1年生の保護者のみなさんへの説明会を行いました。今夕の説明会の後は、家でじっくり相談して決定していくことになります。

さて、説明会の前後には、学校で取れた野菜と花の販売を行いました。例年行っていますが、市価よりも少し安いとあって、今年もなかなか好評に販売できました。

2015.10.26
農業クラブ全国大会報告

第66回日本学校農業クラブ全国大会 群馬大会  が10/20(火)~22(木)に行われ、本校からは「農業鑑定競技会」に5名の生徒が出場していました。この5名の生徒は、6/16に行われた校内の農業科の全員がチャレンジした 校内 農業鑑定競技会等 を勝ち抜いた5名です。校内の代表に決まった後は、放課後に、夏休みに、 各人が出場する専門分野の勉強を積み重ねてきました。覚えるべき事・調べるべき事をまとめた独自の「まとめノート」を作って、全国大会へと備えて、今回の全国大会へと臨みました。  

大会結果は、区分「園  芸」  竹内潤之介君(2年)、区分「食品科学」 佐藤由衣さん(2年) の二名が入賞を果たしました。  

今朝は、校長先生に全国大会の参加報告を行いました。農業鑑定競技に参加した生徒も、クラブ員代表者会に参加した生徒も、全国という広い視野の経験を積んだことが大きな成果となりました。 また、2年生で出場し入賞を果たした生徒達は、一つの達成感と全国レベルの高さを実感したようです。3年生としても出場のチャンスがあるので、来年の全国大会に向けてチャレンジ精神を湧き立たせてほしいです。

2015.10.23
野菜クラブ すざか農業小学校 ソバの収穫・離山散策

信州すざか農業小学校豊丘校(11回目)

期日:平成27年10月17日(土) 9:00~12:00

場所:須坂市豊丘 そのさとホール 

内容:ソバの収穫・離山散策

本校参加者: 野菜クラブ2名

今日は小学生の参加者が少ない農業小学校でした。ソバの収穫と離山(はなれやま)散策です。本当は大豆の収穫も予定していたのですが、まだダイズが枯れていないのでできませんでした。ソバの収穫は、風の影響でみんな倒れてしまい収穫が大変です。実も心なしか少ないように感じます。収穫した後に乾燥させるのですが、 茎が折れていて畑で乾燥できないので、ハウスで乾燥させることになりました。少ない人数ながらも、協力すれば早く作業は終わります。

作業の後は、離山散策へ。毎回思うのですが、散策というより登山です。足場が悪く坂もきついからです。離山の頂上には離山不動尊があり、 離山に纏(まつ)わる民話を紙芝居で紹介してくれました。帰りは、ドングリがたくさんあってびっくり。この辺は自然が本当に豊かなんですね。

今日のお土産は、前回脱穀したもち米です。家でおいしくいただいてください。

2015.10.8
壮行会 北信越大会・全国大会

陸上新人大会で北信越ブロック大会へ出場する瀧澤友啓君(砲丸投げ、2年)、 農業クラブ全国大会の農業鑑定部門へ出場する北澤樹里さん(3年)・松尾怜菜さん(3年)・小林礼奈さん(3年)・竹内潤之介君(2年)・佐藤由衣さん(2年)、 クラブ代表者会議へ参加する小平雄輝君(3年) の壮行会を行いました。園芸・創成の両校の校歌に続いて、生徒会長・校長先生・応援委員長から激励の言葉が送られました。

2015.10.1
 学ぶということ

今日10/2(金)の信濃毎日新聞の朝刊p25 『建設標』 10代からの欄に、本校の3年生竹内さんの日商簿記検定2級合格の体験記が掲載されました。  

日商簿記2級の合格は、 6/22に、このSoilのページに掲載 したように、本校の専門性の中の「流通経済コース」授業での学習と本人の努力の成果です。 一方、普通科目の「国語表現」の授業を生かしてその体験をまとめた作品が、今日の信濃毎日新聞への掲載となりました。専門の実習だけでなく、教室で行われる教科の学習との 両方に一生懸命に取り組んでいる本校の生徒の姿を取り上げて頂いた出来事でした。これまで教室での授業風景の写真はなかなか掲載されませんが、 今日は数学の授業風景を載せておきます。  

校内は、2学期の中間テストが終わって学習の一区切りとなりましたが、作物の収穫は全盛期です。自然の恵みと植物の実りに感謝して収穫した後は、学校周辺へ振り売りに 出かけて、販売実習も経験します。

2015.9.15
 実験 実習 実学

今週は2年生が修学旅行へ出かけていて、校内では1年生と3年生が教科の勉強と圃場での実習等に頑張っています。写真はそれぞれの実習風景です。麦の脱穀の後の唐箕(とうみ) を使った選別作業、微生物バイオの試薬量の計算、デザインコンテストへ向けて製図がいよいよ始動、手作りイチゴジャム(長野県産いちご使用)の「食味検査」、 新しく始まった須坂創成高校の木製看板の彫刻、ホウレンソウの種まき、タマネギの種まき、1年生「農業と環境」のハクサイの生育調査、収穫祝いの装飾に向けてフラワーデザイン実習、 です。

2015.9.14
 せまる就職戦線 チーム園芸出陣式

就職試験の解禁日9/16が目前となった今日の放課後、3年生の就職試験受験者の激励会・出陣式を行いました。  

同席した校長先生と学年主任の先生は、とても暑かった夏を黙々と準備に打ち込んでいた生徒達の姿をちゃんとご覧になっておられ、今日の激励会の中でも褒めておられました。 お話の中で、その経験によって自分のレベルが確実にアップし、おのずと自分の自信につながっているという、安心感を与えて下さいました。  

会場の生徒達は、だいぶ涼しくなった今日からは思い起こすことが出来ないくらい暑かった夏の日々を一緒に頑張ったいわば「同志」ともいえる絆で結ばれました。  

続いて、2名の生徒が代表して決意表明を行いました。その中で、放課後や夏休み中にも自分達に付き合ってくれた先生方への御礼があり、「同志」となった友達には、落ち着いて全力で自分を表現しようと の呼びかけがありました。  

会を終えようとした時、生徒達の発案があり、応援委員長の音頭に合わせて、「エール」でお互いの健闘を祈り、合格を誓い合いました。

2015.8.28
 踊る”かんなちゃん”

園芸科のフラワーデザインコースでは、例年5月に行われるコース毎の1週間集中授業『コース週間』中に、須坂市の花と緑のまちづくり事業の一環である「フラワーロード」定植活動を行っています。 また、「駅前歩道橋の緑化活動」へも参加しています。  

そうした縁で、須坂市から依頼があり、花と緑のまちづくり事業マスコットキャラクター「かんなちゃん」をPRするDVDにダンスで出演することになりました。依頼の後、夏休みを通じて  「GO!GO!かんなちゃんlove&peace」  を練習してきました。8/28(金)の収録日には、スクリーンに映されるプロモーションビデオに合わせて、「かんなちゃん」と一緒にフラワーデザインコースの生徒達が踊りました。 1曲を通じて踊った後、見守った収録スタッフからは拍手が起こり、まずまずの調子でダンスを踊ることが出来て、DVD収録は無事に終了しました。  

このDVDは、須坂市内の園児達も出演しており、DVD完成の折には、市内の保育園などに配布される予定になっているそうです。また、地元CATVの「須高テレビ」にも取材して頂いきました。 地元ローカルニュースで放送されると思われます。

2015.8.21 この夏の成果とこれから

夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。7月の終業式では体育館にいるだけで汗が噴き出してくる暑さでしたが、お盆が過ぎてからはめっきり気温が下がって、曇り一時小雨の今日の始業式は 全校が体育館に集まっても苦痛なく過ごせる状況です。  

さて、校長講話の中では、4か月にわたる長い2学期の中には重要な行事があり、それぞれに全力で打ち込んでほしい旨のお話がありました。また、便利な世の中で自らが工夫して事に対処する 機会が無くなってきている現代に生きる人間は、「退化」の方向に進んでいるのではないかと心配してしまうというお話もありました。機械に頼らず、自力で工夫したり解決できるようなポテンシャルの高い 人になりたいですね。  始業式の後は、教室に戻って国数英の総合テストに取り組みました。長期休業モードを切り替えて、テストでは夏休みの学習が出し切れるかどうか。  

この夏休み中に行われた農業クラブ大会の結果と大きな活動は次のとおりです。表彰は11/13の収穫祝で行う予定です。    

農業クラブ長野県大会(塩尻の畜産試験場) 家畜審査競技:優秀賞を受賞    

農業クラブ北信越ブロック大会(新潟県) プロジェクト発表部門:優秀賞を受賞    

北陸作物学会にて研究発表    

宮城仙台にて稲作現地調査・研修

2015.8.19 続夏! 農業科

夏休みは2日間を残すだけとなりました。一時の猛暑と比べると少しは暑さが穏やかな須坂市ですが、まだまだ外の作業は暑いです。さて、今日は、毎日欠かせない花のかん水(水やり)、 取っても取ってもすぐに生えてくる草取りの為に、2年生の7名が登校して作業してくれました。 丁寧に扱ってもなかなか育ってくれない花と、その辺に投げ捨てておくとそこで根がついてしまう雑草と、対照的な生命力相手の半日でした。  

また、3年生は進路に向けての準備の終盤です。先生方に面接の練習して頂くグループと、学習グループとに分かれ頑張っていました。  

3年生の希望者が取り組んできた小型移動式クレーンの試験も行われました。夏休みになって20時間もの練習をして来たとはいえ、いざ試験となると緊張です。

2015.8.5 続夏! 農業科

夕立の夕方や局所的豪雨の夕方もありますが、毎日、猛暑日です。そんな暑い中ではありますが、生徒達はそれぞれ計画した実習や学習を進めています。  

今日の農業科専攻コースの実習はいずれも2年生。野菜コースはアスパラガスの手入れ、果樹コースはブドウ園の草取り、花コースは鉢植えのサルビアの街頭販売へ出かけて行きました。 外の実習はとても暑いですが、休憩を取りながら頑張っています。  

3年生は、2グループに分かれて進路学習をしました。一つは、ジョブカフェ信州主催の講演会・模擬面接。外部講師から実践的なお話をして頂きました。進学志望者は、先輩の受験報告書を 参考にして志望理由書の草案作りに頭を悩ましました。

2015.7.31 続夏! 農業科

「お盆ごろまでこの暑さは続きそうです」 昨日のニュース番組で、お天気キャスターはこのように長期予想をしていました。今日も暑いです。今日の実習は1年1組。 枝豆の個数や重量のデーターを取った後、一袋\200で販売に出かけていきました。枝豆の収穫は今日の1年1組で最後となり、畑は広々と土が現れました。 次の栽培実習はハクサイです。夏休み中に種まきして、初冬の収穫を目指します。  

2年生造園科は、大型バスに分乗して、建設業協会須坂支部の皆さんと現場見学をさせていただきました。  

3年生の希望者は、小型移動式クレーンの資格取得のために操縦練習を行っていました。  

この他、各専攻コースでもそれぞれ活動していました。収穫目前のスイカは、カラスに食べられないようにコンテナをかぶせてあります。カラスに狙われない小さいスイカは安心していたら、モグラに食べられてしまいました。

2015.7.28 夏! 農業科

夏休み中の須坂園芸高校・須坂創成高校園芸キャンパスの様子です。今日は創成高校の1年3組が「農業と環境」授業で栽培している枝豆の収穫と調査を行っています。 各人の栽培区から抜き取って、実の数・重さ・根の重さを計測していました。このデーターがどのように分析されてレポートされるのでしょう?  また、園芸高校の2・3年は、10コース中の8コースがそれぞれ実習を行っています。日頃の2時間授業では出来にくい作業に、休憩時間を取りながらもじっくり取り組んでいました。 実習がない3年生は、それぞれの進路課題に取り組んでいました。小論文の構想が湧かず、頭を抱えて机に向かう姿もありました。時間はたっぷりあります。頑張ろう!

2015.7.8?9 園芸祭2015

恒例の『園芸祭』は、本年度は校舎工事の関係もあって、生徒と保護者の校内祭として行いました。7/8(水)開催式と合同ホームルーム、7/9(木)午前:体育祭、午後:クラス園芸、 7/10(金)10:00-14:00園芸祭の日程でした。平日にもかかわらず、保護者とその家族の約450名の皆さんにお越しいただいて、校内祭ではありましたが、盛大に行うことが出来ました。

枚数の多い写真ですが、ご覧下さい。中庭での発表(園芸太鼓、吹奏楽、合唱、空手道、腕相撲大会、かき氷早食い大会、カラオケ大会、連想ゲームなど)や、模擬店、農産物の販売、教室展示、後夜祭など、 生徒達が生き生きと活動しました。生徒会執行部を中心に、それぞれの係が忙しい中にも準備に打ち込んで来たので、一人一人満足の一日でした。

2015.7.9 園芸祭2015

体育祭としての企画は、今年が第1回となります。園芸祭のテーマ『農工のフュージョン、創成のビジョン』にもあるように、農業科・工業科の連携を図って、縦割りのクラス対抗とし、4チームの対抗競技としました。小トラックを囲んで、本部テント、各クラスの12張のテントを配置したので、競技者も観戦の生徒も、学年を超えて、笑いの中にもヒートアップして全校が競技に参加しました。創成高校の1年生を迎えた今年からの企画なので、今後の楽しい企画として歴史を作ってほしいものです。

また、7/9(木)午後に行った伝統ある恒例の『クラス園芸』も、各クラスとも相当な練習のダンス練習やビデオ編集時間を費やした力作や演技でした。全クラスの発表は4時間もかかりましたが、見ごたえのある発表で、あっという間の午後でした。

2015.7.6 農業クラブ北信越大会へ

7/4(土) 農業クラブ各種県大会が更級農業高校で行われました。本校からは、意見発表会の3区分、プロジェクト発表会の3区分、クラブ活動発表会、の7部門にエントリーしました。その中で、プロジェクト発表会の区分「文化・生活」において、造園クラブの「 ?譜の杜プロジェクト~歴史ある桜が咲く、憩いの場の創出~ 」が最優秀賞を受賞して、8/19-20に行われる北信越大会へ進むことになりました。また、これ以外の二区分で優秀賞&JA賞を受賞し、 意見発表会でも3年丸山、3年小山が優秀賞を受賞しました。1学期終業式に全校生徒が揃ったところで、あらためて表彰する予定ですが、ひとまず、校長室で受賞の報告会を行いました。

2015.7.2 昼休み中庭ダンス練習

園芸祭はいよいよ来週になりました。恒例の「昼休み、中庭ダンス練習」が、今日から始まりました。  校風委員長の高橋君がHR棟へ向かって、一曲を通して全力で『模範演技』を行うと、各HR教室の窓から見守っていた大勢の生徒から一斉に拍手が巻き起こりました。 曲は、「妖怪体操 第1」という曲。「動きがむずかしい」ねと生徒に声を掛けると、生徒からは「動きがはずかしい」との返事でした。

2015.7.1 大きな絵画が、長野県信濃美術館の企画展へ

本校の校長室の壁に作られた特製の額に収まって飾られている大きな絵が、この度、長野県信濃美術館で開催さされる企画展「没後50年 ”日本のルソー”横井弘三の世界展」(2015.9.12~11.8)に展示されることになりました。この絵にとっては初めて公の場に姿を現すことになります。

今日(2015.7.1)は、長野県信濃美術館から学芸員ほか、担当の皆さんがお越しになり、この絵が搬出されて行きました。

昭和23年から1年間、本校の分校「仁礼分校」に美術教師としてお勤めになった横井弘三先生の授業を受けた当時の高校生が、卒業するに当たり、 「自分たちの卒業記念に、ぜひ、横井先生に絵をかいてほしい」とお願いをしてこの大作(縦1.3m横1.6m)が描かれて、現在に至っています。

2015.6.16 『福祉を学ぼう』

6/29(月)の放課後、進路先に福祉・看護関係を希望している2・3年生徒達に向けて、「福祉を学ぼう」と題して特別に学習会が行われました。 希望した12名の生徒達は、「須坂やすらぎの園」の総務部長さんと須坂社会福祉事務所からお越しいただいた担当の方から、現状・概要・心構えなどお聞きしました。 社会のニーズや現実の厳しさも知ったわけですが、進路実現への意欲も高まった有意義な1時間でした。参加した生徒からは次のような感想が寄せられました。  今日の福祉講演をお聞きして、福祉により一層の興味を持つことができました。福祉施設にはさまざまな種類があって、それぞれには次の事が求められていることを知りました。    

①利用者にとって、過ごしやすい環境が整っていること    

②利用者と職員がお互いにプラスの効果が得られること  これらの事が大切だと言っておられました。  また、一つの施設の中にはさまざまな職種の仕事があり、リハビリ関係・医療・看護師・薬剤師など幅広くて驚きました。そして、福祉施設の職員が現場で 求められているたくさんの事の中でも、「表情」はとても大切ですと言っておられました。同じことでも「表情」によって人への伝わりかたがまったく違うので、 「表情」はとても大切な要素です。私も福祉に携わっていきたいので、表情豊かに行動できるようなりたいと思いました。その為にも残りの学校生活では、 ボランティアなども通じてさまざまな経験を積みたいと思っています。

2015.6.16 農業鑑定競技!

今年も農業鑑定が行われました。会場となった体育館には一人ひとり真剣な眼差しで40問の出題を見極める姿が見られました。農業高校生にとっては単位認定にも係わる大きな催しとなっていますが、中学生や普通高校の生徒には何のことやら?といった感想が聞こえてきそうです。

昨年の「農業クラブ」の活動にも書きましたが、簡単に言うと、「いかに実物をわかっているか」です。 作物の種子を見てその作物名称を答える、道具を見てその名称を答えるなど、 実物に対する知識の正確さや判断の速さが試されます。 本校では園芸・造園・食品科学の3分野から自分の専攻分野に係るコースを選び、専門知識にチャレンジします。 他に農業・農業機械・畜産・林業の分野もあり、各農業高校の代表として全国大会へとつながります。 6月に入ってからは授業の他に、朝や放課後の時間に自主的に農業鑑定の対策学習を重ねて勉強してきました。

この日の成績優秀だった生徒20名程で更に決戦競技会を行って選抜される本校の最優秀者(3部門一人ずつ)は、8月に行われる全国大会へと出場します。 昨年の全国大会は沖縄県で行われ、本校の代表選手が「農業鑑定」だけでなく、意見発表とプロジェクト発表とで活躍しました。(昨年の記事はこちら) 今年は群馬県(前橋・沼田・中之条など)で全国大会が行われます。農業鑑定は次は全国、意見発表・プロジェクト発表・平板測量競技は県大会(7/4更級農業高校にて)→北信越大会 →全国大会と長い道のりです。今年も全国大会へと駒を進めてほしいと願っています。

2015.6.29 3年生は、期末テスト期間中の午後も進路実現に向けて

今日で三日間の1学期期末テストが終わりました。これで一挙に来月上旬の園芸祭に向けて準備だ!という生徒会執行部の気合も聞こえそうです。 が、実は、3年生、テスト日の放課後の時間を使って、毎日、進路実現へ準備も怠っていませんでした。面接の練習や小論文講座など、 『付け焼刃』では間に合わない・日々養うべき自分の生活に向ける目線についての研鑽を進めていました。テストで学習の成果を確認することも大事、園芸祭での盛り上がりもとても大事な事、そして、希望の進路実現に向けて一番の伸びしろを自らが感じて成長するのも ちょうどこの時期です。毎日を充実させて、全力で過ごしてほしいものです。(毎日時間に追われているような3年生ですが、将来の夢実現のためとなれば頑張りも力がはいります。何事も一生懸命に取り組んで欲しいと期待しています。~3学年より~)

また、先生方も3年毎に更新する「普通救命講習Ⅰ救命講習」を受講しました。 日常の業務のある中、須坂消防本部から3名の講師を派遣して頂き、お陰様で最新の技術の修得ができました。

2015.6.24 今年もやりました 日商簿記2級合格 作物クラブ

日本商工会議所主催簿記検定(6月4日)の合格発表が本日ありました。昨年度の塩川さん(卒)に続き、流通経済コース3年の竹内さんが見事、 2級に合格しました。この検定は過去数年の平均合格率が30.2%で、難易度が高い検定です。

合格の知らせを受けた竹内さんは、「やったー! うれしい!」と喜びをあらわにしていました。側にいた友人も「私も涙がでてきた」と 自分のことのように喜んでいました。合格おめでとう。

合格した本人も、それを称える友人も立派。さすが園芸生です。「えっ、園芸生?」 そうです、合格したのは農業科の生徒です。普通は育たない環境におかれた種も努力すればやがて花開き実を結ぶ、そんなことを竹内さんは 示してくれたのではないでしょうか。

検定に向けて課外時間と家庭学習での勉強の成果が実って、他にも同検定3級には同じコース生6名が合格しています。年度内は今後も受験のチャンスがあります。まだまだ頑張ってほしいです。

2015.6.24 水稲サンプリング 作物クラブ

「今にも雨が落ちてきそうな曇天のもと、中野圃場のサンプリングに行きました。中野圃場は中野市の農家さんからお借りしているものです。

数年前から、長野県の新しい水稲品種「風さやか」を栽培しています。稲は元気に育っていて、須坂圃場の稲よりも緑色が濃いような気がしました。サンプリングは一昨日も経験しているのでスムーズに進みました。

これからどのように生長していくかしっかり見ていきたいです。おいしいお米をたくさん作って農家さんが喜んでくれたら、私たちもうれしい!です」(流通経済コース3年 小林奈緒)

2015.6.20 水稲サンプリング

クラブ員の生徒が『水稲のサンプリング』の実施報告をします。

「真夏を思わせる気温となった今日、私たちは学校から少し離れた実習田に向かいました。目的はサンプリング。5月下旬に田植えを終えた稲が「大きくなってるかな?」など、 期待と不安を胸にバスに揺られ目的地を目指しました。  圃場に着くと、弱々しかった稲がしゃんとしていて、みんな笑顔に!とてもうれしかったです。  私たちは試験区ごと10株を対象として草丈と茎数を継続調査しています。水田全体をよく見ると試験区毎に色の濃淡があったり、丈が少し違ったりしていました。 この違いを数字で示すのがサンプリングの狙いです。今後の変化や生長に期待です。」(流通経済コース3年 小林奈緒)

2015.6.20 すざか農業小学校(4) サツマイモの定植、ダイズの播種 (野菜クラブが運営のお手伝い)

信州すざか農業小学校豊丘校(4回目)

期日:

平成27年6月20日(日) 9:00~12:00

場所:須坂市豊丘 そのさとホール 

内容:サツマイモの定植、ダイズの播種

本校参加者:野菜クラブ2名、農業部役員2名

今日はダイズの播種とサツマイモの苗を植えました。前日まで雨降りでしたが、すっきり晴れました。不思議と農業小学校の日は雨が降らないんですよね。
ダイズは溝を掘り、2粒ずつタネを播いていきます。サツマモイモは、少し高めの畝を農家先生が作ってくれてあったので、植え付けだけです。作業は本当に簡単でした。
作業はこれでおしまいになり、近くにある旧園里学校でおやつです。この学校は明治16年に建設されて、現在は須坂市指定有形文化財になっています。 おやつの後は、この学校の中に入って紙芝居を聞かせてもらいました。この地域に伝わるお話で、「首なし地蔵」と「牛こぶち」というおはなしです。 首なし地蔵に出てくるお地蔵様は、この学校の太鼓楼に安置されています。

2015.6.19 平成27年度 第1回課題研究中間報告会

本校の野菜科学コースの5名が、 信州大学先進植物工場研究教育センター(SU-PLAF)で課題研究の実験計画を発表してきました。 須坂新校で実施が予定されている「植物工場」をテーマにした研究の報告会です。参加したのは、本校のほかに佐久平総合技術高校です。  本校の生徒は、昨年までの先輩たちが行ってきた養液栽培ベッドの製作・エアロポニック(噴霧栽培)について、 冷蔵室内での試験栽培、培地の検討など4つのテーマについて発表し、引き続きそのテーマで実験を進めていくと発表しました。  同市施設のセンター長の野末教授、副センター長の宇佐美教授からアドバイスをいただきました。このアドバイスをもとにすでに始めているものもありますが、これから本格始動をしてきます。 参加した研究会の名称と日時・会場は次の通りです。

信州大学先進植物工場研究教育センターの佐久平総合技術高校、須坂園芸・須坂創成高校における植物工場カリキュラム支援

平成27 年度第1 回課題研究中間報告会

日 時: 2015.6.19(金)15:00~17:00

場 所: 信州大学繊維学部講義棟 28 番講義室

参加校: 佐久平総合技術高校、須坂園芸・須坂創成高校(発表順)

2015.6.17 園芸塾 キュウリ・メロンの誘引・ナスの定植

須坂市民大学校園芸塾  (5回目)

期日:平成27年6月 17日(水)13:30~

場所:本校

内容:キュウリ・メロンの誘引・ナスの定植

塾生: 10名  

とても蒸し暑い日の園芸塾、雨の心配をしながらの授業となりました。今日は八町キュウリ、メロンの整枝と誘引です。同じウリ科の野菜ですが、その方法は本来全く違います。  ですが、今年は同じように育ててみようと思います。同じトンネルに同じようなウリ科の野菜。1つ覚えればキュウリとメロンが栽培できていいなぁと思ったからです。 でも、キュウリは実り始めれば毎日収穫できますが、メロンは熟すまで待ってから収穫。まったく同じようにとはいきません。この経験をしたてみたいと考えています。とりあえずやってみようということです。  それが終わったら小布施丸ナスの定植です。「えっ?今頃?」と思われる方もいると思いますが、確かに遅いです。苗がなかなか育たなかったからです。理由はよくわかりません。 折角だから植えようということです。いきなり秋茄子になりそうです。  予定した実習を終えて戻って来たところで、凄い雨降りに。本当に戻って1・2分後です。雨に当たることなく、無事実習が終わった今日の園芸塾でした。

2015.6.15 森上小学校給食用タマネギの収穫 野菜科学コース

園芸高校のお隣の森上小学校6年生は、野菜科学コースの3年生と一緒にタマネギの収穫を体験しました。予定では12日だったのですが、雨のため順延となって、この日です。実は、このタマネギ、野菜科学コースの生徒が2年生だった時、今回収穫した児童が5年生だった時の昨年11月10日に一緒に植え付けたものです。今年は5月が非常に暑くて雨も少なかったから、大きなタマネギは少ないかなぁと思っていました。でも、大きなタマネギがたくさん収穫できて、児童たちは大喜びです。とても暑い日になって大変だったと思いますが、みんな一生懸命収穫してくれました。みんな暑い中ありがとう!お土産にタマネギのプレゼントです。家で食べてもらえればと思います。今日収穫してもらったタマネギは、小学校の給食に使われるので美味しく食べてくださいね。

2015.6.3 須坂市民大学校園芸塾(4回目) スイカとメロンの定植 野菜科学コース

今頃スイカとメロンの定植?遅くないですか?その通りです。1か月近く遅いです。園芸塾用に日程がうまく合わず今日になってしまいました。 本当は、子づるの誘引をする時期になっているはずなんですが、大丈夫でしょう。たぶん…。というわけで、マルチ張りからです。鍬を使うのもあまり慣れていない。マルチを張るのも慣れないといった感じでしょうか。 それでいいんですよ。「農業は習うより、慣れろ」です。たくさん体験して少しずつ上手になって欲しいです。おいしいスイカとメロンが、一番おいしい時期に食べられるかは、天候次第ですかね。楽しみです。

2015.6.2 農業クラブ意見発表・プロジェクト発表 校内大会

農業クラブ県大会、および全国大会へ向けた予選会となる校内発表会が行われました。 本年度本校へ転勤されて、農業高校で行われているこうしたプレゼンテーションを始めてご覧になった普通科目の先生に感想をお聞きしましたので、今回はその感想を掲載いたします。各部門の選考結果は後日掲載します。
「今回初めて農業クラブ校内発表会で皆さんの発表を聞かせていただきました。午前中の「意見発表」は、発表者の体験談やご家族の皆さんとの会話の中で学んだり考えたことを基にした発表が多く、どれも聞いていて大変説得力があり、聞きごたえのある内容でした。また、自分の将来を見据えた意見も多く聞かれ、須坂園芸高校生、須坂創成高校生の可能性を感じました。」
「午後の「プロジェクト発表」は、10コースの専門性を最大限に生かした発表でした。特に継続的なプロジェクトは、毎年、前年度のものを改良したり深めたりした内容でした。専門知識のない私にとっては難しい用語もありましたが、聞いていて興味深く、もっと詳しく話を聞いてみたいと思いました。」
「全体を通しては、十分に練習を重ねた堂々とした発表を行う発表者の姿、一方で、発表者の意見を静かに聞きながらレポートを書いている皆さんの姿が、素晴らしく、心に残る発表会でした。」

2015.5.31 信州すざか農業小学校(3) 田植え 目的はひんのべ!? 野菜クラブ

今日の農業小学校は田植えでした。最初に、イネの生育過程や苗の植え方などクイズを交えながらクラブの生徒が説明しました。  さぁ、いよいよ田植えです。素足を田に踏み入れました。例年よりも「キャー」「ワー」という声が少なかったように思いますが、それでも裸足で入る泥の中は、気持ち良いような悪いようなです。 保護者も一緒に植えました。最初はうまくいきませんでしたが、徐々に慣れてきて、2列植えたら後ろへ、2列植えたら後ろへとペースが上がっていきました。みんな楽しそうでした。途中休憩で出たおやつは、『ひんのべ』です。作業の後のこのひんのべが最高においしいんです。筆者はこれを楽しみに田植えに来ているようなものです。   約2時間で作業はすべて終了しました。収穫の秋が楽しみです。

2015.5.25 今週は農業科コース週間でした

本校では、この時期に「3年コース週間」と銘打って、3年生はHR教室を離れて一日中それぞれの専攻コースの実習に取り組んでいます。
今日5/29(金)は、その最終日です。これらの写真は、月曜日からの生徒達の活動の様子のひとコマです。この他に、第2農場と水田へ出かけたり、造園業者にもお願いして、それぞれ実習しています。今週は日本のどの地域もこの時期にしては暑過ぎる天候になっているとのニュースですが、ここ須坂も暑い毎日になりました。暑い中ではありましたが、天候に恵まれて、外での仕事が予定通り進んでいるようです。(それぞれのコースの活動の内容は、記事が集まりましたら掲載する予定です。)

2015.5.23 須坂市民大学校園芸塾(3回目) 信州大学繊維学部・こもろ布引いちご園 視察

今日は塾生10名と野菜科学コース3年生とで「信州大学繊維学部」、「こもろ布引いちご園」へ見学に行きました。最近話題の植物工場の見学です。  まずは、小諸市にあるイチゴ園の見学です。ここは実は太陽光利用型の植物工場なんです。施設の説明を倉本社長から受けました。 50代後半からイチゴ園を立ち上げた倉本社長のお話は、とても興味深いお話でした。塾生も活発に質問していました。 その後、やっぱりお楽しみのイチゴ狩りです。今日の目的は施設見学ですが、何となくイチゴ狩りに来たような雰囲気になってしまいました。  お昼は信州大学の学食で昼食を摂ったので、少しだけ大学生気分です。  午後は信州大学では蚕と植物工場の施設を見学させていただきました。先進植物工場研究教育センター(SU-PLAF)長の野末先生からは植物工場の課題などわかりやすく説明していただきました。 その後は、養蚕と棉について茅野先生から説明を受けました。最近は蚕を見る機会はなかなかないので良い機会となりました。

2015.5.1 園芸フェア開催!

ゴールデンウイークを控えたところでの恒例の園芸フェアが行われました。今年は10:00から販売というご案内をしてありましたが、8:00過ぎにはお客さんが並び始めていました。関心を寄せて頂き、ありがとうございます。年々お客さんが減ってきているので、今年も来客数が少なくなってしまうかなぁとの不安もありましたが、大勢の方に来て頂いてありがとうございました。昨年の反省をもとに少し苗を増やしました。しかし、1人当たりの購入本数が多く、途中で無くなってしまう品種がたくさん出てしまいした。長く待っていただいたにもかかわらず購入出来なかったお客さんには、大変申し訳ありませんでした。販売が始まると生徒達は一斉に動き始めましたが、慣れていないことでもあり、販売に時間がかかった面でも来客の皆さまにはご迷惑をお掛けしました。園芸フェアは、苗の育成から販売まで授業の一環です。生徒達の実習学習なので、お待ち頂いたことも大目見ていただければ思います。並んだ最後のお客さまの購入が終わったのは11:30でした。おかげさまでほとんど完売することが出来ました。来年は苗の本数を増やして、多くの来校者のご要望にお応えしたいと思いますのでよろしくお願いします。

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