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校章・校歌

【校章】

 信濃の国は古く古事記の中に科野(しなの)と書かれ、更級・埴科・倉科・穂科などの地名も倭名抄に見えている。その他にも「科」の地名があちこちにあって、皆国名の名の一つであると思われる。したがって、科の木が県下各地に密生していたことは事実のようてある。

 いわば、科は長野県の代表的植物であって、樹皮は、はなはだ強く、馬を飾り、ぎょう(金へんに尭)を綴った。また、布は信濃布ともいわれ、古い書物にも見えているくらいで紙にも使われていたらしい。

 校章にも、広い視野から、この県の象徴とも見られる科の葉を選定した。特に、紙と布とに利用された科の葉木は、紙は商業科・会計情報科、布は服飾科を象徴するもので、最も本校にふさわしい。

 すくすくと大空に向かって伸びる科の木は、若人の気風を表している。

【校歌】

一、山脈(やまなみ)ふかく   空(そら)はれて
   朝(あした)の庭(にわ)に    吾(わ)がたてば
   今(いま)ぞさしくる  光明(こうみょう)に
   青春(せいしゅん)の希望(きぼう)   いだきつつ
   真理(しんり)の道(みち)を   辿(たど)らなむ

二、 朝(あさ)な夕(ゆう)なに   仰(あお)ぎみる
   芙蓉(ふよう)の峰(みね)は   永久(とことわ)に
   湖畔(こはん)に青き   科(しな)の木(き)を
   象徴(しるし)となせる  吾(わ)が心(こころ)
   日々(ひび)に励(はげ)みて  進(すす)まなむ

三、 この学園(がくえん)に   集(つど)い来(き)し
   俊秀(しゅんしゅう)一千(いっせん)の  若人(わこうど)よ
   世紀(せいき)の歩み(あゆみ)   新(あたら)しく
   文化(ぶんか)の光(ひかり)    みがきつつ
   世界(せかい)の平和(へいわ)   たたえなむ