平成27年度生徒自ら行う学習環境整備事業
リンゴ新ワイ化栽培用棚の整備
ブドウのレインカット栽培棚へと生まれ変わる!
 5年ほど前より、本校ではJAと連携で、リンゴの新ワイ化栽培を導入している。しかし、定植した場所が旧リンゴ園だったことから、土場から来る白紋羽病や腐乱病により毎年10本以上は枯死している。枯死後補植を繰り返しているが、枯死は止まらず、定植後3年で半分は枯死した。園芸クリエイト科果樹専攻では、資材の有効活用の面から、新ワイ化栽培をしている場所にブドウのレインカット栽培(新技術)を実施したいと考えている。しかし、今のままでは番線や支柱止め等の金具が少なく、栽培に適しているとは言えない。そこで本年度、番線を追加で張ったり、支柱止めを多くしたりなどの補強をこの事業にて実施した。素人ばかりで悪戦苦闘しながらではあったが、レインカット栽培棚の整備が出来た。
  最後に、今回の整備を通して新ワイ化リンゴ畑は食用ブドウのレインカットぶどう園に生まれ変わり、本校の新しい果樹栽培の第一歩が踏み出せそうである。新ワイ化リンゴ畑は3列あるが、予算の関係で本年度は中央1列のみ実施したので、次年度も本事業に申請し、残りの2列も修繕を行いたい。最初「うちでもブドウを作っているけど、これワイン用の作り方じゃない?本当に美味しいの?」と話していた生徒も、最後は「これで下農が有名になるね」「楽しみだな。早く食べたい。」「新聞に載りたい!!」「意外と簡単なんだね。私の課題研究にしていい?」という感想を持ちました。
修 繕 前


リンゴ新ワイ化栽培畑


剪定のいらない新ワイ化栽培


土壌からくる白紋羽病による枯死が目立つ


有効活用した資材の一つ
 当日の様子
 

有効利用する支柱を立てる穴をまず初めに


支柱は重いのでリアカーにのせて 


腰を痛めないように穴へ


しっかり押さえながら埋める
 

サビが多いがこれも有効活用
 

今回使用した資材各種
 
まず初めに説明を聞いて理解してから


インパクトで番線止めを固定
 
 

支柱へは女子が主に担当
 

重い支柱固定等は主に男子が担当
 

有効活用した支柱にインパクトで穴を開ける
 

再利用の支柱に番線止めを固定
 

下2箇所にらせん杭を打ち、番線で固定
 

張りを持たせるようにらせん杭をまわす
 

番線の先端は金具にしっかり固定
 

反対面はレバーをまわし、ゆるみがないよう番線をしっかり固定
整 備 後 
 
レインカット用に番線を追加


それなりに完成
 
 

全体の様子
 

素人らしさが所々あっても無事に完成


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