平成26年度学習環境整備事業
果樹(ミカン)栽培用ガラス温室整備
 果樹にはガラス温室が一つありますが、今まで肥料置き場として使用してきたため、非常に老朽化していました。昨年度、ガラス温室の有効活用及び7年後に迎える100周年記念事業に、ガラス温室内に温州ミカンを3本定植しました。しかし、このままの温室では冬の寒さに耐えられず枯死してしまう可能性があります。そこで、園芸クリエイト科3年果樹専攻生で、下記の点について修繕を行いました。
(1)ガラスの補強(追加):ガラスのない場所が数カ所張り替えを行った。張り替えるだけで、ガラス温室内の温度が2℃程上昇しました。
(2)鉄骨のサビ防止:サビ防止剤を塗る前に、昔からついているサビをスポンジではがしました。その後、数人のグループに分かれて、ハケを用いてサビ防止剤を塗布しました。
 今回の修繕を通して、ガラス温室がよみがえり、あと7年後の100周年まではなんとかもつことができそうです。参加した生徒達からも「早く食べたい。」「これで寒くても枯れることがないよね。」「ガラスを張り替えただけでも少し大きくなったような気がする」「卒業してもミカンの様子を見に来る」などの感想が多くありました。
 
今後は今回実施に参加した3年果樹専攻の生徒達の思いを大切に、果樹専攻の生徒達と共にしっかり管理していきたいと考えています。また、次年度から生徒の課題研究のテーマの一つとして取り入れたいとも考えています。
修繕前


ここはガラスがなくマルチで代用


ここはまったくガラスがありません


サビが激しく老朽化


中も同じようにサビだらけ


温州ミカンが3本定植されています
修繕の様子


ガラスの張り替え:事前にカッターでほこり外し


ネジを外してから新しい窓の取り付け


サビ防止剤塗布:まず古いサビをしっかり落とす


サビ防止剤塗布:全員で協力しながら


サビ防止剤塗布:低い所は女子でサビ落とし


サビ防止剤塗布:高い所は男子がサビ落とし


サビ防止剤塗布:三脚を押さえながら


サビ防止剤塗布:隙間もしっかりと


サビ防止剤塗布:塗布剤を塗り始める


サビ防止剤塗布:隙間も丁寧に


サビ防止剤塗布:高いところも分担して塗布


サビ防止剤塗布:慣れてきました
終了後こんなにきれいに。


ガラスもきれいに張り替えできました


サビ防止剤も隅までしっかり塗布できました


よみがえったガラス温室