食品化学科NEWS
No.007 みその塩分測定
  5月中旬
本日の食品化学の実験は、みその塩分量の測定です。
市販のみそ4種類と下農産のみそで、測定を行いました。

まず、濃度がわかっている塩化ナトリウムで、硝酸銀の濃さを求めます。
黄色から赤茶色になるまで、滴定します。

値が見づらいですが、目盛りの10分の1までよく見ています。


次は、みその溶液づくりです。
まず、みそを蒸留水に溶かします。十分に溶けたら、ろ紙でかたまりをろ過します。


ろ過が終わったら、みそ溶液をメスフラスコに入れます。


ガラス棒とビーカーも、液が残っているため再度洗い流します。


メスフラスコで定容します。
これで、試料溶液の完成です。

 
みその溶液をホールピペットで吸い、三角フラスコに入れます。
その後、濃度を求めた硝酸銀で滴定を行います。

 
終点が少し難しいかな?
色が変わった後、目盛りの10分の1まで読みます。

 
各班の滴定値を、黒板にメモをしていきます。
実験結果を共有して、それぞれのみその塩分濃度を計算しましょう。

 
少し塩分が薄くなってしまった班もありましたが、近い塩分になりました。
下農の味噌は、10.8%程と市販のものより塩分が低いですね。