園芸クリエイト科3年 ・ 果樹班の活動


リンゴ中生品種の貯蔵試験
「シナノスイート」・「秋映」品種



鮮度保持剤「1-MCP」剤の処理試験

植物成長調整剤の利用にて貯蔵試験開始



「総合実習」

果樹班の研究活動



令和2年 10月5日(月) ・ 6日(火)

リンゴ中生「秋映」品種の収穫と鮮度保持剤「1−MCP」の貯蔵試験を果樹班の研究活動の一環にて行う! 長野県下伊那農業高等学校園芸クリエイト科果樹班・3年「総合実習」
 園芸クリエイト科所属の果樹班員を中心に、果物の鮮度保持による端境期での果物販売に関する調査研究を実施しております。
 平成25年より、リンゴやナシの成熟を促進させる植物ホルモンのエチレンの作用を抑制する植物調整物質1−MCP(商品名:スマートフレッシュ)が、一般に使用できるようになりました。今回は鮮度保持の効果がある特殊な植物調整物質剤処理を、鮮度保持試験の一環として研究を実施しました。
 具体的には、すでに収穫し0℃設定の冷蔵庫内に一時保管していた「秋映」品種以外、「シナノスイート」品種も3年生の「総合実習」の授業内にて収穫しました。5日(月)放課後に専門業者の方が来校し、簡易的に組み立てた燻蒸施設内で処理を実施しました。その場で簡易施設内に、1−MCPの燻蒸処理をするコンテナを中に運び入れました。特殊な1−MCP剤の錠剤が投入され、すぐそばにある扇風機が可動し、完全密閉されました。
 この燻蒸処理は12時間の制限時間があります。翌日の6日(火)に、燻蒸処理終了に関する説明を聞いた後に、コンテナを取り出しました。取り出したコンテナは、菌茸室内の0℃設定下の冷蔵庫内に氷温貯蔵しました。
 用途は、格外果実を除き「シナノスイート」品種を中心に、鳥取県立境港総合技術高等学校との文化祭用(総合技術フェア)に提供する予定です。

令和2年 10月5日(月)
 

中生「スナノスイート」品種の収穫 わい化栽培樹より 

着色良好な果実のみ収穫


園芸クリエイト科3年生 「総合実習」




 


 


 


 
放課後17時過ぎ 果樹班の研究活動

鮮度保持剤(1−MCP)処理開始 タブレット錠での薬剤処理開始!




 


 





 
 





 
 


 


 

簡易施設内への搬入を終えて
 
 
令和2年 10月6日(火)

 
鮮度保持剤処理終了  果実の低温庫への移動搬入