●終業式・離任式   2021.3.22













 卒業生が入学した4年前、まだ「平成」でした。
  それぞれに思い出に残る4年間だったでしょうか。特に最後の、この一年間は、新型コロナウイルス感染症によって諸行事がほとんど中止、学校も休校期間が続きました。クラブ・生徒会、思い描いていた
活動が満足にできず、悔しい思いをした人も多いと思います。
 まだまだ肌寒い季節ですが、澄み切った青空の下、本日4年生11名が篠ノ井高校定時制を巣立って
いきました。代表として旧生徒会長は、保護者・学校への感謝の気持ちを答辞に述べていました。
 おめでとうございます。皆さんとはここでお別れですが、いつか遠く、時の輪の接する処でまた会いましょう。
その時は、この「コロナ禍」を思い出として語れることを。

 
 ●立会演説会  2021.1.14
 四月から始まる令和3年度に向けて、新生徒会執行部役員の立候補者による立会演説会が行われました。今年度はコロナウイルスのおかげで、生徒会行事も大幅に縮小。新年度の予測も今の状態ではまったく不透明。そんな中でも、「楽しく、充実した高校生活を」と立候補した4人の生徒さんには本当に頭が下がります。
 来週に行われる投票の後、新生徒会が正式に発足することになります。人数の少ない定時制ですが、だからこそ生徒会を中心に団結して、高校生活をよりいっそう実り豊かなものにしていってもらいたいと思います。
●IMAGINE  2020.12.24
 去年の今頃は、まさか一年後がこんな状況になっているなんて想像もしていませんでした。
 今年の三月は、夏になれば落ち着くだろう、と高をくくっていました。
 連日新規感染者が最高値を更新し、いつになればこの重苦しい日々が終わるのか、予測もできません。
 篠ノ井高校定時制は、23日に「クリスマス交流会」をもちましたが、感染拡大防止のため、内容を縮小し、ビンゴ大会とDVD鑑賞のみを行いました。
 そして本日は2学期の終業式。小金校長先生から、熊本地震で被災した高校生のメッセージを紹介し、「想像力を働かせる大切さ」についてのお話がありました。厳しい状況にある他者を思いやり、自分の明日への希望ももつというお話でした。
 John Lennonは代表曲【イマジン】の中で、『すべての人々が平和に暮らしている光景を想像してごらん』と歌いました。
 去年の今頃は想像しなかった「来年の今頃」。きっと平和で明るい日々になることを想像しつつ、いいことがなかった令和二年に別れを告げましょう。
●12月になりました 2020.12.09
 
 今日12月9日、ニューヨーク現地時間12月8日は、ジョン・レノンが自宅アパート前で狂信的なファンの放つ凶弾に倒れた日。ジャニス・ジョプリンの没後50年、ということを以前に書きましたが、その10年後、1980年のことです。
 「our life together is so precious together」  亡くなる一月前、5年間の沈黙を破ってジョンが発表した新作"スターティングオーバー"の歌詞です。『私たちの人生はすばらしい、かけがえのないもの」  
 いつもは、わからないことがあったら訊いてください、と言っている私たちですが、今回は反対に尋ねます。中学生の皆さん、そして高校生の皆さん、これからの長い人生をあなたたちはどのように送りたいですか?
 目の前の色々なことを追いかけたり、追いまくられたりしている時こそ、少し立ち止まって、自分の人生を考えたいものです。
 ●2学期期末考査  2020.11.25~30
 今週から2学期の期末考査が始まりました。この考査期間が終了すると12月。面談週間、三者懇談会と慌ただしく過ぎ、あっという間に年末休みです。
 もう今年も残り一ヶ月。新型コロナウイルスの猛威は依然として続き、感染予防に油断のならない毎日が続いています。一体いつまでこの緊張した日々が続くのか…得体の知れない不安と疲労感ばかりが増しています。
 これから受験を控えた中学三年生の皆さんは、きっと私たち以上に感じていることでしょう。今が一番キツい時かもしれません。でも、このつらい冬も、心に希望の「種」を持ち、春には花が咲くことを信じて乗り越えましょう。ベット・ミドラ-の「ROSE」を聴きながら。
 
●定通秋季体育大会  2020.11.07

 新型コロナウイルス感染症の影響で、実質今年度初めての対外行事となる「秋季定通北信体育大会」が、中野立志舘高校で行われ、本校バドミントン部から7名の生徒が出場しました。
 定時制に赴任して疑問に思ったのが、この秋の大会です。全日制ではこの大会は「新人戦」といわれ、一・二年生の出場。そしてその結果で翌年春の選抜大会に駒を進めることになります。一方、定時制の秋季大会は4年生も出場することができますが、県大会などの上の大会はなく、ここで今年度は終了となります。ちょっと不思議な感じがしました。

 しかし、もし、この定通秋季大会に4年生が出場できなかったら、今年の4年生は公式戦の機会がないまま卒業することとなっていた
でしょう。
 その4年生を含め、バドミントン部7名は、力一杯の試合を行い、たくさんの賞状をいただきました。上の大会に進むことはなく、涙の引退式、ということもありません。ただ4年間部活をやり通した、満足した表情でした。
 県や北信越、全国大会に出場することはとても素晴らしいこと、だけど、それが全員の生徒にもたらされるわけではない。自己を全うする充実感。高校の部活動って、むしろこういうことなんじゃないかな。笑顔で賞状を掲げる部員を見ながらそう思いました。そして、秋季定通北信体育大会に4年生も出場できる、ということの意味がなんとなくわかった気がしました。
 立冬の曇り空の下、奧信濃・中野で、篠ノ井高校バドミントン部、今年度最初で最後の大会が静かに終了しました。
 
●令和2年度体験入学   2020.11.05
 今年度の体験入学が11月5日に行われました。入学を検討している中学生のみなさん、保護者の方をはじめ、多くの参加者に篠ノ井高校定時制を見ていただく貴重な一日です。
 全体会の中で教頭より学校の概要を説明し、その後授業参観、その後は、生徒会役員により、スライドを使って学校生活の説明をしました。

 少人数で行われている授業は、わかりやすいと概ね好評でした。全体会の後の質疑応答の中では、通学の様子や学校生活での諸行事などなど、多岐にわたりご質問をいただきました。定時制での高校生活についての具体的なイメージがつきましたでしょうか。
 体験入学は終了しましたが、学校についてまだ訊きたいことがあったという方、また、今回の体験入学には参加できなかったけど、篠ノ井高校の定時制について知りたい、という方がいらっしゃいましたら、お気軽に定時制直通の電話にご連絡いただけたら、と思います。見学は随時受け付けております。

 多くの中学生が、進路について考え、自分の高校生活をどのようなものにしたいか悩む時期です。また、高校生活を再び始め、卒業に向かって歩み出そうとする皆さんも少なくはないでしょう。そんな中、「定時制」という進路を選択するのは、その最初の一歩を踏み出すのために、大きなエネルギーが必要かもしれません。だからこそ、高校生活に向かって歩き出す皆さんを本校在校生は暖かく迎え、職員は精一杯支えていきます。

 
●芸術鑑賞     2020.10.16
 一気に秋が深まった10月。篠ノ井高校卒業生を中心に活動されているマンドリン合奏団『玄』から10名の皆さんをお迎えし、今年度の芸術鑑賞会が行われました。
 新型コロナウイルス感染防止のため、通常は音楽室で行うべきところを、格技室で、お互いの距離を取りながらの鑑賞会となりました。『玄」の皆さんの、素晴らしい音色のマンドリンは、私たちにおなじみの曲から、オペラまで、19曲を奏で、ほとんどの生徒が初めての生演奏に聴き入っていました。中でも、ベット・ミドラ-主演の映画「ローズ」の主題曲。「ローズ」は27歳で早世したロック歌手ジャニス・ジョプリンの生涯を描いた作品です。
【愛とは花のようなもの、どんなに厳しい冬も乗り越えて、春には花(Rose)を咲かせる】 
ジャニス・ジョプリンも高校時代にはなかなか周囲に適応できず、孤独と疎外感に苦しんだと聞きます。ジャニスの没後50年となる今年、考えもしなかったコロナという厳しい現状も、きっと「Rose」が咲き誇る季節となることを信じて乗り越えていきたいと思った、そんな暖かい演奏でした。
●交通安全講話  2020.9.25
 中間考査の終了した9月25日、交通安全講話を行いました。
 長野南警察署から講師をお迎えし、高校生の身近な事例に基づいた交通安全の心構えについて、わかりやすくお話をいただきました。
 
 今年になって、身の回りにも交通事故のニュースが多く、痛ましい事故の報道もありました。下校時間の遅い定時制では、普通に歩いているだけでも事故に遭う危険性が増します。それだけでなく、自らが加害者となってしまう可能性もあり、これから日没時間が早くなる時期、より交通安全の意識を高くもった生活を送っていってほしいと思いました。 
●北信地区生活体験発表大会 2020.9.11

  9月11日、コロナ禍の中「令和2年度北信地区生活体験発表大会」が行われました。感染拡大防止のため、一般公開も行わず、参加者は発表者のみという異例の開催となりましたが、北信地区定時制通信制7校に通っている各校生徒の代表者は、自らの体験や生活の中で感じたこと、考えたことなど、自分の言葉で力強く表現していました。
 この発表大会が、人生の大きな糧となっていきますよう、心から祈っています。  

●校内生活体験発表会  2020.09.01

「生活体験」とは、定時制に通学する生徒が、日々の学校生活や日常生活の中で体験した出来事を通して、自分の感じたことや意見を発表するという行事です。
 毎年9月に北信発表会を行い、優秀者は県の発表会へ、そして全国の発表会へと選出されていきます。今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催の形が例年とは大きく違ってくると思いますが、まず北信地区の発表会での校内代表を選出する校内発表会が行われました。
 8
人の生徒が、それぞれ高校生活の目標やアルバイトでの人間関係で得たものなど、自分の言葉でしっかりと発表し、在校生や来賓の皆さんから大きな拍手を受けていました。



3/1の夜は、生徒会主催の「4年生を送る会」が行われました

令和2年度の終業式が行われました。
・校長先生のお話・・(要約です)
『昔、ある村に魔物が出ました。その魔物は、受けたものをすべて倍にして返すという能力を持っていました。
魔物を倒そうと、何人も挑みましたが、攻撃はすべて倍にして反撃され、ことごとく失敗しました。
しかし、ある若者が、魔物に食べ物と水を与えたところ、魔物はより美味しい食べ物と美味しい水をその
倍の量返してくれました。若者が笑顔を向けると、さらにより優しい笑顔を返しました。
こうして魔物は魔物でなくなりました。これは我々人間同士のことかもしれません。皆さん、他人にどう
接していますか?
人に優しく接すれば、相手もきっとそのように接してくれるはずです。普段は話さないような人にも、
話しかけてみたら、きっとお互い幸せな気持ちになると思いますよ』

 終業式では皆勤賞の表彰も行われ、その後、離任式があり、今年度は終了しまた。放課後職員室には、離任される先生に最後のご挨拶と、一年生数人が来ていました。普段授業以外ではなかなかできない、学校内外の色々な話をしていました。校長先生のお話を聴いて、早速実践しているんだなぁと思って見ていました。人の話をきちんと聴き、行動に移すことができる。これは人間として非常に大切な資質です。学校というのは、こうして教科書や問題集だけでは決してできない成長をしていく場所。
 笑顔で会話している生徒と先生を見ながら、なんだかこちらも幸せな気持ちになった一日でした。
2021.3.3

●令和2年度卒業式





























































































篠ノ井高校定時制の日常生活をお伝えします