森林環境科では授業時数のおよそ3分の1が専門科目、3分の2が普通科目に割り当てられています。
ここでは、専門科目の授業科目を簡単にご紹介します。
※単位数などは、こちらをご覧ください。
1 必履修科目:森林環境科の全員が学ぶ専門科目です。
<農業と環境>
森林環境科で学ぶ全ての基礎的な学習です。
近隣の畑での野菜・作物等の栽培や、その調査やレポート作成などを通じて学びを深めていきます。
<課題研究>
調査研究や作品製作など自分で課題を設定し学習します。
テーマを設定しグループで研究や作品制作を進め、レポート作成・発表をする中で学びを深めていきます。
<総合実習>
各科目で学んだことを実践したり、資格取得の実技、炭焼き、紙作り、キノコ栽培などさまざな体験をする中で学びを深めていきます。
<農業情報処理>
基本的な的なソフトの使い方から情報の活用に至るまで学んでいきます。
また情報関連の資格取得にも取り組みます。
<森林科学>
新開キャンパスにある演習林での実習や教室での理論についての学習を通じて、山や自然、森林の管理などを通じて森林の科学的な理解について学びを深めます。
<農業機械>
機械や工具、エンジンのことから資格取得に関わる内容まで幅広く学びます。
2 サイエンスコース必履修科目:専門科目のうち、サイエンスコースを選択した生徒が学ぶ科目です。
<森林経営>
演習林での森林資源を調査し、有効的に活用できるようにします。
<測量>
土地の高さ、距離、角度を測り、地図を作成することをはじめ、リモートセンシング技術も取り扱います。
<林産物利用>
木を製材し材木として利用する過程や、シイタケやナメタケなどのキノコの栽培などについて学び林産物利用に対する理解を深めていきます。
3 ビジネスコース必履修科目:専門科目のうち、ビジネスコースを選択した生徒が学ぶ科目です。
<グリーンライフ>
自然を生かした暮らしについて学び、伝統野菜の栽培、活用などを実践します。
<農業簿記>
企業経営で必須の複式簿記の基礎を学ぶとともに、簿記検定の資格を目指します。
<生物活用>
野菜や花の栽培や動物について学ぶことを通じてその活用を考えます。幼稚園との交流も計画します。
<食品流通>
流通や販売を学び、実際に製造したものを販売してみます。
<微生物利用>
木曽地域の特産品である「すんき漬け」や林産物を活用したキノコなどを教材に微生物の利用について学びます。
4 選択科目:以下のような選択科目を設定しています。
※以下は、純粋に選択科目として設置されています。この他に必履修科目を選択科目として継続して学ぶことができる場合があります。
<農業土木施工>
農業土木工事の材料(水、土、コンクリート、鉄筋)などの特性や、CADについて学び、実習で学びを深めます。
<造園技術>
造園技術の理論や造園に用いられる材料について学び、庭園の管理実習を行うことで学びを深めます。
<ウッディクラフト>
演習林で育成された木材を加工し、木工の基礎を学び、作品を制作します。