野沢北高校を目指す皆さんへ


 今、皆さんは各学校において学習活動(3年生は受験勉強)、クラブ活動などを頑張っていると思います。野沢北高校野球部は、高校生活の中で、「希望進路の実現」「甲子園での勝利」という大目標を掲げて日々活動しています。どちらかに集中した方が良いのでは?という考えもあるかと思いますが、北高野球部は、「二兎追うもの一兎も得ず」ではなく「二兎追って両方実現」という欲張りな考え方で活動しています。非常に高いハードルであることは間違いなく、高校生活は非常に忙しくなると思います。しかし、そのような中で頑張った諸先輩方は、卒業後も多方面で活躍しています。また、卒業後に大学で競技を継続する選手も多数おり、特に東京六大学(現在:立教大学)や国公立大学(現在:筑波大学・東京学芸大学・新潟大学・信州大学・豊橋科学技術大学など)の各野球部、各地の硬式野球クラブチームにも、絶えず選手が在籍している状況です。また、将来的には野球の指導者を目指す部員も多く、県内外の高校(中学も)の野球部で監督・部長・顧問として活躍しているOBも多数います。
※過去慶應義塾大学の野球部主将を3名も輩出しています。

☆令和元年度野球部員大学入試結果(複数人合格の大学も) ※現役生10名
 (国公立大学)信州大学(医学部)、千葉大学、東京農工大学、富山大学、新潟大学 ※全て現役
 (私立大学)早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学・青山学院大学・中央大学(2)・法政大学・専修大学・日本大学・国士館大学・立命館大学(2)・北里大学・など多数 ※浪人生含

 また、厳しい受験勉強を経て、体力が落ちると心配している人はいませんか?その心配はいりません。新入生に関しては、無理のない過程での育成を行います。入学以降は時間を限定した練習からスタートし、春の大会あたりから全体の練習に組み込んでいきます。また、1年生を中心とした練習試合も夏の大会までに数試合実施します。1年生だからといって、雑用だけということは一切ありません。上級生が練習試合で外に出るときは、思いっきりグラウンドを使用して練習できます。逆に下級生中心の編隊での遠征試合もあります。基本的に2年半かけて、じっくりと選手の育成を行う方針ですので、新入生については目の前の結果ばかりに目を向けさせることはさせたくないと考えています。大会のメンバー入りについては、秋の大会から活躍できるようなプログラムになっていますが、時々その実力が認められ、1年生の夏の大会からメンバー入りする選手もいます。ですので一般的に高校受験の受験勉強を行うべき期間は、とにかく勉強に集中するべきだと考えます。また、本校は野球の実績によって入試結果が左右されることはありません。最後まで受験に向けた努力を継続できた人に、その門戸が開かれます。

 私たちは皆さんの過去の野球の実績や技量を求めているわけではありません。私たちが皆さんに求めるのは、高校生活での高い志です。野球も勉強も高い目標を達成するという志です。野球の技量は、高校での活動で一気に上達するはずです。中学校時代に活躍できなかった人も、高校での練習を経て大きく成長できるはずです。大切なのは、過去どうだったということではなく「今」ですから。高い志を持つ皆さんと「日輪天に」を実現したいと思います。また、旧態依然の古い伝統が多い(良いものもありますが・・・)高校野球に、新しい風を吹き込むべく、時代に合った先進的な野球部のあり方を模索しています。皆さんと共に、そのような時代を先取りした野球部を創っていきたいと思います。

 高校生活での高い目標を持っている皆さん、ぜひ私たちと一緒に、大きな目標に向かって頑張りましょう。皆さんが入学・入部し、一緒に頑張れることを、現有部員・スタッフ一同楽しみにしています。

 


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