監督日誌(令和2年年前期)

 この状況を受け入れるしかない(4・10)
  やっと野球ができるようになったと喜びもつかの間、コロナウィルスの感染拡大を受けて、本日よりまた休校になりました。世間の状況を見れば、当然のことだと思いますが、せっかくこれからという時に、非常にやるせない気持ちです。昨日の練習の最後に、感染拡大を食い止めるために、我々もできる限りのことをしなくてはいけないと伝えました。一方で、感染拡大につながる行動とそうでないものを、きちんと見分ける目線も必要だと思います。きちんと情報収集をし、目的に対して正確に向かうことが求められていると思います。最近教育の中で言われている「生きる力」とは、課題に対して主体的に解決できる力だそうです。今、大きな課題が目の前にある中で、その課題に対してどう向き合うのか。生徒だけでなく、我々にも「生きる力」が問われているのだと思います。
 手前みそに言えば、3月の状況の中でも自分を見失わなかった、うちの生徒は心配いらないと思いますが。


 対外試合のありがたみを痛感しました(4・6)
  新型コロナウィルスの影響で、十分な活動とはいきませんが、昨日シーズン初めての対外試合を行いました。元々は、新潟県の学校との試合を予定していましたが、新潟県はまだ部活動ができないということで、急遽近隣の学校にお願いして試合を行いました。ただし、無観客・時間を区切って(3時間程度)の活動と、今までになかったような制限付きの活動でした。
 やはり対外試合をすることで、実際に課題になることが明確になります。自分たちだけの練習では、自分たちの技量の向上に努めますが、実際に試合にどのくらい生きるのか、その辺の指標は試合をしないと分からないので。試合の課題を練習でフィードバックすることが、チーム力の向上につながるものと思います。今回の試合では、特に自分の納得できるボールを投げることを目指した投手が、試合での結果を得るためのヒントを見つけることができたと思います。全ては試合ができたから得られた課題です。少し前までは当たり前だったことが、実は大切なことだったということが、実感できました。試合ができたことに感謝です。


 やっと始まりました(4・2)
  昨日から全体活動を始める予定が、生憎の雨天ということで、本日から活動を開始しました。久しぶりの全体練習でしたが、生徒の動きは概ね良好だったと思います。約一か月の休校期間でしたが、それぞれにきちんと調整している様子が見受けられました。ここまで大幅に遅れてしまいましたが、春・夏に向けてのスタートができたことを非常にうれしく思います。


 卒業生の挑戦を応援します(3・24)
  先日、昨年の卒業生の中で唯一浪人した彼から、うれしい報告がありました。大学の一番高いところで野球がしたいといって浪人し、見事難関を突破し、スタートラインに立つことができました。本当の勝負はこれから。まずは、グラウンドに立つこと自体が非常に大変な世界だと思いますが、この一年死に物狂いで勉強し、勝ち取った権利です。期待したいと思います。
 本校野球部は毎年大学野球の見学会を行っています。いつの日か、グラウンドで活躍する彼を、後輩が応援し、その彼らが後に続く、そんなことが実現することを夢見て、現役選手の育成に全力を注ごうと思います。 


 この時期だから大切なこと(3・19)
  コロナウィルスの影響で休校になってから、早くも半月が過ぎました。この間、県内外の練習試合をお願いしてあった学校や、遠征でお世話になる予定だった宿泊施設との折衝を行いましたが、全国的にどうしようもない状況であることが、痛切に伝わってきます。本校の選手たちは、活動再開に向け、各自調整していると信じますが、この時期の生活の仕方は非常に重要と考えます。
 全員で集まって、早く活動を再開したいところですが、そうはいっていられないのも確かなことです。我々の活動は、あくまで学校生活の一環の部活動ですから。たかが部活動であり、たかが野球だという一面は忘れてはいけないことだと思います。ただ、されど部活動であり、されど野球であることも事実です。活動が再開されるまでの間、どう過ごすかが、されど野球の神髄であると思います。着々と、その時のための準備をしようと面ます。


コロナウィルス終息を懇願します(3・13)
 長らく、監督日誌の更新をさぼってしまいました。昨年は、大会で生徒の力を生かせず、歯がゆい一年だったことと、ちょうど校務の関係で時間に余裕がなかったことで、更新が滞っていました。やっと落ち着いたので、今後は今まで通り情報を発信していこうと思います。
 さて、冬のトレーニングを終えて、いざシーズンインということで、ここまで準備を進めてきましたが、昨今のコロナウィルスの感染拡大に伴い、現在部活動も活動できない状況です。先日は、遂に春の甲子園の中止も決まり、今まで経験したことのない状況になっています。世の中は大変な状況であると理解しつつも、生徒にとっては、目標とする大会は待ったなしでやってきます。今のような状況の時こそ、自主自立の精神が試されるとき。いつ活動が再開できるかわかりませんが、各自が「その時」のための様々な準備を進めていることと思います。集まったときに、当たり前のように活動できるように、こちらもできる限りの準備をしていこうと思います。まずは、ホームページの更新と、グラウンド環境の整備をやろうと思います。



戻る