監督日誌(H30年前期)


厳しい試合の中で、何をつかめるか(6・4)
 夏の大会までもう一ヶ月くらいになってきました。もう僅かしかないと焦るのか、まだまだ成長の余地があると、自らを追い込めるのか、勝負の時期になってきました。大会になれば、自分たちが思い描くような試合の展開にならないことは多々あると思います。どの学校も夏の大会に関しては、全ての試合でそのときのベストを尽くすと思います。自分たちの思うようなプレーをさせてもらえない状況にあっても、何とか粘って勝利に結びつけることが出来るようになりたいものです。相手の力量が高くなればなるほど、そういった状況が多くなります。そのような逆境に強くなれるように「まだ一ヶ月」あるので、必死に精進しようと思います。


今は大いに苦しみましょう(5・28)
 夏の大会までおよそ1ヶ月半になってきました。ここから最後の大会に向けてチーム力の最後の底上げを図る時期になってきています。あくまで目標は夏の大会で結果を出すことです。「雨降って地固まる」という言葉もあるので、今は目先の結果を気にするよりも、本番で結果を出すための準備を進めたいと思います。この苦しい時期にどれだけ苦しむことが出来、それを受け入れることが出来るか。もう一度自分を見つめて、目標とする試合で結果を出すことが出来るか。どのチームもそうだと思いますが、正念場だと思います。また、我々は春結果を出すことが出来ずにノーシードでの大会になりますので、まずは県大会に出場したシード校に対して、春のお返しが出来ればと思っています。


教育実習生(5・22)
 先週から本校では教育実習が始まっています。野球部のOBも2人来ています。授業の準備なども忙しいと思いますが、放課後はグラウンドに足を運んで、後輩の指導をしてくれています。それぞれ大学の野球部・クラブチームにて硬式野球を続けている選手なので、後輩たちも刺激を受けていると思います。週末の練習試合では、早大本庄さんにご理解いただいて、午後の2試合目は実習生にベンチを任せました。高校野球の面白さを体験してもらい、将来我々の仲間になってもらえたら嬉しいものです。現役の選手も、普段と違ったベンチの雰囲気に刺激を受けていたのではないかと思います。野沢北高校野球部が、未来の人材も育成できる場であることを願ってやみません。


県大会を戦う学校を羨ましく思いながら(5・15)
 4月中に大会が終わってしまったので、夏の大会に向けた強化期間に入ってきました。約2ヶ月あるので、オーバーワークになりすぎて、故障してしまっては元も子もありませんが、出来るだけ様々な意味での限界に挑戦したいと思います。
 とは言っても、県大会に進出し熱い試合を繰り広げる精鋭各校に対しては、羨望の眼差しを向けざるを得ません。夏に向けて、各校がしのぎを削る県大会を想像しただけで、大きく後れを取ってしまったような感じになります。なので、そういった悔しさを常に忘れず、夏の大会ではそうした学校とも互角以上に戦う力を身につけるべく、静かに力を蓄えたいと思います。


夏の大会に向けて(5・9)
 春の大会が早々に終わってしまったので、今年度のチームも残すは夏の大会のみになりました。春の大会まで、大会にあわせて心と体がピークになるように努めてきましたので、大会が終わり、少々バランスが崩れた状態になっています。先日の練習試合は、何と2試合連続完封負け。18イニング見事に「0」を並べてしまいました。新チーム発足時に、各イニング最低1点で「0」のついたイニングの数だけ罰ゲームを行うなど、攻撃については一定の力を持つチームだと思いますが、やはりちょっとしたきっかけでトンネルに突入するものなんだと改めて実感しました。この連続完封負けをどうとらえるのか。屈辱と考えるか、たまにはそういうこともあると考えるのか。大会まで約2ヶ月のこの時期にどう考えて夏の準備を行うのか。この代の大きな分岐点になるような気がしますが、2ヶ月後の歓喜のために、ここは思いっきり苦しんでおこうと思います。


春季大会の応援・ご支援ありがとうございました(4・30)
 この週末行われた東信予選におきまして、多くのみなさんの多くのご支援をいただきましたが、残念ながら、県大会進出を逃す結果になってしまいました。この敗戦をバネにしつつ、このチームの集大成となる夏の大会で「捲土重来」を目指したいと思います。
 残念ながら、今回は結果が出ませんでしたが、生徒の成長は実感できる大会になったと思います。確かに頂点を取るには大きな成長が必要だと思いましたが、一方で手の届く可能性は実感しました。負けておいて、負け惜しみのつもりは一切ありませんが、本気で可能性は感じています。指導者になって、春の大会後にこういう心境になるのは正直初めてです。どこかの歌手の歌詞ではないですが、「できっこないを、やるしかない」という気持ちで、あと2ヶ月精進したいと思います。


春季大会まで待ったなし(4・18)
 春の東信予選会の組み合わせも決まり、大会に向けた気運が高まってきました。ここまでの練習試合を振り返ると、上手くいかないことがありつつ、結果は勝つことが多いという状態にあります。よい面としては、勝つことに慣れてきているので、少々上手くいかないことがあっても、平常心でそこを克服できているということでしょうか。一方で、会心の勝利という試合は決して多くないのも現状です。なので、勝ちが続くことで自信を持って臨めればよいと思いますが、気が緩んでしまうことが心配されます。
 しかし、大会ともなれば、そんなに甘くないことは生徒自身も分かっているはず。まず目先の目標として「県大会」がありますが、そこにたどり着くためには、大きな壁が立ちはだかっています。何とか4月を突破することで視界が開けるという思いで、4月末の2連勝を目標にしっかり調整したいと思います。


上手くいっている時ほど、細かいところに目を向けたい(4・2)
 春のシーズンがスタートしてから、この春休みまでの練習試合が、天候にも恵まれ順調に消化できました。相手をしていただいた学校に感謝しつつ、個々までの戦績は15勝2敗と、想像を上回る結果になりました。正直5割でいければ十分だと考えていたので、想像以上の結果です。しかし、試合内容を細かく見れば、まだまだ雑な部分も多く、どこかで上手くいかなくなった時に修正が利かなくなってしまうのではないかという不安もあります。実際、3月末の試合では、そのような部分が出てしまい、苦しくなってしまった試合もあります。
 練習試合の戦績がよくても、本番の公式戦に結果が出なければ、全く意味がありません。本番直前であれば、細かいことを気にせず、この勢いで押し切ってしまうと言うこともあると思いますが、これで学校も始まり、ウィークデイは練習がメインになりますので、この春休みに出た反省をしっかりいかしていこうと思います。


個々の意識が大切であるということ(3・29)
 本日は毎年行っている業者による体力測定を行いました。筋力・柔軟性・スピードなど、あらゆる角度から野球選手に必要な力を数値化するものなので、選手の定期的な成長を見るのにはとても役に立ちます。結果は、全体的には想定通りの伸びでしたが、個々に大きな差が生じています。
 我々のチームは、チーム全体で何かやるよりは、選手個々の意識に任せる部分が大きいと思います。チームがやるからそれに乗るというより、自分が必要だと思うからやるというスタンスを大事にしています。ですから、選手に対して必要な知識を持ってもらう機会はできるだけ多く持ちますが、みんなで足並みそろえてという感覚は、あまりありません。指導者としては、一種の賭みたいなものかも知れませんが、うちの選手は自分から行動できると信じてこの姿勢を貫こうと思います。「チーム」でやっているというのではなく、必要なことを個々に意識して、責任を持った個人が集まった集団にしたいと思います。普段はそれぞれでも、いざ試合になると勝利を求めて結束するという高い望みを持って、チーム運営にあたりたいと思います。


この時期に気をつけておきたいこと(3・20)
 本格的に野球シーズンが到来し、我々も、週末を中心に練習試合をこなしています。やっと長い冬が終わり、グラウンドの上での活動になりますが、この時期注意しなくてはいけないことがあります。冬場は体力トレーニングを中心にこなしてきたので、筋力やスピードは強化されたと思います。一方で、プレーがダイナミックになればなるほど、身体にかかる負担も大きくなってきます。だんだん温かくなってきたので、もっと練習したい気持ちもありますが、ここは一歩立ち止まって、大切な大会のために、体調を整えつつ試合をこなしていこうと思います。
 現在は、練習試合は1日2試合行うので、ほぼ全ての選手に平等に試合の機会を与えています。ただ、大会が近づくほど試合に出るメンバーは絞られてくると思います。選手たちには、現在の環境に安住せず、自らの力で、試合に出場する権利を勝ち取ってもらいたいと思います。野球がうまくなる条件は、「いかに試合に出場するか」ですから。


対外試合が解禁になりました(3・12)
 先日ついに対外試合が解禁になり、高校野球シーズンがスタートしました。我々も、11日に埼玉県にお邪魔して、今季の初戦を行いました。まともに野球らしいことを始めたのがつい先日でしたので、きちんと試合になるのか不安でしたが、予想以上の試合ができました。まだまだ修正するところが沢山あり、打席の中で相手投手との間合いがうまくとれない選手も多い中で、チームとしての結果が出たことは素直に喜ばしいことだと思います。決して仕上がりが早いわけではないので、シーズンが進む中で伸び代の多さも感じることができました。この調子で春の大会に突入すれば、どのような結果になるのか楽しみです。少々雑で荒削りな部分も残しながら、スケールの大きな選手・チームを目指して精進しようと思います。


待ちに待った野球シーズンの到来!(3・1)
 学年末考査も無事(?)終了し、晴れてクラブ活動も解禁になりました。ここ数日は陽気も温かかったので、久しぶりに野球らしい練習ができました。広いグラウンドを目一杯使って、思い切り野球をする素晴らしさを感じつつ、最終目標の夏に向けた動きが始まったのだと実感しました。
 久々に行ったフリー打撃では、春の追い風に乗ったのか、冬場の筋力トレーニングの効果があったのかは定かでないものの、しばらくのブランクを感じさせないくらいボールが飛んでいました。これから温かくなって身体が動くようになってきた時に、どういうパフォーマンスができるのか非常に楽しみです。来週末には対外試合も始まります。暖かい地域の学校との対戦になりますので、仕上がりが遅れている我々にとっては厳しい試合が予想されますが、そのような中でやれることがしっかりできるかということに注目したいと思います。とはいうものの、いざ試合が始まると、どんな泥仕合になったとしても勝ちたいものですが・・・。


試験期間中につき、活動を自粛しています(2・22)
 今日から学年末考査が始まりました。1年の総まとめの試験ですので、生徒たちには、できる限りの全力を尽くしてもらいたいと思います。試験が終了すると、2週間あまりで練習試合の解禁日となり、我々も3月11日に初戦が予定されています。正直いきなり、試合をしてどうなるのか心配ですが、最終目標は夏ですので、そこに向けたステップになることと、シーズンが始まったということを身体に植え付ける機会になれば良いと思います。そこを楽しみに、あと数日はふゆごもりをしようと思います。


冬の追い込みに入ってきました(2・12)
 先日は、保護者の皆さんに大変温かいお雑煮をごちそうになりました。多くの方に支えていただいているということを再確認し、選手には更なる努力を期待したいところであります。
 さて、学年末試験の期間が迫ってきました。まとまった練習はしばらくできなくなるので、その期間に向けて追い込みをかけたいと思います。試験期間が終われば、晴れて本格的な野球シーズンに突入します(ただ、天候によるグラウンドの状況は心配ですが・・・)。試験期間で、全体での活動はできませんが、そこは選手個々に来たる時期に向けた準備をしていくものと思います。その時期の過ごし方について、こちらから色々指示をすることはしません。しかし、個人が責任を持って試験明けのグラウンドに立つ準備ができることが、我々の強さだと思います。そのときを楽しみに、あと数日追い込みたいと思います。


今シーズン最大の雪(になって欲しい。。)(2・2)
 昨晩予想に反して、けっこうな雪が降りました。グラウンドにも10数pの雪が積もり、広くグラウンドを使った練習はしばらくできそうもありません。学年末テストのクラブ休止期間も半月後に迫ってきています。焦る気持ちがないといえば嘘になりますが、できることを気持ちを込めて追求する中で、シーズンに生きる「本物の力」を養っていこうと思います。ただ、元々この時期はグラウンドが使用できないことを想定して練習を組んでいるので、特に予定が狂ったということはないのですが。


練習内容が制限される今だからこそ(1・23)
 先日は、大雪警報が発令されるなど、本格的に冬らしきなってきました。雪や寒さ、陽の短さ等の影響で、野球部の練習も、様々な制約を受けています。本来は、野球に直結する形で、多くの選手が関わる練習がしたいところですが、それは困難な状況です。必然的に、個人に任される部分が多くなる練習が中心になっています。しかし、逆に言えば個人が自分のプレー・技術をじっくり見直せる時間ができたとも言えます。この時期にどれだけ個人のプレーや技術について突き詰め、悩んでもがくかが、来るシーズンでの成長につながると思います。野球は複雑なスポーツです。決して正解はありません。そんな中で、自分なりの正解を敢えて求めてもらいたいと思います。最高のチームワークは、最終的には個人の責任の集合体ですから。


新年の活動がスタートしました(1・4)
 平成30年になり、本校野球部も、本日活動を開始しました。毎年年頭にあたり行っている、地元神社への参拝を皮切りに、鈍った身体を起こすためのトレーニングを行いました。生徒たちは、久々のグラウンドということで、何となく無邪気に練習しているように感じました。野球ができることに対する喜びを感じることができたのではないかと思います。
 早いもので、あと2ヶ月もすれば対外試合が解禁になり、本格的な野球シーズンの到来です。シーズンが始まれば、試合の結果に追われることになり、なかなか落ち着いて自分のプレーに集中できなくなることもあると思います。なので、シーズンが始まるまでのこの期間に、自分との対話を繰り返しておくことが必要だと思います。シーズンに入って、困った時に自分の土台になるものを作ることができるか。こちらも練習内容や助言はできると思いますが、最後は自分です。グラウンドの立った時に困らないような準備をしていきたいと思います。この時期だからこそ、しっかりとした土台を作りたいと思います。


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