監督日誌(H29年後期)

冬季練習の意義(12・20)
 シーズンも終了し、日も極端に短くなり、強烈な寒さが毎日続いています。野球部の活動も、シーズン中と違った基礎練習・体力強化の内容が色濃くなってきました。この時期に何を強化するのか。個人的には高校野球にオフシーズンがあることは、非常に歓迎しています。シーズン中に酷使した体を休め、故障を癒すことができるからです。成長期の高校生とはいえ、シーズン中の活動においては、肩・肘など、節々に故障を抱えることは良くあります。多くが疲労性のものですので、その部分を休めることは必要だと思います。シーズン中も定期的に休みは取りますが、不十分であることは否めません。試合のない時期だからこそ、思い切って休むことも必要だと思います。長野県の場合は、12月に試合をすること自体、無謀だと思う部分もあります。
 また、シーズン中は野球そのものの結果に目がいきがちですが、体力(筋力・柔軟性)に目を向けて、野球選手としてのスキルアップの土台を腰を据えて作ることも必要です。野球だけに偏った身体の動きは、バランスを崩し、故障の原因にもなるので、様々な動きをすることで、身体のバランスを整えるのも、この時期の目的です。また、チームとしての動きが多いシーズンと比べ、オフシーズンは自分の時間を確保しやすいので、個人の弱点克服にも向いていると思います。
 と、書いていると冬場にやるべきことは沢山あるということを再認識します。一日を大切にして、充実したオフシーズンになることを目指したいと思います。


今シーズン終了、冬場の成長の期待(11・26)
 シーズン最後の関東遠征も終わり、今季の対外試合は全て終了しました。公式戦含め、50試合以上を経験できたことは、チームにとって大きな財産になりました。対戦してくださった学校や関係者の皆様方に、感謝の気持ちでいっぱいです。
 さて、シーズンは終了しましたが、これからは来るシーズンに向けて、チーム・個人の能力アップを期す期間になってきます。どんなに少ない選手でも、必ず50打席は与えるということで、選手個々に様々な反省ができたと思います。野球は筋書きのないドラマだといわれますが、青春ドラマのように、努力したことが全て報われるわけではないと思います。みんなが努力し、結果を残そうとする中でしのぎを削る勝負の場です。そんな中にあって、結果を求めて努力・協力することが大切だと思います。そこで結果が出た時に大きな喜びが生まれると信じて、この冬ももがきにもがこうと思います。


中間考査期間につき活動を自粛しています(11・21)
 今シーズンも残り僅かになってきました。現在は、後期中間考査期間なので全体練習を自粛しています。考査が終了すると、すぐに今シーズン最後の対外試合である、関東遠征を行います。宿泊での遠征ということで、親元を離れて、普段とは違ったなかでどれだけグラウンドで力を発揮できるか。その辺が遠征を行う理由です。試合になれば、その場にたった選手が、自力で状況を乗り切らなければいけないために、各自の自立を促すことができればと思います。
 この期間は、何よりも勉学優先ですが、すぐに試合があることを考えると、何らかの運動はしていないといけないと思います。そこは選手各自に任せていますが、考査が終了した日の練習において、彼らのここ数日の取り組みが分かると思います。そのへんは楽しみですが、週末の遠征で来るシーズンに向けた課題が見つかることを願ってやみません。


求めるのは自分から仕掛ける積極的な姿勢です(11・13)
 10月中旬以降、雨によって練習試合が流れてしまい、技術的にも気持ち的にも試合から遠ざかってしまった影響がここ最近見られます。確かに、秋の県大会で敗退して以降、10月の実施できた対外試合は全勝でした。しかし、どこかもどかしい試合が多かったわけですが、11月になって悪い部分が結果に表れてしまいました。勝って自信をつけるのもいいですが、気持ちが受け身になってしまうようでは、期待できる成長は望めません。日曜の試合は、内容は大味になってしまいましたが、自分から勝負を仕掛ける姿勢は感じ取ることができましたので、そういう中で結果を求められるようになれば、勝機はあると思います。
 明日からは、中間考査に向けた勉強期間ということで、全体での練習は自粛することになります。しかし、この10日間勉強をすることは当然ですが、試験休み明けの活動に向けた準備や、自分なりのトレーニングをすることはできるはずです。休み明けには最後の県外遠征も予定していますので、その中で気持ちの部分は戦う姿勢を保てているかが重要になります。感覚は鈍っていても、気持ちで勝負できる遠征であれば、冬に向けた大きな弾みになると思います。そんなところを期待しつつ、しばし小休止です。


せっかくの練習試合が・・(11・1)
 本年度の大会も全て終了し、来シーズンに向けたチーム力強化の時期になってきました。この時期はたくさん試合を行って、冬の練習の課題をたくさん見つけたい時期です。そのような中で、週末になると決まって雨が降ってしまう運の悪さ・・。特に、土曜日は授業等もあるので、日曜日については思いっきり試合ができることを期待していましたが。ただ天候には勝てませんので、まだ今月は対外試合もできるので、残された試合を大切に、シーズンの締めくくりをしたいと思います。ただ、これだけ試合ができないと勘が鈍ってしまうのではないかと心配です。
 また、最近は日が短くなり、明るい時間帯に練習できない時期になってきました。明るい時間をどれだけ有効に使うか、暗くなってからも個人の能力向上にどうつなげる練習ができるか、難しい時期になってきました。今やっていることが半年後に生きるように、長期的視野で今を考えていきたいと思います。


秋の長雨、そして台風襲来(10・23)
 先週は2年生が修学旅行で不在でした。1年生のみでの活動でしたが、雨の影響でグラウンドで練習で気なのは2日間だけ。1年生しかいない今だからこそ練習しておきたいことが沢山ありましたが、グラウンドでは十分にできず残念でした。しかし、ウェイトトレーニングなど、1年生は今まで追い込んでやってこなかったので、その辺ができたことは収穫です。
 週末は楽しみにしていた草間杯でした。1日目は雨予報でしたが、奇跡的に試合を行うことができました。修学旅行でリフレッシュした(?)2年生の活躍で2連勝し、翌日の決勝トーナメントに進出しました。しかし、日曜は大雨で試合は中止。とても残念でした。
 そして、今日は台風の直撃で学校が休校。自然には勝てないということを痛感したここ一週間でした。残るシーズンもあと一ヶ月になりました。来春に向けた課題を明確にするためにも、残りの練習試合を大切に行いたいと思います。


今週は盛りだくさんです、野球以外ですが(10・16)
 本日から2年生は修学旅行で沖縄に行っています。普段とは違った場所で、様々なことを学んできて欲しいと思います。また、1年生も水曜日に松代大本営跡象山地下壕と無言館の見学に行きます。どちらも大切な平和教育の場だと思いますが、最終的に今の平和で好きなことに没頭できるこの時代に感謝しつつ、なお頑張ろうという気持ちになれれば素晴らしいと思います。過去のことはしっかり受け止めつつ、大切なのは未来ですから。そんな気持ちを持った集団が、来年の夏に今とはちっがった逞しさを身につけられるように、こちらは一層絞ろうと思います。


未来志向のために、今を大切に(10・10)
 今シーズンも残り1ヶ月半になってきました。秋の最大の目玉である北信越大会は今週末から始まりますが、県大会で早々に敗退した私たちにとっては、来春以降を目指す活動が行われています。見方によっては、大会という明確な目標が無くなってしまったことがマイナスに働くこともあろうかと思いますが、そんなことをいっている余裕はありません。来春の自分がどのような選手になっていたいのか、という明確な目標を立て、そこまでのスケジュールの中でどう鍛えていくのか。そのビジョンの明確な選手は、残りシーズンとオフシーズンの間に大きく成長すると思います。チーム内も、少人数ではありますが、ポジション争いや、打順の争奪戦など、競争意識を向上させるためにも、今後の練習試合において、今までになかったオプションも試していこうと思います。
 我々のチームは、この秋のシーズンに多くの選手に試合を経験させるために、どんな選手も対外試合で最低50打席は与えると宣言して活動しています。しかし、これはあくまで私の目標です。選手には、そんな目安は考えず、出場した試合、与えられた打席の中で、結果を求めて必死にチャレンジしてもらいたいと思います。そうしてチャレンジした結果、自分なりの課題が出てくるわけで、その克服に向けて明確な意識の中で練習に取り組むことが大切です。そんな繰り返しの中で、来春・夏に今とは違った成長をしているチームでありたいと思います。


まだまだシーズンは続きます(10・2)
 秋の大会が終わりました。次の大会は春以降になりますが、そこに向けてのチーム力の向上を求めて、まだまだ対外試合は積極的に行おうと思います。先日の試合では、ここまでほとんどヒットを打ったことがないような下級生が大爆発するなど、大会中の見えないところでの努力が、実を結び始めているのかという期待が膨らむ結果になりました。まだまだ力不足は否めませんが、結果が伴ったことで、今後の励みになってくれれば幸いです。当然、秋の大会で主力として戦った上級生が何かを感じてくれることを期待します。なりふり構わず、結果を求めてがむしゃらになっていた、そんな下級生時代の気持ちも重要ですから。期待され、責任を持って、大きなプレッシャーに晒されつつ頑張る上級生が、この秋で一皮むけてくれれば、来春以降は本当に楽しみです。
 さて今週末3連休は、移動総距離1000q超の地獄(?)のロードです。最上級のアマチュア野球を間近で観て、県外強豪校に挑戦したいと思います。大変ではありますが、これがチームにとって良い刺激になることを期待!!


秋の大会での反省と今後(9・25)
 先日行われた県大会におきましては、地元開催ということもあり、大きな応援をいただきましたが、力及ばず初戦敗退という結果になってしまいました。試合内容は、前半の綻びを、試合を通して盛り返すことができず、改めてチームの欠点・甘さが浮き彫りになりました。その部分の改善を残る秋のシーズンの課題にしたいと思います。また、秋の大会に向けて、上級生中心の試合を多く行ってきました。まだまだ力不足だと感じていた下級生も、大会中の練習において成長が見られますので、チームの活性化のために、積極的に練習試合に起用していこうと思います。責任感から堅くなってしまう上級生に、新たな刺激を与えると共に、チーム力の底上げをしていこうと思います。


何とかつながりました(9・19)
 たくさんのご声援のおかげで、先日の上田高校との復活代表決定戦では、打線が爆発して大勝することができました。ここまでの試合で湿っていた打線が、結果を出せたことは素直に嬉しいことです。1試合で長打8本は、結果を恐れずに各打者が勝負にいった結果だと思いますので、これをきっかけに県大会でも積極的に攻めたいと思います。
 しかしながら、勝ったとはいえ、この満たされない気持ちは何でしょうか。新チーム結成時に立てた目標には遠く及ばず、思っていた野球もできず・・。しかし、幸いなことに県大会には出場できますので、これまでの分を県大会で精算したいと思います。県大会は短期決戦で、タイトな日程になります。こういうときはチームの勢いがあるところが有利だと思います。東信予選の最後に調子が上向いてきたことを自信にして、県大会では初戦から全開でぶつかりたいと思います。最後は試合内容より、「どさくさに紛れて」勝ちたいと思います。


負けました・・まだまだ力不足を実感(9・10)
 昨日の上田千曲高校との代表決定戦では、多くのご声援をいただきながら、延長戦の末敗れました。ここで県大会の出場権を確保したいと思っていましたので、非常に悔しい結果になってしまいました。試合は、実力伯仲の好ゲームだったと思いますが、勝負所での弱さと共に、相手投手を最後まで攻略できなかったことが、大きな課題であります。次の週末には復活代表決定戦がありますが、正直ショックは大きいです。しかし、下を向いているわけにはいかないので、何とか切り替えて、この悔しさを力に変えて県大会への出場権を獲得したいと思います。


何とか初戦突破、でも苦しかったです(9・4)
 お陰様で、岩村田高校との初戦を勝利することができました。1−0という僅差の試合でしたので、試合中はどちらに転ぶか分からない緊迫した状況の中で、よく我慢することができたと思います。さすが、夏の大会ベスト4のバッテリーが残る岩村田高校を崩すのは難しかったです。相手チーム攻略の作戦は考えていたのですが、なかなかうまくいかず、もどかしい展開の試合でした。そのような中で、先発投手の好投と、守備の堅実さで、らしくない完封劇(新チームになって初)でした。しかし、攻撃については、思っていたものとは程遠いものになってしまい、今週の大きな課題になりました。週末は、県大会出場を賭けた大切な試合がありますので、そこまでにできることを全力でやろうと思います。


秋の大会が近づいてきました(8・26)
 夏休みも終わり、先日秋の大会の組み合わせが決まりました。夏休みは、数多くの練習試合をこなし、多くの課題が見つかりました。秋の大会までにその課題が克服できるとは思いませんが、できるだけ長い大会にすることで、課題の克服も大会を通してできれば良いと思います。
 さて、秋の大会の組み合わせが決まりました。初戦の相手は、先の夏の大会でベスト4に進出し、この大会もシード校となっている岩村田高校です。近隣の学校ということで、夏の大会期間中は、大きな刺激(悔しい気持ち半分)を受けました。「今度は自分たちが!」と思っていたところ初戦での対戦が決まり、気持ちが高ぶっています。何とか突破して、その後の展望を広げたいと思います。


予備戦を通して痛感したこと(8・11)
 本年も秋季大会東信予備戦において、シード権を獲得することができませんでした。本日の佐久長聖高校とのシード決定戦においても、序盤にアクシデントがあったとしても、このままではまずいという危機感の募る試合結果になってしまいました。たとえ予期しない出来事があったとしても、そこを打開する力をつけなければ戦えないということを痛感しました。また、実際に背番号を背負って戦う公式戦の厳しさを改めて痛感しました。ただ、泣き言を言っても、本戦はもう翌月に迫ってきているので、何とか立て直していこうと思います。そのためには、もう一度苦しんでもがいてみようと思います。そんな状態から逃げることなく、正面切って向き合えるチームになるために、気を引き締めていこうと思います。


力がついてくれば、目線も上がってきます(8・1)
 ここまでの練習試合では、課題としていた「5点攻撃」については、全ての試合でクリアしています。しかし、守備については単純なミスが多く、そこが失点に結びついてしまい、崩壊とまではいわないですが、ひどい惨状です。しかし、ここで課題を簡単に変えてしまうと、チームとしてやろうとしている根幹が崩れてしまうので、そこは変えずにがんばろうと思います。守備については、まだまだ十分に試合慣れしていない選手もいることから、長い目で見て、少しずつ改善できればいいと思います。悪いほうばかり見ずに、良いほうを伸ばすことで、悪いほうもつられて良くなるようにもっていきたいと思います。


新しいチームの課題とプラン(7・22)
 新チームも本格的に活動が始まり、明日は初の対外試合を行うことにしました。何より決勝戦が行われる日ですので、「来年の今頃は自分たちが!」という思いを持ちながら、プレーしてもらいたいものです。
 さて、前チームの1年間の公式戦の結果を踏まえて、新チームは明確な試合プランを持って活動しています。前チームは、県上位校との試合でも、失点は全て5点以内でした。しかし、とにかく本番での貧打に泣いて勝つことができませんでした。そこで、新チームはどのような相手であっても「5点以上」取る攻撃力を身につけることをテーマにしました。当然失点を防ぐための努力もしていこうと思いますが、攻撃力のある強豪チームと対戦すれば、5点くらいは覚悟しなくてはいけません。1試合を通して組織的守備を徹底しつつ、たとえ十分に打てなくても、5点をもぎ取れる攻撃を模索して、大会に臨もうと思います。


新チーム始動いたしました(7・15)
 夏の大会は、よもやの初戦敗退を喫してしまい、予定外に早い新チームの始動です。負けて帰ってきた日に、すでに下級生が動き出そうとする姿勢があり、敗退の悔しさを新しいチームにぶつけようとする姿勢を感じました。実際に今大会は下級生で試合に出場した選手も多く、敗退の悔しさを実際に味わったメンバーが新チームの主軸になってくると思います。この悔しさを、今後に生かすためにも、まずは土台作りから。
 というわけで、新チーム結成から数日は、部室の片付けやごみ(第2グラウンドで出たものは定期的に学校に運んでいます)の整理など、よい環境で野球をする準備に充てました。また、明日は夏の大会の球場補助員を行います。試合に出場する選手がよい環境でプレーできるように、全力で補助します。一方で、その場に自分たちがいることができなかった悔しさも、強く感じつつバネにしたいと思います。


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