本校は、此処、長野市上野ヶ丘に、昭和36年9月に開校した、県下で最も伝統のある、知的障がいを対象とした特別支援学校です。
令和3年度,全校児童生徒 234人が集う長野養護学校は、
「全ての子どもの人権が尊重され、子どもが主体となる教育を進める」
を基本理念として、社会参加する上で大切な「本人による本人のための権利擁護の意識」すなわち、「自分は自分でいいんだよ」を感じられる教育活動を中核として、個々の可能性を大事にその能力を最大限伸ばすために,生き生きと楽しく学んでいます。
本校では、こうした基本理念の下、今年度から、児童生徒が語ることのでき、我々職員にとっても、目指す方向性を指し示す言葉として、新しい学校教育目標に改めます。
<長野養護学校 新学校教育目標>
「自分から、 自分で、 めいっぱい」
「あなた(じぶん)はあなた(じぶん)のままでいいんだよ」を基本的な支援姿勢として、児童生徒の『やりがい、生きがい、手応え』を求めて、保護者・地域・関係機関の皆様のご協力と連携のもと、「共生社会を目指す学校」の実現のため、一人ひとりの『自分から、自分で、めいっぱい』の姿を追究します。
児童生徒は、
学習に、活動に、生活に「自分から、自分で、めいっぱい」取り組むことを目標にする。
保護者は、
児童生徒が「自分から、自分で、めいっぱい」取り組めるよう、「子どもが、『自分のことを大事に思ってくれている』という肯定感に満たされている状態の家庭生活を守り、今とこれからの育みを支える。
学校職員は、
授業・養護学校生活において、児童生徒が「自分から、自分で、めいっぱい」取り組むことが「できる状況(授業・生活)つくり」を行い、児童生徒になり代わり、今とこれからの「自分から、自分で、めいっぱい」の生活の支援体制を地域社会に働きかけ、構築する。