働きながら学びたいみなさんへ


定時制夜間部では、働きながら学ぶ生徒を応援しています! 昼間は仕事をして、夕方から高校に通い、勉強したいという 強い意欲を持った社会人の皆さんを歓迎します。  経済的理由などで高校に通えなかった人・・・ 一度入学した高校を途中でやめてしまったけれど もう一度、勉強して高校卒業を目指したい人・・・ 子育てが一段落した所で、高校に通ってみたい人・・・ 退職後に一念発起し、高校進学を目指したい人・・・  一度、定時制夜間部を見学してみませんか? ご連絡お待ちしております。


<在校生体験記>
   〜社会人生活を経験し入学して〜

夜間定時制 2年生 A君(26才、会社員)
 

私は、26才で夜間定時制に入学しました。10年前、自分の夢を実現させようと高校を中退しました。その時は目標があったため特に学校を中退したことを後悔したりしませんでしたが、夢に破れてやりたいことが何も無くなった時、中途半端な事しかしていない自分がとても嫌になりました。そんな気持ちを抱えながらなんとか就職し、充実した生活を送っていたのは確かですが、一方で過去が自分を苦しめていました。なんとなく嫌なことから逃げようとする癖がついたり、実際に逃げ腰になって甘えたり、自分に自身が無くなっていきました。そういった自信のなさが、あらゆる面で自分を苦しめてきました。
 私がもう一度、高校に入学しようと思った理由は自分への挑戦です。高校生活をやり遂げれば今よりも自分に自信が持てる気がしたからです。
 当たり前の事かもしれないけど今度は頑張ります。

夜間定時制 2年生 M君(28才、会社員)

 皆さんは、夜間定時制という学校にどのようなイメージをお持ちでしょうか?暗いとか経済的に昼間の学校に通えない人達が学んでいるようなイメージをお持ちなのでは無いでしょうか?数年前に山田洋次監督の「学校」という映画が話題になりましたが、実はああいったような感じのイメージでもありません。なぜこのようなことを聞いたのかというと僕も最初はそのイメージを持っていたからでした。でも実際は、そんなことは全然ありません。一クラスごとの生徒数が少ないので、実に家庭的な雰囲気の中で勉強もできるし、いじめもまったくなく、夜間定時制イコール不良が行く学校といったマイナスイメージを持たれがちなのですが、正直それに近い人達はいますが、それは外見だけで、話せば皆いい奴ばかりです。それが学校のこういったいい雰囲気に結びついているのではないでしょうか。

僕の年齢は現在、28歳で、この学校に入学する前は不安で不安でたまりませんでした。それは、友達ができるかという不安です。ですが、いざ入学してみると、その不安は吹き飛んでしまいました。なぜかってそれは、すぐに打ち解ける友達ができたからです。最初はぎこちなかったものの、時間が経つにつれ、今では学校以外でも遊んでいる良い仲間です。そういうような仲間は、現在4人程いますが、この先もっともっと仲の良い友達を作っていきたいと考えています。

あと僕らの学校にしかないものがあります。それは給食です。ちゃんと調理場と食堂があり毎日、給食のおばさん達が、僕らのためにあたたかいご飯を作ってくれています。暖かい給食が食べられるというのはとても幸せなことですが、このように学校給食が食べられる学校は県内ではめずらしく、全国的にも減ってきているようです。

話は変わりますが、少子化の影響で全国の夜間定時制はどこも定員割れの状態が続き、とても歴史の古い夜間定時制の灯火が消えかけようとしています。この問題は、我が高校でも人ごとではありません。特に、長野県では高校の統廃合問題があり、学校教育関係者、保護者などが頭を抱えております。松本筑摩高校も例外ではなく、すでに市内の夜間定時制と統合して、多部制単位制高校に移行することが決定しております。このまま少子化が続けばこの学校も無くなってしまう可能性もあります。こうならないためにも皆さんにぜひ、夜間定時制の良さを知っていただき入学を決めて頂ければとてもうれしく思います。

夜間定時制は全日制と違って、「昼間仕事をしてから夕方学校に登校する」ので、とても大変そうで自分にはとてもできそうにないと思うかもしれません。しかし、自分の志さえしっかり持っていれば、全然辛くはありません。だから、夜間定時制の生徒は、僕も含めスゴイのです。このようなスゴイ人達の仲間になってみませんか?

夜間定時制には、学校行事もたくさんあります。生徒同士の交流もこういった行事からも生まれ学校生活を楽しくさせてくれています。実際、通っている僕が言っているので間違いありません。ぜひ、みなさんの入学をお待ちしております!