セルビア洪水支援募金の報告

私たちのグループは、2学年のキャリア研修旅行でセルビア大使館を訪問することになりました。

事前学習を行う中で、セルビアでは今年の5月中旬に降った100年に一度という大雨で、2700億円にも昇ると言われる被害が出ていることを知りました。
亡くなられた方もおられ、現在も避難生活を続けている方々も多くおられるとのことです。

また、セルビアからは東日本大震災の時に、震災からの7ヶ月間で、世界で5番目、ヨーロッパでは一番早い支援をしていただいていたと知りました。

私たちは大使館を訪れるという縁もあり、少しでもセルビアの力になりたいと思い、全校生徒・職員に募金を呼びかけました。
          


募金を行ったのは2日間だけでしたが、多くの人の協力をいただき、60,021円を集めることができました。



6月19日(金)にセルビア大使館を訪れ、大使に募金を手渡し、また、セルビアの様子をお伺いすることもできました。
      


セルビアでは2003年に紛争が終わって今は平和であり、復興支援として日本から送られた黄色いバスが市民の日常の足になっているそうです。
親日家の方が多く、柔道や合気道などの教室もあり、日本からも生け花や書道の先生・すし職人などが技術を伝えるために訪れているそうです。

一方でセルビアの文化は、日本にほとんど入って来ていないように思われます。
今回お話をうかがったセルビア料理は大変おいしそうでしたが、日本にはセルビア料理のレストランは無いそうです。

セルビアは小麦や野菜の生産も盛んで、特にパプリカが大変有名だそうです。
セルビアでは1キロ130円ほどだそうですが、その値段では日本では1個しか買うことができません。
日本にもセルビア産のパプリカは多く輸入されているそうです。

    


洪水のニュースもそうでしたが、日本ではセルビアの情報を得るのが難しいというのが現状です。
しかし、その文化はとても魅力的で、もっともっと知りたくなるものでした。
私たち全員が、ぜひセルビアを訪れてみたいと思いながら大使館を後にしました。


今回の募金活動や私たちの報告をきっかけに、セルビアに興味を持っていただけたらうれしいです。