学校経営概要

 

1. 学校経営の方針

  教育基本法の理念と本校建学の精神とを根底とし,教育課程の編成・授業・日常の生徒指導など凡ゆる機会にその具体化をはかる。


2. 教育課程

  生徒が,『自主的で,確かな思考力とたくましい行動力を備えた,心豊かな人間』として,自己を形成していけるよう,また,本校が主体性をもって,その特色を充分生かすことができるようにと考えて,基本方針を次の様に定める。

  • (1) 広い分野で,確かな基礎学力を養う。

    • イ. 授業は65分授業とし,その65分を真に生かし切った密度の濃い授業を展開する。

    • ロ. 1,2年においては,いくつかの科目について,標準単位数を上まわる単位数を確保し、共通基礎学力の充実と定着を図る。

    • ハ. 自ら問題を見つけ,自ら解決しようとする『自学自習』のできる自己教育力を育てる。

  • (2) 生徒の個性や能力に応じ,その可能な限りの伸長発展を図る。

    • イ. 教科・科目の選択履修については,文系向き,理系向きの中で,選択の自由度をできる限り大きくとる。

    • ロ. 知的好奇心に満ちた探求的な姿勢を尊重し,創造性の基礎を養う。

  • (3) 生徒の自主性を尊重して,自治の精神を育てる。また,豊かな情操を養い,知情意のバランスのとれた,ゆとりある学校生活ができるようにする。

    • イ. 生徒が相互に信頼しあいながら,生徒自らの手で主体的,自主的に学校生活を作っていくことができるよう援助する。その中で,生徒が学校において存在感と充実感を感得できるようにする。

    • ロ. 芸術を重んじ,必修とする。

    • ハ. 特別活動が充分行われるように時間を確保する。

    • ニ. 生徒が学校生活を自らの手で作っていくなかで,広義の社会奉仕の精神を養う。また,教科の学習・ホームルーム活動・学校行事を通じて,望ましい勤労観や職業観をもてるよう充分配慮する。


3. 生徒指導

  • (1) 重点 ― 人間形成

    • イ. 個人指導の徹底−HR・クラブ活動など生徒の多面的な生活に対応してHRTを中心とする関係教師が協力しあい,一人一人の生徒について学習・生活すべてにわたり相談相手となる。

    • ロ. 学習活動の徹底 ― 授業に臨む態度,家庭学習など学習全般にわたって全力をつくす努力を求める。

    • ハ. 生徒会活動,クラブ活動への自主的参加を期待する。

    • ニ. 教師と生徒との接触をつとめて多く持つ。

  • (2) HRの運営

    • 教科の指導だけでは達成されない人間形成を根本の目標として,生徒の自主的活動を育て,のびのびした明るいHR生活ができるように配慮する。 HRの集会,コンパ,遠足、キャンプなどは,生徒の人間的基盤を培う場として重視する。

  • (3) 生徒会・応援団・クラブ・郷友会活動の指導―自主的,積極的な活動を展開できるよう

    • イ. 学習が過重負担にならないようにする。

    • ロ. 活動の意義について生徒並びに家庭の理解と協力を求める。

  • (4) 進路指導HRTを中心とする関係教師が連携を保ちつつ生徒・家庭との交流を深め,その中から生徒が個性・志望・境遇に応じた適切な進路を自らの力で選びとることを期待する。