長野県須坂園芸高等学校
明るい学園美しい心
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School of inspired learning

本校野菜クラブは、地域の小学生に開かれている信州すざか農業小学校(須坂市教育委員会主催)で農業を教え、その素晴らしさを伝える側として参加させていただいています。 種まきから収穫・加工まで1年を通して活動がおこなわれます。今回はその野菜クラブの活動を生徒の体験談を中心に特集します。

信州すざか農業小学校豊丘校とは?

信州すざか農業小学校豊丘校(以下:農業小学校)がスタートして今年で6年目になります。

農業小学校とは、子供たちの健やかな成長に欠かせない自然・体験活動が不足している現状を考慮し、子供たちがたくましい精神力や想像力等を身につけることを願い、総合的・自主的な体験活動の場として提供されています。 また、子供たちが異年齢の子供たちや保護者、地域の大人と触れ合うことで、相互の仲間づくりや地域の連帯感を養い、地域の文化に触れることにより、ふるさと須坂の良さを再発見してもらう事を趣旨としています。

農業小学校では、農家先生方の指導により、畑や田んぼを耕し、野菜や稲を育てること、収穫した野菜などを調理して食べること、近隣の山歩きや川遊びなどを通じて地域の自然に楽しむことを主な活動としています。

農家先生とは地元で農業を営んでいる高齢者です。先生となって子供たちに農業について教えているので農家先生と呼んでいます。大学生も生徒たちと一緒に小学生と触れ合っています。須坂市教育委員会の方々は農業小学校の主催者です。 そして、生徒が全体のお手伝いをしています。

私は農業小学校に参加している子ども達に農業を教える立場になって2年目になります。

農業小学校に来る子ども達は、朝からとても元気で、高校生の私達は毎回びっくりさせられています(^^;)

>今の子ども達はテレビゲームの普及などが原因でインドアになりがちなので、農業小学校に来て、朝から体を動かすようにすれば健康面でもとても良い影響が出てくると思います。みなさんも私達と一緒に農業を学んでみませんか\(^^?)

それでは最後に。私が思う農業小学校のメリットを載せていきたいと思います☆★☆ まず、子ども達にとってのメリットは、色々な生き物に触れることで、好奇心がくすぐられて命の大切さに気付くことができる。年上の人と接することで社会の成り立ちを知ることができる。 など、子ども達にとって大切な「心の教育」になります。それから、保護者の方にとってのメリットとして、お子様の好き嫌いがなくなります!「自分で育ててみたら食べられた!」なんて子も多いんです。是非1度お試しあれ♪(笑)

農業クラブ 農業クラブ活動より

野菜クラブ 須坂農業小学校 | 2010年 4月19日

今年で6年目を迎える信州すざか農業小学校豊丘校の第1回目は、大雪の中入学式が行われました。とても寒い日でしたが、参加した小学生66名はとても元気でした。

生徒は早く児童になれようと積極的に児童の中に入り、交流をしていました。この日の予定は入学式とジャガイモを植え付けでした。しかし、雪のためジャガイモの植え付けができず、今回は植え付け方 だけ説明しました。その後、畑の見学をし、農家先生手作りのおやきを頂いてこの日は解散になりました。

いつも子供の声でにぎやかな農業小学校は元気いっぱいな子供たちが集まります。

私はそんな子供たちが大好きです!!(*・T・*) 私が農業小学校に参加した理由は、野菜コース主任の北原先生から誘われたのもありますが、一番は私が子供好きなのと野菜を育てて食べる習慣に魅力を覚えたから野菜クラブに入りました。 入りたての頃は、子供たちと仲良くなれるか、不安がとても多かったのですが、実際に作業になってみると子供たちの方から進んで話しかけてくれたり、手を引っ張ったりなどと好意を示してくれました。 そんなこともあって今ではいろんな子供たちとコミュニケーションをとることが出来るようになりました。そんな子供たちは、休憩の時に食べるおやつが大好きです。 おやつは毎回違い、炊き込みご飯のおむすびや、野菜いっぱいのとん汁、伝統料理のおやきだったりと、とても家庭的な味がしま

す。 地域のおばあちゃん達が、私たちが作業をしている間にいつも心を込めて作ってくれます。とっても美味です。(ノP`*)❤美味しすぎて何回もおかわりしちゃいます!!(・へ・ (*)

まだまだ子供たちに教えられることは少ないですが、これからも子供たちに“食べ物の有難み”を教えていきたいと思います。(野菜クラブ3年 女子)

農業クラブ 農業クラブ活動より

信州すざか農業小学校豊丘校 | 2010年 6月12日

高校生は英語検定と重なり、小学生は授業参観と重なりいつもより人数が少ない信州すざか農業小学校豊丘校の第4回目「さつまいもは苗を植えて根が出るんだ!」の授業が行われました。

生徒は先日行われた校内発表会が終わってすぐの今回の農業小学校だったので準備は忙しかったようです。しかし、わかりやすく説明するためにパネルや模型を作って説明をしていました。 いつもより小学生も少ないのでいつものような賑やかさはないものの元気な小学生と農作業を通じて交流をしました。

鍬をつかって畝立てをしてサツマイモの苗を植える。小学生にはやっぱり鍬はちょっと重たいようです。また、今シーズンの最高気温を更新していると思われる暑さとで疲れてしまう子もいました。今回も野菜クラブの卒業生2名が参加してくれました。心強いです。 サツマイモの苗の定植が終わり、休憩後のダイズの播種。かなり疲れてしまった小学生たちもいたようで、そういう小学生のケアも野菜クラブの生徒がしていました。

どんどん作付が終わっていきます。行く度に収穫が楽しみになる農業小学校です。

私たち野菜クラブの3年生は2年生の時に先生に誘われて入部しました。 普段は私たちが教わる立場ですが農業小学校では農家先生と一緒に子供たちに教える立場へと変わります。 小学生が相手なので解りやすく図を使って説明したりクイズを出したりして農具の使い方や種を蒔いたりするときの注意点などを教えます。 作業が始まると農家先生と子供たちの間に入り、一緒に作業をやります。休憩の時間には子供たちと遊びます。すごく楽しいんですが、すっごい元気いっぱいなので作業をしたあとよりも疲れたり・・・(^^;) 農業小学校は普段あまり関わることのないお年寄りの方々や小学生と交流がもてるステキな場所ですっ★とても楽しいところなのでぜひぜひ参加してみてくださいっ(´∀`●人)

農業クラブ 農業クラブ活動より

稲の穂が実ったかな? 野菜クラブ 信州すざか農業小学校豊丘校 | 2010年 9月25日

暑くもなく、寒くもなく良いお天気に恵まれ絶好の稲刈り日和となりました。ただ農業小学校の子供たちと野菜クラブの生徒がいつもより少ないことが残念です。 農業小学校の子供たちはなぜ少ないのかわかりませんが、野菜クラブの生徒が少ないのは、昨日まで修学旅行に行っていた2年生がお休みのためです。

それでは本題です。今回は稲刈りです。田んぼは、よく乾いていて作業はしやすかったです。でも、子供たちは慣れない稲刈りは疲れたようです。中にはカエルを捕まえ始める子供たちもいました。 また、刈った稲を束ねてワラで縛ることも難しいようでうまく縛れません。はぜ掛けもはぜ棒が高すぎて小さい子供にはうまく掛けられません。それぞれが、できることを協力して稲刈りをしていました。

今日は、引率で来ていたお父さんお母さんも一緒に稲刈りをしていました。テレビの取材も来ていました。須坂市長さんも一緒に作業をしていました。人数は少なかったのですが、何となく賑やかな稲刈りでした。 途中の休憩では、おやつにすいとんが出ました。もちろん中の団子は、自分たちで脱穀した小麦を使っています。おかわり自由。みんなおかわりをしていました。作業の後の食事は本当においしかったです。

人数が少ないので時間内に終わるかなぁと、ちょっと心配になりましたが無事終了。作業が終わった時にとても心地よい風が吹き、秋だなぁとしみじみ感じた筆者でした。

農業小学校を引き継いで

本校生徒が農業小学校の活動に参加させていただくようになって今年で3年目です。私は今年4月から転勤された前任の北原昌司先生(現在は北佐久農業高校に勤務)から農業小学校を引き継ぎました。引き継いだ時は、正直な話心配でした。私にもできるのかと。しかし、その心配は無用でした。生徒たちは、部長をはじめとする3年生が中心となり、自主的に活動していたからです。私の出番はありませんでした。 生徒たちはとても活き活きしています。この活動を通じて生徒たちは、地域の方々と交流し、コミュニケーション能力を養い、地域の文化に触れます。また、小学生にわかりやすく説明するために自ら学びます。それで生徒を活き活きさせているのです。 今年は農業小学校出身の生徒が、本校に入学し、農業小学校に教える立場として参加しています。また、本校卒業生も農業小学校に参加しています。この活動は本校へ入学前から卒業後まで続いています。

このような活動は、本校だけではできません。主催者である須坂市教育委員会をはじめ、地元の農家、大学生、そして何より参加してくれる小学生とその保護者のご理解とご協力があるからこそ可能なのです。このような機会を生徒に与えてくれた多くの方々に心より感謝します。

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