長野県須坂園芸高等学校
明るい学園美しい心
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School of inspired learning
園芸塾

 目的

日本産業の発展に寄与してきた団塊の世代の方々を対象に、須坂園芸高校の施設や圃場を開放し、農業の基礎的な知識と技術を学びながら、栽培・管理・収穫等の実習から農業の持つすばらしさを体験してもらう。 又、農産物の栽培方法を学ぶということだけにとどまらず、我々の命を支える「食糧」やその基盤となる「農業」「農村」の重要性を広く市民の方に知っていただき、これからの須坂の農業・農村の在り方を考えていこうというものである。 そして、須坂市民農業大学校園芸塾を卒業後は、農業を志す塾生に対して、市内の遊休農地を斡旋しながら、農業に従事する人材を育成することを目的とする。

主催

須坂市農林課 須坂市農業委員会 須坂園芸高校
授業形態

授業の形態については、地域住民の方が生徒と一緒に授業を受ける「オープン授業」で実施する。

@授業日に講座を開講し、授業時間内に生徒と共に受講する。

A開講する科目については、中心となる農業科目を設定しながら展開し、「ものづくり」を体験できるような講座も組み入れる。

B塾生は、1年間のまとめとして活動発表を行う。

 月3回の授業を開講する。 

 計38時間

園芸塾の取り組み

 卒業式  2016年1月20日

須坂市民大学校園芸塾  (13回目)
期日:平成28年1月20日(水)15:10〜
場所:本校 実践室
内容:卒業式
塾生: 8名
 園芸塾の授業はすべて終了し、本日は卒業式が行われました。
 須坂副市長、須坂市議会議長 他 多くの方々に出席していただきました。本校からは、学校長と授業に携わった職員が出席しました。
 卒業式では、塾長(須坂園芸高等学校長)から塾生1人ひとりに卒業証書が手渡されました。塾長の式辞に続いて、塾生代表のあいさつは 「ここでの経験をもとに学ぶ姿勢を持ち続けたい」というものでした。本校の生徒代表のあいさつでは、 「一生懸命学ぼうとする塾生の皆さんの姿勢を見習わなければならないと感じました」と述べていました。
 毎年のことですが、指導を担当する教師たちもたくさんのことを学ばせてもらっています。高校生とは違った視点からの質問は、 新鮮で、また、新しい発見があります。本校生徒代表の言葉にもあったように、園芸塾での一般の皆さんと行う農業実習は高校生にとっても良い刺激になります。
 園芸塾の皆さんには、これからもますますお元気で農業を楽しんでほしいと思います。

 <<お知らせ>>
 2月3日(水)に須坂市メセナホールで行われる須坂園芸・須坂創成 高校の課題研究発表会において、本校3年生の研究発表とともに、 園芸塾塾生の皆さんの研究発表が行われます。

 しめ縄づくり  2015年12月1日,12月8日

須坂市民大学校園芸塾  (11,12回目)
期日:平成27年12月1日(水)13:30〜  、 8日(水)13:30〜
場所:本校 測量室
内容:しめ縄づくり
塾生: 12/1:10名 , 12/8:9名
 年末ということもあり、造園科での実習は、正月飾りの「しめ縄づくり」を行いました。
 1日は、まず、しめ縄で使う「うの首結び」と「男結び」の練習からスタートしました。さらに、稲藁(いなわら)の束から質の良いものを選ぶ「藁選り」(わらすぐり)を行って、 4本の藁で綯う「細縄」と、選った藁を三当分して編む「しめ縄」を作りました。  初めて藁を綯う方も多く、コツを掴むのに四苦八苦。
 8日は、前回の練習を振り返り、本番ということで、一人2本のしめ縄を編み、細縄を男結びで結びつけ、最後にしめ縄に取り付ける 「紙垂」(しで)の作り方を学びました。前回でコツを掴んだ分、綺麗なしめ縄を編むことができたかと思います。1週間ぶりだったので、 最初に練習した男結びを「忘れてしまった。」なんてことも・・・。
 今年の年末は、塾生のみなさんが丹精込めて作った自分の「しめ縄」を自宅の玄関に飾って、新年を迎えて頂けたました。縁あって 須坂園芸高校で行われる須坂市民大学校「園芸塾」に入学し、様々な農業実習を経験した思い出の年を自作のしめ縄で年越しをするという 良い経験をして頂けたと思います。これで実習は終了となります。次回は、卒業式です。  

 タマネギ苗の定植  2015年11月11日

須坂市民大学校園芸塾  (10回目)
期日:平成27年11月11日(水)13:30〜
場所:本校
内容:タマネギ苗の定植
塾生: 7名
 今日の園芸塾は、タマネギ苗の定植を行いました。毎年、タマネギ苗の定植が「野菜の分野」の最後日となりました。
 時期的にだいぶ寒くなってきているので、「まだ大丈夫なんですか?」という質問が・・・。大丈夫ですよ。だからできるのですけどね。
そして、この後の定植作業で機械で土をかけていくと、今度は「これで大丈夫なんですか?」という質問が・・・。 根にちょっと土がのっているだけですからね。でも大丈夫なんです。毎年こんな感じで終わります。
 大勢で行うので、すぐ終わってしまいました。最後にまとめをして解散になりました。次回からの園芸塾は造園科で物作りです。

 長ネギ収穫  2015年 10月14日

須坂市民大学校園芸塾  (9回目)
期日:平成27年10月14日(水)13:30〜
場所:本校
内容:長ネギ収穫
塾生: 7名
 今日は長ネギの収穫です。品種は松本一本ネギです。5月13日に定植したものを収穫してもらいました。山にした土を削って掘り出します。
 作業が始まり、その様子を写真に撮ろうと思ったらカメラを忘れてきたことに気付き、取りに行っている間に収穫終了。あっという間でした。 ちょっとだけでしたからね。「写真用にもう一度埋めてください」なんてね。
 収穫終了後は、野菜科学コース2年の実験の見学です。ブロッコリー1株から同時に2個以上収穫する実験をしています。 うまくいっているものは4個花蕾が発生しています。「へぇー」なんて感心する声が漏れていました。

 タマネギ播種  2015年 9月 9日

須坂市民大学校園芸塾  (8回目)
期日:平成27年9月 9日(水)11:00〜
場所:本校
内容:タマネギ播種
塾生: 9名
 台風18号が来る中での園芸塾です。
 今日はタマネギの播種です。昨年から、「イネの育苗箱に播種をする方式」に替えているので、今日はハウス内での作業です。説明をしてから、いざ作業へと外に出ると、青空が広がっていました。まさに台風一過です。ハウスの中は暑いぐらいです。播き終わって外に出ると「涼しい〜」 とみんな口にしていました。
 この苗は11月に森上小学校の児童と一緒に植えます。順調に育ってくれると良いのですが・・・。

 ダイコン播種  2015年 8月 28日

須坂市民大学校園芸塾  (7回目)
期日:平成27年8月 28日(水)10:00〜
場所:本校
内容:ダイコン播種
塾生: 10名
 去年は確か、ダイコンの播種とハクサイの定植を一緒にやったなぁなんて思い出しながら今日の園芸塾を行いました。なかなかうまくいかないものです。
 ということで、今日はダイコンの播種です。種子を3粒ずつ播き、植物同士を競わせるようにします。
 今回の品種は、  おでんにすると美味しい「耐病総太り」、
          一見株のように見える「聖護院ダイコン」
          中国ダイコンで青首っぽいが中身は真っ赤の「天安紅心」
の種子を播きました。「天安紅心」は種子の整理をしていたら出てきた約30年前の種子。発芽するか試しに播いてみましょうということで播種しました。 ダイコンの種子の寿命は一般に3年といわれています。はたして発芽するか楽しみです。

 メロンのつる上げ  2015年 8月 24日

須坂市民大学校園芸塾  (6回目)
期日:平成27年8月 24日(月)13:30〜
場所:本校
内容:メロンのつる上げ
塾生: 9名
 お盆を過ぎると急に涼しくなったように感じます。スイカもメロンもも、う時期外れといった感じがするのは私だけでしょうか。
 今日は、塾生が植えたメロンのつる上げです。つる上げというのは片付けることです。あまり楽しくない実習です。 しかし、「みなさんきちんと片づけていただき時間もあまりました。」ということでスカイの果実の片づけ(?)をしていただきました。 時期外れのような気もしますが、みなさんおいしくスイカを食べていただきました。もちろん残った分はお持ち帰りしていただきました。 お盆前に渡せなくてすみませんでした。
 ということで、年間に何回かあるおいしい園芸塾の授業でした。

 キュウリ・メロンの誘引・ナスの定植  2015年 6月 17日

須坂市民大学校園芸塾  (5回目)
期日:平成27年6月 17日(水)13:30〜
場所:本校
内容:キュウリ・メロンの誘引・ナスの定植
塾生: 10名
 とても蒸し暑い日の園芸塾、雨の心配をしながらの授業となりました。今日は八町キュウリ、メロンの整枝と誘引です。同じウリ科の野菜ですが、その方法は本来全く違います。
 ですが、今年は同じように育ててみようと思います。同じトンネルに同じようなウリ科の野菜。1つ覚えればキュウリとメロンが栽培できていいなぁと思ったからです。 でも、キュウリは実り始めれば毎日収穫できますが、メロンは熟すまで待ってから収穫。まったく同じようにとはいきません。この経験をしたてみたいと考えています。とりあえずやってみようということです。
 それが終わったら小布施丸ナスの定植です。「えっ?今頃?」と思われる方もいると思いますが、確かに遅いです。苗がなかなか育たなかったからです。理由はよくわかりません。 折角だから植えようということです。いきなり秋茄子になりそうです。
 予定した実習を終えて戻って来たところで、凄い雨降りに。本当に戻って1・2分後です。雨に当たることなく、無事実習が終わった今日の園芸塾でした。

 スイカとメロンの定植  2015年 6月 3日

須坂市民大学校園芸塾  (4回目)
期日:平成27年6月 3日(水)13:30〜
場所:本校
内容:スイカとメロンの定植
塾生: 9名
 今頃スイカとメロンの定植?遅くないですか?その通りです。1か月近く遅いです。園芸塾用に日程がうまく合わず今日になってしまいました。 本当は、子づるの誘引をする時期になっているはずなんですが、大丈夫でしょう。たぶん…。
 というわけで、マルチ張りからです。鍬を使うのもあまり慣れていない。マルチを張るのも慣れないといった感じでしょうか。 それでいいんですよ。「農業は習うより、慣れろ」です。たくさん体験して少しずつ上手になって欲しいです。
 おいしいスイカとメロンが、一番おいしい時期に食べられるかは、天候次第ですかね。楽しみです。

 信州大学繊維学部・こもろ布引いちご園 視察  2015年 5月27日

須坂市民大学校園芸塾  (3回目)
期日:平成27年5月27日(水)13:30〜
場所:本校
内容:植物工場の実際
塾生: 10名
 今日は塾生10名と野菜科学コース3年生とで「信州大学繊維学部」、「こもろ布引いちご園」へ見学に行きました。最近話題の植物工場の見学です。
 まずは、小諸市にあるイチゴ園の見学です。ここは実は太陽光利用型の植物工場なんです。施設の説明を倉本社長から受けました。 50代後半からイチゴ園を立ち上げた倉本社長のお話は、とても興味深いお話でした。塾生も活発に質問していました。 その後、やっぱりお楽しみのイチゴ狩りです。今日の目的は施設見学ですが、何となくイチゴ狩りに来たような雰囲気になってしまいました。
 お昼は信州大学の学食で昼食を摂ったので、少しだけ大学生気分です。
 午後は信州大学では蚕と植物工場の施設を見学させていただきました。先進植物工場研究教育センター(SU−PLAF)長の野末先生からは植物工場の課題などわかりやすく説明していただきました。 その後は、養蚕と棉について茅野先生から説明を受けました。最近は蚕を見る機会はなかなかないので良い機会となりました。

 ネギ定植・キュウリトンネル作り   2015年 5月13日

須坂市民大学校園芸塾  (2回目)
期日:平成27年5月13日(水)13:30〜
場所:本校
内容:ネギ定植・キュウリトンネル作り
塾生: 9名
 今日は初めての実習です。ネギの定植と八町キュウリのトンネルづくりです。  ネギの定植は、生徒が先生です。予めネギの定植の実習はしてあるので教えてもらうことしました。生徒はちょっと緊張気味でしたが無事植え終わることができました。「出来る」と「教えるは」やはり違うようで園芸生も勉強になったと思います。 もうひとつのキュウリのトンネル作りは、マルチ張りからです。園芸生も一緒に学びます。丁寧に張っていくのですが、この日は風が強くて張ったマルチが風にあおられてはがれてしまうこともありました。風の少ない午前中に張るのが良いですね。なんて話をしながらです。予定していたネット張りまでできなくて残念です。続きは園芸生で行います。 次回は5月27日です。植物工場の施設見学に信州大学繊維学部等に視察に行きます。

 入学式   2015年 5月8日

須坂市民大学校園芸塾  (1回目)
期日:平成27年5月8日(水)13:30〜
場所:本校
内容:入学式
塾生: 8名
 今年も始まりました園芸塾。今年は10名の塾生が参加してくれました。 入学式では須坂副市長、須坂市議長らがご出席されました。塾長である学校長や塾生の代表が挨拶をしてくれました。
 入学式終了後、早速、塾生と学ぶ野菜コースの2年生とご対面です。塾生と園芸生が自己紹介をしました。今年の塾生は少し野菜作りを始めている人たちが多く、「もっとおいしい野菜をたくさん作りたい」という方が多いようです。塾生のレベルが上がるということでちょっと緊張しますね。生徒もかなり緊張気味です。生徒も塾生に負けないようにしっかり勉強して塾生に教えられるようにしてほしいと思います。塾生も園芸生もどちらの頑張って欲しいです。

 卒業式 | 2015年 1月21日


今日で園芸塾の授業はすべて終了し、卒業式が行われました。須坂市長、須坂市議会議長、須坂市農林課長、須坂市農業委員会長に出席していただきました。本校からは、学校長をはじめ授業に携わった職員が出席しました。

卒業式では、塾長の学校長から塾生1人ひとりに卒業証書が手渡されました。その卒業証書は、塾生自らが漉いた竹紙でできています。園芸塾の卒業証書にふさわしい世界に一つだけの卒業証書です。

塾生代表のあいさつは、「園芸塾の日が楽しみで、卒業後も園芸高校に来たい。」というものでした。本校代表生徒のあいさつは、「一緒に勉強できて私たちも頑張らなければという気持ちになった」と述べていました。毎年のことですが、私たちも生徒と違った視線からの質問に新しい発見があり大変勉強になりました。生徒にとっても刺激になります。園芸塾の皆さんには、これからもますますお元気で農業を楽しんでほしいと思います。    

お知らせ   2月3日(火)に須坂市のメセナホールで行われる課題研究発表会で園芸塾の発表があります。

 リンゴジュースの製造 | 2015年 1月21日


今回の実習はリンゴジュースの製造です。本校で収穫したふじを原料に、食品製造コースの2年生と共に実習を行いました。製造工程を説明すると、リンゴを洗う、切る、すりおろす、搾る、加熱する、瓶詰め、打栓、殺菌、で完成となります。簡単ですね。

食品製造コースの生徒には、塾生の皆さんに指導?を担当してもらいました。やや緊張が見られたものの、いつもより張り切って取り組んでいました。塾生の皆さんも気になった点を積極的に質問するなど、生徒の見本となってくれました。お互いに良い刺激になったと思います。

今回で園芸塾の実習は最後ですが、実はまだ発表会を控えています。そこでリンゴジュースをお配りする予定です。お楽しみに。

 タマネギ苗の定植 | 2014年11月10日


今回の実習はタマネギの植え付けです。9月上旬に水稲の育苗箱にタマネギの種子を播きました。初めての試みでうまくいくか心配でしたが、成功して今日を迎えることができました。 「育苗箱ごと移動ができる」「苗取り作業が簡単」などメリットがありました。ただ管理は大変です。今日はお隣の森上小学校の5年生約60名ともにタマネギ苗の定植を行いました。 塾生、小学生、本校生徒で総勢約80名のタマネギ苗の定植を行いました。無事に育ってくれるか、収穫が楽しみです。でも、来年の6〜7月が収穫になるので塾生はわからないんですよね。残念です。 そして、今回で野菜科学コースでの園芸塾は最後です。次回からは食品科学や造園を行います。

 レタス定植、ダイコン間引き | 2014年 9月17日


今回の園芸塾は、レタスの定植とダイコンの間引きです。レタス定植は、前に実習で植えたハクサイと同じ方法なのでおさらいとなりました。「レタスの定植をしてください。方法はハクサイと同じです。」というとみなさん手際よく作業を進めていました。園芸生も一緒に植え付けていました。

お次はダイコンの間引きです。本当はもう少し早く間引きをしたかったのですが、中間テスト期間で園芸塾がなかったのでしかたありません。ちょっと大きくなり過ぎたダイコンを間引きながら、「これはみそ汁に入れるとうまいのだな」とか「油で炒めてもうまいよ」など会話が弾んでいました。間引いたダイコンは、袋に詰めて販売用に。 「ダイコンを作っている人からすれば、ただの間引いたダイコン葉だけれど、こうして袋に詰めれば販売物に見えてくる。」なんて言っていた人もいました。ひと手間加えることが重要なのですね。

 タマネギ播種 | 2014年 9月 3日


9月最初の園芸塾です。今日はタマネギの播種です。今までタマネギ苗は圃場の一画で栽培していたのですが、今年はイネの育苗箱でやってみることにしました。 育苗の場所が移動できるのが利点です。細かい黒い種子を約1p間隔で播いていくので根気が要ります。また、土に混じるとどこまで播いたかわからなくなってしまいます。そこで、石灰と種子を混ぜて播きます。白く線を引いたようになるので分かりやすいです。しかも、ネギと石灰は相性が良いので発芽が促されるといわれています。タマネギにも同じ効果があるのではないかと期待して播きました。 とはいっても、本校では初めての試みなのでうまくできるか分かりません。念のため圃場の一画にもいつもと同じように苗床を作りました。 早めに終わったのでメロンの試食会。とてもおいしくいただきました。

 ダイコン播種・ハクサイの定植 | 2014年 8月27日


雨が降らないか、心配しながらの今日の園芸塾です。しかし、雨の前なら播種や定植のチャンスです。潅水する手間が省けますし、その後の発芽や活着が促されるからです。 まずはダイコンの播種です。種子を3粒ずつ播き、植物同士を競わせるようにします。その後の生育もよくなりますし、間引きをした苗は食べられますから良いことばかりです。 お次はハクサイの定植です。これは、園芸生が先生です。すでに実習で行っていることなのでちゃんと教えられるはずです。教えられないのは・・・なんとことはありません。塾生に「先生お願いします」なんてからかわれ、照れ臭そうに教えていました。曇り空のもと、雨に当たる前に無事終わった園芸塾でした。

 メロンの誘引 | 2014年 7月18日


今日の園芸塾は特別時間割のため生徒と一緒に実習ができませんでした。園芸塾生だけの授業です。内容はメロンの誘引です。 「しばらく見ないうちにずいぶん大きくなったなあ。」「つるが絡み合って子づると孫づるの区別がつかない。」という状況になってしまいました。 もう少し狭い間隔で実習があれば誘引も楽なのですが・・・。

誘引をすると同時に着果数も制限しなければなりません。すでにたくさんの実が着いてとるのがもったいないくらいです。 塾生の仕立て方は、子づる4本伸ばし、そのそれぞれの子づるの10節より上から出ている孫づるに着いた果実を大きくする栽培法を採用しています。 だから、10節より下に着いた果実が立派でも、たくさん着いていても落とします。本当にもったいないですよね。でも、こうしないとおいしいメロンは食べられないのです。 諦められない塾生は、落とした果実を漬物にすると言って持ち帰っていきました。どんなメロンの漬物ができるのか楽しみです。 ちなみにこの時点メロンの味は、キュウリに似ているとのことでした。

 八町キュウリ、メロン、スイカの整枝と誘引 | 2014年 6月 4日


とても暑い日の園芸塾。授業は13:30〜15:20。農家さんなら午睡の時間なのですが、授業時間内の実習なので一番暑い時間の実習です。

今日は八町キュウリ、メロン、スイカの整枝と誘引です。同じウリ科の野菜ですが、その方法は全く違います。学校の手法は、キュウリは、5節目までの腋芽、花はすべて除去。摘心は行いません。メロンは5節目で摘芯。子づるを4本ぐらい伸ばします。果実は子づるの数だけ着けます。スカイは7節目で摘芯。子づるを4〜5本伸ばします。果実は2〜3個にします。

実習がちょっと早めに終わったので、予定していなかったズッキーニの芽かきとハウス内のトマトの整枝もしてもらいました。いちばん暑い時間帯のハウスの中。園芸塾の皆さん、お疲れ様でした。

 信州大学繊維学部・小諸布引イチゴ園の見学 | 2014年 5月27日


今日は野菜科学コース3年とともに信州大学繊維学部と小諸布引イチゴ園へ見学に出かけました。

まず、信州大学では蚕と植物工場の施設を見学させていただきました。養蚕を見る機会はなかなかないのでとても興味深かったです。また、最近話題の植物工場のお話も聞くことができ、大変勉強になりました。昼食を「学食」で取ったので少しだけ大学生気分を味わいました。

午後は小諸市にあるイチゴ園の見学です。ここは太陽光利用型の植物工場なのです。施設の説明を受けた後は、やっぱりお楽しみのイチゴ狩りです。目的は、施設見学ですが何となくイチゴ狩りに来たような気分になってしまいました。今日はおいしい園芸塾でした。

 キュウリのトンネル作り | 2014年 5月12日


今日の園芸塾は実習です。今日は八町キュウリのトンネルづくりです。

まずは、うね立てからです。園芸生も一緒に学びます。うね立ては皆さんなかなか上手でした。園芸生も一緒にうね立てをしたのですが、塾生のほうがちょっと上手だったように思います。

次はマルチ張りです。「マルチの効果は除草の手間を省くなどの効果がありますが、特にシルバーのマルチはアブラムシ除けになります。」と、説明しながら実習を進めていきます。丁寧に張っていくのですが、この日は風が強くて張ったマルチが風にあおられてはがれてしまうこともありました。風の少ない午前中に張るのが良いですね。と、話をしていたら、今度は雨がぱらついてきました。急いてみんなで協力して支柱を立て、防草シートも張り、ネットを張って時間内に終わらせることができました。園芸生より塾生の方が積極的に実習をしていたように思います。また、塾生の勢いに負けたかな? 今度は負けないように2年生も頑張ってほしいです。

 平成26年度 入学式 | 2014年 5月 7日


今年も始まりました園芸塾。今年は6名の塾生が参加してくれました。入学式では須坂市長、須坂市議長様他、関係者の皆さまに出席いただきました。塾長である学校長や塾生の代表の方から挨拶をいただきました。

入学式終了後、早速、塾生とともに学ぶ野菜科学コース2年生とご対面です。塾生と園芸生が自己紹介をしました。園芸生の方がやや緊張していました。しかし、さすがは塾生です。スムーズに自己紹介をして場を和ますようなジョークも飛びました。年の功なのでしょうね。

これから約半年間、実習や座学を通して野菜栽培、加工やものづくりについて学んでいきましょう。

 卒業式 | 2014年 1月22日


今日で園芸塾の授業はすべて終了し、卒業式が行われました。須坂市副市長、須坂市議会議長、須坂市農林課長、須坂市農業委員会長に出席していただきました。本校からは、授業に携わった職員が出席しました。

卒業式では、塾長の学校長から塾生1人ひとりに卒業証書が手渡されました。その卒業証書は、塾生自らが漉いた竹紙でできています。園芸塾の卒業証書にふさわしい世界に一つだけの卒業証書です。

塾生代表のあいさつは、「先生方ありがとうございました。生徒と一緒に学べて良かった。」というものでした。

本校代表生徒のあいさつは、「大人と一緒に勉強できて私たちも頑張らなければという気持ちになった」と述べていました。

私たちも、生徒と違った視線からの質問に新しい発見があり大変勉強になりました。生徒にとっても世代間交流は大変刺激になります。園芸塾の皆さんには、これからもますますお元気で農業を楽しんでほしいと思います。

【お知らせ】

1月31日(金)に須坂市のメセナホールで行われる課題研究発表会で園芸塾の発表があります。

 ほうれん草の収穫 | 2013年11月13日


秋の天気は難しいです。天気が読めません。森上小学校の児童とタマネギ苗の植え付けや園芸塾生に育ててもらっていた秋野菜の収穫を予定していたのですができませんでした。 「男心と秋の空」あるいは「女心と秋の空」ということでしょう。仕方がないです。

ということで急遽、ホウレンソウの収穫にしました。塾生からは「あれ?ホウレンソウって今?」という疑問が。 その方は冬から春のイメージがあったようです。ホウレンソウは今が旬なのです。でも、0℃ぐらいでも生育するので春に食べることもできます。 逆に暑さに弱く、日が長くなると花ができてしまう(長日植物)ので、学校ではハウス内でこの時期に栽培しています。 「夏に栽培できればいいお金になりますよ」なんて話をしながらの実習でした。

 レンコンの収穫 | 2013年10月31日


皆さんはレンコンを掘ったことがありますか?たぶん無いでしょう?園芸塾生は貴重な体験をしました。 「へぇ〜、レンコンってこうなってるんだ。」とい声が聞こえてきました。最初はあまり乗り気ではない様子。確かにそうです。大変そうだからです。 (実際に大変なんですけどね。)でも、掘り始めると意外と楽しい。「おうおう、ここにいたいた」なんてみなさん楽しく掘っていました。

しかし、この実習は突然終わりました。雨が降ってきてしまったからです。「もう少し(掘りたい)。」「残念だなぁ。」なんて言っていました。 楽しく実習をしてもらえたから良かったかなぁ。確かに大変なんですけど、意外と楽しいレンコン掘りです。

ちなみに、このレンコンは園芸高校の水田で3年生が中心になって栽培しています。販売もしていますのでご利用ください。

 レタス定植・ハクサイ追肥 | 2013年 9月18日


今日の主な実習はレタスの定植です。前回ハクサイの定植をしていただいたので要領は得ているようで作業は早かったです。 園芸生もお手伝いと考えたのですが、その心配は無用だったようです。自分たちでどんどん作業を進めていました。 畝立て、マルチ張り、定植とどんどん作業は進んでいきます。だいぶ農作業にも慣れてきたようです。中には家の畑の面積を広げて野菜を作り始めた方もいらっしゃるようです。ならば作業もスムーズに進むようになるわけです。

ハクサイの追肥は、説明を聞いてから自分で植えたハクサイにしました。「葉菜類は本葉が7枚くらいまでに1回すると肥料の効果が出やすいです。」 「葉に掛かると枯れますよ。」などの説明を受けながら作業をしました。収穫が楽しみですね。

 メロンの片付け・ハクサイの播種 | 2013年 8月28日


園芸塾が開催される毎に記事を書いていたような気がしていたのに気が付いたら、6、7月の分を飛ばしていました。 というわけで、前回の記事では、メロンの定植だったんですが、いきなりメロンの片付けです。収穫も終わっています。 今回のメロン(サンライズ)は、皆さんが上手に作っていただいたので、お盆のころにだいたい収穫が終わりました。 感想は、「自分でもこんなにおいしいメロンが作れてうれしい」というものでした。良かったですね。で今日は、その片付けです。

片付け終了後は、ハクサイの播種をしました。種子は正直ですから、播いたところから出てきます。また、覆土の量が均一でないと発芽が揃いません。 播いたように芽は出てきます。種子は正直です。 最後にスイカを試食していただいて今日はおしまいです。スイカを口にしながらも熱心に質問される真面目な塾生さんたちです。

 メロンの定植 | 2013年 5月22日


今日は暑い一日でした。いや、今日もですね。今日はメロンの定植です。露地でできる地這えのメロンでサンライズという品種です。 畝立て、マルチ張りをしてもらいました。鍬はうまく使える人、そうでない人いろいろです。皆さん、農業は「習うより慣れろ」ですよ。 暑い日が続いたので土壌も乾燥しています。たっぷり水をあげます。植える前に植え穴にたっぷり入れる。植え付けてからまたたっぷり水をあげる。そうすると活着が良くなります。植える前の水が意外と効果があるのです。 さて、暑い中での実習でした。さらに暑くなったときメロンの収穫になります。作業が終わったとの冷えたメロンもおいしいですよね。楽しみです。

 ネギの定植 | 2013年 5月13日


今日は初めての園芸塾の実習です。かなり遅めのネギの定植です。いつもネギの実習は収穫と播種だけなので、今年は定植から順番に行ってもらおうということでの今回の実習です。 今日の先生は園芸生です。予めネギの定植の実習はしてあるので教えてもらうことしました。生徒はちょっと緊張気味でしたが無事植え終わることができました。 「出来る」と「教えるは」やはり違うようで園芸生も勉強になったと思います。次回は5月22日(水)にメロンの定植です。

 本年度もはじまりました園芸塾「入学式」 | 2013年 5月10日


須坂市農林課、須坂市農業委員会、須坂園芸高校が主催し、本年度も7名の塾生に応募いただき、園芸塾を開催することになりました。本校実践室にて、入学式が行われました。

園芸塾は、これから農業を始めたい方や、農業に関心を持つ市民を対象に、須坂園芸高校の施設や圃場を開放し、農業の基礎的な知識と技術を学びながら、栽培・管理・収穫等の実習を行い農業の持つすばらしさを体験していただきます。 農産物の栽培方法を学ぶということだけにとどまらず、我々の命を支える「食糧」やその基盤となる「農業」・「農村」の重要性を広く市民の方々に知っていただき、これからの須坂の農業・農村の在り方を考えていくことを目的としています。

塾長である小椋須坂園芸高等学校長から、「農業の規模拡大には人の助け、アドバイスが大切である。今日からの1年間で新しい人の和を作り問題を解決し、農業を楽しんでいただきたい。」と塾生へ話されました。 吉田須坂市産業振興部長より、「大地を耕し、自分で収穫する喜びを体感していただきたい。」と、塾生へ実りの多い学習のご期待の言葉がありました。ご来賓を代表して、豊田須坂市議会議長、松下長野農業改良普及センター次長からご挨拶をいただいた後、塾長より担当職員紹介がありました。 本年度も野菜栽培を主体とした学習が始まります。塾生の皆さん、須坂園芸高校の生徒とともに学ぶ1年が実り多いことをご期待しています。

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