いかずち 
「雷」 の気 を、おもうままに 
すべ 
人知を超えた力を操り、そして生み出す術がここにある 
 


電気工事ものづくりコンテスト マイコンボード製作実習 h31コンテスト優秀賞受賞
特色  
 私たちの生活に電気は欠かすことができません。

 電気科では電気の発生から活用、基本知識から応用技術まで「 自然界の暴れん坊 」である電気を「思い通りに扱う」事で「世の中の役にたつ」ことを目指して学習をおこないます。

 教育課程は「電子回路によるコンピュータのハードウェア」「制御プログラムによるロボットやマイコンの制御」「基礎理論を発展させた電力のコントロール」など、電子系・情報系・電力系を連動させた技術を習得できるよう編成しています。

 電気科の卒業生の約半数は電力・製造・設備・情報通信・運輸の職に就き、企業活動の即戦力として活躍し、半数は能力と可能性をさらに高めるために大学・短大・専門学校に進学しています。

専門科目の内容  
 
電気基礎 →電池を代表とする直流。コンセントを代表とする交流。電磁石を例とする磁気。冬には身近な静電気など、電気利用の礎となる理論を学びます。
情報技術基礎 →情報化社会の根幹となるコンピュータのハードウェアやソフトウェア(プログラミング)の原理や制作を学びます。
電子回路 →現在の電気コントロールを一手に司る半導体を基にして、音楽を楽しませてくれたりする増幅回路(アンプ)などを学びます。
電気機器 →遠く離れた発電所で電気を生み出し我々の元まで電気を届けてくれる発電機や変圧器、蒸気機関や馬に代わって我々の仕事を楽にしてくれる電動機など、電気機器の原理や特徴、取り扱いを学びます。
電力技術1・2 →日本中の人々が利用できるだけの電気を生み出す水力・火力・原子力。遠距離を送電する方法や留意点から本当に手元まで電気を配る配電。そして夜にも活動を可能としてくれる照明。火の代わりに鉄を溶かしたりぬくもりを与えてくれたりする電熱。人間の代わりに不休で機械を操作してくれる自動制御。我々を遠くまで運んでくれる電気鉄道などを学びます。
電気製図 →開発者や設計者の意図を現場へと伝えてくれる図面の描き方と読み取りについて、手書きとコンピュータによる作図(CAD)をおこなう事により学びます。
実習 →実際に配線や測定器によるデータ採取、電気工事単位作業、パソコン実務やプログラミング学習など、来るべき将来のために習得すべきテーマに取組み、体験から技術・考察力を高めていきます。
課題研究 →テーマを自ら選択し、チームを編成して研究や制作を進めます。知識技能はもちろん、プレゼンテーション能力やチームワークも試されます。問題解決能力が飛躍的に伸びます。
主な資格・検定について  
 電気・情報系資格を中心に在学中の資格取得を勧めています。
 専門科目の授業内容は資格試験の範囲と重なる部分が多く受験に有利となります。
 希望者には朝補習もおこなっています。
 平成26年度には第三種電気主任技術者試験、AI・DD総合種工事担任者試験において県下唯一の高校生合格者を出し、その後も毎年先輩がチャレンジしています。
 
資格・検定等 補 足
第三種
 電気主任技術者認定校
 本校は通産省の認定校となっているため、卒業後実務経験3ヵ年後申請により取得可能です。
 h26年には県下の工業高校生で唯一直接試験で合格しました!その後も科目合格者は数人出ています。
 電気保安協会などの検査・監督業務では必須の資格です。
 自社で電気設備の点検が行えるようになるため、多くの電気を使用する製造業などでは会社に一人は欲しい存在となりえます。
第一種電気工事士 毎年複数名の合格者を出しています。工場内などの配電を行えるようになります。
第二種電気工事士 全員取得をめざします。電気科を卒業すれば学科試験免除になります。毎年20名程度の合格者を出しています。主に一般家庭の配電を行えるようになります。従事する場合には建設業に属します。
工事担任者資格試験 AI1種~3種 DD1種~3種
h26年にはAI・DD総合種(どちらも1種)に合格しました。AIは電話工事、DDはネットワーク工事に従事できます。
情報技術検定 3級は全員合格をめざします。ほぼ毎年全員合格しています。2級、1級と挑戦していけばITパスポートや情報処理技術者試験などの情報系の国家資格取得も見えてきます。
計算技術検定 3級は全員合格をめざします。ほぼ毎年全員合格しています。
主な進路について  
主な就職先 中部電力
中部電気保安協会
トーエネック
JR東日本
上田日本無線
日信工業
ミマキエンジニアリング
シナノケンシ など
主な進学先 金沢工業大学
千葉工業大学
日本工業大学
長野県工科短期大学 など
 
 ← 近年は情報系の進学も増えてきました。詳細は左側メニューの「進路情報」をご覧ください。
 
学科関係のクラブ活動  
★  電気班では 工業高校生のロボット競技大会である「ROBOCON IN 信州」や全国規模の大会である「マイコンカーラリー」にスペシャルな「Myマイコンカー」を制作して出場しています。 マイコンカーは速度を極限まで高めるため、ボディ、電子回路、プログラミングを高度にバランス良く構築しなくてはなりません。 3年後には自分の性能が研ぎ澄まされていることに気づくでしょう。 ホログラムや3D映像など自分の好きなことにチャレンジすることもできます。
 
   
 
★  デジタルデータ同好会では アプリやゲームをプログラミングしたい人が集まり、それぞれ自分のペースで活動します。「情報系の資格取得」や「プログラミングコンテスト」にもチャレンジしていきます。 情報系の進路目指して課題研究などでも継続して開発する人が多いです。ラズベリーパイ、UbuntuなどOSに取り組む人もいます。
 
   
 
高校生ものづくりコンテスト電気工事部門  
 3年生から選抜された者が「高校生ものづくりコンテスト電気工事部門」に毎年参加しています。北信越大会出場を目指して技能と集中力の限界に挑みます。2時間~3時間かけて垂直な2m×2mの板に動作する屋内配線を組み上げます。
 h26年には2位に入賞し、北信越大会に出場しました。