同窓会長挨拶

 長野吉田高等学校同窓会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝でご活躍のことと心よりお慶び申し上げます。また、日頃より母校の発展並びに同窓会活動に対しまして、格別のご理解とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
 本校は、1908年(明治41年)創立以来、まもなく110周年を迎える歴史と伝統のある進学校です。創立時の「晴耕雨読」の精神を引き継ぎながら、「文武両道」と「自主自立」をモットーとして、学業とクラブ活動に積極的に取り組まれています。
 この「晴耕雨読」は、中野市(旧豊田村)出身で「ふるさと」などの作詞家として有名な高野辰之先生が作詞された本校校歌の一節であり、「やるべきことに懸命に打ち込む」という本校の精神が凝縮されています。
 またこの言葉には、「悠々自適の生活」という意味もあります。ある程度のことは生徒に任せるといった自由な校風が伝統的に根付いており、それが、優れた成果を生み出す原動力になっているものと考えています。
 近年は、学業では、国公立大学や難関私立大学をはじめ、4年制大学等への進学者を数多く輩出し、また、クラブ活動におきましても、陸上班での全国大会入賞や弓道班での全国選抜大会での団体優勝など、好成績を収め続けており、同窓会としても大変頼もしく、また、誇らしく思っているところです。
 さて、このたび、わが同窓会のホームページを立ち上げることといたしました。このホームページにより、同窓会活動を会員の皆様に広く発信することによる同窓会の活性化を目的とするとともに、母校の各種情報も発信し、母校の発展にも寄与してまいりたいと考えています。
 人生の中でも大変重要な時を過ごす場である、母校の更なる発展と、先生方と在校生の日々の努力の積み重ねにより、新たな歴史を刻み続けることをご期待申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
 平成29年6月  

長野県立長野吉田高等学校同窓会   会長  風 間 辰 一