学校長より

 

       長野県須坂商業高等学校  校長  山 下  智

       長野県須坂創成高等学校(須商キャンパス)

 

 

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須坂商業高等学校は、大正15年に山丸組製糸経営者の越泰蔵氏により『学理と実際の調和をもって実業界に貢献すべき人材の育成』を建学の精神として創立され、以来一貫して商業教育の専門高校として、多くの優秀な人材を実業界に送り出してきた伝統校です。

生徒たちは「希望に満ちた積極的な人間形成を目指す」という教育方針の下、簿記や情報をはじめとする各種資格取得への挑戦、知識・技術の活用力を育む体験的学習として具現化された「須商マーケット」、「くますぎクラブ」に代表される地域を学びの場とし、地域との協働をとおして社会に貢献する活動など商業科ならではの特色ある学習に意欲的に取り組んできました。

また、一人ひとりの適性や興味・関心、進路希望などに応じたコース制や幅広い科目選択制によって、進学、就職の両面において生徒の多様な進路希望の実現を図っています。


そして、今年度須坂商業高校は新たな発展を遂げました。グローバル化、情報化、科学技術の進展、産業構造の変化等、時代の進展に伴う教育的要請に応える学校として、須坂園芸高校と統合し、新たに創造工学科を設置し、県下2番目の総合技術高校として須坂創成高等学校を開校しました。今後学年進行で統合が進み、2年後に完全統合となります。

須坂創成高校商業科では、須坂商業の伝統を引き継ぐとともに、海外との商取引を視野に入れた「ビジネス英語」の学習、昨年度導入されたタブレット端末(45台)や電子黒板等のICT機器を有効活用したアクティブ・ラーニング、農業・工業・商業の各学科の特性を活かしたコラボレーション等新たな教育活動をとおして、時代の変化に的確に対応し、「未来を力強く切り拓く能力」「須坂から世界に羽ばたく創成力」を備えた有為な人材の育成を目指してまいります。

クラブ活動においても、野球部の甲子園出場、簿記部の2年連続全国優勝、ワープロ部の全国大会連続出場などに代表される輝かしい須坂商業の伝統が、創成高校の各クラブ活動に引き継がれるとともに、今年度、新入生が農・工・商合わせて284名というスケールメリットはクラブ活動の活性化に向けて大いに期待できるところであります。


これからも、地域に愛され信頼される学校づくり、産業界を背負って立つ人材育成に、職員一同全力で取り組んでまいります。今後ともご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。