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農業科TOPICS

研究フィールドは無限!農業科は今

2017.2.14
朝練 Ⅲ(農業科 作物【C】コース)

外気温-5度、始業前の朝8:00。とある教室には、教科書とノートをひろげペンを走らせるコース生(2年)の姿がありました。 なんでも資格試験が近いとかで勉強をしているとのこと。しかも今日に限ったことではなく数ヶ月前からつづけているそうです。 受検する資格の難易度は高いそうで、それ故合格という良い結末が得られるかどうかは不透明です。 もちろん、合格してほしいと願っているのですが、仮にそうならなかったとしても、この努力はいつか必ず自身が歩む人生の糧になるでしょう。頑張れ!

2017.2.13
私たちがつくった商品をどうぞ 「信州おあがりマルシェ」 (農業科 食品製造コース他)

ホテル信濃路で開催されている「高校生の信州おあがりマルシェ」で販売実習を行いました。食品製造コースの生徒を中心に、本校で製造した加工品と本校さんのお米、「風さやか」を販売しました。お客様たちは、「高校生が作りました!!」の声に足を止めて、生徒たちの説明に耳を傾けてくれていました。 生徒たちも自分たちが作ったものを一生懸命アピールをして、商品について納得をして買ってもらうということに、楽しさや、やりがいを感じていたようです。自分たちで作ったものを自分たちで売り、お客様の声を聴くことができる、よい機会となりました。今回の販売会では、長野商業高校の生徒さんも参加されていて、お互いの商品について交流もできていたようです。

販売会終了後には、販売に参加した高校と、ホテルの方を交えての反省会。各自の反省を共有しながらの勉強会となりました。上手くいったことも、上手くいかなかったこともすべて勉強。ここで得た結果をさらに改善していくことで、より良い販売ができる、とのことでした。その後、ホテルの方による、POPデザイン講座。主体的に目を輝かせて学習をする姿は、学校の中だけでは見ることができない生徒たちの姿でした。

次回は、3月12日(日)に予定されています。今回の反省会を活かして、より良い販売会にしていきたいと思います。

2017.2.9
信州すざか農業小学校豊丘校(農業科 野菜花卉クラブ)

【1月14日付記事】今日は雪がかなり降っていて、できるかどうか心配でしたが、私たちが活動する最後の農業小学校を行いました。 内容は、繭玉づくり・どんど焼き・修了式です。 最初に、繭玉を作りました。農家先生が色を付けした米粉を蒸してくれたので、小学生が好きな形に練り上げました。 色の着いた繭玉を組み合わせていろんな色にして、ミカンや野菜などを作っている小学生もいました。見ていて、私には到底作れないと思いました。  次は、田んぼに移動をして、「どんど焼き」を行いました。やぐらは農家先生が前もって作ってくれてありました。小学生が火をつけました。 かなり風が吹いていたので、勢いよく燃えました。  焼き上がった繭玉いただくと、「美味しい」・「ちゃんと焼けた」など言っている小学生がたくさんいました。中には、繭玉を焦がしてしまう小学生もいました。 吹雪いて寒かったですが、楽しく「どんど焼き」ができて良かったです。  途中で、須高ケーブルさんが取材にみえました。小学生や農家先生が取材を受けていました。私たちも取材を受けました。 取材では緊張しましたが、農業小学校の体験をお話しできて、楽しいひと時でした。  「どんど焼き」を終えて、修了式を行いました。毎年、体育館で行う修了式ですが、今年は、新しくできた豊丘の公民館で行いました。 「公民館の中がキレイ」という感想が聞かれる一方で、「前あった建物が無くなってしまって、少し寂しい」と言っている人もいました。 修了式では、小学生達は農業小学校豊丘校の修了証書を貰い、一年間の活動を終えました。毎回の運営に協力してきた私たちも感謝状をいただき、嬉しかったです。 一年間ありがとうございました。農業小学校大好きです!!  文・由

2017.1.30
コース授業-2 (農業科 2年)

須坂創成の農業科2年生の専門科目の中のコース授業の様子の第2弾です。竹垣の製作という「動」の活動とは反対に、今日は「静」の活動ともいえるデザインの実習です。3年生が最後の集大成ともいえる「全国造園デザインコンクール」 へ応募を済ませ、世代が交代し、いよいよ2年生が本格的にデザインの製図を始めます。日頃の授業で基本を学び、日々の生活で感性を磨いていってほしいものです。 年末までの約11か月間、はばたく練習をして、今度の冬には社会人も応募するデザインテストという大海原へと飛び立たなければなりません。今日のデザイン室の生徒達が、 白鳥の雛に見えてきました。 一方、外では園芸農学科 野菜・花きコースの生徒達が、3年生で実習する「花き」の実習の為に、プランターの手入れを行っていました。 植え付ける花の準備も進み、ビニールハウスの中ですくすくと育っています。

2017.1.27
コース授業-1 (農業科 2年)

本校農業科の生徒は2年次よりコース別(7コース)授業が展開されます。今日は、造園技術コース、微生物バイオコース、そして食品製造コースの授業の様子をお伝えします。  造園技術コースの生徒達は幅70cm高さ50cmの竹垣の作成に取り組んでいました。材料は統一ですが、それぞれのデザインに基づいて材木に墨をいれ(とは言っても鉛筆です)、 本格的に、鋸と機械を使ってホゾを作ります。2時間続きの実習ですが、完成にはまだまだ時間がかかりそうです。  

食品科学科(微生物バイオコース・食品製造コース)の生徒達は、(株) 信州たかやまワイナリー で醸造責任者をなさっている鷹野永一先生を再びお迎えして、講演して頂きました。 今日は、前回の講演をお聴きして疑問に思ったことを前もってお伝えしておいて、その質問に一つ一つコメントして頂きました。 ワインを飲んだ経験がない生徒達の素朴な疑問に対して、鷹野先生のこれまでの経験と書物などから調べ上げて頂いて、答えて頂きました。 「白ワインと赤ワインの違いは何ですか?」という質問もありましたが、飲んだことのない人に味を伝達するのは難しい事だと筆者は思いましたが、 鷹野先生は、果物の持つ色から想像して赤はラズベリー系、白はレモンや柑橘系の果物の味わいを想像してほしいと話しておられました。 鷹野先生の目標は、高山村を世界に誇れるワイン産地にすることだそうです。良いワイン産地には、いい造り手、いいワイン、そして、いい飲み手が必要とのことです。 今日の聴き手の生徒達は食品科学科の生徒ですが、将来、いい作り手よりは、いい飲み手になってしまうかもしれません。 普段の学校生活では聴くことが出来ない「その道の専門家」のお話を聴くことができて、とても価値ある時間だったと思います。

2017.1.27
「つどえ!農業人in長野」 (農業科 作物クラブ)

平成29年1月18日(水)長野農業改良普及センター様から発表依頼があり、合同庁舎で開催された「つどえ!農業人in長野」において「風さやかの栽培方法について」発表してきました。新規に就農された方や、収益を上げるために熱心に研究されている方の発表もお聞きすることができ、私たちも勉強することができました。

2017.1.26
国際教育実績発表会 (農業科)

去る1月24日(火)粉雪が舞う中、本校を会場に長野県国際教育実績発表会が行われました。この発表会は、県下の農業高校生が日頃実施している国際的取り組みの研究実績や意見を発表する場です。 また、部門毎に審査が行われ、それぞれ優秀な発表に対して賞が贈られます。

参加校は6校で午前は研究・記録の部と意見発表の2部門で11作品の発表がありました。いずれも甲乙つけがたい素晴らしい発表で、農業高校生の活躍する場の広さを実感できました。受賞生徒のみなさんおめでとうございます。 残念ながら今回、本校からエントリーがありませんでしたが、他校の取り組みを参考に次年度の発表を期待します。

午後には、「ボランティアを通して ~違いについて~」と題して元青年海外協力隊の松田香菜絵先生による講演が行われました。協力隊での経験に基づく貴重なお話に、生徒達は聞き入っていました。これからの農業高校生の国際活動に生きる講演をありがとうございました。

2017.1.13
外部講師によるワインに関する講義 (農業科 食品科学科)

本校の農業科 食品科学科 食品製造コースでは、食品の生産から加工までの一貫した学習の素材(教材)として、ワインブドウの栽培およびワインの試験醸造に取り組んで10年になります。 今日は、長野県の事業『信州学』の活動の中で、本校の食品科学科2年生は、校外からの講師にお越し頂いて、 ワインに関する講義を専門家から直に受講することになりました。  講師を務めてくださったのは、(株) 信州たかやまワイナリー で醸造責任者をなさっている鷹野永一先生です。 鷹野先生は、大手ワインメーカーで醸造や商品開発などを担当した後、高山村のワイン専門職員を務めていた方です。 これまでの豊富な知識や経験から、深く広いワインの世界をお話しいただきました。  演題は「ワインぶどう栽培の魅力と展望」。ワインや醸造などに関する基礎的な内容をお話しいただきました。 将来は食品加工の職業を目指す高校生は、先生の体験を交えてのお話を聴きながら真剣にメモを取り、多くのことを吸収しようとしていました。  鷹野先生には、次回の講師も務めていただきます。次の講義では、今回の講義での質疑への応答や、須高地域におけるワイナリー開設など、 さらに実践的なお話をしていただく予定です。

2017.1.11
今年も挑みます「造園デザインコンクール」 (農業科 緑地計画[F]コース・クラブ)

3学期が始まった1/6(金)のデザイン室は夜まで明かりが灯っています。毎年、造園科緑地計画コースの生徒がチャレンジしている 「全国造園デザインコンクール」への応募作品の最後の仕上げをしていました。年度当初から構想を温め、日頃の授業でノウハウを高め、 12月に入ってから応募作品のデザインに取り組みました。年末年始休業中も製図に取り組んで、いよいよこの三連休が最後の詰めとなりました。 締切は1/13(金)、発表は1月の下旬です。これまでの先輩たちも同じように取り組んできており、毎年いずれかの賞を受賞して来ています。 また、学校としての功績を讃える『文部科学大臣賞』は通算で9度受賞して来ています。 社会人・大学生・専門学校生も公募するこの「全国造園デザインコンクール」ですが、これまでの先輩の実績のプレッシャーを感じつつ、 それぞれの生徒は2年生で初挑戦、3年生で連闘またはリベンジ挑戦をするという歴史が継承されています。 今年度の生徒たちにはプレッシャーをかける一言ではありますが、発表が楽しみです。

2017.1.10
信州おあがりマルシェ (農業科 作物[C]コース・クラブ)

1月8日(日)長野市のホテル信濃路にて信州おあがりマルシェが開催され、作物クラブが参加しました。本校作物クラブのほかに長野商業高校の皆さんも参加しました。定番の風さやか精米と、「どらりん」を販売しました。

過去何回か参加していますが、リピーターがいらっしゃり嬉しい限りです。長野商業高校の皆さんの販売に感心しながら無事販売を終了しフィードバック会議に臨みました。 会場で働く現場のプロを講師に迎えた会議では、生徒同士むかいあい自己紹介をしながら接遇のポイントを実感することができました。このほかにも普段の授業では得ることの出来ないことを多く学びました。

学校の授業が一番大事ですが、それを基礎にそとにも足をむけ経験をつむことは自身のスキルアップにつながるのではないでしょうか。

2016.12.26
ひろめよう風さやかプロジェクト 粉砕 (農業科 作物[C]コース・クラブ)

12月22日三者面談中の午後を活用して農業試験場にて粉砕を行いました。この作業は植物体中の成分を分析するために必要な工程です。 微粉砕機に試料を少しずつ投入し藁や穂を粉状にしました。分析は単純作業の繰り返しがつきもの。得られるデータの重みを感じます。いつもの事ですが農業試験場のみなさんありがとうございました。

2016.12.20
ひろめよう風さやかプロジェクト 食べ比べ (農業科 作物[C]コース・クラブ)

 

AM8:00お米をとぎにクラブ員は集まりました。合宿の朝食準備ではありません。作物クラブが育ててきたお米を食べ比べ(食味官能試験)するための準備です。同じ条件でお米を炊いて、基準と比較し善し悪しを評価して頂きました。評価者は10代から60代の幅広い年齢層で多くの方にご協力を頂きました。 「これ私は好きだな。」と言う人がいれば「どれも同じだな。」と言う人も。これからデータを集計し、どんな栽培法をとれば風さやかはおいしくなるのかを検討します。ご協力頂いた評価者の皆様ありがとうございました。

2016.12.14
信州すざか農業小学校 そば打ち・大豆収穫(農業科 野菜花卉[B]コース・クラブ)

 

【12月3日実施】12月になり寒さが増し、木々の葉はすべて枯れ葉になって落ちていました。しかし、今日は天気が良く日差しの良い日で、少し暖かさを感じる日で良かったです。 そして子どもたちは今日も元気です!走り回ったりして楽しそうでした。私も、そば打ち体験が楽しみでわくわくしていました。  はじめはそば打ち体験です。まずは、製粉です。「石臼」を用いて製粉しました。石臼で製粉することは難しそうで、多くの子どもたちが苦労していて、農家先生に手伝ってもらいました。  次は、そば粉6に対して小麦粉4の割合でそば打ちをします。最後の練りは、小学生は力があまりないので、ビニールに入れ、足で踏みつけて、そばを練りました。  私も足で踏む作業をしました。そばが大きなお団子状態でビニールに入っているので、滑って踏みつけにくかったですが、子どもたちが脇で支えてくれて、その優しさが嬉しかったです。 そして、伸(の)す作業も、子供たちが行いました。続いて、そばを切ります。子どもたちにはとても難しそうで、そばを切るための包丁を初めて見て驚きいたり、怖がりながらも、真剣に切っている姿が見られました。 予想通り、様々な太さの麺が出来上がりましたが、子どもたちの頑張りが伝わってきて、食べるのが楽しみになりました。  農家のおばあちゃんたちが麺をゆでてくれている間、子どもたちは大豆の脱穀を行いました。棒で叩いて脱穀する作業は楽しそうでしたが、大豆がビニールシートから出てしまい大変でした。 それに気づいた子どもたちがいて、何人かが拾ってくれました。  大豆の脱穀が終えると、そばが茹で上がって、さっそく、そばをいただきました。そばの香りが口いっぱいに広がり、コシがありとても美味しかったです。 農家のおばあちゃんたちの茹で具合が上手で素晴らしいと思いました。子どもたちも美味しいと言って食べ終わるのが保護者の方より早い子がいてびっくりしました。  今日は、子どもたちの優しさある行動がが多く見られ、周りをよく見て行動していると感心しました。(文・奈)

2016.12.13
ひろめよう風さやかプロジェクト 粉砕準備 (農業科 作物[C]コース・クラブ)

稲わらをはさみでちょきちょき。これから稲わらのなかの成分を調べるための下準備です。機械にかけて更に細かくするには、わらが2cm程度にカットされている必要があるので写真のような作業をすすめています。 本校には分析する施設や設備が無いので下準備だけしてまた農業試験場様のお世話になります。成分分析の結果があって初めて収量や品質の成立過程の裏付けができます。検証ができるのは来年度になる見込みですが、今から結果が楽しみです。

2016.12.5
信州すざか農業小学校 (農業科 野菜花卉[B]コース・クラブ)

【11月19日記事】今日は朝から雨が降っていましたが、小雨になって、野菜の収穫・焼き芋を行うことができました。最初は、焼き芋の準備です。なぜかって?出来上がるのに時間がかかるからです。作業の後のおやつの準備をしておくことが先決です。 それぞれが自分の分のさつま芋を新聞紙に包み、水に入れ濡らしてからアルミホイルに包みました。 そして集めた木や落葉などに火をつけ、燠(おき)になるまでの間に今日の作業に取り掛かりました。 今日の作業は野菜の収穫です。収穫した野菜の種類は、白菜・大根・ネギ・野沢菜を収穫しました。 大根は、「大きい大根どれかな?」や「抜けない」と言いながら収穫している小学生が多かったです。 (途中でさつま芋を燠の中に入れました。焼き上がるのが楽しみでした。) ネギは、「簡単に抜けた」や「臭い」と言っている小学生もいました。白菜と野沢菜は、農家先生が収穫してくれました。 一輪車を上手に使って、収穫した野菜をで運んでくれる小学生もいました。 作業を終えた頃には、収穫の途中で入れたさつま芋が、焼き芋になっていました。 皆で熱々の焼き芋を食べました。「熱い」や「甘くて美味しい」と言っている人が多かったです。 その他に、野沢菜の葉とカブの漬物・大根の漬物が出ました。「この漬物美味しい」、「どうやって作るんだろう?」と言っている小学生もいました。 私もいっぱい食べてしまいました。 食べ終わったら、自分達で漬物を作りました。野沢菜の漬物と野沢菜のカブの漬物のです。「いつ食べられるの?」と言っている小学生もいました。 農家先生が「カブは、今日の夕ご飯で食べられるよ!」、「野沢菜は、次の日に食べられるよ!」と言っていました。 次回は、そば打ち体験・豆の脱穀の予定です。(文・由)

2016.12.1
ホワイト ファイバー (農業科 作物[C]コース・クラブ)

この色味がついたご飯は、本校産の「風さやか」に農業試験場で開発された大麦「ホワイトファイバー」が入ったものです。この大麦、日本人が大好きなもち性なんです。 今日は、ベーシックにお米+ホワイトファイバーで炊きあげクラブ員で試食しました。独特の食感と味に「おいしいよ。」「お米だけのときより甘みがある。」という感想が多かった様に思います。ホワイトファイバーには名前の通り良質な繊維が多く含まれています。美容と健康に良さそうですね。 これからこの大麦についても研究していく予定です。

2016.11.29
ユメカオリ (農業科 作物[C]コース・クラブ)

師走ももうすぐの11月下旬。畑で緑の作物を見つけるのは結構大変でしょうけれど、校内の圃場ではすぐに見つかります。 写真は10月下旬に作物クラブが播種した硬質小麦「ユメカオリ」(長野県農業試験場育種)です。 季節外れの雪に覆われていましたがその雪もとけ、今は緑の絨毯を形成しています。 雪も降るし寒くなるのに枯れないのかと心配になりますが、小麦は寒さを経験し耐凍性を獲得し雪の下でもゆっくりと生長を続け冬を越えます。 桜咲く季節が訪れることを願い、今は逆境に耐えているのです。まるで、ことわざ「鳴かず飛ばず」の本来の意味のように。

2016.11.28
ひろめよう風さやかプロジェクト 愛知県農協営農指導員協議会「稲作研究会」の皆さんが視察にみえました。 (農業科 作物[C]コース・クラブ)

11月25日(金)に愛知県農協営農指導員協議会「稲作研究会」の皆さんが視察にみえました。 かねてから、ケイ酸による水稲の多収や品質向上について研究を進めている本クラブの活動を知り今回の視察となりました。

生徒や顧問によるプレゼンテーションののちディスカッションを実施し、これからの稲作について考える有意義な時間を共有できました。本クラブは他県の現場のプロの皆さんからの貴重な情報をたくさん頂きました。 本日は遠いところお越し頂きありがとうございました。これからも隣県同士お互い稲作の維持発展のために努めていきましょう。

2016.11.24
ひろめよう風さやかプロジェクト 食の合戦in松代にて (農業科 作物[C]コース・クラブ)

えびす講(11月23日)に合わせ開催された食の合戦in松代で作物クラブ員が販売実習を行いました。 予報通り北風が冷たくいまにも雪が降り出しそうな天候の下、風さやか推進協議会のブースで風さやかのPRと販売を実施しました。 今日は作物クラブが開発提案しベイクックコーポレーション(株)様の協力で実現したおにぎり2品のデビューを飾る日でした。 売れ行きやお客様の反応は良く、いつもの3合精米とともに完売することができました。商品のよさとともに忘れてはならないのは生徒達の接客です。 寒さにめげず試行錯誤しながら風さやかをPRし、お客様とコミュニケーションをとる姿が印象的でした。

このような場を設けてくださった農業技術課の皆様、そして寒空の下おでかけくださったお客様、ありがとうございました。

2016.11.18
ひろめよう風さやかプロジェクト 登熟歩合 (農業科 作物[C]コース・クラブ)

これまで風さやかの収量構成要素を調査してきました。最後のひとつ、登熟歩合を農業試験場にて調べてきました。試験場の先生に器具の使い方や登熟歩合についてご指導を頂き無事に調査を終えました。登熟歩合は品質や食味に関わる要素なので生データを計算して得られる結果が楽しみです。 農業試験場の皆様ありがとうございました。

2016.11.15
ひろめよう風さやか・小麦プロジェクト 全国農業高校収穫祭 (農業科 作物[C]コース・クラブ)

11月12から13日の2日間に渡って開催された「2016年全国農業高校収穫祭」(場所:大丸松坂屋百貨店東京店、八重洲地下街)に参加しました。 これは「農」や「食」を学ぶ高校生がつくった農作物や加工品等を生徒自らが販売することを通じて、生徒の学習や将来の就農への意欲を高めると同時に、農業高校と生徒との活動を広く伝えることを主旨とするものです。

全国から47校が参加した収穫祭。本校は風さやか精米3合パック(精米包装:ベイクックコーポレーション(株))、本校産小麦ゆめかおり、ゆめきらりを原料としたどら焼き(加工:須坂盛進堂)とラスク(加工:信濃食産(株))を持ち込み販売しました。 全国から集まった逸品のなかにあっても決して埋没することなく本校商品の売れ行きは好調でした。自分たちでつくった信州産の品物ばかりだったので、お客様へのPRや説明は堂に入っていました。 時間をかけて準備したPOP類はお客様の興味を惹いたようでした。マーケッティングやブランディングが奏功したのか販売終了時刻を待たずに完売しました。お客様に信州須坂の特産品を味わっていただけたら嬉しいです。 お世話になった地域企業の皆様、長野県農政部の皆様、須坂園芸・須坂創成高校PTA様、そして足を運んでくださったお客様、本当にありがとうございました。

お話はもう少しあります。この収穫祭には農産物・加工品や販売方法がよかった5校に賞が贈られます。本校はICI石井スポーツ賞を受賞しました。販売方法が体育会系だったから!?ではなく石井スポーツ様の目にとまったからのようです。 これからの活動の励みになります。ありがとうございました。

2016.11.9
ひろめよう風さやかプロジェクト 解析開始 (農業科 作物[C]コース・クラブ)

風さやかの生長や収量などを記録してきた私たちは、データを入力し解析するプロセスに移行しています。風さやかにふさわしい栽培法の検討、品種が持つ特性を活かした経営流通方法の提案。これらは研究の目的です。 目的を達成するためにはデータを客観的視点で解析する必要があります。全データは統計処理を可能とするプランニングになっているので随時進めていく予定です。様々な場でプレゼンテーションする予定ですのでお楽しみに。

2016.11.8
信州すざか農業小学校豊丘校(農業科 野菜花卉クラブ)

今日(11月13日)の農業小学校は、一段と寒くなりました。そして、野菜クラブのOG2名が来てくれました。  

最初に大豆の収穫をしました。子供たちが「大豆が抜けない」「抜けた!」と喜んでいました。 収穫した大豆を一輪車でハウスまで運びました。一輪車がないところは、ロープを使って大豆を束ねて運んでいるところもありました。 ここでの作業は早く終わり、子供たちは遊んでいました。そして、農家先生がハウスまで運んだ大豆を、根っこを上にやぐらのようにして乾かしていました。  

今日のおやつは、ひんのべと大根の葉っぱの漬物と白菜と人参の漬物が出ました。熱くて美味しかった、と言っている人が多く、 漬物も美味しいと言ってた人もいました。私は、4杯食べました。  次は、玉ねぎの植え付けをしました。OG2名が指示してくださり、助かりました。子供たちは「ネギくさい」など言って作業していました。 みんなテキパキと積極的に行動していました。 次回は、野菜の収穫と焼き芋大会の予定です。(文:由)

2016.11.7
信州すざか農業小学校豊丘校(農業科 野菜花卉クラブ)

10月22日記事ー名秋も深まり、『そのさとホール』の木々の紅葉がきれいでした。市役所の方も「寒くなってきましたね」と言っていました。 須坂のほうは涼しいと感じるくらいでしたが、豊丘のほうは寒いと感じました。 受付をしている時、子どもたちの中に手袋をはめている子や温かく厚めの上着を着ている子が多く見られました。 今日は、そばの刈り取りと脱穀をしました。予定ではそばの脱穀はなく大豆の収穫でしたが、大豆が枯れていなくて出来ませんでした。 一方で、そばは生長が早く種が落ちて新しい芽が出ていましたので、脱穀まですることになりました。 そばの刈り取りは稲刈りと同様に鎌を使っての作業でしたので、みんな上手にできて、作業も早く終わりました。  おやつは炊き込みご飯のおにぎり。農業小学校で作られたお米と野菜を使って作られたおにぎりで美味しかったです。 子どもたちも「美味しい~」、「おかわりはないの?」と言っている子が多く、市役所の方が「1人2個までおにぎり食べていいよ」と言うと、 ぞくぞくと「ちょうだい!」と子どもたちが言っていました。その姿はとてもかわいいな、と思いました。  おやつの時間が終わり、続いてそばの脱穀です。棒で叩いて実を落とします。 人をたたかないように子どもたちの姿をきちんと見ていましたが、危ないことをしている子はいなく、楽しそうに棒を振っていました。 そして、落ちたソバの実を唐箕(とうみ)にかけます。これで実とごみを分けてくれます。みんなで順番に唐箕のハンドルを回します。 この加減が難しいため、はじめにやった子どもたちの回すのが強すぎてゴミと一緒に実も飛んでいました。そのため何回か唐箕にかけて、やっと終わりました。  前回脱穀したお米とおやつに出たおにぎりがお土産でした。笑顔で喜んでいる子どもたちが多く見られて良かったです。 寒い時期になってきたので身体の健康管理をきちんとして、次回の農業小学校も子どもたちが楽しんでくれるように頑張りたいです。(文:奈)

2016.11.4
ひろめよう風さやか&地粉とぶどうプロジェクト ホテル信濃路にて(農業科 作物・加工クラブ)

作物クラブと加工クラブの生徒6名は長野市のホテル信濃路で販売実習を行いました。販売品目は、お米・おにぎり・どら焼き・パイ・マドレーヌ・ゼリーそしてリンゴ。これらの原料は全て本校農業科産です。

商品の開発コンセプトやここがウリ!。自分たちが生産した商品なので説明もばっちりでした。これは農業科の特権かもしれませんね。おかげさまで持ち込んだ商品全てを完売しました。 お忙しい中足をとめ購入してくださったお客様、そしてこのような機会を提供してくださった関係者の皆様、ありがとうございました。

2016.11.2
味噌の袋詰め (農業科 食品製造コース・加工クラブ)

食品製造コースでは味噌作りも行っています。通常なら寒い頃に味噌を仕込みますが、学校では年度が替わって専攻コースとして『食品製造コース』を選んだ生徒が実習で味噌作りを始めるために、4月に仕込みをしました。熟成が進んで、いよいよ袋詰めして商品として形になり始めました。  先生から今日の行程の説明を聞いて、それぞれの行程に分かれての実習に入りました。大きく5行程です。ラインは2列。加工食品なので、衛生面はもちろん、 内容量もシビアに作業しました。3年生は2時間授業で120個出来ました。 2年生は初めての作業でしたが、3年生に負けないくらいの袋詰め味噌が出来上がりました。今後はラベルを張って、「地元の大豆を100%使った『創成高校 お味噌』です!」と販売します。

2016.10.31
ひろめよう風さやかプロジェクト 銀座にて (農業科 作物[C]コース・クラブ)

10月30日(日) 銀座NAGANO(長野県アンテナショップ)にて、風さやかのPR活動を実施しました。作物クラブが栽培した風さやか販売や試食用のおにぎりを振る舞いPRをしました。 多くの方に興味を持って頂き購入してくださいました。長野県観光大使の峰竜太さん・五ツ星お米マイスターの西島豊造さんとのトークショーにも参加し長野県産米のPRをしました。 生徒達の取り組みは長野県産米販売促進に多少なりと貢献できたのではないかと考えています。ご指導頂いた長野県農政部や関係者の皆様ありがとうございました。

2016.10.31
ひろめよう風さやかプロジェクト 収量調査(農業科 作物[C]コース・クラブ)

農業クラブ全国大会を終えた翌日10月28日、実験機材を持ち合わせていない私たちは農業試験場にて収量調査を実施しました。毎回の事ですが機材や場所を借用させて頂き、本当に農業試験場の皆様には感謝しています。 今日は坪刈サンプルを処理して、風さやかの収量・品質そして食味を調査しました。いずれの項目もまずまずの値でした。以降、データを入力し処理区間差等を求めていきます。  

2016.10.17
秋晴れのもと、実習そして全国大会出場の壮行会と生徒総会。(農業科)

10月14日、綺麗に晴れ上がった秋空の下、農業科生徒は元気に実習を行いました。気温は適温、空は真っ青、爽やかな風が流れる中での実習は、気持ちも晴れ晴れです。  秋の内にやっておかなければならないこともたくさんあり、 来週末に迫った須坂商業・須坂創成マーケット(須坂商業で行われます)と並行して須坂園芸高校で行われる園芸・創成フェアの準備もあり、 各コースで外の仕事を行いました。  放課後は、大阪全国大会へ出場する農業クラブの「プロジェクト発表」と「農業鑑定」の15名の壮行会を行いました。これまでの準備は既に万全ですが、 全国大会を10日後に控えて、流暢なプレゼンテーションや農業関連の知識のまとめに余念がありません。 続いて生徒総会を行い、生徒会規約の変更議案が可決されて、須坂創成高校への完全統合に向けての準備が整いました。

2016.10.14
迫る日本学校農業クラブ全国大会~須坂市役所にて激励会~ (農業科 農業クラブ)

月末に迫った10月25日~27日にかけて大阪府で行われる第67回日本学校農業クラブ全国大会大阪大会に出場する15名は、去る10月7日(金)に須坂市役所にて須坂市長と須坂市教育長から大会へ向けて激励のお言葉を頂きました。 三木須坂市長からは、地元の高校が全国大会へ出場することは誇りであり、須坂市の活性化にも大きな影響力がある。 須坂園芸・須坂創成高校はこれまでも応援して来ているが、新設校としても応援している。日頃の元気な活動を全国でアピールして来てほしい。このような内容で激励して頂きました。  

この大会は、農業高校生のインターハイや甲子園の相当する大会です。今回出場するのは、プロジェクト発表会に作物クラブ10名と、農業鑑定競技に出場するのは各コースの予選を勝ち抜いた代表4名。 そして、クラブ員代表者会議には本校の農業クラブ会長が出場します。  プロジェクト発表会というのは、プロジェクト学習の成果を発表する競技です。内容は、いわゆるプレゼンテーションの形式で行われます。 作物クラブは、長野県奨励品種のお米「風さやか」の生産から販売までの学習の成果を北信越の代表として発表します。  農業鑑定競技は、専門分野で学習する機器・材料・生物などの名称や使い方、計算問題などが出題されます。 出題は約400項目あるなかから40問が出されます。  クラブ員代表者会議は、全国の単位クラブの会長またはそれに準ずる代表者が参加して行われる会議です。  プロジェクト発表会、農業鑑定競技へ出場する15名は、優秀賞以上を目指して大阪での全国大会へ臨みます。  

2016.10.14
信州すざか農業小学校豊丘校(2016年度 10回目) (農業科 野菜花卉クラブ)

今日(10月8日)は、涼しい日でした。最初にサツマイモの収穫をしました。まず、皆でサツマイモのつるを片付けてから収穫しました。 収穫の時は移植ごてを使いながらやっていましたが、サツマイモを傷付けてしまうので手で掘っている子が多かったです。 「大きいの取れた」、「小さいの取れた」と言っている子が多かったです。  サツマイモの収穫が終わった後、おやつタイムでした。今日は、蒸かしイモ。「甘くて美味しい」と言っていました。3~5個食べている人もいました。美味しかったです。

食べ終わったら、田んぼに行き稲の脱穀をしました。昔の脱穀機を使って脱穀をしました。それは、千歯扱き、足踏み脱穀機を使いました。 千歯扱きは、稲を手前に引きます。その時に、力がいるので大変そうでした。「大変だった」と言っている人が多かったです。 足踏み脱穀機は、扱胴を回転させながら穂を落としていきます。その時、回転する扱胴に指などが当たるとケガをしてしまうので、稲をしっかり持って脱穀していました。 「怖かった」、「楽しかった」といっている子もいました。残りの稲は、コンバインを使って脱穀をしました。次回は、そば・豆の刈り取りです。いっぱい取れるかな?(文:由)

2016.10.12
ひろめよう風さやかプロジェクト 収量調査 稈長 (農業科 作物クラブ)

収量構成要素(収量を籾数や登熟歩合などに分解)調査用の平均穂数株を教室に持ち込み、稈長(わらの長さ)を調べました。この稈長が90cmを超えると倒伏(倒れる)の危険性が高くなります。 調べてみると風さやかの稈長は90cm以下であり耐倒伏性が高いことがうかがい知れました。事実圃場においても倒伏は一切認められませんでした。さらに、稈長は処理区間で違いが見られ栽培法を検討する際重要なデータになるでしょう。これからの解析が楽しみです。

2016.10.7
ひろめよう風さやかプロジェクト 収量調査Ⅲ (農業科 作物クラブ)

およそ2100株。全ての穂数を数え終えました。この穂数調査は「習うより慣れろ」という言葉がしっくりくる実習だったかもしれません。 でも、どうして必要なのかとか何をすべきなのかという理論的な部分も理解した上での実習だったことを言い添えておきます。

2016.10.6
ひろめよう風さやかプロジェクト 収量調査Ⅱ (農業科 作物クラブ×環境工学クラブ)

先日始めた穂数調査の続きを、環境工学クラブ員を交えて実施しました。環境工学クラブ員にとっては今日が初めての実習で、戸惑いをみせながらのスタートになりました。 回数を重ねる毎に要領を掴んで、能率は作物クラブ員にひけをとらないようになりました。小学科内ではありますが、このような連携も有りかなと思います。

2016.10.5
信州すざか農業小学校豊丘校(2016年度 9回目) (農業科 野菜花卉クラブ[C]コース)

  

本日(9月22日)は、雨天決行なり。5月に行った田植えから約5ヶ月が経ち、青々としていた稲穂も色を変え、稲刈りの時期になりました。 生憎の小雨でしたが、稲刈りを行いました。なんと、今回はお笑い芸人の「こてつ」のお二人も参加してくれました!!  田んぼに移動をし、鎌を持って田んぼの端に並んで作業開始です。皆が刈った稲穂の束を結んで運んで行きました。 子供達も夢中で刈っていて楽しそうで良かったです。束ねる時にも稲穂を使い結んでいくのですが、結ぶのは難しかったです。  全てが刈り終わり、次ははぜ掛けです。束ねた稲穂を隙間を空けないように掛けていきます。 子供達を手伝っている時に「大丈夫?」と声を掛けたら「大丈夫、届くよ!」と言っていまいした。 どの子も泥だらけになりながらも一生懸命に作業したくましくなったと思いました。  作業を終え、おやつタイムです。今日のおやつは「おこわ」でした。もちもちのもち米と具の相性が最高でした。 おやつ担当の農家先生、ご馳走様でした。  今日の作業で私が一番印象に残ったのは、子供たちと「こてつ」さんのやりとりです。田んぼと言えば、生き物も多く生息しています。 カエルにバッタ、トカゲ(カネチョロ)にミミズ、そしてイナゴ・・・。どの子も見つけてはこてつさんに見せに行ったり、プレゼントしたりしていました。 「こてつ」さんはタジタジの様子でしたが、作業中の元気な姿を見ると大変な作業も楽しくなっていきました。 「こてつ」さんには雨にも負けない明るさで皆に笑顔を与えてくれました。ありがとうございました。  今回は、テレビでよく見るお笑い芸人がゲストとして来られ、いつもとはまた違った楽しい雰囲気の中、作業することができたました。 また、生き物との触れ合いも垣間見え、これを機に苦手だったカエルが少し好きになったと言っている子がいたり、とてもはしゃいで笑顔が溢れていました。 多くの方々の協力があるから活動もできるのだと改めて実感した日でもありました。(文:ゆ)

2016.10.5
ひろめよう風さやかプロジェクト 全部穫れた×それをどうする? (農業科 作物クラブ[C]コース)

午前中、時間切れのため昨日残しておいた風さやかを処理して、今年の収穫実習は終了。同時に、圃場でのサンプリングも終わりとなりました。1シーズンお世話になった圃場にお礼ができるようにこれからデータをまとめていきます。

午後は、近日発売予定の中食向け商品のラベルのデザインを練りました。コース生全員がそれぞれ原案をつくり、皆のまえでプレゼンしました。文殊の知恵かな、なかなか個性あふれるアイデアばかりで、これからの選考に頭を悩ますこと必至です。 収穫が終わっても忙しい日々が続きそうです。

2016.10.4
ひろめよう風さやかプロジェクト 全部穫る (農業科 作物クラブ[C]コース)

沖縄では台風が猛威を振るっている今日、風さやかとモリモリモチの収穫を実施しました。予報では台風が本州を通過すること、今日は晴れということで実施となりました。 前日まで降り続けた雨の影響で圃場のコンディションは最悪でした。コンバインが旋回する場所を手で刈り取り朝露が切れるのを待ち収穫開始。地盤が軟弱で一度通過した場所を再び通ることはリスクが高く神経を使いながら操作しました。 それでも1度だけ泥濘にはまり動けなくなり、スコップで土を取り除きコンバインの脱出経路を確保し抜け出すというアクシデントがありました。 風さやかは茎の数が多く、また太いため2条刈りをするとコンバインはうなりをあげ停止することしばしば。状況がよければ短時間で終わる収穫ですが、あたりが暗くなり始めた頃、少しを刈り残し圃場を後にしました。 学校について収穫物を乾燥機に入れるころ外は真っ暗。天候に左右される農業を実感した私たちでした。

2016.9.30
ひろめよう風さやかプロジェクト 収量調査 (農業科 作物クラブ[C]コース)

久しぶりに太陽を見ることができた今日、収穫の予定でした。天気はよかったものの田んぼが機械が入れる状態ではなかったので延期となりました。その代わり、収量調査の第1工程である平均穂数株を抽出を実施しました。 これは、各処理区100株の穂数を全て調べ、平均穂数をもとめ平均穂数をもつ5株を抽出するものです。調査する人は複数で記録は一人。従って記録者には聖徳太子並に聞きとる能力が求められます。本日無事数処理区を終わらせることができました。ペースを上げて残り1800株を料理していきます。

2016.9.28
田植後の水田を再現  (農業科 環境工学クラブ)

雨続きの今日この頃、須園キャンパス内にあるビニルハウスにいくと、そこにはポットが並べられていました。 ポットには土と水が入っていて、よく観察すると水に藻が生えているものと生えていないものがあります。環境工学クラブ員によると、「土壌に竹炭を添加した区とそうでない区の違いが現れているようだ。 そして地域稲作の課題のひとつである田植後の藻の発生を防ぐ有効な手段となれば。」とのことでした。

先日実施した坪刈試料から得られる現地試験の結果と今回のモデル試験の結果がどのようにリンクするか、または関連がないのか。結果が楽しみです。

2016.9.26
米粉料理レシピコンテスト 関東甲信地区決勝大会  (農業科 食品加工クラブ)

課題研究で米粉のレシピについて研究している食品加工クラブの2名が、全国米粉料理レシピコンテスト・関東甲信越地区決勝大会に出場してきました。このコンテストは、プロアマ問わず出品できるコンテストで、書類審査で選ばれた15名がそのレシピを競う、というものでした。本校の滝沢さんと水吉さんのレシピが270もの応募があった中で書類選考をとおり、地区決勝大会に臨みました。 投稿したレシピは、長野県伝統の味である「おやき」の生地を米粉で作り、餡を須坂名物のみそすき丼を参考にして作った「みそすきおやき」。餡には園芸・創成産の味噌と地域伝統野菜である村山早生ごぼうを使い、生地も米粉の特徴を活かせるように工夫を凝らしたものでした。 当日は60分の制限時間の中で、投稿したレシピ通りの作品をつくり、味や作品の完成度、米粉の使い方の工夫などの観点で審査されました。審査員の方が見ている中での調理は非常に緊張したようでしたが、練習の成果を発揮し、なんとか60分以内に作品を完成させることができました。調理の後は、審査員であるプロの料理人の方々へのプレゼンテーション。自分の料理をプレゼンする機会は初めてで、本人は「自分がなにをしゃべったのか覚えていない」といっており、こちらのほうがさらに緊張した様子でした。 結果は、全国大会出場はならなかったものの、地域食材を利用したことが高く評価されて、特別賞をいただくことができました。さらに、作品についても講評をいただき、今後の研究に大いに参考となりました。生徒たちも滅多に経験することのできない機会を与えていただき、多くのことを学べたコンテストとなりました。

2016.9.26
北信濃コットンプロジェクト  全国コットンサミットin信州高山(農業科 経営情報・作物クラブ)

クラブ員10名は、9月25日(日)に高山村保健福祉総合センター「チャオル」にて開催された『2016 全国コットンサミットin信州高山』に参加・協力し、パネル展示やパン・どら焼き販売を行いました。 これは、「昨年4月に高山村、高山村農業委員会、信州大学繊維学部、須坂園芸・須坂創成高校の4者により「綿花試験栽培にかかる連携協働に関する協定」が結ばれたのが縁となり、参加協力が実現しました。  

全国各地から綿生産者や団体・オーガニックコットン関連商品関係者・繊維業界関係者・ファッション業界関係者等が一堂に会するサミットで、講師に近藤健一氏(全国コットンサミット実行委員会会長)と皆川魔鬼子氏(㈱イッセイミヤケ取締役企画技術ディレクター)の基調講演「世界に通じるエシカルファッション~エンジニアとデザイナーによる未来のライフスタイルの展望~」や、パネルディスカッションが行われ、改めてオーガニックコットン栽培の重要性と綿製品の良さについて学ぶ機会になりました。  

私たちのパネル展示・販売ブースにも大勢のお客様にお越しいただき、用意した本校産小麦粉を使用したパン・どら焼きの大好評のもと完売しました。研究・展示内容への質問やアドバイスをいただくなど、今後の活動につながる有意義な経験となりました。

2016.9.23
ひろめよう風さやかプロジェクト 穫る-須坂 (農業科 作物クラブ+環境クラブ)

9時をすこし回った頃、秋祭りでしょうか?少し離れた場所でその開催を告げる号砲が鳴っています。外は昨日から引き続き雨。このあとの日程を考えると本日予定通り須坂の坪刈を決行せざるを得ません。 ということで、須坂圃場で坪刈を実施しました。現地はさながら田植え直後の様相。とても収穫時期とは思えない状況下での実習となりました。風さやかの試験区が9つ、加えて環境造園科の試験区が2つ。合計11区×100株の1100株を採取しました。 作物クラブ員と共に環境クラブの皆さんも参戦して劣悪コンディションにもめげず実習を終えました。

研究の基礎はデータをとること。そこから得られる様々な情報を分析して初めて新しい知見や製品・商品が生まれる。額に汗し泥だらけになって採ってきたデータだからこそ大切に扱えるし自信を持って考察したり発表・販売できるのだと思います。 なにはともあれ、苦労した分だけ収穫があるといいですね。いや、必ずあるはずです。

2016.9.21
ひろめよう風さやかプロジェクト 穫る-中野 (農業科 作物クラブ・[C]コース)

いよいよ風さやかも収穫時期を迎えます。先週のコシヒカリ(農家先生圃場)を皮切りに、1900株坪刈実習が始まりました。本日中野圃場の坪刈りを実施しました。

処理区が9つなので900株を根っこつきで採取しました。サンプルは土付き、昨日までの雨がひどかったこともありサンプルが重いこと重いこと・・・。それぞれ工夫しながら坪刈を終えました。次は須坂圃場へ出陣だ。

2016.9.21
ひろめよう風さやかプロジェクト 乾燥機 (農業科 作物クラブ・[C]コース)

雨台風が過ぎ去った後、水田にいってみると水尻排水溝から大量の水が用水に流れ出ていました。それにもかかわらず、田面はまるで田植え直後の様相。ひどい雨だったことがうかがい知れます。

さて、来週の収穫に向けて今日はその準備をしました。収穫物の調整場所が本校にはないので、車庫をそれにあてました。農機具を車庫から出し掃除をして急ごしらえの調整室になりました。 そこに今では博物館!?級の平型乾燥機を組み立てて、収穫物が収まるのを待ちます。収量調査用サンプル調整用の場所も確保して準備完了。天気まかせの部分もありますがあとは収穫を待つのみです。

2016.9.20
ひろめよう風さやかプロジェクト 売る (農業科 作物クラブ・[C]コース)

9月17日(土)午前、長野市のホテルのロビーの一角。私たちが栽培から商品化まで手がけてきた風さやかが並びました。高校生マルシェの門出です。 販売開始より多くのお客様がお見えになり販売活動に熱が入ります。本日の予定販売数量は完売いたしました。時間をかけて作成したラベルやPOPは一定の効果を上げたと感じています。今日足を運んでいただき購入していただいた皆様に感謝申し上げます。

9月18日(日)午後、昨日に続き風さやか販売。お客様の入り具合は天気に大きく左右されます。外はあいにくの雨。そんな状況をよそに販売開始ととともにお客様が入り始め、気がつくと商品はのこり僅かに。ほどなく完売することができました。 高校生マルシェのトップバッターとしての役割を果たせるか、そして「売れるのだろうか。」という私たちの不安は杞憂に終わりました。これも、このような機会を与えてくださり、ここにたどりつくまでご支援を頂いた地域の皆様あってのことです。 また、2日間わざわざ足をはこんで購入していただいたお客様、本当にありがとうございました。私たちはこれからも地域が生んだ風さやかを地域の皆様のお力をお借りしながら広めていきます。そう、いまだ遠くにあるVISIONに向かって・・・。

2016.9.20
ひろめよう風さやかプロジェクト 創る (農業科 作物クラブ・[C]コース)

9月16日午後4時。地域企業の方達が教室に入ってくるとご飯のいいにおいが漂いました。過日提案をさせていただいたおにぎりの試作品が机のうえに置かれると、俄然生徒達の目の色が変わりました。 「これはいける」口にした皆がもった感想です。2種類のおにぎりは、企業の方達の手により私たちの提案通り、いやそれ以上のものになっていました。味の微調整や包装、そして原価計算等々これからすべきことが山積しています。 けれど、机上だけでなりたっていた構想が目に見えるカタチになったことに感慨もひとしおでした。風さやかの裾野をひろげてゆく、その一翼を担う存在になるべく地域企業の支援の下これからも研究を続けます。

2016.9.15
ひろめよう風さやかプロジェクト 貼る (農業科 作物クラブ・[C]コース)

「風さやか」精米3合パックにラベルが貼られました。これは明日、明後日のイベント時に販売される商品です。ラベルは風さやかを多くの人に手にとって味わってもらいたいという思いがこめられたものになりました。それをひとつひとつ丁寧に貼りました。

「高校生マルシェ」と銘打ったイベントは今回が初回。その大役を私たちがつとめます。そこでは、自分たちのつくった商品を手にとってもらえることの喜び、企画や販売の難しさ、社会の厳しさ等々おおくのことを学ぶことになるでしょう。 期待より不安が勝る心境で最終工程がすすみ予定数量がそろいました。明日、明後日はぜひお出かけください。   

場所:ホテル信濃路 日時:9月17日(10:30~11:30) 9月18日(16:30~17:30) - 数量150個限定 

2016.9.14
ひろめよう風さやかプロジェクト 穫る (農業科 作物クラブ・[C]コース)

太平洋上には台風がいくつか発生し前線が本州の南側に停滞している今日。雨がおちてこないか心配しながら、私たちは坪刈をするため中野にある農家先生の水田に向かいました。 この坪刈は収量調査用のサンプルを得ることが目的で、各処理区から100株を根っこつきで採取します。

圃場に到着するといつものように農家先生が出迎えてくださいました。「つい先日の大雨で倒れ始めた部分がある。けれど、充実した穂をつけたことの裏返しでもある。」とおっしゃっていました。

さて、坪刈開始ですがみんなちょっと戸惑い気味。それもそのはず稲刈り鎌で稲をかるのではなく土をきるのですから。株の太さ大に土をきって引き抜くのです。今日の試験区はひとつだけ、つまり100株だけを抜き取って実習を終えました。

今日採取した品種はコシヒカリ。同品種は風さやかより少し早生なので、今年度最初の坪刈実習でした。来週以降はいよいよ風さやかの坪刈が始まります。あとおよそ1900株が私たちを待ち受けています。

2016.9.13
信州すざか農業小学校豊丘校 (農業科 野菜花卉[B]コース・クラブ)

秋とは言いますが、まだ夏の暑さが残る季節です。去る9月10日(土)の農業小学校は秋野菜(野沢菜・大根)種まきをしました。班ごとに分かれて作業開始です。畝立てをし、種をまきます。 その時、子供たちはどんどん種を目盛りの場所に落としていくので、とてもスムーズに作業が進みました。 早めに種をまき終えてしまった子には、同じ班の子が「私の種あげるよ。」と言って、その子の紙コップに種を入れている姿が見られ、 農作業は協力と共に思いやりも与えてくれる活動だなあと思いました。 白菜の苗の植え付けも行い、皆掘った穴に苗を丁寧に植えていました。早く大きくなって、収穫の時期が待ち遠しいです。  

作業が終わり、おやつの時間です。今日のおやつは、「おやき」でした。具は、味噌で味付けしたナスとあんこのみの2種類がありました。 私が「どれにしようかな?」と迷っていると「神様はあんこが良いって言ってるよ」と女の子に言われました。 私は結局、具が味噌で味付けしたナスを選びましたが、女の子はあんこのおやきを食べている子が多く見受けられました。 おやつ担当のおばあちゃん方、ご馳走様でした。  

今回の農業小学校では、楽しかった事だけでなく、子供たちの成長が覗えたことも1つの収穫だったと思います。 その中でも、畝立ての時に私が担当した班の男の子の弟が「僕も一緒に手伝う!」と言って、定植用のスコップで作業に参戦したことです。 一生懸命に土をすくい上げていました。その時お兄ちゃんが心配そうに声をかけて、やり方を教えていました。 兄弟・姉妹で参加している子達も多いので、活動を通してより一層仲良くなってくれると良いなと感じました。計画した作業を終えて、枝豆をお土産に解散となりました。(文:ゆ)

2016.9.12
アナログの世界へ (農業科 食品製造[D]コース 2年)

現代っ子達は、デジタル表示に慣れ切ってしまっています。ここ園芸・創成高校の生徒達も、デジタルっ子ばかりで、農業科目の生育観察でのデーター取りは、 重さも長さもデジタル表示の計りに頼っています。  そこで、今日は比重計を使ってアナログ目盛を実際に読み取る実習を行いました。 「比重」という量の勉強の後、蒸留水・焼酎・ジュースの比重をそれぞれ予想しました。1/1000まで測れる比重計なので測定レンジは狭く、見当外れの物を使ったら、 メスシリンダーの底へ「ドボン」です。今までの生活の中で養ってきた経験力が試されます。 予想を元に、比重計を選択して、実際に蒸留水・焼酎・ジュースが入った100mlメスシリンダーに比重計を浮かせます。  いよいよアナログの実力が試されます。一人一人が黙ってメスシリンダーに浮かんだ比重計の目盛を読み取ってノートに記録。席に戻って友達と比較。 あれー?小数第一位から違った数が記録されています。やはり生徒達はデジタルっ子でした。  今日の授業では、蒸留水に比較して焼酎とジュースの比重を測ってみることで、比重計の使い方や、液体の比重についての経験力を養いました。 初めての測定でしたが、これで経験者です。こうした経験の積み重ねを実社会で生かして行ってほしいものです。

2016.9.9
ひろめよう風さやかプロジェクト 縁起がいい日 (農業科 作物クラブ・[C]コース)

ちょっと早いですが秋晴れという言葉がぴったりの今日、私たちは中野方面にサンプリングに向かいました。まずは、風さやかのサンプリング(写真上半分)。水田や用水にはもう水が無く見上げた空は少し前より遠くなり収穫が近いことを感じました。 調査してみると草丈や穂数は前回とほぼ同じで変化がありませんでした。風さやかのサンプリングを終えるとすぐ近くにある圃場へと向かいました。遠くに伸びる農道を歩いていくと、目的地付近に人がけがあり、近づくとそれが農家先生であることに気づきました。 挨拶をかわすと、先生は「今日は佳い日です。今日は何月何日ですか?」と私たちに問いかけます(写真下半分)。9月9日、なんでも月と日が同じ数字の日は節句で縁起のいい日なんだそうです。しかも農作業はお休みの日。こんな日に私たちのために来ていただいてありがとうございます。 講義のあとコシヒカリのサンプリング。草丈の割に近くの圃場でみられたような目立った倒伏はなく、しかもよく見ると止葉はみえるのですが穂はその下に隠れて見えづらい。これも、春先に施したおまじないの効果かなと考えています。それにしても、農家先生の水田はよく管理されています。 来週には収穫を予定しているそうです。収量調査の結果が今から楽しみな今日の中野サンプリングツアーでした。

2016.9.8
ひろめよう風さやかプロジェクト 垂れる (農業科 作物クラブ・[C]コース)

須坂市塩川にある実習田にサンプリングに向かいました。現場に着くと北の方から涼しい風が稲穂を揺らしていました。 出穂から今まで好天が続いたせいか例年より稲穂が立派に見えました。 「風さやか」の草丈や茎数を継続して調査していますが、稲穂が重みを増して頭を垂れた今でも草丈は短く倒伏する気配もありません。 対照的にコシヒカリは1mの物差しを継ぎ足さないと草丈ははかれない状況です。これらのデータは「風さやか」の優れた栽培特性を示す指標になります。

さて、生徒達は稲の硬い葉とそれらの間を飛び交うイナゴ、そして長靴に張り付くヒルと戦いながら無事サンプリングを終えました。 もう少しで収穫です。頭を垂れ金色に輝く稲穂のように、生徒達にも実りが多いことを祈ります。

2016.9.7
須坂生まれの「麦」もイイ! どらりん販売 (農業科 作物クラブ・[C]コース)

「アンケートにご協力いただけるということで、今日の商品は利益が無い価格設定になっています。」

長野市のホテルで私たちが開発した「どらりん」のプレゼンをすると、会場は会議に出席された方達の笑いにつつまれました。 この「どらりん」長野県農業試験場で育種された「ゆめきらり」(小麦)を原料とするものです。 私たちが栽培した「ゆめきらり」を生地に、そしてあんには地域の特産品であるリンゴをいれました。 形状もワッフル状とし他にはないどら焼きに仕上がりました。須坂老舗和菓子屋さんと共同で開発した今一押しの商品です。 これだけ聞いていると商業科の真似をしているだけと思われるかもしれません。 しかし、背景には須坂で生まれた小麦を耕作放棄地で栽培しそのような土地を減らしていくという目的があります。 それに自らが原料を生み出すことは農業科にしかできないことでしょう。 生産→加工製造→企画販売の一連のフローのなかで、上記の商品開発と販売はその出口の部分を担うものです。

さて、プレゼンの後販売実習をさせていただきました。好評で完売することができました。 購入して頂いた皆様、アンケートに協力して頂いた皆様ありがとうございました。

2016.9.7
ひろめよう風さやかプロジェクト 提案 (農業科 作物クラブ・[C]コース)

「風さやかは中食にも合うかもしれない。」

実際に自分たちで栽培し口にして感じたことです。そう考えた私たちは風さやかを使った中食向け商品開発を行っています。これまでどんなものがいいのか検討を重ねてきました。 具現化するために先週末地域の企業に足を運び検討したものを提案してきました。企業の方から「高校生らしいくておもしろいかもね。」とか「これはちょっとねぇ。」など多くの意見をいただきました。 おぼろげだった商品のカタチが鮮明になりプロジェクトの目標達成にまた一歩近づくことができました。これも地域企業の皆様のおかげです。いつもありがとうございます。

2016.9.1
北信濃コットンプロジェクト 草を取って、支柱をたて、トンボを捕って!? (農業科 経営情報クラブ・作物クラブ・作物[C]コース)

台風一過青空が広がった8月31日。須園キャンパス内にあるコットン圃場にいくと棉が花を咲かせていました。雨をもらった雑草は勢力を増していたので、まず生徒達は除草から。 この除草はオーガニックコットン栽培における管理作業最大の課題といってもいいでしょう。マルチングが一定の役割を果たしていて株下の雑草発生は抑えられていますが、通路についてはまだまだ工夫が必要です。

この時期、棉は丈伸ばし、コットンボールも形成されることから地上部の重量は増大しています。倒れないように支柱をたてました。これも栽培上の課題です。

「この指とまれ!」は何かのおまじない・・・ではありません。トンボを指にとまらせようとしているのです。支柱や棉で一休みするトンボは秋がそこまで近づいていることを思わせます。収穫の秋にむけて作物や学業の成果があがるといいですね。 なお、草は上手に取れましたがトンボは捕れなかったようです。

2016.8.31
ひろめよう風さやかプロジェクト 企画って難しいね (農業科 作物クラブ・[C]コース)

来る9月17日(土)・18日(日)に長野市のとあるホテルで私たちが商品化した「風さやか」の3合パックを販売します。高校生マルシェと銘打ったイベントでの販売実習。県下高校選りすぐりの商品が並ぶはずです。 その中で、私たちのつくった「風さやか」をPRし売上につなげられるかは企画にかかっています。いま私たちは原価計算を終えてラベルやポップを企画しています。「これはいいかも」でも「面白くないね」「これなら誰でも思いつくかも」多くのアイデアが浮かんでは消えていきます。 販売する場所によってお客様の層は違います。それに合わせその都度販売方法は企画されなければいけません。企画の難しさを改めて実感しつつ販売実習の成功を目指し活動しています。

2016.8.29
信州すざか農業小学校豊丘校 地域の伝統行事を学ぼう (農業科 野菜花卉クラブ)

8月20日(日)付記事。夏休みも残りわずかになってきました。今日のテーマは「地域の伝統行事を学ぼう」です。豊丘地区にある多くの名所のうちの一か所を散策しました。園里ホールをスタートし、片道30分。歩いている時に、小学生の子供たちと話していると、「まだ、宿題が終わってないから大変なの」と言っている子が、 夏休み中の思い出を話してくれました。聞いていて、私の小学校時代をとても懐かしく思い出しました。また、「豊丘に住んでいるけれどこんなところがあるとは知らなかった」と言う保護者もいました。

今回散策したのは、洞入観音堂、松葉地蔵尊などを巡り、そこに伝わるお話をみんなで聞きました。 帰るときには、小雨が降り始めまて蒸し暑かったけれど、「気持ちいい」とか、「涼しい」と、子供たちは楽しそうでした。園里ホールに到着したら、御射山祭の伝統のススキのお箸作りました。子供でも簡単に作れるので何膳も作っていたり、 長さを工夫したりと凝っている子もいました。その箸でおやつ担当のおばあちゃんたちが作ってくれた小豆飯と豚汁、農家先生が家で作っているミニトマトとキュウリを頂きました。 たくさん歩いて、お腹もすいていたこともあり、おかわりする子がいつもより多く見受けられました。ご馳走様でした。ちなみに、なぜ小豆飯を食べるのかというと、赤色が魔除けの効果があるとされていたからと農業小学校の校長先生がおっしゃっていました。

たくさん歩いて、たくさん食べて、たくさん話して、たくさん笑って、伝統行事を通して、地域を改めて知る良い機会になったと思います。子供たちが、夏休み明けも元気に笑って過ごしていると嬉しいです。 私たちも暑さに負けず、頑張っていきたいと思います。 (文:ゆ)

2016.8.26
植える ハクサイ  (農業科 農業と環境 1年)

夏休みに入ってクラス毎に登校して播種しておいたハクサイが、夏休み中に大きな苗に育って定植の時期を迎えました。露地栽培(外で栽培)ゆえ雨あるいは雨上がり直後では定植が出来ません。苗の状況から定植のタイミングは限界でした。来週の天気も良くなさそうなので、 今日の授業で1組~3組が一斉に定植を決行することになりました。

1年生はいままでの枝豆に続いて、これからハクサイの生理生態そして栽培を学習します。最終的にはレポートにまとめることで、2年次からの専攻コースでのプロジェクト学習・研究活動に備えます。 こうした経験を十分に積んでいくことは、農業クラブ各種競技において北信越、 そして全国大会への出場を果たせるような基礎力となります。  

雨上がりですが太陽が照りつける日中なので、ハクサイの苗はグッタリしています。教える立場としては十分説明をしましたが心配な点もあります。苗を置く前に十分に水をやったか?、ポットから取り出した苗の根を崩さないで、適度に押さえ付けられたか、最後に上からかもう一度水をやったか・・・など、心配は絶えません。このハクサイは10月下旬頃には大きく結球し収穫をむかえます。学校や須坂駅周辺で「振り売り」実習をする予定です。生産から販売までを通して体験します。

2016.8.23
決めた!農業クラブ全国大会出場  (農業科 作物クラブ・[C]コース)

私たち作物クラブは去る8月19日富山県富山市(富山市民プラザ)で開催された農業クラブ北信越ブロック大会プロジェクト発表会(Ⅰ類)に出場しました。 北信越ブロックの各県大会を勝ち上がってきた代表間で競われたこの大会において、私たちの「風さやかがおこす稲作の新しい風」は最優秀賞を受賞し10月に開催される全国大会(大阪)への切符を手にしました。 これも地域の皆様のご指導とご支援のおかげです。本当にありがとうございました。全国大会では農業クラブ員約9万人の頂点を目指し、新しい風をおこしてきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

2016.8.12
広めよう風さやかプロジェクト 県庁に行ってきました (農業科 作物クラブ・[C]コース)

8月10日、作物クラブ員3名は風さやか推進協議会の会議に出席するため長野県庁に行ってきました。 会場にいくと聞いたことのある企業の方、大規模生産者、そしてJAや長野県農政部の方達が出席されていて、席に着いたとたん私たちには変な汗が...。 大好きな風さやかを私たちのできるというより私たちだから出来る方法で推進していくことを会議の中で確認しました。会議後生産者の方から「頑張ってね」と声をかけて頂きました。

地域が生んだ水稲品種「風さやか」、そして長野県農業に貢献できるように私たちは活動を続けていきます。

2016.8.9
夏休み コース実習他(農業科)

夏休みも2週間が終わりました。農業科では、1・2・3年共にそれぞれの活動をしています。ギラギラの太陽の元校内圃場で頑張っているのは、3年野菜コースの6名です。伸びなくても良いのにと思いながらの草取りと、 伸びてほしいと願いながらのパッションフルーツのツル仕立てです。続いて、ハウスで育てたペチュニアを運び出して一鉢一鉢花の手入れをしているのは、2年の野菜花きコースの8人です。 続いて、ハクサイの播種の続きを行っているのは1年です。先週に種まきポットは既に二葉の子葉が出てます。4人は今日種蒔きしましたが、先行している苗に追いつけるでしょうか?  3年生はエアコンの効いた2教室で、進学の学習と、就職試験に向けて願書の準備などに真剣に取り組んでいます。

2016.8.8
ひろめよう風さやかプロジェクト 炎天下でも調べる(農業科 作物クラブ・[C]コース)

8月5日、中野の2圃場と須坂圃場あわせて3圃場のサンプリングに行ってきました。うだる暑さのもと汗をタオルでぬぐいながら草丈と茎数を調べ、サンプルを採取しました。

中野1圃場目、風さやかは明日にも出穂という状況でした。草丈は低いが穂は大きめの印象でした。

中野の2圃場目では農家先生から状況をお聞きすると共に差し入れまで頂きました。研究圃場に使わせて頂いている上に本当にありがとうございます。圃場の管理が行き届いていて無効茎が少ない印象をうけました。品種はコシヒカリですがじっくり育っているという言葉が当てはまる稲の姿でした。

須坂圃場では、餅米が出穂していました。風さやかはあと2日後にも出穂という状況でした。中野の風さやかに比べ草丈は10cm程度高く収穫が楽しみです。ここまでくると疲れはマックスに。けれど持ち前のチームワークでなんとか乗り切ることが出来ました。暑くても寒くても雨が降ろうが学校が休みだろうが生き物は生長を続けます。 あわせて私たちの取り組みも続きます。

2016.8.3
農業クラブ第一地区会 峰の原高原にて(農業科 農業クラブ)

長野県須坂青年の家(須坂市仁礼峰の原)にて、平成28年度長野県学校農業クラブ連盟 第1地区研修会が開催されました。 参加したのは、北信地区の農業高校(下高井農林高校、更級農業高校、須坂園芸・須坂創成高校)3校の農業クラブ員46名です。

午前中の研修では3分科会に分かれ、「産業活性化に向け農業クラブ員が貢献できること」、「農業クラブの活動を活性化するためにどのようにしたらよいか」、「耕作放棄地や災害で農業が行えなくなった土地に対してできること」をテーマに、KJ法やブレーンストーミング法により意見を出し合い、 解決策について話し合う機会を持ちました。

昼は、皆でカレーを作って交流を深めながらの昼食会となりました。午後には、ディスクゴルフを行って、互いの親睦や連帯を深めました。

2016.8.3
信州すざか農業小学校豊丘校(野菜花卉コース)

7月30日(土)朝の打合せの段階で、「今日の朝は涼しく、日差しが強くないから作業がしやすい日だね」と市役所の方とお話しして、久しぶりの農業小学校が楽しみでした。 (前回の7/2(土)は、農業クラブ長野県大会に出場していた為に、園芸高校の生徒はお手伝いに来ていませんでした。)

今日は子どもたちの人数が少なかったのですが、ジャガイモ・トウモロコシ収穫と、そばの種まきをしました。 ジャガイモは鍬を使い、みんなで協力して掘り起こしました。鍬を使っての収穫で、ジャガイモを傷つけないように掘り起こすのは大変そうでしたが、 子どもたちは優しく掘り起こしていたので傷ついたジャガイモがそんなに出なくて良かったです。そして、たくさんのジャガイモが収穫できました。 校長先生が、今年は種イモの20倍のジャガイモが収穫できたとおっしゃっていました。

ジャガイモの収穫が終わっておやつの時間になり、蒸したジャガイモと、甘くしょっぱく煮つけられたジャガイモと、ゆでたトウモロコシと、 きゅうりの浅漬けを食べました。おやつの時間が終わり、そばの種まきとトウモロコシの収穫です。

そばの種まきは、畝を作り筋蒔きをしました。子どもたちが鍬を使って畝を作るのはとても上手で驚きました。

トウモロコシは生長が遅く小さいのもあったので、大きいものを3つずつ収穫していました。 トウモロコシの収穫は、ひげが茶色く大きいのが良いことを子どもたちは知っていて、すごいなーと思いました。

農業小学校で経験していることは、ちゃんと子どもたちの成長に繋がっていて、スムーズに作業が進んでいることに驚きます。 畝を作るのが上手なのにとても驚き、そして、笑顔で野菜を収穫している姿を見て、とても嬉しく思います。これからも子どもたちの成長を見届けていきたいですし、私たち野菜クラブも頑張っていきたいです。(文・奈)

2016.8.2
夏休み(須園キャンパス)

生命を育む農業科。その大変さや意義は長期休業中にも実感できます。1年生は「農業と環境」の授業の生育観察の第2弾で、ハクサイを育てます。 夏休み入ってから各クラスが順番に登校して、播種と、苗が育った後の定植先の畝を作っています。9:00から先ずは播種。その後、畝作りです。 マルチを掛ける作業はほとんど初めて。鍬の手さばきの方は、まずまずの上出来でした。普通の農家では一休みの時間に当たる暑い日中でしたが、元気にやりました。 生徒達が種を蒔いたポットは、ハクサイの品種と日付が書かれた木製の縦型ラベルを刺してきれいに並べてありました。  

3年生は、小型移動式クレーンの資格取得に向けて基本操作の練習を始めました。日頃は全く使ったことがない機械なので、十分に練習して8/17-18の試験に挑戦します。 今年の挑戦者は男子だけのようです。  

パッションフルーツの生育の研究に取り組んでいる3年生の女子は、日が傾いてもノートを片手に校内圃場で研究調査をしていました。もう夕方ですよー。