学校長挨拶
校長 大野 整
本校は、明治期に始まった高島裁縫専修学校の教育を前身として大正9年に創立され、以来89年の歴史を持つ商業教育と家庭科教育を中心とした実業教育の伝統校です。輩出した卒業生は、全国各地に広がり、金融、服飾、行政、商業、製造、流通、会計、運輸、情報、デザインなどのビジネスのあらゆる分野で多彩な活躍をしております。
ところで今、日本の経済界は大きな転機の中にあるといわれております。経済にとどまらず教育も大きな改革の時期にあります。諏訪実業高校は、このような時代の動きを的確に捉えた柔軟な実業教育を推し進めることが重要であると考えます。
本校は、「柔軟な専門性」と「質の高い専門性」の両面を追求するために、全日制課程では、商業科、会計情報科、服飾科の3つのアプローチから、時代の変化の波をしっかりと受け止めた教育活動を展開し、心身ともに健全な次代を担う有為な若者の育成に努めることを主眼として教育活動を行っております。また定時制課程では、諏訪地方唯一の定時制教育の中核校としての役割を大切に、多くの人々に学びの場をあらゆる角度から提供することで、生きる力をもった地域に貢献できる多様な人材の育成に力を入れております。
商業教育では、伝統ある実習販売の模擬株式会社「諏実ショッパーズ」を核として地域と連携した様々な活動を進めております。また、昨年から始まった、小学生と交流しながら作り出した仮想の街「キッズビジネスタウンすわ」のイベントは、高校生が経済活動を分かりやすく指導する交流教育の場としてその取り組みが期待されております。
また、家庭科教育では、服飾の専門技術を活用し環境教育にも配慮しながら、諏訪市の支援を受けた古着を再生した「リメイクファッションショー」が、時代に対応した新たな切り口からの教育として大きな話題を呼んでおります。
部活動においては、伝統ある陸上部やバレー部、野球部等を中心に地域や同窓会からも活躍が期待され、近年その成果が徐々に現れてきております。
本校で学んだ生徒は、進学を目指すときも就職を目指すときも、未来を語れる若者であって欲しい。厳しい経済環境下の中であるからこそ、専門教育の秘めたる力が日本の若者を支援する大きな力となることを確信しております。「今、専門教育が面白い」それを信じて、本校の取り組みの中からたくさんの若者が大きな夢をつかんで旅立つことを願っております。


学校長挨拶