学 校 長 挨 拶

長野県下伊那農業高等学校のホームページヘようこそ! 地域に根ざしながら、農業教育の実践的学習をとおして知性や徳性の涵養に努め、社会に貢献する有為な人材を養成する高等学校であるよう努めてまいりたいと思います。学校長  遠山 善治

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 長野県下伊那農業高等学校のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。
本校は大正9年、地域の農業振興と農業後継者の育成を願って創設され、本年で96年の伝統をもつ農業高校です。卒業生の多くはこの地域の行政や農業分野等で中核として活躍しています。
 現在は、全校生徒483名が、落ち着いた高校生活をおくっています。班活動や農業クラブ活動等が盛んにおこなわれ、放課後や休日にはグランドや体育館、農場から元気な声が聞こえています。
本校の設置学科は、アグリサービス科、農業機械科、園芸クリエイト科、食品化学科の4学科であり、いずれの学科も、地域を教材にして専門性の高い学習をおこなっています。
 アグリサービス科では、農業生産から流通、加工の一連の農業活動を学ぶとともに、保育や福祉、地域の食文化等を学び住民との交流体験をおこなっています。農業機械科では、国家資格の三級自動車整備士の資格をめざし、高度な整備技術とその心を学ぶとともに、現場に密着した即戦力となる多くの資格を取得しています。園芸クリエイト科では、野菜、果樹、草花の専攻学習を通して園芸分野の最先端技術を学び、地域の花壇づくりや技術指導、販売実習等をおこなっています。食品化学科では、多くの食品製造からその栄養分析、食品化学や微生物の学習を通し、食品全般の知識と製造技術を学び、地域の食品関連会社等との交流学習をおこなっています。
 このように本校の学習の場は、校内にとどまることなく、地域との交流や現場実習、国際交流やボランティアをおこなっています。これらの学びの中から、多くの生徒は、好きなこと、興味のわくこと、得意なことを見つけ、将来の夢や希望をいだき、その実現のために努力しています。
 11年後に予定されているリニア中央新幹線の開通により周りの環境も大きく変わると予想されています。しかし、この地域の雄大な自然、産業のみならず環境保全として優れた農業、伝統芸能といった豊かな地域資源を未来へ残していかなければなりません。そのため地域と密接に関わっている本校の存在意義は益々大きくなっていくものと考えられます。私たち教職員は、地域における人材育成に責任をもつ高等学校として努力してまいります。
                        平成27年4月27日
                             平成26年度卒業証書授与式で式辞を述べる学校長
                                               (堀本写真館様撮影画像 許諾を得て掲載)