園芸クリエイト科3年
果樹班


リンゴ中生品種の貯蔵試験


鮮度保持剤「1-MCP」剤の処理試験
植物調整剤の利用にて貯蔵試験開始
研究助成金を受けた研究活動にて実施


「課題研究」
果樹班の研究活動


平成30年 9月28日(金) ・ 29日(土) 休日

リンゴ中生「秋映」品種の収穫と鮮度保持剤「1−MCP」の貯蔵試験を果樹班の研究活動の一環にて行う! 長野県下伊那農業高等学校園芸クリエイト科果樹班・3年「課題研究」
 園芸クリエイト科所属の果樹班員を中心に、果物の鮮度保持による端境期での果物販売に関する調査研究を実施しております。
 平成25年より、リンゴやナシの成熟を促進させる植物ホルモンのエチレンである作用を抑制する植物調整物質1−MCP(商品名:スマートフレッシュ)が、一般に使用できるようになりました。今回は鮮度保持の効果がある特殊な植物調整物質剤処理を、鮮度保持試験の一環として、長野県学校科学教育奨励基金をいただいて研究を実施しました。
 具体的には、昨年度よりも1週間早い9月28日(金)に、「秋映」品種を3年生の「課題研究」の授業内にて収穫し、当日11時に専門業者の方が来校し、簡易的に組み立てた燻蒸施設内で処理を実施しました。その場で簡易施設内に、1−MCPの燻蒸処理をするコンテナを中に運び入れました。特殊な1−MCP剤の錠剤が投入され、すぐそばにある扇風機が可動し、完全密閉されました。
 この燻蒸処理は24時間の制限時間があります。翌日の29日(土)休日に果樹班の生徒が登校し、燻蒸処理終了に関する説明を聞いた後に、コンテナを取り出しました。取り出したコンテナは、品質調査用を除いて、菌茸室内の0℃設定下の冷蔵庫内に氷温貯蔵しました。貯蔵果実の品質調査を一部行い、最終的には収穫祭で使ったり、販売用としました。

平成30年 9月28日(金)
 


中生「秋映」品種の収穫 わい化栽培樹より 全般的に着色は良好

園芸クリエイト科3年生 「課題研究」




 


果樹班3年生 卒業アルバム用の記念撮影を脱帽にて撮影

 
貯蔵試験果実の品質試験・鮮度保持剤(1−MCP)処理開始

タブレット錠での薬剤処理開始!














貯蔵試験果実の外観・品質調査

 









 
 
平成30年 9月29日(土)
  休日

 
鮮度保持剤処理終了

果実の低温庫への移動搬入 ・ 品質調査