■ 物理の公開講座「宇宙初期のクォークの話」が行われます、詳細は以下の通りです。
柴田 利明先生 (東京工業大学 理学部 物理学科 教授)
紹介 東京大学 理学部 物理学科卒 その後ドイツの大学に勤務 1993 東京工業大学 理学部 物理学科 勤務 現在、信濃毎日新聞の科学欄(月曜日)の「スコープ」欄に6週に1度、随筆を寄稿 訳書「素粒子・原子核物理入門」シュプリンガーフェアラーク 東京社刊
「宇宙初期のクォークの話」
今から約140億年前にビッグバンによって宇宙が誕生した直後には、クォークは自由に飛び回っていたと考えられている。 ビッグバン後0.1ミリ秒くらいたったとき、クォークは陽子の中に束縛され、それ以来単体として取り出されたことはない。 しかし、高エネルギーの電子散乱などで、陽子の中のクォークの振る舞いを正確に「見る」ことが近年できるようになってきた。 クォークがどのようにして陽子に閉じこめられているか、色の自由度がどのように働くか、などについて説明していただく。
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