長野県諏訪清陵高等学校
16年度 スーパーサイエンスハイスクール研究発表会 報告

日  時: 2005年 1月28日(金) 10:50〜15:25
研究協議: 13:00〜14:10 会議室

6 公開授業:
  11:20〜12:25(第3時限)
   1,2年の全ての授業を公開しました。
  参加者:21名

(1)1年
 ◇ときめき理科

1年生理系全員が履修するSSH課程の学校設定科目です(詳細は 8の「研究開発の内容」@参照)。以下の4講座を開講します。

講 座 内 容
A0
(生物分野)
担当:小池良彦
「プランクトン生態学で知った研究のおもしろさ」(SSH連携講座)
・ 単元「生物の集団」のうち個体群・生物群集についての授業のまとめと発展
・ 講師は花里孝幸教授(信大山地水環境教育研究センター長)
・ 生態系及びそのメンバーたる生物群集間に見られる相互作用について、身近な諏訪湖等の湖沼生態系を例に話題豊富な具体例をあげながらまとめていただく
・「利益と代償」「ケミカルコミュニケーション」など、自然現象を理解する際の重要な観点を提示いただく
A1
(地学分野)
担当:原  護
「ケプラーの第2法則と第3法則」
 惑星の公転速度は太陽からの距離に反比例することを用いて、近日点における公転速度が遠日点における公転速度の何倍になるかを一般的に求め、個々の惑星や彗星にあてはめて、その倍率を求める計算と、平均距離、公転周期のいずれか1つを知って他を求める計算をする。
A2
(物理分野) 
担当:井口智長
「水平投射と斜方投射(演習)」
 物理TとUにまたがる水平投射運動と斜方投射運動の計算を問題集を用いて演習する。ベクトルの合成を学習していないので、水平方向と鉛直方向の運動に分けたままで扱う。
A3
(物理分野) 
担当:清水久樹
「携帯電話のしくみ」(SSH連携講座)
・ 物理の電気分野のまとめとして携帯電話のしくみを学ぶ。
・ 講師は富田稔先生(セイコーエプソン株式会社半導体事業部)
・どのようにして電話がつながるのか?なぜ会話やメールのやり取りができるのか?等、事前に生徒から出された質問に沿って話が進められます。
◇この他に、古典、現代社会、保健 がありました。

(2)2年
 ◇数学

講 座 内 容
S(SSH2課程)
担当:松崎充博
無理関数、無理方程式、無理不等式及び合成関数、逆関数について
◇この他に、世界史、体育、芸術(音・美・書)、英語W(2講座) がありました。




講演会:   14:20〜15:20 会議室
講師 伊藤武廣 先生 
   信州大学教育学部 理数科学教育 教授 
   本校SSH運営指導委員長
演題 「人間が本当の人間の中で育っているか?」
内容  この40年間に幼少期の環境が激変した。それによって児童生徒の教育課程も変遷してきた。その変遷が青少年及び学生気質にどのような影響を与えてきたかを考察し、今から学校現場で対処しうる方策を考える。

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