SSH報告会 短報
日 時 2003年2月7日(金) 15:35〜16:45
場 所 長野県諏訪清陵高等学校 会議室
概 要
(1) 学校長挨拶
(2) これまでの取り組みについての説明(教頭)
(3) パネルディスカッション
 テーマ「清陵高校SSHへの期待」
 パネリスト SSH運営指導委員(敬称略)
 
信州大学副学長 伊藤 武廣
武蔵工業大学教授 宮坂 榮一
阪神百貨店会長 河西 計介
長野県教育委員会
高校教育課主任指導主事(高校教育課長代理)
古澤 繁喜
長野県教育委員会
教学指導課主任指導主事(教学指導課長代理)
柳澤  厚
長野県総合教育センター所長 長沼 善朗
諏訪清陵高等学校長(司会)
窪田 孝美
その他、学校評議員、保護者、中学高校の学校関係者など約50名ほどの参加がありました。
まずはSSH運営指導員の方々一人一人に、授業見学の感想、そしてこれまでの取り組みや今後の取り組みに対する忌憚のない御意見を頂きました。
そのいくつかを紹介すると、
・最近の学生に欠けているプレゼンス能力や文章力、大事なことを聞き取りメモにとるなどといった学習の基本テクニックをSSHでは身につけさせてもらいたい。
・研究開発に関わる者は知識を越えた独創的な思考が必要である。そのような教育も視点に入れてほしい。
・個性や独創性のある人間を育て、実体験による学習により、興味・関心を育てることが出来るなどプラス面が多いが、産業界とのタイアップ、実施内容の精選、人間教育の必要性など今後の課題としてある。
・SSH指定校の中で、SSHの趣旨に最もあった計画であると文科省からも評されており、課題などあると思うが今後の計画実行に大いに期待したい。
・生徒が興味や関心を持ち、疑問を持ち次につながるような授業を展開する必要があるのではないか。

一般の方からは、次のような発言がありました。
・公立校の良さをもつと強調し、知的探求心を深める工夫を更にしてもらいたい。
・理系のエリートを育てるためには、もっと広い地域から生徒を集めた方が良いのではないか。
・この結果を何年後にどんな形で評価していくつもりなのか。

 質問に対して学校長は、
「来年度はパーセント条項が20%となり、更に16年度からは4通学区制となるので、今まで以上に広い範囲から生徒を集め、基礎力と持久力、探求心のある骨太の生徒を育てたい。」
「すぐ評価できるものと、長い目でみて評価するものがあると思うが、SSHを学んだ生徒の評価は卒業後20年後くらいの長いスパンをおく必要があるのではないか。」
と答えました。
 SSH報告会 スナップ
運営指導委員
今回出席して頂いたSSH運営指導委員の方々  
  SSHに対する提言をされる
SSH運営指導委員長の伊藤武廣信州大学副学長
運営指導委員長
学校評議委員
学校評議員や一般の参加者からも積極的に意見や質問が出され、短時間でしたが実りあるSSH報告会となりました。  


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