校歌・高章


校歌

1.山また山のはるかたに そびゆる白馬の雪の峰 真澄める姿ぞ我等がいのち 起てよいざこぞりて 我に金鵄の光あり 2.草木もなゆる真夏日に うずまき流るる千曲川 とまらぬ力ぞ我等がいのち 起てよいざこぞりて 我に金鵄の光あり 3.仰げる空のきわみなく ふみゆく大地の果しなき ゆたけき心ぞ我等がたのみ 起てよいざこぞりて 我に金鵄の光あり
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校章

 三好愛吉初代校長の時に制定されたものであり、1900年(明治33年)の「生徒規則」に、「帽章は金鵄の下に中の字」とされている。ただし、中学校時代の金鵄は正面から見て右を向いているが、高等学校になってからの金鵄は左を向いている。
 金鵄の由来は、『日本書紀』の神武東征伝の一節による。神武天皇が東征の過程で長髄彦(ながすねひこ)との戦いに苦戦を強いられていたさ中、突然天候が悪化して辺りが暗くなると、金色の鵄が飛んできて天皇の弓の弭(はず)(弓の端の弦をかけるところ)に止まった。そのため長髄彦やその兵卒は目が眩んでしまい、天皇は辛くも勝利を手にすることができた、というものである。  校章制定に際しては、当時の国家意識(軍人の戦功に対して金鵄勲章が授与された)が反映しているとともに、松本中学校の蜻蛉(とんぼ)にも縁を持たせたと言われている。