卒業

今年度も、早いもので後わずかとなりました。

今年度の卒業生は幼稚部一人、中学部一人、高等部本科普通科三人、修了生として専攻科理療科四人、合わせて九人の卒業式、修了式を3月18日に行いました。それぞれの皆さんおめでとうございました。旅立ちをお祝い申し上げます。

 さて卒業式の前日、終業式でお話した内容を簡単に紹介させていただきます。

丘の上まで競争をした「ウサギとカメ」の話は有名です。

ウサギさんはぴょんぴょん、カメさんはこつこつと丘を目指します。途中でウサギさんは、「のろのろのカメさんなんかには負けはしない」とゴロ寝をしてしまいます。その間に、カメさんに追い越されてしまいます。ウサギさんが目を覚ましたときには、カメさんはすでにゴールに到着していました。「参った」と思っても、後の祭りです。この話は、勤勉とか、地道に努力することを教えてくれます。

もう一つ教えてくれることがあります。

それは、ウサギさんは「カメさんに負けるはずがない」「少しぐらい休んでも大丈夫」とカメさんを意識していたのに、カメさんはウサギさんのことを全然気にしていません。気にしていたのは丘の上のゴールです。カメさんに勝つことではなく、ゴールの丘を目指していたのです。目標は、自分自身にあったのです。

「三者三様」「十人十色」「百人百様」「各人各様」「多種多様」といった「人によって、それぞれ考え方、やり方、好み、性格が違う」といった四字熟語があります。

「蓼食う虫も好き好き」という中国の昔の言葉もあります。

1年間を振り返って、どうでしたか。人と比べてよかった、悪かったではなく、自分の中で、自分の目標はどうだったか、自分らしさはどうだったかを考えてみてください。昨日の自分、半年前の自分、一年前の自分を思い起こして。そして、来年度に向けて、自分の目標、めあてを持ち、4月からの新しいスタートを切って下さい。


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