校長室雑感 (平成26年2月号)

「教育研究」

先日、ある教育論文を審査する会があり参加させていただきました。その折、論文を読ませていただいて、感じたことですが、

1 研究授業のやりっぱなしの印象。まとめや総括は?
・授業記録、研究会や指導者の講評、さらにそこから授業者なり研究者が仮説などを踏まえ、どんな成果を見出し、今後の研究の課題をどう明確にし、継続していくかの取組みが弱くなかったか。
・何のための研究か、研究のための研究になっていないか。やらされている研究になっていないか。

2 お子さんの成長や教員の資質の向上、指導力の向上につながる研究か?
 ・お子さんの学力向上、生きる力に資するような実践的な研究であったかどうか。お子さんの主体的な学習活動になっていたかどうか。
 ・教員がお子さんを見つめる視点が変り、指導支援の引き出しを充実させ、指導力の向上につながるものであったか。
 以上のようなことを感じました。

ところで、「長野県教員研修体系」(H25,11)には、長野県の教員の使命・任務として、「子どもの命と安全を守り、夢や可能性を育む 専門性を磨き、人間力を高めるために学び続ける ――― 守り育み学び続ける」とあり、さらに「・・・教育のプロとして、常に専門性を磨き、人間力(社会を構成し運営すると共に、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力)を高めるために学び続けることも、教員としての使命・任務である。このように教員が学び続けることにより成長していくことは、児童生徒の成長の源でもあり、児童生徒の成長にかかわれることは、教員の喜びであり、やりがいである」と研修の意義が示されています。

 本年度本校でも、教員それぞれの課題に基づいた研究のほか、各部ごとの公開研究会(11月22日 幼・小学部グループ 講師 筑波大学 佐島毅 准教授)、全校研究会(10月23日 中普部グループ 講師 岐阜大学 池谷尚剛 教授)、グループ内研究会(12月13日 理療科グループ 講師 群馬県立盲学校 香取俊光 教諭、1月8日 寄宿舎グループ)に取り組みました。研究のための研究でなく、教員一人一人の指導力、資質の向上につながる取組みにしたいものです。今後とも、教員として「学び続ける」をキーワードに専門性、人間力を高めていく努力をしていかねばと心を新たにしています。


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