校長室雑感 (平成25年5月号)

 「目指して行きたいこと」

 この4月に校長として着任しました。和田英夫と申します。二度目の長野盲学校勤務となりました。どうぞよろしくお願いします。

 さて、明治33年、この3月に幕を閉じた長野市立後町小学校にて、盲人教育所として開所されてから、今年で114年目を迎えた長野盲学校。主に飯山市から佐久市まで、東北信地区の視覚障害児者を対象とした県立の視覚障害特別支援学校として、乳幼児の早期支援から、中途視覚障害の成人の方も含めた按摩・マッサージ・指圧師、鍼師、灸師養成の職業教育までを担っています。

以下、校長として、目指して行きたいことを何点か書かせていただきます。

第一に、人権を守ることを教育活動の根底に置き、体罰、いじめ、様々なハラスメントのない学校経営を目指したい。

教育の現場、教員と幼児児童生徒という関係の中で、未成年者、さらには視覚障害児者の人権が侵害されることは絶対にあってはならないことで、見過すことはできないことであると、繰り返し語って行きたい。通常校以上に人権感覚が求められる学校であると。

第二に、学校及び教職員の視覚障害教育の専門性の向上を目指したい。

視覚障害教育を担う学校は、県下に二校あり、弱視も含めこの教育の専門性を担保し、引き継いで行くことが責務と考えています。

このために、教職員の特別支援学校(視覚障害領域)免許保有率向上、点字の初期指導や歩行指導など自立活動を中心とした指導支援力の向上、また、幼児児童生徒一人一人の社会参加を目指すため、本人、保護者、さらには保健、福祉、医療、労働等の機関との情報共有、共通理解、個別の支援計画の作成を通して支援体制を構築したい。生きる力、学力向上につながることであると考えます。

第三に、主に東北信地区の視覚障害特別支援学校のセンターとしての機能強化に努めたい。

具体的には、今後のインクルーシブ教育の展開を踏まえ、幼稚園・保育所、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に在籍する視覚障害のあるお子さんたち、保護者や教職員の指導支援に、弱視教育も含めた専門性を活かしていきたい。このことは、視覚障害のあるお子さんのみならず、学習障害など発達障害の視知覚にかかわっての指導支援にもつながることであると考えます。

以上です。

今後とも皆様の長野盲学校へのご支援、ご協力の程よろしくお願いします。


校長室雑感のページへ

長野盲学校トップページへ