学校長挨拶

 長野西高等学校HPへようこそ


 本校は、一八九六年(明治二十九年)、県下初、全国で一四番目の女学校である長野高等女学校として創立以来、幾多の変遷を経ながら、二○一六年(平成二十八年)、全日制一二○周年、通信制七○周年を迎えました。
 開校以来四万余人の卒業生を世に送り出し、初代校長の渡辺敏(わたなべはやし)先生の、女子高等教育の必要性を訴えた卓越した見識と教育方針を礎とし、男女共学となった現在まで、建学の精神である「梶の葉魂」が脈々と受け継がれてきました。
 二○○九年(平成二十一年)には、中条高校が、本校の地域キャンパス(分校)として、長野西高等学校中条校となりました。
 このように、時代や環境の変化に対応して進化しつつ、教育という国家百年の計の大業に、大きな足跡を刻み続ける本校の教育理念は、渡辺先生の考案とされる、校章の「弦月に抱かれる梶の葉」に示され、高野辰之氏作詞の校歌の四番にも歌われています。

  梶の葉抱く弦月は 若きわれらの徴(しるし)なり
  和(なご)み心をうちにして 高く朗(ほが)らにはた強く

 「梶の葉」は、その強靭な樹皮から事に処して挫けない強い心、「弦月」は円満で慈光あふれるものの象徴とされ、つまり、内に持つ強さを柔和な心によって押し包みながら人間形成を目指すという高い理想を示しています。
 この教育理念に沿うて、学校教育目標には、確かな学力・豊かな心・健やかな体、いわゆる知・徳・体の調和のとれた人物の育成を目指し、自主自律と敬愛の精神を培い、社会を創造する資質を養うことを掲げています。
 この「梶の葉魂」こそが、本校の学校づくりの不易流行だと考えています。学校とは、学び合うところです。みんなが、みんなと協力しながら、みんなができるようになるところです。みんなが個人の努力によって自分一人の目標を達成するのではなく、みんなで関わり合い教え合いながら、みんなが目標を達成できる状況をつくりあげるのが学校です。それこそがより良い社会を創造していく資質の養成に他なりません。
 輝かしい歴史と伝統を持ち、更なる飛躍を目指す長野西高校にどうぞご期待ください。

                     長野県長野西高等学校長  根橋悦子
 

 

 

 


 
Copyright © 2003 Nagano Nishi High School. All rights reserved.