『松川高校 2019年 今年の一字』

3学期始業式では、全校生徒の皆さんに『2019年 今年の一字』を書いてもらいました。
学年ごとに特色が出た結果になりましたので、ここにご報告します。選んだ理由まで書いてくれた人たち、ありがとう。今回の字を選ぶポイントは、「ぱっと頭に浮かんだもの」です。
まずは、各学年で数が多い順のトップ3を紹介します。



3年生(3クラス)
1位「新」17人
圧倒的な1位でした。「新しい生活、将来のための新たな挑戦があるので、頑張る。」
2位「変」9人
これも多かったです。「今年は年号が変わり、時代が変わる第一歩の年になる。そして自分も大人への第一歩として変わっていけたらいいと思う。」
3位「進」4人
「これから新たな地で生活をする。前を向いて進んでいくしかない。」
3位「楽」4人
「4月から社会人になり楽しみがある。今年も楽しかったと一年が終えられるように。」
2年生(4クラス)
1位「楽」15人
「高校生活最後なので思い切り楽しみたい。やりたいことを全部やりたい。」なるほど…。
2位「進」11人
「自分の進路へ向けて、積極的に前へ進もうとする意思。」
3位「努」8人
これは2年生らしい字だと思いました。「努力をして、進路(将来)をつかみたい。」

1年生(3クラス)
1年生が一番漢字の種類が多く、数で突出するものはありませんでした。面白かった。
1位「新」8人
「去年とは違う「新しい」自分になる。」←これが多かったです。
2位「楽」7人
「楽しく、ストレスフリーに生きたい。」…そうなるように願ってやみません。
3位「笑」5人
これは1年生らしい。「笑顔の絶えない一年にしたい。」
3位「進」5人
2・3年生とは違う理由でした。「去年の自分よりも進化できるようにしたい。」

次に、同じ読み方をする漢字のなかで最もたくさん書かれたものは、「しん」と読む漢字でした。
皆さんは「しん」と言われたらどの字を思い浮かべますか?
上記のトップ3にも登場している「新」「進」を筆頭として、他にこんな字が挙げられていました。

「真」
「何事も真剣に取り組めるような1年にしたい。」(2年)
「真面目にやっていきたい。」(1年)
「深」
「自分のやりたいことについて深める。」(2年)
「寝」
「ずっと寝ていそうだから。」(2年)
「心」
「心を持って、人と接する。」(2年)
「伸」
「部活の技術(の成長)や、人として成長する年にしたい。」「去年よりいいところを伸ばす。」(1年)
最後に、印象に残った漢字です。
「一」
「また一からの、スタート」(3年)「部活の最後の一年なので一から頑張りたい。」(2年)
「諦」
「諦めることも、諦めないことも、大切にしようと!!」(3年)
「生」
「様々な岐路に立った時に頑張るだけではなく、自然に「生きる」一年にしたい。」(3年)
「自」
「3月から自分一人で暮らし、自立するから。自ら積極的に行動したいから。」(3年)
「育」
「自分を育てる。人を育てることを学ぶから(保育系)。」(3年)
「出」
「良いキャラを出す。課題を出す。」(3年)
「話」
「コミュニケーションの向上」(2年)
「結」
「新たな人とのつながりを大切にしたい。」(2年)
「声」
「もっと声を出して、人と話す。」(2年)
「見」
「自分の見方を変え、就職に向けて色々な角度から自分に合うことを見つける意気込み」(2年)
「自分のやりたいことや何をしたいのかを見つけて、将来何になるかを見つけられるように。」(1年)
「力」
「勉強の力、体力、精神力をつけたい、と思った。」(2年)
「新しいことがたくさん始まるので、努力したい。様々な力をつけたい。」(3年)
「色」
「去年はいろいろあって、その事にそれぞれ色があると思い、それでもすごい悪いことはなかったから、今年も良い色になってほしい。」(2年)
「風」
「風みたいに難なくすり抜けていけるような年にしていきたい。」(2年)
「白」
「濁らず、きれいにいたいから。」(2年)
「肖」
「よりよいものを自分自身にかたどらせることができればなと思った。」(2年)
「誠」
「心が広くなるように。誠実で嘘偽りのない心になるように。(1年)
「好」
「自分が好きなことに全力を尽くす。」(1年)
「達」
「〇目標を達成する。去年やり残したこと、やりたいこと、やらなければいけないこと、それぞれに目標を立て、来年悔いが残らないように達成したい。
〇理想の自分に達する。自分の嫌なところをよく理解し、直していけるように努力する。そしてよい自分をつくっていきたい。」(1年)
「道」
「去年は決断ができなかったので、今年は自分の道を自分で決めたい。」(1年)
「事」
「物事、仕事など、自分の行うことに最後まで集中して行いたいです。」(1年)

その場で急に出したお題にも関わらず、全校生徒のみなさんは真摯に取り組んでくれて、全ての字を読むうちに、私の心は洗われていきました。「今年の一字」とは、いいものですね。ちなみに、始業式でも言いましたが、私の今年の一字は「蘇」です。今年の師走にこの字を思い出したときに、自分が何を思うか楽しみでもあり怖くもあります。それでも、一日また一日と積み上げた日々はどんな形をとろうとも、無駄なものは何一つないと思っています。今年もよろしくお願いします。