文化祭が終わった

「高校の時の文化祭、どうでした?」
ときくと、誰もが即座に答えることができます。
「去年の夏は、どうでした?」
ときくと、どうもぼんやりして答えられないのに。
そのくらい、文化祭は、
高校生の時の夏は、
大人になっても、
誰の心にも残っています。

その文化祭を用意する人たちは、
そんなことを知るわけもないのに、
最高のものを用意しようと
自分たちで考えて、動いて、
ずっと前から奮闘してきました。

どこかの高校と比べる必要はない。
去年や一昨年の文化祭と比べる必要はない。
隣のクラスと比べる必要はない。
自分たちにとっての文化祭は、
どう始まって、どう終わったか。
そして今心に焼き付いているものは何か。
なのではないでしょうか。

文化祭は
「ひとり」ではできないものですよね。
だから難しいし、
だから楽しいし。
だから、まあいいかで離れるとつまらないし、
やたら力を入れて気合を入れて
うまくいかないからと言って泣いて
あいつが自分の思うとおりにならないからといって怒って
でも放り出さないでぐしゃぐしゃになってでも続けると
熱いカタマリがズルっと産まれるし、
それこそが文化祭の醍醐味ではないかと思います。

一般公開日に来てくださった皆さん、
ありがとうございました。
楽しんでいただけたでしょうか。
第34回松高祭は幕を閉じようとしていますが、
(現在3日目)
学校のあちこちでは、
「センパイ、ここ片付けときますか」
「そうしてくれる?」
「了解です」
という言葉が飛び交っていて、
これだけでも、大切な勉強をした3日間だったと
思います。
今年の文化祭が放出した種が
来年どういう花を咲かせるのか
楽しみにしていてください。

去年もだったけど、
文化祭係長の閉会式あいさつは
とても、よかった。
心から出る言葉は
何にも勝りますね。
特に実行委員長・副委員長の言葉は
よかった。正直で。
全校の拍手も大きかった。
伝わったんだと思います。

頭の中をくるくる回って離れない September