『チャレンジは人に何かをくれる』と思う。

 4月22日(土)の午後にPTA総会があり、その講演会にテレビ信州『ゆうがたget!』の(水)または(木)に出演している、本校卒業生で、お笑いタレントの須東潤一さんが講師として来てくださいました。「チャレンジは人を成長させる」というテーマでしたが、今回は須東さん自身のチャレンジでもありました。それは、生まれて初めての講演会講師だったからです。
東京から長旅の後、学校に到着して、まずは校長室で昼食(Eatのカツ丼)を食べてもらいながら、講演会までの50分、講師紹介をする私のために、須東さんはずっと自分について喋り続けてくれました。高校生の時の思い出、家族のこと、今の仕事のこと、周囲の人々のこと。
講演会でははじめ手に汗握りながらも、途中自分を支えてくれた家族を語る場面で涙しながらも、須東さんは自分の経験を誠実に話してくださいました。講演会が終わった後、ボランティア部の呼びかけに応え記念撮影、演劇部の希望に応えて部室訪問、須東さんはずっと私たちにお付き合いしてくださいました。
学校を去る時、「講演会、どうだったですかねえ?」と心配されながら、趣味が詩画とのことでわざわざ手作りの額入り画(「和して同ぜず」)をくださり、帰京された後は、何枚も関わりのあった方の数だけお礼のお葉書をくださいました。
須東さんのチャレンジは、そこにいた私たちの気持ちを動かし、こういう誠実さを大切にしなければいけないなあと思わせました。人のチャレンジは、それをした人間だけでなく、周りの人間にも何かをくれるんですね。『ゆうがたget!』を見たくなりました。

2017年05月02日