全盲プレーヤーに対するルール
≪打撃≫
- 投球はホームベース上でボールの半径以上あがり、全盲打者が振らなかった時はボールが宣告されます。(≪ストライクゾーン≫参照)
- 全盲打者に対する攻撃側の指示並びに守備側の妨害は禁止されています。
- 全盲打者の場合、捕手並びに遊撃手以外の弱視野手が、内野のフェア地域に入って、打球を処理してはいけません。(反則捕球となります)
≪走塁≫
- 投球時は、捕手の手ばたきが始まった時から、全盲打者の離塁は自由です。
(弱視走者の離塁は、投球で投手の手からボールがはなれてから)
- 全盲打者走者、または走者がベースランニングをする場合、コーチャーは手と掛け声で誘導できます。
- 全盲走者(打者走者を含む)を刺殺、封殺する行為については当該弱視野手はボールを保持したまま直接塁に持ち込むことはできません。
(他の野手に送球する)
- 全盲打者走者および走者が打球に触れた場合もアウトになりません。
≪守備≫
- 全盲野手がボールが完全停止するまでの間に、ボールを地面から離して捕球する体内捕球は、弱視野手のフライキャッチと同様に扱われます。ただし、守備側の弱視プレイヤーは指示をしてはいけません。(H15からポジションのコールに1回限り指示してもよい。全国ルールは味方野手の指示が許される)
また、攻撃側のプレイヤーは妨害してはいけません。
- 全盲野手が触ったボールを、他の全盲野手が停止するまでの間に捕球してもアウトになります。
- 全盲野手同士であれば、声を掛け合ったり、指示しあったりすることが認められています。
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