国家試験について

 ここでは盲学校卒業にともない受験することができる国家試験について説明します。


1.国家試験と免許

 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師(これら3つの業種を合わせて「あはき師」または「三療師」と呼びます。)になるには、各業種について厚生労働大臣が発行する「免許」が必要です。免許登録をしていない人は、上記の職業を名乗ることができません。国家試験はこの免許を取得するための「国家資格試験」です。


2.国家試験を受験するには?

 あはき師の国家試験を受験するには、盲学校など所定の学校や施設(注1)で3年以上の学習・実習を行い、必要な単位を修得することが条件となります。
注1 所定の学校・施設には盲学校の他、大学、専門学校、リハビリテーションセンターなどがあります。学校・施設により入学資格や受験できる免許の種類、選択できる単位取得過程が異なります。


3.国家試験の内容は?

 国家試験は年1回、2月末ごろに行われます。内容は医学やあはき師に関する4者択一問題が出題されます。点数が6割を超えると合格です。(注2) 注2 国家試験は「①あん摩マッサージ指圧師試験」と「②はり師きゅう師試験」が2日に分けて行われます。①は全160問です。②は全180問で、その内160問が共通問題、10問がはり師の専門問題、10問がきゅう師の専門問題となり、はり師・きゅう師試験ごとに170点満点となります。

資格の豆知識
理療教育部のトップへ  /  松本盲学校のトップへ