応援で気をつけて欲しいこと


 全盲プレイヤーは、ボールが地面を転がるわずかな音を聞いて「ストライク」「ボール」を聞き分け、タイミングを合わせてバットを振ったり、打球を追いかけキャッチ(捕球)したりします。そのためボールの音が聞こえるように、試合中に選手もベンチも応援者も声や音をだしてはいけない時があります。
 特に以下の2つの場合に、注意して下さい。

全盲プレイヤーが打席に立ちボールを打とうとしているとき(打撃)

 「キャッチャーが手ばたきをした時から、ピッチャーが投球して、全盲バッターがその投球を打つか、見送った場合、審判がコールするまで(1球毎)」

全盲プレイヤーが打球を捕ろうとしているとき(守備)

 「打球が全盲プレイヤーの方向(主に3塁・レフト側)に転がり始めた時から、全盲プレイヤーがその打球を捕るか、弱視プレイヤーがその打球に触れるまで」

 あくまでも全盲プレイヤーは自分の力だけでボールを打ったり、捕ったりすることが基本となります。
 しかし、全盲プレイヤーのプレイでも打撃を終えセーフになったとき、打球を捕り(フライキャッチ)アウトにしたときは、そのプレイに対して大きな拍手と声援をお願いします。盲人野球の醍醐味であり、また、その声援が大きな喜びと力になります。また、弱視プレイヤーのプレイに関しては応援の制限は一切ありません。


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