小澤 英世

プロフィール


1959年上水内郡信濃町、仁ノ倉生まれ。東京都町田市在住。

【学び舎(や)】
旧・塩田町(現上田市)若葉保育園、佐久市立中込小学校及び同中学校、長野県野澤北高等学校をへて、1982年桐朋学園大学音楽学部卒業。
1986~2004の18年間、国内在のまま、パリ在住のJean Fassina氏に集中訓練を受ける。

【師事恩師】
佐々木方子、金澤希伊子、安川加壽子、上記ジャン・ファシナ各氏。

【あしあと】
5才よりピアノを始め、1976年17才のときtv asahi「題名のない音楽会」で東京交響楽団とベートーヴェンの協奏曲変ホ長調WoO4を演奏。
1982年皇居・桃華楽堂にて御前演奏の御縁を頂く。
1986年東京・長野にてデヴュー・リサイタル。
1991年イタリアにてパルマ・ドーロ国際室内楽コンクール(ヴァイオリンの小澤郁子氏と共に)特別賞。
以後、リサイタルや協奏曲のソロ、室内楽、現代曲初演、編作曲やCD録音などで活動。

◆ 1991年以来主宰の「ロマンのアトリヱ」連続コンサートは、東京・長野の二極でスタートし30企画を越えた。とりわけ2000年からは、年一企画「小澤英世・ロマンの工房(アトリヱ)―ベートーヴェン全ソナタ(ピアノソナタ及びヴァイオリンソナタの42曲)+α連続演奏会」(Vol.17現在残り9曲)のかたちに進化し、ライフワークの位置を占めている。

そのかたわらの機会企画としては、1997年東儀秀樹(雅楽)・古澤巌(ヴァイオリン)両氏らとの国内縦断ツアー、2006~11年京都ならびに東京で催された源氏物語千年紀記念ピアノ・トリオ「華麗なる饗宴」(ほぼ年一、全5回)、2008年小諸市文化協会20周年記念「雅(みやび)とベートーベン」(上記東儀氏とのジョイントコンサート)、2014年各地でのソロリサイタル「故郷(ふるさと)とベートーベン」「ベートーベンの杜(もり)」「慈愛とベートーベン」などがある。

現在、桐朋学園大学及び附属高等学校、小諸高等学校音楽科、各講師。

【上記以外の、リサイタル等での共演ソリスト】(敬称略)
宮下要、名倉淑子、小林久子、中澤きみ子、高橋節子、荻野照子、梅沢和人、古谷いづみ、高橋恵子、小澤郁子、奥村愛、加藤晃、上田明子、古橋綾子、生駒智子、丸山倫代、三ツ木摩理、大宮臨太郎、蓑田真理、川又慶子、田代裕貴、佐久間聡一(以上ヴァイオリン)、安達いづみ、続橋直子、眞中望美(以上ヴィオラ)、雨田光弘、飛山宣雄、間瀬利雄、寺島都志子、吉川真未、大藤桂子、森田香織、三森未来子、平泉泰興、高木慶太、宮坂拡志、長谷川陽子、三宅依子、朴哲根(以上チェロ)、津田礼仁、田中伸司(以上クラシックまたはタンゴ・コントラバス)、中村忠(フラウト・トラヴェルソ)、西田紀子、野口マリ子、藤美智子、今井亨(以上フルート)、田渕哲夫(オーボエ)、伝田高廣、小川道子、粟生田直樹(以上クラリネット)、高橋誠一郎(ファゴット)、Syunzou Oono(大野俊三、ジャズ・トランペット)、牧野徹(クラシック同)、高根浩喜、井上康一(以上トロンボーン)、松下浩幸(チューバ)、荻原松美(パーカッション)、穴吹久男(ジャズ・ドラム)、小山弦太郎(サクソフォン)、小林玲子、黒沢久美子、小池芳子、菅千鶴子、林満理子、平松亮子、柳沢亜紀(以上ソプラノ)、牧川典子、谷本綾香(以上メッゾ)、近藤のぶ弘、牧川修一、持木弘、田代誠、井ノ上志朗[当時]、兎束康雄、岡本泰寛(以上テノール)、シュウミン(二胡)、セキライ(揚琴)、藤原道山(尺八)、嵯峨弦楽四重奏団、カルテット・ポミヱ、カルテット・カノーロ(以上弦楽四重奏団)、新星日本交響楽団[当時]、NHK交響楽団団友オーケストラ、他にアマチュア数団(以上管弦楽団)、鶴園紫磯子、松浦真沙、坂原美菜(以上ピアノ・デュオの相方として)、桜井麻美(語り弁士)、福田一雄、内藤彰、稲田康、田中一嘉、甲斐正雄、飯吉高、鷹羽弘晃(以上指揮)、他多数。

【他に、アドヴァイスを拝した各界の恩人】(履歴順、分野別。敬称略)
市川良子、Hans Kann、岩崎淑、George Sebok、Vlado Perlemuter、France Clidat、Adrian Cox、木村徹(以上ピアノ)、Igor Ozim、Ana Chumachenco、Aaron Rosand、Philippe Hirchorn(以上ヴァイオリン)、Francois Guye(チェロ)、カルミナ弦楽四重奏団、末吉保雄、三善晃、飯沼信義、平吉毅州、甲斐正人、鈴木輝昭、有島重武(以上作曲)、小澤平、佐藤俊夫、山浦博(以上洋画家)、芳澤一夫、土屋弘彰(以上日本画)、山内やす雄、小松隆、末永明彦、日下(三浦)秀和、富田稔英、武志政幸(以上演劇、脚本、演出、制作)、小澤高志(イタリア・ルネッサンス舞踏)、河合雅博(人形作家)、久米博(哲学)他多数。

【主なCD】
「リサイタル1991」(カザルス・ホール・ライヴ、ショパンとリスト選集)Klaviassist
「家路への幻想」(中澤きみ子氏アルバムにて編曲とピアノ担当)KATC102
「現代日本二台ピアノ作品セレクション」(正門憲也作品の演奏)ART UNION
「太陽のハーモニー」(愛唱歌集・合唱の伴奏)SE001-0712
「美しい歌と響き」(東洋楽器等との合せの編作曲と演奏)SAA企画

【主な初演現代作品】
鎌田実:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1982年)
中川俊郎:ピアノのためのTrans-figuration(1983年)
正門憲也:遊戯第14番「鐘」―二台ピアノのための(2003年)
同:「アリとキリギリスのお話」―ソプラノと語りとピアノのための(2006年)
同:遊戯第18番「浮舟」―フルートとチェロとピアノのための(2009年)
青山政憲:「葵の上」―フルートとチェロとピアノのための(2006年)
宮川慎一郎:「境界線上のエクスタシー」―フルートとチェロとピアノのための(2007年)
平井和音:「夕顔」―フルートとチェロとピアノのための(2008年)
宮澤郁昭:「浮舟」―フルートとチェロとピアノのための(2011年)[以上五作、「源氏物語」による「華麗なる饗宴」連続委嘱五部作]、他。

【「アトリヱの前菜(ザクースカ)またはアペリチフ、または御口なおし(デザート)」―優しく、喜ばしくそっと書き遺した自作編曲の数々】
「ソラマメの春のメドレー」「ソラマメの夏のプレリュード」「ソラマメの秋のメドレー」「ソラマメの冬とクリスマス」「ふるさとの丘の上のソラマメ」「ふるさとのまめチュード」「ソラマメの春への讃歌」(以上、多様な機会・楽器編成に応じて1990年頃~2012年にかけて制作)、「中山田メドレー」「世界の子守唄メドレー」(以上2007年)、「与作は美しく青き木を伐らない」(2002年)、「Yo-Sa-Ku ファンタジー」(1990年代以来、常に可変新版制作中)、「Ko-いぬのおまわりさん」(1990年代終わりころ)、「高木晃一の詩によるソラマメ'sラプソディ」(2006年)、「ソラマメの街の歌」(2000年代)、「2003年桐朋学園旧キャンパス中庭における、桐朋祭学生会オーケストラによる、ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルーのソロ自演即興のための編曲(但し、即興部分が多いため楽譜は現存せず、録音のみ。追って近日、桐朋学園大学図書館で広く観賞可能の日を待つ。)」、他。

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