特色と方針

「緑と自由と歌声の学校」
 朝、坂道を登っていくと、松林に囲まれて、桜をはじめ花で一杯の小諸高校があります。そこからは、クラブの練習に励む活気に満ちた声と、楽器の音、歌声が響いてきます。  桜の舞う林道を辿る強歩大会、クラスで団結して、合唱とダンスを作り上げる「ハモコモ」や、体力気力の限りを尽くす「プライスレス祭」などの名物企画を盛り込んだ「野岸祭」、応援し支え合って勝利をめざす「クラスマッチ」。仲間や友人と青春の思い出を作る行事や企画が満載です。
(1)本校の教育方針と中長期的な目標
<教育方針>
民主的な社会の進展に貢献できる全人的な人間の育成を目指す。

<中長期的な重点目標>
社会的関係の中で自己実現を果たしていくために、それぞれの場面で自ら目的を設定し、その実現のために積極的に行動していく主体性を持った生徒の育成を図る。
①自分から目的を設定し、積極的に行動していく「主体性」
②社会の一員としての自覚と他者の立場を尊重しよりよい人間関係を形成する「社会力」
 
<重点目標>
 1.生活指導の充実
 2.学習指導の充実
 3.特別活動の充実
 4.開かれた学校づくり
※様々な場面において、いじめ・体罰のない、安心・安全な学校作りをさらに推進していく。

方針を分かり易くいうと・・・ ~総合力を重視しています~
 学習だけでなく、部活動や生徒会活動などを通して、よりよい人間関係を築く「社会力」を磨くことが、本校の教育目標です。音楽系はもちろん、他の部活動でも高い目標を掲げて充実した活動を展開しています。そこには、意欲と熱気、そして規律と連帯感があり、明るく和やかな校風を作り出しています。安心感のある落ち着いた環境の中で、学習にも「チームワーク」で取り組んで、音楽科はもちろんのこと普通科においても、多くの生徒がめざす進路を実現しています。
(2)各科の特徴
 普通科 自分をさがし、自己実現をめざします
 高校から先の進路は、多様です。自分の可能性を探り、将来を見出していく、それが普通科です。2年次から文系・理系のコース制を敷き、3年生では様々な進路に対応した選択科目を用意、就職・公務員、専門学校、大学と、一人ひとりに応じた広範囲の進路に対応します。
 音楽科 音楽を愛する仲間が集う
音楽の専門の学習を通して、専門家としてだけでなく幅広く社会に貢献できる人材の育成を目指しています。演奏のプロとして第一線で活躍する講師陣によるマンツーマンでのレッスンや施設設備が整った環境は、あなたのやる気、情熱に十分応えてくれます。
(3)明治39年設立の歴史と伝統
 明治39年町立小諸商工学校女子技芸部として設立され、明治44年郡立移管、大正8年には町立小諸実科女学校として、小諸尋常高等小学校内に設置され、同年11年には町立小諸高等女学校、同15年に県立移管となり長野県小諸高等女学校とそれぞれ改称しました。以後、小諸野岸に移転、学制に伴い長野県小諸高等学校と校名が変ると同時に男子生徒の入学(昭和23年)、男女共学(昭和49年)、下郷土の現校舎への移転等、様々な変遷を経る中で充実発展を遂げ、地域社会に貢献してきています。