長野県上伊那農業高等学校

美ヶ原に自生するアツモリソウの人工受粉

生物科学科 バイテク班

平成28年6月13日

 本校ではアツモリソウの増殖の研究を始めて9年目となります。長年の研究により、フラスコ内での苗の増殖には自信がありますが、直接的に野生のアツモリソウの増殖、保護には携わっていませんでした。私たちのバイオテクノロジーの利用によるアツモリソウ増殖技術を用いて、実際にアツモリソウの保護をしたと思い、昨年度から長野県環境部と林野庁と連携して美ヶ原のアツモリソウの保護活動を行うことになりました。本日は、美ヶ原に自生するアツモリソウの人工受粉を行ってきました。普段目にする花の構造とはだいぶ異なり、受粉作業は難しいのですが、事前に富士見町のアツモリソウ再生会議の平林さんから教えて頂いた技術を生かし、無事作業を終えることができました。この取り組みには非常に注目して頂く事ができ、報道関係の方々も雨の中沢山お集まり頂きました。私たちへの期待の大きさを感じながらの作業でバイテク班の部長は緊張したようですが、丁寧な作業ができたように思います。受精がうまくいけば2週間後にはさやが膨らんでくるよていです。バイテク班のメンバーは野生種のアツモリソウの開花を初めて見る事ができた感激と、また1輪しかないアツモリソウをみて、危機的状況であることを痛感しました。私たちが守っていかなければ!という気持ちでこれからも活動に励んでいきたいと思います。
応援よろしくお願いします!