園芸科学科3年 食用植物コース 「応用植物」 
伊那谷の郷土食 五平餅作りを楽しむ!

平成23年 12月9日(金)

加工果樹 鬼グルミの味について学ぶ
 郷土食の見直し 焼きたてのおいしさを味わう!
早朝・放課後も含め5時間余りの授業時間で充実した授業を展開!
 科目「応用植物」の学習の一環として加工果樹クルミの学習をしました。12月1日(火)、事前にクルミ割りを体験しました。授業内でクルミを炒り、割って千枚通しで実を殻から取り出した鬼グルミを使用しました。
 五平餅は、南信地方をはじめ愛知県・岐阜県などで古くから五穀豊穣を祈り神様に捧げる意味で作られていました。今回も岐阜県のJAのレシピを参考に作りました。専攻生の中には珍しく2名が同様に家庭で五平餅作りを行い、山椒を使用しているご家庭もありましたが、準備が整わず山椒(サンショウ)の実は、使用しませんでした。3年生は、昨年度購入し冷凍保存した上農産の米及び地元産の米を6升(9kg)使用しました。2年生については来月、各自餅を持参しクルミ餅作りを体験する予定でおります。
 12月9日(金)の早朝7時30分に集合し、米をとぎ炊飯を始め、10時の授業開始時には炊きあがりました。あわせてクルミのたれも早朝準備し、更に得意な生徒は豚汁作りを始めました。例年同様な体験を行っておりますが、几帳面に動ける生徒らが多い専攻生の時には、汁を作ったり、量を増やしたり臨機応変に対応しております。 10時からの2時間続きの授業では、炊きあがった米をなべに移し、すりこ木でつぶしました。用意した型に入れ、円柱形のものができてくると五平餅作りといった感じがします。冷えた段階で用意した串をさし五平餅の完成です。
 次は事前に用意した炭火焼きコンロにて焼きます。炭火焼きコンロは新規に生徒会果樹班の予算で購入し、本格的に準備しました。炭は緑地工学科で作った炭を購入し、保管していたものを主に使用しました。11時を過ぎ炭火焼きコンロでの作業が始まりました。一度両面を焼きます。その後タレをつけて焼くと一層おいしさが増します。少しこげが入ると、焼きおにぎりのように香ばしさを感じるようです
 11時30分頃、専攻生全員が揃い会食が始まりました。おいしそうに食べている姿から、事前準備からとても時間がかかりますが、食農教育の意義と大切さを感じました。当日は早朝以外、放課後も含め授業を行いました。後片づけも入れれば、5時間余りの授業展開であり、放課後専攻生以外の同級生や他のクラスの生徒らが集まり一緒に焼き食べている光景は、学習集団のまとまりの良さも感じました。その場で食べたり人にあげたりしましたが、残ったものは家庭へ持ち帰りました。今回は一昨年度同様丁寧な学習集団であり、楽しい五平餅作りができました。調理実習のような授業展開は、今回で最後であり参加生徒らは楽しんだようです。
 身近な果樹の一つであるクルミを利用した今回の実習体験を通じて、郷土食への関心を高める良い機会になりました。このような地道な活動は、参加生徒にとっては、教室での単なる板書授業では得ることのできない教育的成果が修められました。

炊飯準備  
12月9日(金) 早朝7時30分〜 準備開始  

米の計量

米をとぎ炊飯の準備

クルミをすりつぶす

熱心に作業に励む皆さん
米のすりつぶしと型枠作り ・ 串さし

米をすりつぶす

型枠にて形を整える

型枠にて形を整え串にさす

型枠にて形を整え串にさす
炭火の準備

昨年の剪定枝とクルミの抜け殻を使用

おこした炭を用いて炭火をおこす
豚汁作り

早朝仕込みを行い準備

最後にチンゲンサイを加え出来上がる
炭火焼きコンロにて焼く   

炭火焼きコンロの上にのせ、しばらく焼く

焼き上がったものにタレをつけ再度焼く
会    食
豚汁と共に味わい家庭持ち帰り用を準備

焼き上がったものにタレをつけ出来上がる

炭を途中で追加し良い香りが漂う 

会食開始

豚汁と共に味わう五平餅