ホーム 在校生の方へ 受検生の方へ 保護者の方へ 卒業生の方へ 携帯サイトへ
         
 
調べ学習の手引き
賢いインターネット活用法

目次

1.インターネットですべて分かると思わない
2.情報を鵜呑みにしない
3.目的・調べたいことをはっきりさせる
4.情報源は上手に使い分けよう
 


県立図書館
市立図書館

検索サイト
Yahoo!JAPAN
Google

本の検索
books.or.jp
Webcat Plus

   
 

1.インターネットですべて分かると思わない

まずはじめに肝に銘じてほしいのは、 インターネットで何もかもが分かるわけではない、ということです。インターネットが本格的に活用されるようになったのはたかだかここ10年来のことで、インターネット上の情報はそれ以後、蓄積されてきたものです。つまり、比較的新しい情報が多いということです。中には、昔の資料をこつこつデジタル化してあるところもありますが、それは例外的な存在です。従って、インターネットは総じて新しいことを調べるのには向いていますが、昔のことを調べるには十分な手段とはいえません

また、本のようにまとめて一度に出版されるわけではないため、 何かを系統的に調べたり、知識を得たりするのには、向いていません。断片的に情報を発信し、必要が生じた都度、更新できるのがインターネットの利点だからです。


2.情報を鵜呑みにしない

インターネットは誰でも自由に情報発信できるのが最大の特徴です。今までは新聞やテレビといったマスメディアにしかできなかった、社会全体への情報発信が個人にも可能になったことで、すばらしい可能性が開けたわけです。
しかし一方で、たった一人の判断でどんな情報でも発信できる、つまり品質の保証が全くない情報の玉石混合状態が生じている ことも事実です。
一冊の本が出版され、流通ルートに載り私たちの手に届くまでには、作者一人ではなく、出版社の編集者や販売担当者、取り次ぎ業者、書店など、様々な人の目によって様々な角度から検討され、ある程度の水準に達していないものはその過程で淘汰されます。
しかしインターネット上の情報についてはそのような事全部に対して期待する事はできません。ある程度内容の検討されているはずの、本やTVニュース、新聞などでも、間違いがあったり、恣意的に事実がねじ曲げられたりすることがあるのですから、インターネットの信用度はこれらのメディアよりももっと低いものなのです。
そのためインターネットで得た情報については @情報源を確認A必要ならば他の手段で裏付けをとる 事が大切です。
@について言えば、政府機関や各新聞社、大手の情報検索サイトの情報はある部分において新聞やTVと似たシステムで提供されているので、信用度は比較的高いと言えます。
Aは、ひとつの情報を得た際、それがインターネット上の他の場所でも見つけられるかどうかを確認したり、新聞やTV、本などの他のメディアでも同じ事をいっているかどうか確認するということです。
これはインターネットを使うときだけに限って言えるものではなく、 事実や現状を正確に把握して、自分の意見を述べるレポートや調べ学習では、常に意識的に実行しなければいけないことです。

3.目的・調べたいことをはっきりさせる

インターネットの情報量は膨大なものです。例えば、環境学習で、酸性雨に関することを調べたいと思った場合、漠然としたイメージだけでYahoo!で「酸性雨」という単語で検索すると、内容として酸性雨を扱っているサイトだけで26件、酸性雨という言葉を含むページに至ると20483件と膨大な数に上ります。
これを片っ端から見ていくのでは効率も悪く、見ているうちに何がしたいのか自分でも分からなくなってきてしまいます。
従って、自分は酸性雨の何について調べたいのか、
例えば、
「酸性雨とは何か」
「酸性雨の原因」
「酸性雨はどんな害があるのか」
「酸性雨の日本における被害状況」
「酸性雨をなくすにはどうしたらいいのか」
といった、知りたいことを なるべく絞り込んだテーマを設定して、それに向かって調べ始めることが肝心です。
何でもいいからインターネットを使えばあらかたのことが分かって、適当なレポートに仕立てることができるだろう、という考えでは、インターネットという道具に振り回されるばかりで、何も得ることはできません


4.情報源は上手に使い分けよう

ひとつのことを調べてレポートにまとめるときには、
・自分の調べたい問題を設定し、
・それを何によって調べるかを決め
・複数の情報源によって調べ
・それに対して自分の考えを持つ
といった過程を経ることが普通です。

この、2番目の「何によって調べるか」を決定する際に、今まで見てきたような、インターネットや本の特性を知ることが不可欠です。
キュウリは八百屋、鶏肉は肉屋に買いに行くように、 メディアにもそれぞれ得意とする分野があります

の長所
内容がひとつのテーマに対して系統的(筋道がある)で網羅的(テーマについてある程度のまとまった内容をカバーしている)
本としてまとまるまでにたくさんの人によってチェックされているので、内容にある程度(*あくまである程度)の信用がおける。

インターネットの長所
自由に情報発信ができるので、地域情報など、多様な情報を期待できる。
すべての情報がデジタル化されているため、機械的に検索する事ができ、ほしい情報を素早く探すことができる。
公開したあとも随時、訂正変更追加が可能なので、情報の鮮度が高い。



まず調べたいことを本でその概要を系統的に調べ、それでも足りないこと(本では扱っていない新しい用語とか、専門的すぎて本がないとか)をインターネットによって補うのが一番の近道です。インターネットは検索によって断片的な情報を見つけだすのは早いので、分からないことがはっきりしている場合はとても便利です。
逆に言えば、ごく限られた新しい用語やニュースの内容が分からない、といった場合は、本を片っ端から調べるのは効率が悪い、ということになります。(例外的に「イミダス」や「現代用語の基礎知識」等はある程度こうした役目を果たすために編集されています。)
インターネットと本や新聞などの紙媒体の資料を上手に使い分けて、素早く正しい情報を収集し、それを分析したり自分の考えを練るための時間に多くを費やせるようになりましょう。

*質問は司書までどうぞ