学校概要 
 
花田養護学校 玄関の写真です 花田養護学校は、肢体不自由者を教育する特別支援学校で、手足、身体の動きに何らかの障害がある児童生徒が学んでいます。

 昭和37年に下諏訪町高木に諏訪養護学校が肢体不自由養護学校として開校(現在、諏訪養護学校は知的障害養護学校)した後、
昭和56年に本校の前身である諏訪養護学校花田分校ができ、昭和61年に花田養護学校として開校しました。

 現在長野県内にある肢体不自由養護学校は本校と稲荷山養護学校の2校ですが、稲荷山養護学校は
平成19年度より知的障がいの児童生徒も受け入れており、知肢併置の学校となっています。

 本校の大きな特色は、「信濃医療福祉センター」という病院(医療型障害児入所施設)併設の学校であるという事です。
さらに、子供達の入所施設が同じ建物内にあるという学校は、全国的に珍しいものです。

信濃医療福祉センターに入所(入院)している児童生徒は、障害に関わる治療や訓練を受けながら通学しています。
入所児童生徒の他、2019年度は14名が通学しています。

 花田養護学校には小・中・高の3つの部があり、子供達の障害の状況や発達状況に応じた教育を行っています。
児童生徒数は、平成31年4月現在で小学部36名・中学部24名・高等部19名の計79名です。
信濃医療福祉センターに入所をしている事から、子供達は、北は飯山市、南は飯田市など、全県下(あるいは県外)から集まってきています。
また、信濃医療福祉センターには短期集中訓練入所があり、1〜2ヶ月程度の短い期間入所して訓練を受ける子供たちがいます。
有期有目的入所、親子入所をする子供達は地元の学校から転入手続きをとり、本校に通っています。

 本校の授業は1単位時間が40分間で、一般の学校よりも短くなっています。
学校給食はなく、入所児童生徒は信濃医療福祉センター内の食堂で、通学生は学校で信濃医療福祉センターで調理された食事を摂っています。

 子供達の障害種は様々です。近年障害の重度重複化が進み痰の吸引や経管による栄養補給など、常に医療的なケアを必要とする児童生徒も増加してきています。
入所児生の健康管理・医療的ケア等は信濃医療福祉センターで行われています。
通学生の中で医療的ケアが必要なお子さんについては、校内に配置された看護師が必要な医療行為を行っています。
環境によって体調に変化をきたしやすい子供も多いため、教職員も子供達の体調には常に気を配っています。
子供達の今の姿をとらえ、さらに未来の子供達の姿を思い描き、よりよい生活が送れるように、今できる適切な支援を行っています。