140周年記念講演会


元川 悦子 氏 講演会


平成28年10月1日 本校講堂に於いて、本校、第38回卒業生の元川悦子氏による講演会が行われました。

元川さんは大学卒業後、サッカーに関する文筆業に就くことを希望しましたが、その職を得ることは出来ませんでした。
それでもあきらめることなく、色々な仕事を経験しながら、少しずつ自分の夢に近づいていきました。

やがてフリーランスのライターとして活動することになりますが、始めから大きな取材が出来るはずもありません。
まず高校サッカーの取材から始め、それが後の元川さんの財産になっていきます。
 



自費で外国のワールドカップを取材し、それを記事にして新聞や雑誌に発表することで、徐々に自分の価値を高めていきました。

努力が実を結び、ワールドカップのADを取得し、選手に取材出来るようになりました。

今は誰でも知っているサッカー選手達の、若い頃の画像を見ながら当時の話を聞くことが出来ました。
 

元川さんは、組織に属さずに生きていくために、次の7箇条をあげています。

第1条 どんな時も仕事が最優先、仕事が何よりも好き
第2条 人と会うことを厭わない一方で、孤独にも耐えられる性格
第3条 理不尽なことがあっても、頭を下げる覚悟と度胸
第4条 多少の壁にぶつかっても、絶対に諦めずにやり遂げるメンタリティ
第5条 つねに収支をプラスにできるコスト感覚
第6条 自分なりの特別な武器を持つ
第7条 複数の仕事や雑務を同時並行でマネージメントする力と体力

今の高校生に対し、多くのアドバイスを頂きました。





その後、本日の司会進行をつとめて頂いた、第61回卒業生の野尻英恵氏とのトークイベントが行われました。
野尻さんは大学卒業後、大変な苦労の末、福島中央テレビにアナウンサーとして入社し、現在は情報番組のMCや中継などを担当しています。


 

就職するまでの苦労話や、被災地福島を取材しての話などを聞かせて頂きました 。