長野県須坂園芸高等学校
明るい学園美しい心
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School of inspired learning

造園科

現代社会の住環境における緑化、街づくりや環境保全の重要性を理解し、造園・土木に関する設計、計画、施工、材料および環境問題に関する基礎的知識・技術を習得させ、豊かな生活環境を創造することのできる人材を養成するとともに造園技術者として必要な能力、態度を育てる。

庭園鑑賞の「ここがツボ」 本校の庭園鑑賞をする上でのガイドブックになります

   ・その1 2013年9月3日版

H 環境工学コース

私たちの身近な環境は日々変化をしています。環境工学コースでは、その変化を水生昆虫を指標とした水質の調査や特定外来生物(アレチウリ・オオキンケイギク・オオハンゴンソウなどの帰化植物)の調査をしながら地域環境を判定しています。 また、「ゴミの再利用」というテーマで取り組み、被害竹やバナナ繊維、ネマガリダケの茎と皮などを利用した紙漉きを行い、地域との交流事業や紙漉きサミットを生徒自らが計画運営をしています。

資格は、2年次でトレース検定、3年次で3級造園技能検定を受検します。

I 緑地計画コース

造園に関する基礎的な知識や技術を学ぶことにより、身近な街並み景観・自然公園・都市公園について緑のあり方を具体的に考え、住宅庭園の設計製図をとおして、和風洋風の構成要素について学びます。 また、実際に緑化木の養成を行い、植物の性質について理解を深めます。

単に表現力(スケッチ力)のみでなく、3次元空間やさらに時間を加えた4次元のデザインについて学び、環境デザインの基礎知識を身に付けます。

J 造園技術コース

造園の施工と管理に必要な知識と技術を学ぶことにより、合理的に施工し、維持管理する能力と態度を身につけます。

2年次には校内の庭木の手入れや刈り込み、マツの手入れなど一般的な管理技術を学びます。3年次には庭づくりの基本を造園3級技能検定や現場での実習を通して学び、課題研究では、代表的な竹垣の製作技術等を学びます。また、雪吊りや幹飾りなどの造園技術も学びます。

3級造園技能検定にむけて  造園科       2016年 6月13日

造園科の3年生が全員で受験する造園技能検定の3級。様々な技能検定のなかでも、最も過酷であると言われる造園工事は、 規定時間2時間、打ち切り時間2時間半という短い時間のなかで竹垣の作成から、縁石・飛石を敷設し、植栽を植え、整地までを行います。 昨年の合格率は8割でした。
 今年の造園科41名が、コース実習で合格に向けて猛練習中。一連の流れを覚えた現在は、北信造園組合から業者先生に来ていただき、 合格に向けて最後の詰めのご指導を頂いています。今年の実技試験は6月18日・19日です。みんながんばれ!

『公益社団法人日本造園学会平成28年度全国大会』 学生公開アイデアコンペ【高校生部門】『最優秀賞』を受賞  造園科       2016年 5月28日


信州大学松本キャンパスにて、5/28(土)、平成28年度全国大会 学生公開アイデアコンペの表彰式が行われ、 本校から出展した作品が【高校生部門】において 最優秀賞 を受賞することが出来ました。
 出展した計画図は、造園科3年緑地計画コースの5名による共同作品です。 今年のデザインコンペのテーマは「文化財を活かしたランドスケープ・プランニングと地域創生」とし、 国宝に指定されている松本城周辺の文化財や古くからの景観を生かした都市計画が課題とされていました。  製作に取り掛かる前の今年の3月に、生徒達は現地を訪れ、現地調査を行い、そこから1か月間、ゴールデンウィークの休日も返上して製図に取り組みました。 その努力が報われて、今回の受賞につながり、生徒たちには笑顔が溢れていました。
 なお、今回の応募作品は、審査経緯、審査結果、講評等をまとめた「学生公開アイデアコンペ」の報告として学会 HP 、 ならびに学会誌「ランドスケープ研究」に掲載予定です。 また、6月初旬から中旬に松本城内の松本市立博物館において作品が展示される予定となっております。機会がありましたら、 ホームページや松本市立博物館でご覧ください。

「須坂市臥竜公園」にて桜樹勢回復実習を行いました   造園科                               2016年 5月12日


「臥竜公園桜樹勢回復事業」(主催:須坂市臥竜公園管理事務所)に、須坂園芸高校の3年緑地計画コース16名が参加しました。(2016.5.12 11:15-12:30)
本校造園科は、「臥竜公園桜守りの会」とともに、臥竜公園竜ヶ池周辺の桜樹勢回復事業に加わり、「臥竜公園」の桜樹勢回復を進めて来ています。 この実習は、都市公園の植生調査学習の一環としての学習活動でもあります。 実習は今年で9年目になりますが、ソメイヨシノの様子を見ると、明らかに効果が現れています。
 雲一つない快晴の今日、「日本さくら名所100選」で有名な臥竜公園のソメイヨシノ約150本のコスカシバ対策を実施しました。 まず、開会式で山岸所長からご挨拶を頂き、「臥竜公園桜森の会」会長の羽生田氏から作業方法の説明がありました。 具体的な作業は、脚立を用いて、およそ2〜3mの高さに、性フェロモン剤入りチューブを木の4方向へ5・6本ほどを巻きつけました。 同時に、前年度に麻ひもで縛りつけたチューブの取り外し作業を行いました。
 予定通りに作業が進み、無事終了しました。過去8年間の効果が現れて、コスカシバ幼虫による被害は激減しています。 被害状況を調べたところ、2か所以上のコスカシバ虫ふんを確認した樹木数は確実に年々減少しています。 今後更に、サクラが元気になるように見守っていきたいです。
 また、今日のこの活動は、地元SBC(信越放送)、STV(須高TV)に取材をして頂きました。夕方のTVニュースで本校生徒の校外活動が紹介されました。

 「全国造園デザインコンクール」に向けて最終追い上げ 造園科                               2016年 1月8日


新年を迎えて3学期が始まったばかりですが、造園科緑地計画コースの生徒達は、お正月返上で取り組んできた「全国造園デザインコンクール」 へ出品する作品の最後の追い込みに取り組んでいます。明日からの3連休も、自分の作品に最後の微調整をします。締切は1/14。
 これまでの先輩は毎年一生懸命に取り組んで、本校の歴史に残る成果を上げています。今年の生徒達も全力で取り組んでいます。発表は1/25。 これまでの努力が実りあるものになることを祈っています。

 春のコース実習 造園科 | 2015年 3月19日


本校では高校入試が終わった3月の中旬から通常の授業は行われていませんが、園芸・食品科学・農業経済・造園の各科が交代で登校して各科の4月からの準備を行っています。 高校入試の発表の前日の今日は、造園科の2年生達が校内の各庭園の春の手入れを行いました。「枯山水庭園」では今年の大雪から松の木を守った雪吊りの取り外しと掃除、「沈床庭園」では池の掃除と池の水の入れ替え、「ロータリー庭園」では中央を流れる小川の掃除、「壁泉」でも水路の掃除を行いました。 4/7(火)には、本校と須坂商業の両キャンパスを使っての『須坂創成高校』の開校式・入学式が「須坂園芸キャンパス」で執り行われます。 当日は、春の準備を整えたそれぞれの庭に噴水や水が流れて、式典に花を添えてくれることでしょう。

  

 全国造園デザインコンクール結果速報 造園科 | 2015年 2月 2日


今年の『第41回全国造園デザインコンクール』において、6作品が入賞し(入選3作品、佳作3作品)、また、3年連続、通算9度目となる『文部科学大臣賞』も受賞することができました。

この『全国造園デザインコンクール』には、高校生と大学生が参加しています。本校の造園科緑地計画コースでは、2・3年生が一人ひとり作品を仕上げて応募しています。大学生に交じって下記の参加部門で入賞する事は、例年引き継いできた本校の伝統のひとつではありますが、とても立派なことです。 また、『文部科学大臣賞』は、応募した全国の高等学校対抗で競われ、最も成果を上げた高校に贈られる賞です。一人ひとりの作品のレベルが高いことはもちろん、学校の総力としてのレベルが高くないと受賞することができません。 例年成果を上げてきている本校では、今年も口には出さなくとも三連覇を期待されていました。そんな無言のプレッシャーを感じながら、秋からの作品製作に精力を注ぎ、新年を迎えて作品を完成した時には、「精根尽き果てた」といった感じでしたが、結果速報が届いた1月26日には、「今年もやったぞー」と喜びの笑顔に変わりました。

今回の成績を励みに、今後もデザイン力の向上のために頑張っていきたいと思います。

受賞者の紹介(応募課題順)

【住宅庭園部門】  

佳作 2年 中村春香 テーマ「家族で楽しめる庭〜子供がのびのびと遊べる空間〜」

【街区公園部門】  

入選 3年 石原洸太 テーマ「水の流れるアスレチック公園〜遊びと癒しの空間〜」  

入選 3年 原 美波 テーマ「青と緑の溢れる憩いの空間〜May this park fill your heart with warmth〜」  

佳作 3年 堀澤陽花 テーマ「Sensory garden」

【商業施設部門】  

入選 3年 神林芽泉 テーマ「私と自然とエコロジー〜優しさのシェアを今ここで〜」  

佳作 3年 栗林勝太 テーマ「和の極〜趣あふれる交流の場〜」

 「デザコン」中日新聞の取材 造園科 | 2014年 5月23日


この日、各地の高校生の活躍を特集するということで、中日新聞の取材を受けました。

高校生・大学生が参加する第40回全国造園デザインコンクール(締切が1月、結果発表が2月)に出品した本校からは、5作品が入賞し、全国の高校対抗で最も成果を上げた高校に贈られる文部科学大臣賞を今年も受賞し、通算8回目となりました。 この活躍が中日新聞の目に留まり、本日は取材を受けることとなりました。取材に応じた神林さんは、2年生で入賞を果たし、今年は副部長を務めています。中日新聞の記者の質問に、にこやかに、はきはきと答えていました。 造園クラブは今年もデザインコンクールに挑戦し、これまでの先輩が積み上げてきた文部科学大臣賞の受賞回数を更新する意欲を語っていました。また、3年生として最後の挑戦となるので、「これまでとは違ったアングルから作品を仕上げて、個人としての賞を取りたい。」と目を輝かせていました。 (中日新聞に掲載されたら、このコーナーでお知らせします。)

 須坂駅イオン前の庭園整備(第5回植栽式) 造園科 | 2013年 6月 1日


須坂駅イオン前庭園の植栽式について報告します。植栽式が6月1日(土)に実施されました。参加生徒は、関係した造園科生徒21名です【緑地計画コース3年生12名、2年生5名、造園技術コース3年生4名です。】 学校を9:15に出発し、9:30〜11:00まで花壇及び庭園の下草植栽作業を行い、11:05〜11:35まで竣工式が行われました。植栽式では、主催者である長野電鉄株式会社笠原社長よりご挨拶がありました。 当初予定していた以上に須坂駅前のイオン前庭園が美しい仕上がりとなり、市民に親しまれる空間となることに期待したいとご挨拶がありました。ご来賓を代表して三木須坂市長より、須坂園芸高校の生徒の活躍をご紹介していただきました。 基本設計を行い、環境省の「みどり香るまちづくり企画コンテスト」で入賞し、香る樹木51本をこの庭園整備に生かしたこと、更に庭園の施工実習を施工業者である株式会社第一緑地と協働し作業を行い完成したことにより、関係者へ感謝の言葉をいただきました。 次に感謝状の贈呈がありました。長野電鉄株式会社笠原社長から株式会社第一緑地、イオン須坂店、そして本校に感謝状をいただきました。学校を代表して小椋学校長が受け取りました。 最後に、造園クラブ部長の久保香織さんが挨拶を行いました。久保さんは、昨年7月に締結した本校と長野電鉄の3年間の協定により、今回の庭園整備につながり、これから大勢の方に利用していただける空間としたいと挨拶しました。 また、今年卒業した3年生を含む造園クラブ員を中心とした多くの生徒の協力をいただいたことと、このような学習の機会をいただいた長野電鉄、第一緑地の皆さんをはじめとする大勢の関係者に感謝の言葉を述べました。

これまでを振り返ってみたいと思います。昨年9月に須坂駅で手交式を行い、須坂駅・小布施駅の駅構内の調査結果をまとめて緑化計画図を製作し、造園クラブを代表して前クラブ部長根岸さんより、長野電鉄笠原社長へ提出しました。 10月に須坂駅構内5箇所の基本設計を10月に集中して造園クラブ員で行い、環境省主催「第7回みどり香るまちづくり企画コンテストに応募」しました。 12月に入賞が決まり、地域連携の取り組みを須坂市シルキービルで行われた須坂市主催「クリスマスレクチャー」で発表しました。1月「第7回みどり香るまちづくり企画コンテスト」授賞式があり、副賞の植木51本をいただきました。3月・4月には設計・施工の打ち合わせを行い、5月に施工を実施しました。 プランの実現に向けては、プロのご指導をいただきながら5月上旬から5月下旬にかけて、造園科生徒が力をあわせて現場実習を実施しました。完成した庭園は、以前と比べると、須坂駅前の玄関口としてふさわしいイメージに仕上がったと思います。 今回は、提案した中から、須坂駅前協議会関係のロータリー付近の庭園整備以外の2か所の整備が実現しました。須坂駅西側の線路沿いの景観改善の植栽プランも長野電鉄関係者により、同時に植栽がなされました。生徒たちの苦労が報われたと感じています。 最後に三木須坂市長、イオン須坂店店長、長野電鉄社長、学校長と一緒に記念写真の撮影があり、記念となりました。学習の機会をいただいた関係各位に厚くお礼申し上げます。

 CourseWeek 造園体験実習の開講式 造園科 | 2013年 5月21日


例年にない造園科史上最多となる54名の生徒が北信地域の造園業者の指導のもと、造園現場にて造園体験実習を行ないます。 業者も19社に上り、多い業者は4人を指導していただきます。学校で学んだ知識や技術を現場実習で活かしてほしいと思います。

 須坂駅イオン前の庭園整備(第4回カスケード・カナール護岸型枠除去作業・花壇基礎のインターロッキング除去作業) 造園科 | 2013年 5月21日


須坂駅イオン前の庭園整備の第4回現場実習について報告します。第4回目の現場実習は5月21日(火)に実施しました。 作業は、庭園整備計画予定地のカスケード・カナール護岸の型枠除去作業・花壇基礎のインターロッキング除去作業です。 参加生徒は、緑地計画コース3年生15名、造園技術コース3年生18名の合計33名です。 学校を13:35に出発し、13:45〜15:15まで現場作業を行いました。始めに、第一緑地株式会社職長の宮下氏からご挨拶をいただき、生徒を代表して緑地計画コース菅沼が挨拶を行いました。

現場作業は2班に分かれて行いました。生コン打設後の水景の仕上げとなる地ならしを行っている現場のプロの職人技を時折見学しながら、護岸の型枠を外す班と水辺の前庭の花壇となる位置のインターロッキングの除去班の2班に分かれての作業となりました。 護岸の型枠を外す班は、宮下職長の指示をいただき、コンクリートと密着している型枠を外すため、ナットを外す担当、型枠の釘を外す担当、トラックへ運搬する担当、コンクリートの外付けのPコンを外す担当に分かれて手際よく作業が進みました。 花壇予定地での作業は、枕木で縁取りを行うため、計画線がきれいに見えるように木端を定規にして作業が進みました。丁寧な作業を心掛け、無事終了しました。宮下職長から最後に講評をいただきなした。忙しい日程の中ですが、「今回の研修参加により、多くの手が加わり作業がはかどって良かった。」とねぎらいの言葉をいただきました。 最後に緑地計画コース池田よりお礼の挨拶を行いました。来週は、コース週間があります。造園科の生徒は19社に分かれてそれぞれの企業に研修の場をいただき、1週間研修を行います。第一緑地株式会社で研修を行う生徒は4名います。 生徒を代表して引き続き完成に向けてしっかり研修してほしいと思います。6月1日(土)は植栽式が行われます。本日も実習の機会をいただいた第一緑地株式会社及び長野電鉄株式会社の関係者の立ち合いをいただき、無事終了致しました。感謝申し上げます。

 臥竜公園樹勢回復事業への参加〜環境に優しい性フェロモン剤を用いた桜の害虫防除の取り組み〜 緑地計画コース | 2013年 5月20日


「臥竜公園桜樹勢回復事業」(主催:須坂市臥竜公園管理事務所)に、緑地計画コース合計22名(2年生8名、3年生14名)が参加しました(11:15〜13:00)。  臥竜公園桜守りの会とともに、臥竜公園竜ヶ池周辺の桜樹勢回復事業を、都市公園の植生調査学習の一環として実施し、今年で6年目になりました。ソメイヨシノの様子を見ると明らかに、実施した効果が現れています。

本年度も、竜ヶ池周辺のソメイヨシノ約150本のコスカシバ対策を実施しました。まず、開会式で丸田所長からご挨拶を頂き、「日本花の会」の西山氏から作業方法の説明がありました。 具体的な作業は、脚立を用いて、およそ2〜3mの高さに、性フェロモン剤入りチューブを木の4方向へ5・6本ほどを巻きつけました。 同時に、前年度に麻ひもで縛りつけたチューブの取り外し作業を行いました。コスカシバ被害が見られる箇所は重点的に多く付けるように心掛けました。 池側の枝にもチューブを取り付けるため、足こぎボートで近づき、枝に縛りました。予定通りに作業が進み、無事終了しました。過去5年間の効果が現れて、コスカシバ幼虫による被害は激減しています。 被害状況を調べたところ、2か所以上のコスカシバ虫ふんを確認した樹木数は確実に年々減少し、5年前の調査で約43%、昨年約20%、本年度約11%のコスカシバ被害状況となり、成果が現れてきています。 今後更に、サクラが元気になるように見守っていきたいです。閉会式では、「日本花の会」の西山氏から講評をいただき、今年は樹木に外来種のヨコズナカメムシが多くついていて、害虫ではないが外来種が増えてきたことを説明していただきました。最後に桜守の会の羽生田会長からご挨拶をいただき、本校生徒を代表して久保さんがお礼の言葉を述べて閉会しました。

 須坂駅イオン前の庭園整備(第3回カスケード・カナール護岸生コン打設作業) 造園科 | 2013年 5月18日


須坂駅構内にあるショッピングセンター「イオン」前の庭園整備の第3回現場実習について報告します。第3回目の現場実習は5月18日(土)に実施しました。 作業は、庭園整備計画予定地のカスケード・カナール生コン護岸打設作業です。参加生徒は、造園クラブ員14名です【緑地計画コース3年生8名、2年生6名です。】 学校を9:10に出発し、9:20〜12:15まで現場作業を行いました。始めに、長野県造園建設業協会北信支部第一緑地株式会社職長の宮下氏からご挨拶をいただき、生徒を代表して造園クラブ部長久保が挨拶を行いました。

現場作業については、生コンが到着してからの作業となりました。生コン到着前には、水の流れに沿って護岸となる型枠を確認し、隙間のない型枠組みの技術を見ることができました。 生徒たちもこの現場に関わり、プロの仕事に接することができて大喜びしています。長野電鉄の西側工事用バリケード付近のニオイヒバ植栽帯についても、長野電鉄入江次長に立ち合いをいただく中で、代表生徒5人で現地確認を行い、6月1日の植栽式までに行う内容を確認しました。 生コン到着後は作業に取り掛かりました。庭園の奥へは生コンが届かないため、大勢でバケツリレーして手渡しで運びました。生コンは重いため、バケツへ半分ほど入れて手渡しで運搬しました。 バケツを高いところへ上げる作業と型枠に流しこむ作業は重労働のため、男女で交代し、協力して運搬しました。全員で協力できたと思います。左官ごてで均したり、バケツを洗う作業も行い、手際よく進みました。作業は2時間ほどで無事完了しました。 最後に竹内副部長よりお礼の挨拶を行いました。もの作りに興味関心を持ち、この業界の仕事を希望する生徒も多く、有意義な時間となりました。機会をいただいた第一緑地株式会社、長野電鉄の関係各位に感謝申し上げます。

 須坂駅イオン前の庭園整備(第2回インターロッキング取り外しと雑木の除去作業) 造園科 | 2013年 5月14日


須坂駅構内で、須坂市民にとって身近なショッピングセンター「イオン」前の庭園整備の第2回現場実習について報告します。第2回目は5月14日(火)に実施しました。 参加生徒は、緑地計画コース3年生15名、造園技術コース3年生19名の合計34です。

本日は、庭園改修工事に向けて、インターロッキング取り外し及び雑木の除去作業を行いました。作業時間は13:50〜15:10です。始めに、第一緑地株式会社代表有賀氏、職長の宮下氏からご挨拶をいただきました。 まず先週の除去状況の説明をいただきました。本日の作業については、残ったケヤキ枝の片付けを行うことと、水景を作るための基礎工事の対象場所のインターロッキングの取り外し作業、手で運べるサイズの自然石の運びだし作業の説明がありました。 生徒は2班に分かれて作業を行いました。枝の除去班は、ケヤキの除伐枝の片付け後、モミジ・サルスベリ・キンモクセイの手入れ作業行いました。樹木の配植は、ケヤキの高木3本を残して不等辺三角形に配置し、自然風にしています。 イオン入り口付近をG.L±0とした時に、鉄平石小端積のカスケードとする山側は、G.L.+2000で落とし込む計画で進んでいます。そのため、背景となる山側の既存木の手入れ作業及び植栽作業が大切です。 インターロッキングの取り外し作業班は剣スコでインターロッキングを1枚1枚はずす生徒、10m先に運搬し積む生徒が協力して流れ作業で手際よくできました。除去の最後に残ったイオン入り口付近に近い宝くじ売り場側のケヤキを最後に取り外しました。 ここは、水の景色を作るポイント地点であるため、ここの景観形成も駅前を訪れる方々に親しんでいただくための大切な視座となります。

無事作業が終了し、最後に職長の宮下氏からご挨拶をいただきました。生徒を代表して3年小根澤が「本日は有難うございました。」と挨拶し、本日の作業が終了しました。次回の作業は5月18日(土)の予定です。

 須坂駅イオン前の庭園整備(第1回雑木・下草の除去作業) 造園科 | 2013年 5月 7日


本校と長野電鉄株式会社は平成24年7月18日〜平成27年3月31日まで、長野電鉄各駅構内の環境整備及び緑化提案を行う協定を結んでいます。 昨年度は、有人駅を対象に、駅構内を飾る苔玉・枝もの盆栽の提供と、私達の学校に近い須坂駅と小布施駅の緑化計画を提案してきました。

須坂駅緑化プランについては、環境省主催の「第7回みどり香るまちづくり企画コンテスト」で入賞し、本校と共同提案者である長野電鉄を代表し小椋学校長が受賞式に参加しました。 副賞として、須坂駅構内で、須坂市民にとって身近なショッピングセンター「イオン」前の庭園整備を中心に51本の樹木をいただくことができました。 駅の緑化プランの計画図は、前年度造園クラブ員が現地調査を行い、約25名のクラブ員で作成し、提案することができました。 本年度も緑地計画コース生を中心とする同クラブ員26名(部長 久保香織)を中心に活発に活動を継続しています。

本日は、「イオン」前の庭園改修工事に向けて、現状で除却すべき樹木の伐採及び下草の除去作業を行いました。 作業時間は14:00〜15:10です。生徒が製作した計画図を元にして、混み合ってきた樹木と枝枯れによる美観を改善し、人々が集える庭園に改修するため、既存木等の除去作業を行いました。 混み合っていたケヤキ・カシ、実生のエノキ、コニファー類、ノイバラ、ヘデラ類などの除却作業です。参加生徒は緑地計画コース3年生15名です。 長野電鉄株式会社の発注により、第一緑地株式会社が造園工事を請け負いました。長野電鉄株式会社入江次長さん立ち会いの中、本校生徒は造園の熟練技能者の技術に触れて、ご指導をいただきながらの作業となりました。 チェンソーを用いての伐採、搬出作業の手際よさを直接現場で学ぶことができ、貴重な学習の機会となりました。トラックへ伐採木、下草の搬出作業は70分ほど行い、無事完了しました。

最後に有賀社長より、「これから(6月上旬の)完成に向けて、皆さんの力を合わせて作りあげて行きましょう。」とご挨拶がありました。 生徒を代表して3年黒田が「これからよろしくお願いします。」と挨拶し、本日の作業が終了しました。今後は、工程表に従い、まずは6月1日(土)の植栽式に向けて、数回に分けて庭園整備作業を行なって行く予定です。除却、整地、丁張、基礎工、小口積み工、階段工、敷石工、植栽工、園路・花壇工(枕木使用)等と各種工事が進行していきます。次回の作業が楽しみです。

 卒業作品の展示 造園技術コース | 2013年 1月31日


造園科造園技術コースでは、卒業作品として「袖垣」「ミニ袖垣」を製作してきました。今年は、様々な行事が重なり、課題研究発表会までに完成できるか不安でしたが、無事全員完成させることができました。

 雪吊り技術を受け継ぐ 造園技術コース | 2012年12月21日


先日作った「わらぼっち」を使い、校内枯山水庭のアカマツ8本に雪吊りを施しました。 雪吊りは北陸のような豪雪地帯では、金沢の兼六園に代表されるように冬の風物詩となっています。本校では雪吊り技術の基本を学ぶため、校内庭園に雪吊りを施しました。 造園科造園技術コースの3年生が取り組みましたが、悪戦苦闘していました。

 第5回クリスマスレクチャーin須坂2012 緑地計画コース | 2012年12月20日


平成24年12月20日(木)に造園科緑地計画コース3年生(造園クラブ)が、須坂市シルキーホールで、今年度の活動内容の紹介を行いました。 須坂市からの依頼を受け、造園クラブ員を代表して4名が発表に臨みました。市民、大学生、高校生など大勢の方に参加していただき、発表することができました。 質疑では、須坂市名誉市民の遠藤教授よりアドバイスとお褒めの言葉をいただき、更には、三木須坂市長からも、今後の活動へのご支援の言葉をいただき、今後の活動への励みになりました。 今回紹介した発表題目と内容は次の通りです。

発表題目:「地域の人々へ笑顔を届けたい!PART2〜私達の緑化活動への取り組み〜」

発表内容:

@臥竜公園の緑化活動。

A2年連続で実施した全国学生アイデアコンペの出品。 今年の対象地域の課題は里山の整備と地域の高齢化でした。地元須坂市の課題に共通しています。

B産官学連携による長野県庁舎南側庭園の基本設計と施工の実現。

C須坂園芸高校と長野電鉄株式会社との協定による駅構内環境緑化活動。

 門松づくり パート2 造園技術コース | 2012年12月18日


年の瀬も間近です。新年を迎えるために製作した「門松」が完成しました。

造園科造園技術コース3年が、日頃学習して修得した技術を用いて「門松」製作を行いました。 竹を切るときには、ささくれができないように、紙のガムテープで巻いてから切ります。こうすると切り口がきれいになります。 2年生で学んだ「コモ巻き(幹飾り)」を利用して台座の部分は作りました。正面には、長野県の北信地域で正月に飾る「しめ縄(ゴボウ締め)」を取り付けます。 また、縁起物の松竹梅も使いました。

 コモ巻きに挑戦だ 造園技術コース | 2012年12月17日


造園技術コース2年では、アカマツの害虫駆除方法の一つとして「コモ巻き」を学習しています。今回は、装飾も兼ねた「幹飾り」を一人一つずつ製作しました。 「コモ巻き」はマツケムシ(マツカレハの幼虫)などの害虫が越冬のために、幹から地面に下りて落ち葉の中で越冬する習性を利用して、コモを巻き、その中で越冬させます。 そして、春先にコモをはずし、焼くことによって害虫駆除をします。時期としては遅いですが、学習の一環としてこの時期実施しています。生徒は自分の力だけで完成させました。 出来映えはいかがでしょうか。

 門松づくり パート1 造園技術コース | 2012年12月11日


もうすぐお正月です。お正月を迎えるにあたり、「門松」を製作しています。 造園科造園技術コース3年では、玄関に飾る門松製作を行っています。本日は、コモ編みを行いました。 胴の部分は、「七五三」に結びます。どんな門松ができるでしょうか。3年生に期待です。

 わらぼっちづくり 造園技術コース | 2012年12月11日


いよいよ冬の到来です。冬の庭園に彩りを添えるものに「わらぼっち」があります。樹木の雪囲いや雪吊りの飾りとして用います。 造園科造園技術コースでは、剪定が終わったマツに、雪吊りを施すため、「わらぼっち」を製作しました。 2年次の冬も練習しましたが、さすが3年生。慣れた手つきで、黙々と編んでいきます。

 金閣寺垣づくり 造園技術コース | 2012年11月29日


造園科造園技術コースでは、造園技術を高めるため、校内の庭園を教材にして学習に取り組んでいます。 昨年度から、築山山水庭の金閣寺垣の修繕を実施しています。実習は、日頃の学習成果を確認できるとともに、知識・技術の向上に役立っています。 生徒も興味関心を持ちながら積極的に取り組む姿勢が見られました。また、できあがった作品もとても良い仕上がりとなりました。

 袖垣づくり 造園技術コース | 2012年11月28日


現在課題研究の時間を用いて、『袖垣』の製作を行っております。 放課後も利用しながら、完成までに約40時間かかりました。 袖垣とは、縁先の端などに建物の柱や壁から庭に向かって短く突き出した竹垣を袖垣と称し、建仁寺垣、鉄砲垣をはじめ様々な種類の竹垣が多様に応用されます。

今回は、高さ180cm、幅90cmの袖垣を二人で1基製作しました。 上部格子窓や黒穂の部分のデザインは統一し、下部デザインを工夫して製作しました。

製作工程は@設計、A墨付、B木材加工、C焼き、D組み付け、E格子の製作、F黒穂の取り付け(上部2段、下部1段)、G下部立て子の取り付け、H押縁の取り付け、I玉縁の取り付け、J飾り結び、K磨き、L完成となります。

 新幹線飯山駅舎見学 ―就労促進研修― | 2012年 8月20日


長野県(建設部、農政部、林務部)と建設系業界各団体が中心となり、建設系業を担う若手職員の就労促進と次代を担う若手技術者の育成を図るため、平成23年度より就労促進に繋がる講習・研修等を実施しています。 本校では、今年度初めてこの事業に参加させていただきました。

今回は、社団法人長野県建設業協会須坂支部(小林昌之支部長)主催で、8月3日に現在建設中の北陸新幹線飯山駅で現場見学会を実施しました。 造園科2年生40人が参加し、建設現場の様子や仕事の内容など、普段見ることのできない建設現場を見学しました。はじめは飯山市役所にて「飯山都市計画事業・新幹線飯山駅周辺土地区画整備事業」について説明を受けました。 その後、飯山駅現場見学を行いました。

何年も前から計画されてきた壮大な事業に、生徒は土地区画整備事業の大変さを感じ、実際に駅舎のコンクリートむき出しの建築現場を見させていただき、とても良い刺激をいただきました。このような学習の機会を与えていただいた社団法人長野県建設業協会須坂支部の皆様、飯山市建設水道部新幹線駅周辺整備課の皆様に感謝申し上げます。

 マツのみどり摘み | 2012年 6月 8日


アカマツ、クロマツなど、マツ類特有の剪定方法として、「みどり摘み」と「もみあげ(葉むしり)」があります。マツは毎春、枝先に数本の新芽が発生します。この新芽を「みどり」と言いますが、この新芽が枝になり葉が開く前に、元から摘み取って枝数を少なくしたり、途中から折り取って伸長を調整したりする作業が「みどり摘み」です。

摘み方は、通常ハサミを用いないで、指先で摘み取ります。

毎年、造園科の2年生はグラウンド東側のアカマツの剪定を行い、3年生は校内庭園のアカマツの剪定を行っています。

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