長野県須坂園芸高等学校
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特集!草花クラブ フラワーデザインコース 農業部  

善光寺花回廊ながの花フェスタ2010への参加


「善光寺花回廊ながの花フェスタ2010」が5月2日〜4日の3日間に渡り開催されました。

草花クラブ(フラワーデザインコース)の生徒が主体となり、農業部や希望者、職員合わせて約60名が参加しました。

5/2は花壇を製作し、5/4の午後にはペチュニア花苗の販売を行いました。

両日ともに天候にも恵まれ、花苗はほぼ、完売しました。

このように成功をおさめた「善光寺花回廊ながの花フェスタ2010」への参加を準備の段階から特集します。

善光寺花回廊ながの花フェスタとは

長野市と長野商工会で「善光寺花回廊実行委員会」を立ち上げ主催しています。

善光寺花回廊は、春たけなわの季節、表参道を中心とした市街地に花のある風景(風物詩)をつくることにより、人々の回遊と賑わいを導き、まちの文化を創造することを目的としています。

本校が参加するきっかけとなったのは、「善光寺花回廊ながの花フェスタ」の先駆けである、須坂市で行われた「全日本花いっぱい須坂大会」で本校の製作した花壇を見た事務局の方より参加のお誘いがあったからです。

草花クラブ フラワーデザインコース 農業部の取り組み

テーマ

「花と人のつづれおり」

コンセプト

”人と花を繋げるようなことができれば”というのが今回のコンセプトです。

事前準備

下絵デザイン
フラワーデザインコース3年の生徒が企画をしました。生徒がおこした下絵の中の良い部分を取り上げて最終的にデザインを決定しました。

ドット打ち
下絵を基に当日、現場で使用する、透明ビニールシートに鉢花を置く位置に点(ドット点)を色分けしながらマジックで写し書きしていく作業で、放課後等を利用して行いました。

葉っぱ製作
今回の花回廊のカギを握る部分です。ヒノキ科の植物の一種である「コノテガシワ」の枝葉を何本も使い大きな葉を製作しました。勿論、一番手間と時間が掛った作業でした。

ペンキ塗り
今回の花回廊の葉っぱ製作と同様に重要な要素です。茎を木材と竹を用いて表現をしました。
竹は手を加えなくとも元からの色で表現できましたが、木材にはペンキを塗りました。茶色系の色にしたのには木の橋を連想させる目的がありました。
下の写真は左から、ドット打ち、葉っぱ製作、ペンキ塗り作業。

当日の取り組み

・期  日 平成22年 5月2日(日) 〜 5月4日(火)

・場  所 長野中央通り (もんぜんぷら座〜ToiGo)

・参加者数 
:生徒52名
(フラワーデザインコース・農業部・草花クラブ・希望者) 
:職員8名  
:計60名

・5/2(日) 花壇製作

       学校集合 8:00  

         出発 8:20

  現地集合・ToiGo前 9:00

            9:10作業開始

           12:00昼食 

           12:50作業再開

           16:00終了・現地発

           16:30学校到着・解散

右の画像の説明
上段左の写真は、当日作業開始前に事務局担当者様から説明を受けているところ。
上段右の写真は、デザインを構成する花をトラックから降ろしているところ。
下段左の写真はドット打ちされたシートを広げているところ。
下段右の写真はひかれたシートの上にポットを並べている様子。

計画にしたがって作業をすすめ、参道にきれいな花畑が完成しました(上の画像)。

道行く人は足をとめ、しばし見つめる人、感嘆の声をあげる人、一緒に会場を訪れた人同士や親子でしょうか、なにやら話に花をさかせている様子が見られました。

今回のテーマである「花と人のつづれおり」が見事に達成された瞬間です。

・5/3(月) 管理作業(灌水)◆フラワーデザインコースのみ

           朝8:00〜 ・夕方 16:00〜

・5/4(火) 片付け・ペチュニア苗の販売 

      学校集合:12:00 

        出発:12:15

  現地集合・ToiGo前 13:00

           13:30片付け

           14:30花苗の販売

           17:00販売終了・現地出発

           17:30学校到着・解散

右の画像の説明
完成した花の絨毯を構成したペチュニアの苗を販売しました。
販売開始から多くのお客様にお越しいただき、長蛇の列ができました。生徒たちは、スピードと正確性が求められ、作業に追われながらも笑顔で対応することができました。

生徒たちの日ごろの成果を示す場を提供していただき、また、販売をとおしてコミュニケーションをはかるという貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

この取り組みは、きっと生徒たちのこれからの人生におおいにプラスになることでしょう。

そして、次の生徒の声の中で農業部長が指摘した反省点を改善し、また来年の活動ににつなげていきます。

善光寺花回廊ながの花フェスタに参加して 〜生徒の声〜


フラワーデザインコース 3年

「花回廊を終えて―」 

5月2日から行われた「善光寺花回廊ながの花フェスタ2010」に参加しました。

テーマは「花と人のつづれおり」です。

事前準備の段階で、デザイン画をビニールシートに書き写す「ドット打ち」と言う作業の他、コノテガシワの枝葉を複数使い、大きな葉っぱを表現する作業や、茎の部分を表現する為に、木材にペンキを塗る作業や竹を切る作業を行いました。

当日、ドット打ちをしたビニールシートを路面に敷き、ペチュニアの花苗、約10,000本を並べていきました。

私の担当した所では、私は、そのパターンの責任者になり、農業部・コースの人達が、前日に段取りを考えた通りに動いてくれました。人に指示を出し人を動かす中で私自身とても「責任感」を感じましたし、「やりがい」も感じました。また、人を引っ張る「大変さ」を感じたと同時に、「達成感」を得る事が出来ました。

今回の善光寺花回廊に参加して昨年とは違う、先頭に立って指揮をとるというとても貴重な体験をすることが出来たと思います。


草花クラブ  1年

「初めての花回廊に参加してみて―」

私にとって初めての花回廊2日間とも、とても楽しくてドキドキしていました。

初日はペチュニアの花苗をたくさん並べて1つの大きな絵を作りました。 微調整をするのが大変だったけど、先輩方の指示に従い綺麗に並べる事ができて良かったです。

最終日はペチュニアの花苗を販売しました。花を袋に入れている時から、歩道に沢山のお客さんが並んでくれていて驚きました。 ですが、多くのお客さんがペチュニアの花苗を待ち望んでいるのかと思うと、なんだか、嬉しい気持ちになりました。

反省としては、何をしたら良いのか分からず時々、手が止まってしまった時があったのが残念です。 でも、この2日間は、あっという間で疲れたけれど、とても楽しかったです。


農業部長  越 智博

今回の善光寺花回廊は、昨年の御開帳時の場所の移動から例年通り、の位置へと戻った。が、昨年参加した2年生に少しばかりの戸惑いらしきものが見られた。自分自身は、3年間農業部を続けているため、 大方の状況は分かるが2年生は昨年が初めての参加であったため、前回のものが当たり前のようになってしまった様に感じられた。

今回も昨年同様に、ビニールシートに色の配置が記名されているものが使われ、大幅な作業効率が上げられた。だが、今年の花回廊の大きな問題点があった。 昨年の花を並べた際には、花が大きく足りないことはなかったが、今回は一昨年の様に花が大幅に足りず、図の配置と異なるものを作らざるを得なくなってしまった。

問題になるのはこれだけではない。園芸高校生の態度の事である。 どうしても長時間にわたる作業であるため疲れが出てだらけてしまう所が見受けられた事と、地域の方に直接声をかけられない限り自ら挨拶をしていなかった。 自らも作業に力を込め過ぎ、あまり良い態度がとれたとは言えないが、いい態度とは呼べず、地域の方に悪い印象を与えた。これは反省すべき点である。


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特集!造園デザインコンクール 造園クラブ

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